7 / 127
第7話:新聖女パルフェ誕生
しおりを挟む
――――――――――王都聖教会本部礼拝堂宝玉の間にて。ゲラシウス筆頭枢機卿視点。
アナスタシウス大司教猊下と吾輩ゲラシウス、カーティス聖堂主管、ナイジェル神職長、ヴィンセント聖堂魔道士長、マイルズ聖騎士団長、シスター・ジョセフィン聖女代行が宝玉の間に集まった。
聖女候補パルフェ・カナンの資質を見極めるためだ。
集まった七人は聖教会本部の運営に関わる幹部である。
それぞれの思惑はあるだろうが、最終的にどういった結論になる?
正直吾輩の思いも、無礼デメリットと魔力メリットの間で揺れているである。
ナイジェル神職長が疑問を呈する。
「そもそも聖女発見とはどういうことだったのですか?」
「ああ、すまない。急いでいたので報告していなかったな。辺境区に別件の調査で向かった宮廷魔道士が偶然発見したのだ」
「宮廷魔道士が?」
吾輩はアナスタシウス大司教猊下が王都を出発する前に聞いたが、神職長は聞いていなかったらしい。
どうということのない情報とはいえ、聖堂魔道士長め。
何故猊下の代理で王都聖教会を預かっていた吾輩に報告を寄越さなかったのだ。
「猊下の見立てでそのパルフェなる少女の資質はいかがです?」
修道士修道女や位階持ち神職には貴族出身の者も平民出身の者もいる。
平民聖女となれば神職者を統括するナイジェル神職長の元には、賛否両論の意見が届けられるであろう。
よって神職長は立場上中立にならざるを得まい。
田舎無礼少女パルフェを聖女として承認するかは、その場の流れに任せると思われるである。
「かなりの魔力の持ち主であることは間違いない。結構な規模の祝福を行えることは私自身が確認した。性格やマナーは……まあ」
「性格には自信あるけど、マナーは自信ないなー」
「お主には聞いておらん!」
「ごめんよ、カツラのおっちゃん」
ぐっ、またしてもこやつは。
悪びれた様子がこれっぽっちもないではないか。
マナーよりも性格の方を反省しろ!
「聖女ともなれば、やんごとなき方々にお目見えすることもあるのですぞ!」
「とも限るまい。辺境区出身であることはいずれ知れるのだ。マナーが覚束ないのであればその旨を公表しておき、貴人の前には出さぬようにしてもよい」
「庶民派聖女ってことだね?」
「そうだ。大衆の人気を得てくれると助かる」
なるほど、結界維持要員と割り切って採用するということか。
さらに庶民の支持を得てくれれば万々歳という目論見であるな。
皆が頷いている。
大司教猊下が厳かに言う。
「鑑定の儀を行う。パルフェよ。宝玉に触れてみよ」
そうだ、聖女としての資質を確かめぬ内は賛成も反対もない。
鑑定の宝玉は、触れた者の持つ魔力属性を正しく判定する魔道具だ。
む? しかし田舎少女は何を躊躇っているのだ?
「うーん、これって貴重なものなんでしょ? 壊しちゃうといけないから、誰か見本見せてくれないかな?」
「シスター・ジョセフィン。任せていいか?」
「はい、では失礼いたします」
シスター・ジョセフィンが鑑定の宝玉に触れる。
「そーか、魔力を流し込めばいいんだね?」
「はい。掌に魔力を集めるイメージで思い切り流し込むと……」
白く柔らかく輝く宝玉。
白は聖属性の証だ。
さすがはシスター・ジョセフィン。
「御苦労だった、シスター・ジョセフィン。ではパルフェ、同じようにやってみよ」
「おっけー。えーと、魔力を流し込む、と……」
ん? 青く光ってるじゃないか。
青は水属性の証だ。
聖女に必要なのは純粋な聖属性だぞ?
「どういうことなのだっ!」
「えっ? 何が?」
「宝玉の色だ! 青く光っているではないかっ!」
「カツラのおっちゃん、あたしをバカにしてんの? 青くらいあたしにだってわかるわ」
「そうではない! 聖女なら白く輝かせなければならんのだ!」
「色が大事なん? 言ってくれなきゃわかんないじゃないか。色変えるにはどうしたらいいの?」
「は?」
「ああ、そうか。魔力の属性を変えりゃいいんだね? ちょっと待ってね……」
赤黒黄色と宝玉の白が変化していくである。
えっ? 何が起きているのだ?
こんなのは初めて見るである。
どうしてこんな現象が?
ヴィンセント聖堂魔道士長が驚愕の表情を浮かべているが……。
「できた。こんな感じでどお?」
ただただ白い。
一切の混じりけを許さない、クリアで鋭さを覚えるほどの白い輝きだ。
前任の聖女ヘレン様に見せていただいたあの色。
一目見ればわかる。
シスター・ジョセフィンよりも上、紛れもなく純粋な聖属性である。
聖堂魔道士長が興奮気味に言う。
「パルフェ様は全属性持ちなので?」
「うん、そーだよ」
全属性の魔力持ち?
土・水・火・風・雷・闇・聖の七つの魔力属性を全て備えているだと?
バカな、そんな人間がいるとは……。
「通常人間は一つの魔力属性しか持たない。二属性を持つ者さえもそう多くはないということを、パルフェ様は御存知ですか?」
「うん、師匠に教わったから知ってる」
「複数の魔力属性を持っていても、それぞれの属性魔力を別々に使うことなどできぬはずですが」
そうだ、それが可能であるならば、シスター・ジョセフィンも純粋な聖属性魔力を扱えるはずではないか。
田舎小娘め、どんなカラクリを用いているのだ?
「各属性魔力を単独で出力できるようにしろって、師匠に訓練させられたの」
全属性持ちで、各属性魔力を単独で出力できる?
結界の維持には純粋な聖属性の魔力が必要だと聞いている。
聖属性持ちは極端に少ないわけではないが、どういうわけか他の属性を併せ持ってしまうことがほとんどなのだ。
だからこそ聖属性を単独で持つ聖女は特別な存在なのであるが……。
「全属性持ちなら聖女ではないではないか!」
「初代の聖女様は全属性持ちだって聞いたけど?」
「その通りです!」
くっ、ヴィンセント聖堂魔道士長め。
小娘の尻馬に乗りおって。
大司教猊下が吾輩を諭すように言う。
「何の属性持ちかということは重要ではない。問題は国防結界の維持に必要である純粋な聖属性を操れるかどうかだ。違うか? ゲラシウス筆頭枢機卿」
「……仰せの通りです」
「決を取る。パルフェを聖女として認める者は挙手せよ」
ヴィンセント聖堂魔道士長は当然賛成。
新聖女のデビューは信徒の信仰心を底上げするだろうから、カーティス聖堂主管も賛成。
ナイジェル神職長とマイルズ聖騎士団長は、少なくとも反対する理由がない。
反対は吾輩とシスター・ジョセフィンの二人だけか。
「五対二でパルフェ・カナンを聖教会の聖女として承認する」
「ありがとうございまーす。頑張りまーす」
「試みに問う。ゲラシウス殿の反対する理由は?」
「……品の問題です」
「品があり過ぎるのも困ったもんだなー」
「違うである!」
何をヘラヘラしているのだ、この小娘は!
聖女の気品ではないと言っているのだ。
シスター・ジョセフィンを見習え!
「シスター・ジョセフィンの反対する理由は?」
「貴族階級の支持を失うと思います」
「ふむ、それは構わない」
「えっ?」
大司教猊下らしいシャープな見切りである。
シスター・ジョセフィンは驚いているが、聖教会と王国は一心同体のようなものだ。
国防結界が維持できなくなれば、ウートレイド王国は滅びるかもしれない。
小娘の多少の欠点には目を瞑り、貴族の支持よりも結界の安全を優先するということであろう。
「これは決定事項だ。ゲラシウス殿とシスター・ジョセフィンもこれを遺恨と思わず、聖教会の体制と至らぬ聖女に協力してくれ」
「「もちろんです」」
新聖女パルフェの誕生か。
どうなることやら。
アナスタシウス大司教猊下と吾輩ゲラシウス、カーティス聖堂主管、ナイジェル神職長、ヴィンセント聖堂魔道士長、マイルズ聖騎士団長、シスター・ジョセフィン聖女代行が宝玉の間に集まった。
聖女候補パルフェ・カナンの資質を見極めるためだ。
集まった七人は聖教会本部の運営に関わる幹部である。
それぞれの思惑はあるだろうが、最終的にどういった結論になる?
正直吾輩の思いも、無礼デメリットと魔力メリットの間で揺れているである。
ナイジェル神職長が疑問を呈する。
「そもそも聖女発見とはどういうことだったのですか?」
「ああ、すまない。急いでいたので報告していなかったな。辺境区に別件の調査で向かった宮廷魔道士が偶然発見したのだ」
「宮廷魔道士が?」
吾輩はアナスタシウス大司教猊下が王都を出発する前に聞いたが、神職長は聞いていなかったらしい。
どうということのない情報とはいえ、聖堂魔道士長め。
何故猊下の代理で王都聖教会を預かっていた吾輩に報告を寄越さなかったのだ。
「猊下の見立てでそのパルフェなる少女の資質はいかがです?」
修道士修道女や位階持ち神職には貴族出身の者も平民出身の者もいる。
平民聖女となれば神職者を統括するナイジェル神職長の元には、賛否両論の意見が届けられるであろう。
よって神職長は立場上中立にならざるを得まい。
田舎無礼少女パルフェを聖女として承認するかは、その場の流れに任せると思われるである。
「かなりの魔力の持ち主であることは間違いない。結構な規模の祝福を行えることは私自身が確認した。性格やマナーは……まあ」
「性格には自信あるけど、マナーは自信ないなー」
「お主には聞いておらん!」
「ごめんよ、カツラのおっちゃん」
ぐっ、またしてもこやつは。
悪びれた様子がこれっぽっちもないではないか。
マナーよりも性格の方を反省しろ!
「聖女ともなれば、やんごとなき方々にお目見えすることもあるのですぞ!」
「とも限るまい。辺境区出身であることはいずれ知れるのだ。マナーが覚束ないのであればその旨を公表しておき、貴人の前には出さぬようにしてもよい」
「庶民派聖女ってことだね?」
「そうだ。大衆の人気を得てくれると助かる」
なるほど、結界維持要員と割り切って採用するということか。
さらに庶民の支持を得てくれれば万々歳という目論見であるな。
皆が頷いている。
大司教猊下が厳かに言う。
「鑑定の儀を行う。パルフェよ。宝玉に触れてみよ」
そうだ、聖女としての資質を確かめぬ内は賛成も反対もない。
鑑定の宝玉は、触れた者の持つ魔力属性を正しく判定する魔道具だ。
む? しかし田舎少女は何を躊躇っているのだ?
「うーん、これって貴重なものなんでしょ? 壊しちゃうといけないから、誰か見本見せてくれないかな?」
「シスター・ジョセフィン。任せていいか?」
「はい、では失礼いたします」
シスター・ジョセフィンが鑑定の宝玉に触れる。
「そーか、魔力を流し込めばいいんだね?」
「はい。掌に魔力を集めるイメージで思い切り流し込むと……」
白く柔らかく輝く宝玉。
白は聖属性の証だ。
さすがはシスター・ジョセフィン。
「御苦労だった、シスター・ジョセフィン。ではパルフェ、同じようにやってみよ」
「おっけー。えーと、魔力を流し込む、と……」
ん? 青く光ってるじゃないか。
青は水属性の証だ。
聖女に必要なのは純粋な聖属性だぞ?
「どういうことなのだっ!」
「えっ? 何が?」
「宝玉の色だ! 青く光っているではないかっ!」
「カツラのおっちゃん、あたしをバカにしてんの? 青くらいあたしにだってわかるわ」
「そうではない! 聖女なら白く輝かせなければならんのだ!」
「色が大事なん? 言ってくれなきゃわかんないじゃないか。色変えるにはどうしたらいいの?」
「は?」
「ああ、そうか。魔力の属性を変えりゃいいんだね? ちょっと待ってね……」
赤黒黄色と宝玉の白が変化していくである。
えっ? 何が起きているのだ?
こんなのは初めて見るである。
どうしてこんな現象が?
ヴィンセント聖堂魔道士長が驚愕の表情を浮かべているが……。
「できた。こんな感じでどお?」
ただただ白い。
一切の混じりけを許さない、クリアで鋭さを覚えるほどの白い輝きだ。
前任の聖女ヘレン様に見せていただいたあの色。
一目見ればわかる。
シスター・ジョセフィンよりも上、紛れもなく純粋な聖属性である。
聖堂魔道士長が興奮気味に言う。
「パルフェ様は全属性持ちなので?」
「うん、そーだよ」
全属性の魔力持ち?
土・水・火・風・雷・闇・聖の七つの魔力属性を全て備えているだと?
バカな、そんな人間がいるとは……。
「通常人間は一つの魔力属性しか持たない。二属性を持つ者さえもそう多くはないということを、パルフェ様は御存知ですか?」
「うん、師匠に教わったから知ってる」
「複数の魔力属性を持っていても、それぞれの属性魔力を別々に使うことなどできぬはずですが」
そうだ、それが可能であるならば、シスター・ジョセフィンも純粋な聖属性魔力を扱えるはずではないか。
田舎小娘め、どんなカラクリを用いているのだ?
「各属性魔力を単独で出力できるようにしろって、師匠に訓練させられたの」
全属性持ちで、各属性魔力を単独で出力できる?
結界の維持には純粋な聖属性の魔力が必要だと聞いている。
聖属性持ちは極端に少ないわけではないが、どういうわけか他の属性を併せ持ってしまうことがほとんどなのだ。
だからこそ聖属性を単独で持つ聖女は特別な存在なのであるが……。
「全属性持ちなら聖女ではないではないか!」
「初代の聖女様は全属性持ちだって聞いたけど?」
「その通りです!」
くっ、ヴィンセント聖堂魔道士長め。
小娘の尻馬に乗りおって。
大司教猊下が吾輩を諭すように言う。
「何の属性持ちかということは重要ではない。問題は国防結界の維持に必要である純粋な聖属性を操れるかどうかだ。違うか? ゲラシウス筆頭枢機卿」
「……仰せの通りです」
「決を取る。パルフェを聖女として認める者は挙手せよ」
ヴィンセント聖堂魔道士長は当然賛成。
新聖女のデビューは信徒の信仰心を底上げするだろうから、カーティス聖堂主管も賛成。
ナイジェル神職長とマイルズ聖騎士団長は、少なくとも反対する理由がない。
反対は吾輩とシスター・ジョセフィンの二人だけか。
「五対二でパルフェ・カナンを聖教会の聖女として承認する」
「ありがとうございまーす。頑張りまーす」
「試みに問う。ゲラシウス殿の反対する理由は?」
「……品の問題です」
「品があり過ぎるのも困ったもんだなー」
「違うである!」
何をヘラヘラしているのだ、この小娘は!
聖女の気品ではないと言っているのだ。
シスター・ジョセフィンを見習え!
「シスター・ジョセフィンの反対する理由は?」
「貴族階級の支持を失うと思います」
「ふむ、それは構わない」
「えっ?」
大司教猊下らしいシャープな見切りである。
シスター・ジョセフィンは驚いているが、聖教会と王国は一心同体のようなものだ。
国防結界が維持できなくなれば、ウートレイド王国は滅びるかもしれない。
小娘の多少の欠点には目を瞑り、貴族の支持よりも結界の安全を優先するということであろう。
「これは決定事項だ。ゲラシウス殿とシスター・ジョセフィンもこれを遺恨と思わず、聖教会の体制と至らぬ聖女に協力してくれ」
「「もちろんです」」
新聖女パルフェの誕生か。
どうなることやら。
13
お気に入りに追加
292
あなたにおすすめの小説
あなたは愛さなくていい
cyaru
恋愛
全てを奪われた女、ファティーナ。
冤罪で裁かれ、国外追放された日から13年。
幾つかの思惑が重なり、第1王子暗殺未遂事件の主犯として裁かれたファティーナ。
ファティーナの言葉を聞き入れてくれる者は誰もいなかった。
ファティーナを嵌めたのは婚約者のアロンツォ、そして従妹のマリア。その2人とは別枠でマリアの父、アロンツォの両親も明確な意図をもってファティーナを嵌めた。
全てをつまびらかにするには証拠が足らず、第1王子はファティーナの極刑だけは回避できたが当時は力もなく出来るのはそこまでだった。
稀有な力を持つ魔導士でもあるファティーナは追放された先で誰かを妬み、恨み、憎む気持ちも13年の時間をかけて鎮め、森の中にある小さな家で魔力を込めた薬を作り倹しく生きていた。
そんなファティーナを探して1人の青年シルヴェリオが森にやって来た。
運命は静かに暮らす事は許してくれないらしい。
★↑例の如く恐ろしく省略してます。
★8月2日投稿開始、完結は8月4日です。
★コメントの返信は遅いです。
★タグが勝手すぎる!と思う方。ごめんなさい。検索してもヒットしないよう工夫してます。
♡注意事項~この話を読む前に~♡
※異世界を舞台にした創作話です。時代設定なし、史実に基づいた話ではありません。【妄想史であり世界史ではない】事をご理解ください。登場人物、場所全て架空です。
※外道な作者の妄想で作られたガチなフィクションの上、ご都合主義なのでリアルな世界の常識と混同されないようお願いします。
※心拍数や血圧の上昇、高血糖、アドレナリンの過剰分泌に責任はおえません。
※価値観や言葉使いなど現実世界とは異なります(似てるモノ、同じものもあります)
※誤字脱字結構多い作者です(ごめんなさい)コメント欄より教えて頂けると非常に助かります。
※話の基幹、伏線に関わる文言についてのご指摘は申し訳ないですが受けられません
断罪シーンを自分の夢だと思った悪役令嬢はヒロインに成り代わるべく画策する。
メカ喜楽直人
恋愛
さっきまでやってた18禁乙女ゲームの断罪シーンを夢に見てるっぽい?
「アルテシア・シンクレア公爵令嬢、私はお前との婚約を破棄する。このまま修道院に向かい、これまで自分がやってきた行いを深く考え、その罪を贖う一生を終えるがいい!」
冷たい床に顔を押し付けられた屈辱と、両肩を押さえつけられた痛み。
そして、ちらりと顔を上げれば金髪碧眼のザ王子様なキンキラ衣装を身に着けたイケメンが、聞き覚えのある名前を呼んで、婚約破棄を告げているところだった。
自分が夢の中で悪役令嬢になっていることに気が付いた私は、逆ハーに成功したらしい愛され系ヒロインに対抗して自分がヒロインポジを奪い取るべく行動を開始した。
転生おばさんは有能な侍女
吉田ルネ
恋愛
五十四才の人生あきらめモードのおばさんが転生した先は、可憐なお嬢さまの侍女でした
え? 婚約者が浮気? え? 国家転覆の陰謀?
転生おばさんは忙しい
そして、新しい恋の予感……
てへ
豊富な(?)人生経験をもとに、お嬢さまをおたすけするぞ!
婚約したら幼馴染から絶縁状が届きました。
黒蜜きな粉
恋愛
婚約が決まった翌日、登校してくると机の上に一通の手紙が置いてあった。
差出人は幼馴染。
手紙には絶縁状と書かれている。
手紙の内容は、婚約することを発表するまで自分に黙っていたから傷ついたというもの。
いや、幼馴染だからって何でもかんでも報告しませんよ。
そもそも幼馴染は親友って、そんなことはないと思うのだけど……?
そのうち機嫌を直すだろうと思っていたら、嫌がらせがはじまってしまった。
しかも、婚約者や周囲の友人たちまで巻き込むから大変。
どうやら私の評判を落として婚約を破談にさせたいらしい。
命を狙われたお飾り妃の最後の願い
幌あきら
恋愛
【異世界恋愛・ざまぁ系・ハピエン】
重要な式典の真っ最中、いきなりシャンデリアが落ちた――。狙われたのは王妃イベリナ。
イベリナ妃の命を狙ったのは、国王の愛人ジャスミンだった。
短め連載・完結まで予約済みです。設定ゆるいです。
『ベビ待ち』の女性の心情がでてきます。『逆マタハラ』などの表現もあります。苦手な方はお控えください、すみません。
どうやら私(オタク)は乙女ゲームの主人公の親友令嬢に転生したらしい
海亜
恋愛
大交通事故が起きその犠牲者の1人となった私(オタク)。
その後、私は赤ちゃんー璃杏ーに転生する。
赤ちゃんライフを満喫する私だが生まれた場所は公爵家。
だから、礼儀作法・音楽レッスン・ダンスレッスン・勉強・魔法講座!?と様々な習い事がもっさりある。
私のHPは限界です!!
なのになのに!!5歳の誕生日パーティの日あることがきっかけで、大人気乙女ゲーム『恋は泡のように』通称『恋泡』の主人公の親友令嬢に転生したことが判明する。
しかも、親友令嬢には小さい頃からいろんな悲劇にあっているなんとも言えないキャラなのだ!
でも、そんな未来私(オタクでかなりの人見知りと口下手)が変えてみせる!!
そして、あわよくば最後までできなかった乙女ゲームを鑑賞したい!!・・・・うへへ
だけど・・・・・・主人公・悪役令嬢・攻略対象の性格が少し違うような?
♔♕♖♗♘♙♚♛♜♝♞♟
皆さんに楽しんでいただけるように頑張りたいと思います!
この作品をよろしくお願いします!m(_ _)m
記憶喪失の令嬢は無自覚のうちに周囲をタラシ込む。
ゆらゆらぎ
恋愛
王国の筆頭公爵家であるヴェルガム家の長女であるティアルーナは食事に混ぜられていた遅延性の毒に苦しめられ、生死を彷徨い…そして目覚めた時には何もかもをキレイさっぱり忘れていた。
毒によって記憶を失った令嬢が使用人や両親、婚約者や兄を無自覚のうちにタラシ込むお話です。
聖女を騙った少女は、二度目の生を自由に生きる
夕立悠理
恋愛
ある日、聖女として異世界に召喚された美香。その国は、魔物と戦っているらしく、兵士たちを励まして欲しいと頼まれた。しかし、徐々に戦況もよくなってきたところで、魔法の力をもった本物の『聖女』様が現れてしまい、美香は、聖女を騙った罪で、処刑される。
しかし、ギロチンの刃が落とされた瞬間、時間が巻き戻り、美香が召喚された時に戻り、美香は二度目の生を得る。美香は今度は魔物の元へ行き、自由に生きることにすると、かつては敵だったはずの魔王に溺愛される。
しかし、なぜか、美香を見捨てたはずの護衛も執着してきて――。
※小説家になろう様にも投稿しています
※感想をいただけると、とても嬉しいです
※著作権は放棄してません
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる