3 / 11
第3話:魔法神様再び
しおりを挟む
「やっほお。リディアちゃん、こんばんは」
「あっ、魔法神様! いらっしゃいませ」
何と今日の夢にも魔法神様が御登場くださいました。
神が夢の中に出現するということは原則的にないと仰っていたのに、連日申し訳ないです。
挨拶はいらっしゃいませで合っているでしょうか?
ひらひらと手を振って笑う魔法神様。
「あはは、いいのよ。昨日の今日だから、状況を確認しておきたかったの」
「ありがとうございます。気にかけていただいて恐縮です」
「それで魔法はどうだったかしら? 試し撃ちはしてみたんでしょう? リディアちゃんなら問題なく魔法も発動すると思うけど」
「あっ、それなんですけれども」
魔法神様には今日の魔法の検証について話しておかなければ。
全てを試したわけではないですが、理論を習得していた魔法は全部発動するんじゃないでしょうか?
しかもどうやら魔力量はほぼ無限に思えるんですけれども。
「……ということでした。いくら才能があっても傲慢な人に加護を授けたら大変なことになるという、魔法神様のお考えはよく理解いたしました」
「魔力量がほぼ無限? そんなはずは……」
「何か問題がありましたか?」
首をかしげた後、ポンと手を打つ魔法神様。
原因が判明したようです。
「わかった。きっと私とリディアちゃんの魔力がシンクロしているのね」
「えっ?」
魔法神様の魔力とシンクロ?
どういうことでしょうか?
「神の加護というのは、神が力の一部を貸し与えるということなのよ。リディアちゃんは知ってた?」
「そうなのではないかと、薄々は」
何となく想像してはいました。
が、神様本人から断言されると、加護は本当に神様の力なんだなあと身に染みますね。
「ということは、加護を得た者が与えた神への信仰心が高かったり、あるいは近い考え方を持っていたりすると、力を大きく発揮することができるのよ」
「そこまでは存じませんでした」
そんなシステムだったとは。
「リディアちゃんは私のことを尊敬してくれているのね?」
「それは当然です。魔法という神秘なる力を司る御立派な神様であられますから」
「えへへ、嬉しいな」
恥ずかしそうに笑う魔法神様はお可愛らしいです。
「そして多分、私とリディアちゃんは魔法に対するスタンスが似ているのよ」
「魔法に対するスタンス、ですか」
魔法神様と考え方が似ているというのは嬉しいですね。
「リディアちゃんはどういう魔法の使い方をしたいですか?」
「大げさなことは……普通に便利に使えるといいと思います」
「でしょう?」
にっこりする魔法神様。
「私もそうなのよ。もっと自由に魔法を使えたらいいわよねえ。魔法力や魔力量の関係でそれが不可能なら、誰でも使える魔道具の開発を推進するという手もあるのだし」
「自由で便利な魔法という考え方は、一般的ではないのでしょうか?」
「少ないのよ? そういうささやかな望みのために魔法を使おうという考え方をしている人は。勇者になりたい、聖女になりたい。そこまででなくても、せっかく大きな効果のある魔法を使えるのなら、有名になりたい、復讐したいなんて人が多くて」
復讐は怖いですけれども、勇者になりたい、聖女になりたいということは、いい志のような気がします。
それは魔法神様の御心にそぐわないのでしょうか?
魔法神様がふっとため息を吐きます。
「結局大きな魔法の力を持ってやってみたいことなんて、その人のエゴですからね。本人は満足かもしれないけれど、周りにとっていいことばかりじゃないわ」
「……そうかもしれません」
「そうなのよ? 私の加護を得たのがリディアちゃんでよかったわ」
魔法神様、とてもいい笑顔です。
大きな力を持たせる神様の方にも責任が生じるのですね。
「私の魔力とシンクロするくらいなら、リディアちゃんは割と好き勝手に魔法を使っても大事にはならないわ」
「だ、大丈夫でしょうか?」
「あはは、大丈夫よ。リディアちゃんは魔法使って大それたことをしようなんて思わないでしょう?」
「思わないです」
私の侍女のナナは大それたことをする気満々でしたが。
そうか、力を持ったらそれを最大限に使おう、というのが普通の考え方なのですね。
ナナが特別アグレッシブなわけではなくて。
「リディアちゃんは可愛いわ。そんなリディアちゃんに忠告です」
「はい、何でしょう?」
おそらくこの忠告のために、魔法神様は今日も私の夢の中に出てきてくださったのでしょう。
心して聞かなくては。
「リディアちゃんは今後、魔法を日常的に使うようになると思うわ。だってその方が便利なんですもん」
「はい。魔法に対する理解と検証が進んだらそうなると思います」
「当然リディアちゃんが自在に魔法を使えることを、周りの人に隠せないと思うわ。記憶消去の魔法でも使わない限り」
記憶消去の魔法は、被術者に精神的な後遺症が出ることがあると聞いたことがあります。
リスクのある魔法を使うのはとてもとても。
それにしても魔法神様は、私が魔法を使えることを隠そうとするとわかっていたんですね。
さすがです。
「となればリディアちゃんは何らかの防御をしなければいけないわ」
「えっ?」
ちょっと考えが飛びましたか?
防御ってどういうことでしょう?
「どうしてリディアちゃんが魔法を使えるようになったかと聞かれたら、私の加護を得たからと話すでしょう?」
「話しますね」
「まず間違いなく嫉妬する者がいます」
「嫉妬……」
あり得ます。
魔法神様の加護なんて、私だって羨ましいと思いますもの。
「羨ましくてリディアちゃんを害そうとする者が出るかもしれません。そんなやつには漏れなく私が神罰を食らわせますが、リディアちゃんも自衛してくださいね」
「わかりました。常時結界を張るのがよろしいでしょうか?」
「そうね。呪い返しも併用するといいわ」
「ありがとうございます。そういたします」
魔法神様が私を気にかけてくださっているのがわかって、恐れ多いですね。
私は私で注意しなくては。
「じゃあ私は帰るわね。またね」
「はい、ありがとうございました」
「あっ、魔法神様! いらっしゃいませ」
何と今日の夢にも魔法神様が御登場くださいました。
神が夢の中に出現するということは原則的にないと仰っていたのに、連日申し訳ないです。
挨拶はいらっしゃいませで合っているでしょうか?
ひらひらと手を振って笑う魔法神様。
「あはは、いいのよ。昨日の今日だから、状況を確認しておきたかったの」
「ありがとうございます。気にかけていただいて恐縮です」
「それで魔法はどうだったかしら? 試し撃ちはしてみたんでしょう? リディアちゃんなら問題なく魔法も発動すると思うけど」
「あっ、それなんですけれども」
魔法神様には今日の魔法の検証について話しておかなければ。
全てを試したわけではないですが、理論を習得していた魔法は全部発動するんじゃないでしょうか?
しかもどうやら魔力量はほぼ無限に思えるんですけれども。
「……ということでした。いくら才能があっても傲慢な人に加護を授けたら大変なことになるという、魔法神様のお考えはよく理解いたしました」
「魔力量がほぼ無限? そんなはずは……」
「何か問題がありましたか?」
首をかしげた後、ポンと手を打つ魔法神様。
原因が判明したようです。
「わかった。きっと私とリディアちゃんの魔力がシンクロしているのね」
「えっ?」
魔法神様の魔力とシンクロ?
どういうことでしょうか?
「神の加護というのは、神が力の一部を貸し与えるということなのよ。リディアちゃんは知ってた?」
「そうなのではないかと、薄々は」
何となく想像してはいました。
が、神様本人から断言されると、加護は本当に神様の力なんだなあと身に染みますね。
「ということは、加護を得た者が与えた神への信仰心が高かったり、あるいは近い考え方を持っていたりすると、力を大きく発揮することができるのよ」
「そこまでは存じませんでした」
そんなシステムだったとは。
「リディアちゃんは私のことを尊敬してくれているのね?」
「それは当然です。魔法という神秘なる力を司る御立派な神様であられますから」
「えへへ、嬉しいな」
恥ずかしそうに笑う魔法神様はお可愛らしいです。
「そして多分、私とリディアちゃんは魔法に対するスタンスが似ているのよ」
「魔法に対するスタンス、ですか」
魔法神様と考え方が似ているというのは嬉しいですね。
「リディアちゃんはどういう魔法の使い方をしたいですか?」
「大げさなことは……普通に便利に使えるといいと思います」
「でしょう?」
にっこりする魔法神様。
「私もそうなのよ。もっと自由に魔法を使えたらいいわよねえ。魔法力や魔力量の関係でそれが不可能なら、誰でも使える魔道具の開発を推進するという手もあるのだし」
「自由で便利な魔法という考え方は、一般的ではないのでしょうか?」
「少ないのよ? そういうささやかな望みのために魔法を使おうという考え方をしている人は。勇者になりたい、聖女になりたい。そこまででなくても、せっかく大きな効果のある魔法を使えるのなら、有名になりたい、復讐したいなんて人が多くて」
復讐は怖いですけれども、勇者になりたい、聖女になりたいということは、いい志のような気がします。
それは魔法神様の御心にそぐわないのでしょうか?
魔法神様がふっとため息を吐きます。
「結局大きな魔法の力を持ってやってみたいことなんて、その人のエゴですからね。本人は満足かもしれないけれど、周りにとっていいことばかりじゃないわ」
「……そうかもしれません」
「そうなのよ? 私の加護を得たのがリディアちゃんでよかったわ」
魔法神様、とてもいい笑顔です。
大きな力を持たせる神様の方にも責任が生じるのですね。
「私の魔力とシンクロするくらいなら、リディアちゃんは割と好き勝手に魔法を使っても大事にはならないわ」
「だ、大丈夫でしょうか?」
「あはは、大丈夫よ。リディアちゃんは魔法使って大それたことをしようなんて思わないでしょう?」
「思わないです」
私の侍女のナナは大それたことをする気満々でしたが。
そうか、力を持ったらそれを最大限に使おう、というのが普通の考え方なのですね。
ナナが特別アグレッシブなわけではなくて。
「リディアちゃんは可愛いわ。そんなリディアちゃんに忠告です」
「はい、何でしょう?」
おそらくこの忠告のために、魔法神様は今日も私の夢の中に出てきてくださったのでしょう。
心して聞かなくては。
「リディアちゃんは今後、魔法を日常的に使うようになると思うわ。だってその方が便利なんですもん」
「はい。魔法に対する理解と検証が進んだらそうなると思います」
「当然リディアちゃんが自在に魔法を使えることを、周りの人に隠せないと思うわ。記憶消去の魔法でも使わない限り」
記憶消去の魔法は、被術者に精神的な後遺症が出ることがあると聞いたことがあります。
リスクのある魔法を使うのはとてもとても。
それにしても魔法神様は、私が魔法を使えることを隠そうとするとわかっていたんですね。
さすがです。
「となればリディアちゃんは何らかの防御をしなければいけないわ」
「えっ?」
ちょっと考えが飛びましたか?
防御ってどういうことでしょう?
「どうしてリディアちゃんが魔法を使えるようになったかと聞かれたら、私の加護を得たからと話すでしょう?」
「話しますね」
「まず間違いなく嫉妬する者がいます」
「嫉妬……」
あり得ます。
魔法神様の加護なんて、私だって羨ましいと思いますもの。
「羨ましくてリディアちゃんを害そうとする者が出るかもしれません。そんなやつには漏れなく私が神罰を食らわせますが、リディアちゃんも自衛してくださいね」
「わかりました。常時結界を張るのがよろしいでしょうか?」
「そうね。呪い返しも併用するといいわ」
「ありがとうございます。そういたします」
魔法神様が私を気にかけてくださっているのがわかって、恐れ多いですね。
私は私で注意しなくては。
「じゃあ私は帰るわね。またね」
「はい、ありがとうございました」
25
お気に入りに追加
140
あなたにおすすめの小説
王太子エンドを迎えたはずのヒロインが今更私の婚約者を攻略しようとしているけどさせません
黒木メイ
恋愛
日本人だった頃の記憶があるクロエ。
でも、この世界が乙女ゲームに似た世界だとは知らなかった。
知ったのはヒロインらしき人物が落とした『攻略ノート』のおかげ。
学園も卒業して、ヒロインは王太子エンドを無事に迎えたはずなんだけど……何故か今になってヒロインが私の婚約者に近づいてきた。
いったい、何を考えているの?!
仕方ない。現実を見せてあげましょう。
と、いうわけでクロエは婚約者であるダニエルに告げた。
「しばらくの間、実家に帰らせていただきます」
突然告げられたクロエ至上主義なダニエルは顔面蒼白。
普段使わない頭を使ってクロエに戻ってきてもらう為に奮闘する。
※わりと見切り発車です。すみません。
※小説家になろう様にも掲載。(7/21異世界転生恋愛日間1位)
少し先の未来が見える侯爵令嬢〜婚約破棄されたはずなのに、いつの間にか王太子様に溺愛されてしまいました。
ウマノホネ
恋愛
侯爵令嬢ユリア・ローレンツは、まさに婚約破棄されようとしていた。しかし、彼女はすでにわかっていた。自分がこれから婚約破棄を宣告されることを。
なぜなら、彼女は少し先の未来をみることができるから。
妹が仕掛けた冤罪により皆から嫌われ、婚約破棄されてしまったユリア。
しかし、全てを諦めて無気力になっていた彼女は、王国一の美青年レオンハルト王太子の命を助けることによって、運命が激変してしまう。
この話は、災難続きでちょっと人生を諦めていた彼女が、一つの出来事をきっかけで、クールだったはずの王太子にいつの間にか溺愛されてしまうというお話です。
*小説家になろう様からの転載です。
今度こそ君に返信を~愛妻の置手紙は離縁状~
cyaru
恋愛
辺鄙な田舎にある食堂と宿屋で働くサンドラ。
そこに子爵一家がお客様としてやって来た。
「パンジーじゃないか!?」叫ぶ子爵一家。
彼らはサンドラ、もといパンジーの両親であり、実妹(カトレア)であり、元婚約者(アラン)だった。
婚約者であるアランをカトレアに奪われたパンジー。婚約者を入れ替えれば良いと安易な案を出す父のルド子爵。それぞれの家の体面と存続を考えて最善の策と家を出る事に決めたパンジーだったが、何故がカトレアの婚約者だったクレマンの家、ユゴース侯爵家はパンジーで良いと言う。
ユゴース家のクレマンは、カトレアに一目惚れをして婚約を申し込んできた男。どうなんだろうと思いつつも当主同士の署名があれば成立する結婚。
結婚はしたものの、肝心の夫であるクレマンが戦地から戻らない。本人だけでなく手紙の返事も届かない。そして戦が終わったと王都が歓喜に溢れる中、パンジーはキレた。
名前を捨て、テーブルに【離縁状】そして短文の置手紙を残し、ユゴース侯爵家を出て行ってしまったのだった。
遅きに失した感は否めないクレマンは軍の職を辞してパンジーを探す旅に出た。
そして再会する2人だったが・・・パンジーは一言「あなた、誰?」
そう。サンドラもといパンジーは記憶喪失?いやいや・・・そもそもクレマンに会った事がない??
そこから関係の再構築を試みるクレマン。果たして夫婦として元鞘になるのか?!
★例の如く恐ろしく省略しております。
★タイトルに◆マークは過去です。
★話の内容が合わない場合は【ブラウザバック】若しくは【そっ閉じ】お願いします。
★10月13日投稿開始、完結は10月15日です。
♡注意事項~この話を読む前に~♡
※外道な作者の妄想で作られたガチなフィクションでご都合主義な異世界を舞台にした創作話です。登場人物、場所全て架空であり、時代設定なし、史実に基づいた話ではありません。リアルな世界の常識と混同されないようお願いします。
※価値観や言葉使いなど現実世界とは異なります(似てるモノ、同じものもあります)
※心拍数や血圧の上昇、高血糖、アドレナリンの過剰分泌に責任はおえません。
※誤字脱字結構多い作者です(ごめんなさい)コメント欄より教えて頂けると非常に助かります。
※話の基幹、伏線に関わる文言についてのご指摘は申し訳ないですが受けられません。
悪役令嬢と言われ冤罪で追放されたけど、実力でざまぁしてしまった。
三谷朱花
恋愛
レナ・フルサールは元公爵令嬢。何もしていないはずなのに、気が付けば悪役令嬢と呼ばれ、公爵家を追放されるはめに。それまで高スペックと魔力の強さから王太子妃として望まれたはずなのに、スペックも低い魔力もほとんどないマリアンヌ・ゴッセ男爵令嬢が、王太子妃になることに。
何度も断罪を回避しようとしたのに!
では、こんな国など出ていきます!
【完結】地味と連呼された侯爵令嬢は、華麗に王太子をざまぁする。
佐倉穂波
恋愛
夜会の最中、フレアは婚約者の王太子ダニエルに婚約破棄を言い渡された。さらに「地味」と連呼された上に、殺人未遂を犯したと断罪されてしまう。
しかし彼女は動じない。
何故なら彼女は──
*どうしようもない愚かな男を書きたい欲求に駆られて書いたお話です。
悪役令嬢は婚約破棄され、転生ヒロインは逆ハーを狙って断罪されました。
まなま
恋愛
悪役令嬢は婚約破棄され、転生ヒロインは逆ハーを狙って断罪されました。
様々な思惑に巻き込まれた可哀想な皇太子に胸を痛めるモブの公爵令嬢。
少しでも心が休まれば、とそっと彼に話し掛ける。
果たして彼は本当に落ち込んでいたのか?
それとも、銀のうさぎが罠にかかるのを待っていたのか……?
とある令嬢の婚約破棄
あみにあ
恋愛
とある街で、王子と令嬢が出会いある約束を交わしました。
彼女と王子は仲睦まじく過ごしていましたが・・・
学園に通う事になると、王子は彼女をほって他の女にかかりきりになってしまいました。
その女はなんと彼女の妹でした。
これはそんな彼女が婚約破棄から幸せになるお話です。
夫が愛人を離れに囲っているようなので、私も念願の猫様をお迎えいたします
葉柚
恋愛
ユフィリア・マーマレード伯爵令嬢は、婚約者であるルードヴィッヒ・コンフィチュール辺境伯と無事に結婚式を挙げ、コンフィチュール伯爵夫人となったはずであった。
しかし、ユフィリアの夫となったルードヴィッヒはユフィリアと結婚する前から離れの屋敷に愛人を住まわせていたことが使用人たちの口から知らされた。
ルードヴィッヒはユフィリアには目もくれず、離れの屋敷で毎日過ごすばかり。結婚したというのにユフィリアはルードヴィッヒと簡単な挨拶は交わしてもちゃんとした言葉を交わすことはなかった。
ユフィリアは決意するのであった。
ルードヴィッヒが愛人を離れに囲うなら、自分は前々からお迎えしたかった猫様を自室に迎えて愛でると。
だが、ユフィリアの決意をルードヴィッヒに伝えると思いもよらぬ事態に……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる