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中学校編
デート
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日差しが暖かみを感じ、足元もぐちゃぐちゃになって来た。
カレンダーではなく身体で春の訪れを感じられる気候となった。
卒業を明日に控えた日曜日の朝、早起きをした龍一はスドーヨーカドーに行くことにしていた。特に用はない、家にいても聞きたくない話をグダグダと言われるからだ。
自転車だと泥はねでズボンが汚れてしまうので、歩いていくことにする。龍一は意外とこう言った細かい事を気にする、その結果が時間や体力を余分に使うことになっても、その分早く出ればいい、その分早く寝ればいいと言う考えが出来、それを苦に思わないのだった。
ヨーカドーの開店は午前10時なので、午前9時に家を出る。
確かに暖かいが足元が悪くて歩きにくい、ところどころ飛び跳ねる様に歩く龍一。普段より体力を使ってヨーカドーに辿り着く。
明日が卒業式なので他校の生徒と揉めるのは流石にマズいので、フードを深めに被り、目を合わせられにくくした。ただただ時間を潰しに来ただけなので目的なんかなかったが、龍一にとっては何の問題も無かった、こう言う時多趣味と言うものが役に立つ。レコードをじっくり見て、プラモデルを見て、ゲームを見て、本屋を見て、服を見て、龍一のような人間にとってはヨーカドーは遊園地のようなものだった。
とは言ったものの、流石に3時間も見ていたら見る場所がなくなる。
お腹も空いてきたので、本当に苦手な事ではあったが、ハンバーガーを食べることにした。何が苦手かと言うと、一人でハンバーガーショップで注文をしてその場で食べる行為が苦手だった。『ファミリーレストランで1人で食べるよりはましか…』そう言うと、戦地に踏み込むかの覚悟で前に出た。
『いらっしゃいませー!マッタリアへようこそー!』
これだ、この笑顔の圧力が龍一にはキツイ、ようこそとは言っているが、早く頼んでさっさと帰れと言われているかのようだ。
『あの…』
『お持ち帰りですかー?ここでお召し上がりですかー?』
『あ、ここで、あの、おめ、おめ、おしめしていきます』
『ご注文をお願い致しまーす』
挨拶からの質問責めで注文なんか決めてるはずないだろう、何を言っているんだ、そんなに流れる様に急かすのなら、あいさつから注文、そしてここで食べるか否かの質問だろうが…と思いつつも呑み込んで、焦ってメニューを見る。
しかし、よくわからない…あーもういいや…勢いで決める龍一。
『マッタリアバーガーとコーラのMを』
『マッタリアバーガーおひとつとコーラエムサイズおひとつですね』
人の注文をでかい声で大衆に公表するんじゃない!
『こちらでしたらポテトが付いたセットはいかがですか?80円アップでできますよ!』笑顔でショットガンをぶっ放すようなこの行為、大衆にメニューを公表し、挙句の果てにお前はポテトを80円でつけられる男なのか?と大衆の面前で公開処刑をしてくる。そんな話ならなぜ先に言わないんだ、なんでめんどくさい遠回りをさせるんだ、だからこういうお店が嫌いだった。
『じゃぁセットで』
『ありがとうございまーす!番号札お持ちになってお席でお待ちください、出来上がりましたらお呼びいたしまーす』
『番号札?どこにあるんだよ…あ、あった』
8番の番号札を持って空いている座席に座ると、ふと周囲が女性ばかりな事に気が付き、一気に恥ずかしくなった。恋や愛には鈍感極まりない龍一だったが、女性は苦手だった。加奈子ちゃんの一件から苦手意識がついたようだ、苦手と言うカテゴリーにも色々あるが、何がと言う事も無く、単純に言えば「照れくさい」のだ。加奈子が原因であれば照れと言うのは違う気もするが、龍一に変化をもたらしたと言えばそれで正解かもしれない。
『8番のお客様~!番号札8番のお客様~!マッタリアバーガーとポテトとコーラセットをご注文いただいた8番のお客様~!』
『全部言うな』
ボソッと言うと、お店の中が笑いで包まれた。
『あの、8番です』
『はい、マッタリアバーガーと…』『あ、いいですいいです』
またお店の中が笑いで包まれた。
こんな中で食べるのかよ…女性たちの視線が熱く龍一に降り注がれた。
『食べにくい…』
『龍一君』
『食べにくいなぁ…』
『龍一君』
『ん?』
目の前にお盆を持って立っている女の子がいた。
『ここ座って良い?』
『え?あの…』
『座るね』
『え?か、さ、い?』
『うん』
『髪…』
『スドヨの中の美容室行きつけなんだ』
『いや、あの…』
『龍一君切れって言ったじゃん、前向きになれるからって』
『いや言ったけど…本当に切るなんて』
『ううん、前向きになりたかったからいいの、気にしないで』
『なった?』『ん?』『前向きに』
『わかんないけど、気分がいい』『そっか』
女性は苦手だけれど、笠井はクラスメイトと言うカテゴリーなので、照れはなかった。正面に座る笠井の笑顔を見ながら会話し、ハンバーガーにかじりつき、ポテトを摘まんでコーラを飲む。この状況で笠井の登場は龍一にとってはちょっとありがたかったのだ。
『ポテトもーらい』
『あれ?笠井はポテト買ってないの?』
『あるよ、人のポテト摘まむのって美味しいじゃん』
『じゃぁ俺も』『うん…どぉ?』
『ほんとだ!!!!いや一緒だろ』
『ははははは』『ははははは』
『ねぇ龍一君、これから用事あるの?』『いや、時間つぶしにきただけだから』
『じゃ服見るの付き合ってよ、帰りは?バス?』『いや、歩いて帰る』
『なら私も、一緒に帰ろう』『あ、あぁいいけど』
『よし!デートスタート!』
デートと言われた途端龍一は笠井を女性だと認識してしまい、途端に顔が真っ赤になって下を向いて黙ってしまった。
『龍一君?どうしたの?お腹でも痛いの?』『あ、いや、直ぐ落ち着くよ』
『病気?』『いやいや、喉つまりだよ、へへ』
病気と言われれば病気かもしれない。鼻から深く深く息を吸い込んで、ゆっくり口から吐き出す、これを3回やったら落ち着いた。
『よし、オッケー、いこう』『うん』
龍一の横をすり抜けて前に出た笠井の横顔はとてもキラキラして見えた。前向きになるってこう言う事なのかなと、自分で言って置いて感心した。
笠井にくっついて買い物に付き合う龍一。
『龍一君どぉ?似合う?』『あぁうん』
『龍一君これは?』『あぁうん』
『龍一君こっちはどぉ?』『あ、それ可愛い』
『龍一君と買い物するとめっちゃいいわ、わかりやすい』
『え?そぉ?』
『だってイマイチだと あぁうん で、似合ってると可愛いって言ってくれるもん』
途端に龍一の照れゲージが上昇した。自分が無意識に可愛いと笠井に向かって言っていた事を知ったからだ。いや、仕方がない、幽霊の様な長い髪をバッサリ切ってショートボブになった笠井は間違いなく可愛かったのだ。
暫くそんな不思議な時間を2人で過ごすと、そろそろ帰る時間になった。
日は長くなったとは言えまだまだ暗くなるのは早いので、厳格な父親の影響もあり、女の子を送って帰るのにあまり遅くなってはいけないと言う頭があった、父親の小言がちゃんと生きている証拠だ。
少し冷えているので、足元はシャリシャリとした感触があり、時折ヌルっと滑って足を取られたりもして、夕方は夕方で歩きにくかった。そんな中、笠井が足を滑らせて転びそうになる、とっさに笠井の右手を左手で掴んで龍一が助けた。
『ごめん、ありがとう』
『転ぶとビッチャビチャになっちゃうから』
『うん』
暫く無言で歩く時間が続く中、大粒の雪が降り始める。
『あ、俺、こんな感じの雪、好きなんだよね』
『ほんと?私も好き、街灯の下で見るとさ』
『飛んでるみたい』『飛んでるみたい』
『ねー!』『ねー!』
その時、ずっと2人が手を繋いだままだったことに気が付いた。
『あ、手、ごめん』『離さないで…もう少しいい?』
『いい…よ、うん』
手を繋いだまままた無言の時間が流れる、行き交う車の水を裂く音と2人の足音だけが龍一の耳にだけ聞こえて来た、いや、きっと同じ音を笠井も聞いているだろう。男女2人で手を繋ぎ、付き合っているわけでもないのに無言、この時間は龍一にとってはとても辛くもあり、でも気持ち良くて、不思議な感覚だった。笠井はどんなきもちなのだろうか、鈍感な龍一にはわかるはずも無かったが。
『ねぇ龍一君』
『ん?なに?』
『わたしんち、ここなんだ』
『そ…そっか、うん』
『手…繋いでくれてありがとう』
『あ、うん、俺の手でごめんね』
『ううん、龍一君の手で嬉しかったよ』
『ならよかった』
『あのね龍一君、わたし…』
『…』
『やっぱやめとく』
『言わんのかい!』
『ふふふふふふ、今日は楽しかったよ龍一君、ありがとう』
『俺も楽しかったよ、また明日な』
『うん、明日、バイバイ』
また明日と言う約束をしたが、明日は卒業式だ、またとは言ったけれど、最後の明日である、笠井は何を思うのか、龍一は知る由も無かった。
カレンダーではなく身体で春の訪れを感じられる気候となった。
卒業を明日に控えた日曜日の朝、早起きをした龍一はスドーヨーカドーに行くことにしていた。特に用はない、家にいても聞きたくない話をグダグダと言われるからだ。
自転車だと泥はねでズボンが汚れてしまうので、歩いていくことにする。龍一は意外とこう言った細かい事を気にする、その結果が時間や体力を余分に使うことになっても、その分早く出ればいい、その分早く寝ればいいと言う考えが出来、それを苦に思わないのだった。
ヨーカドーの開店は午前10時なので、午前9時に家を出る。
確かに暖かいが足元が悪くて歩きにくい、ところどころ飛び跳ねる様に歩く龍一。普段より体力を使ってヨーカドーに辿り着く。
明日が卒業式なので他校の生徒と揉めるのは流石にマズいので、フードを深めに被り、目を合わせられにくくした。ただただ時間を潰しに来ただけなので目的なんかなかったが、龍一にとっては何の問題も無かった、こう言う時多趣味と言うものが役に立つ。レコードをじっくり見て、プラモデルを見て、ゲームを見て、本屋を見て、服を見て、龍一のような人間にとってはヨーカドーは遊園地のようなものだった。
とは言ったものの、流石に3時間も見ていたら見る場所がなくなる。
お腹も空いてきたので、本当に苦手な事ではあったが、ハンバーガーを食べることにした。何が苦手かと言うと、一人でハンバーガーショップで注文をしてその場で食べる行為が苦手だった。『ファミリーレストランで1人で食べるよりはましか…』そう言うと、戦地に踏み込むかの覚悟で前に出た。
『いらっしゃいませー!マッタリアへようこそー!』
これだ、この笑顔の圧力が龍一にはキツイ、ようこそとは言っているが、早く頼んでさっさと帰れと言われているかのようだ。
『あの…』
『お持ち帰りですかー?ここでお召し上がりですかー?』
『あ、ここで、あの、おめ、おめ、おしめしていきます』
『ご注文をお願い致しまーす』
挨拶からの質問責めで注文なんか決めてるはずないだろう、何を言っているんだ、そんなに流れる様に急かすのなら、あいさつから注文、そしてここで食べるか否かの質問だろうが…と思いつつも呑み込んで、焦ってメニューを見る。
しかし、よくわからない…あーもういいや…勢いで決める龍一。
『マッタリアバーガーとコーラのMを』
『マッタリアバーガーおひとつとコーラエムサイズおひとつですね』
人の注文をでかい声で大衆に公表するんじゃない!
『こちらでしたらポテトが付いたセットはいかがですか?80円アップでできますよ!』笑顔でショットガンをぶっ放すようなこの行為、大衆にメニューを公表し、挙句の果てにお前はポテトを80円でつけられる男なのか?と大衆の面前で公開処刑をしてくる。そんな話ならなぜ先に言わないんだ、なんでめんどくさい遠回りをさせるんだ、だからこういうお店が嫌いだった。
『じゃぁセットで』
『ありがとうございまーす!番号札お持ちになってお席でお待ちください、出来上がりましたらお呼びいたしまーす』
『番号札?どこにあるんだよ…あ、あった』
8番の番号札を持って空いている座席に座ると、ふと周囲が女性ばかりな事に気が付き、一気に恥ずかしくなった。恋や愛には鈍感極まりない龍一だったが、女性は苦手だった。加奈子ちゃんの一件から苦手意識がついたようだ、苦手と言うカテゴリーにも色々あるが、何がと言う事も無く、単純に言えば「照れくさい」のだ。加奈子が原因であれば照れと言うのは違う気もするが、龍一に変化をもたらしたと言えばそれで正解かもしれない。
『8番のお客様~!番号札8番のお客様~!マッタリアバーガーとポテトとコーラセットをご注文いただいた8番のお客様~!』
『全部言うな』
ボソッと言うと、お店の中が笑いで包まれた。
『あの、8番です』
『はい、マッタリアバーガーと…』『あ、いいですいいです』
またお店の中が笑いで包まれた。
こんな中で食べるのかよ…女性たちの視線が熱く龍一に降り注がれた。
『食べにくい…』
『龍一君』
『食べにくいなぁ…』
『龍一君』
『ん?』
目の前にお盆を持って立っている女の子がいた。
『ここ座って良い?』
『え?あの…』
『座るね』
『え?か、さ、い?』
『うん』
『髪…』
『スドヨの中の美容室行きつけなんだ』
『いや、あの…』
『龍一君切れって言ったじゃん、前向きになれるからって』
『いや言ったけど…本当に切るなんて』
『ううん、前向きになりたかったからいいの、気にしないで』
『なった?』『ん?』『前向きに』
『わかんないけど、気分がいい』『そっか』
女性は苦手だけれど、笠井はクラスメイトと言うカテゴリーなので、照れはなかった。正面に座る笠井の笑顔を見ながら会話し、ハンバーガーにかじりつき、ポテトを摘まんでコーラを飲む。この状況で笠井の登場は龍一にとってはちょっとありがたかったのだ。
『ポテトもーらい』
『あれ?笠井はポテト買ってないの?』
『あるよ、人のポテト摘まむのって美味しいじゃん』
『じゃぁ俺も』『うん…どぉ?』
『ほんとだ!!!!いや一緒だろ』
『ははははは』『ははははは』
『ねぇ龍一君、これから用事あるの?』『いや、時間つぶしにきただけだから』
『じゃ服見るの付き合ってよ、帰りは?バス?』『いや、歩いて帰る』
『なら私も、一緒に帰ろう』『あ、あぁいいけど』
『よし!デートスタート!』
デートと言われた途端龍一は笠井を女性だと認識してしまい、途端に顔が真っ赤になって下を向いて黙ってしまった。
『龍一君?どうしたの?お腹でも痛いの?』『あ、いや、直ぐ落ち着くよ』
『病気?』『いやいや、喉つまりだよ、へへ』
病気と言われれば病気かもしれない。鼻から深く深く息を吸い込んで、ゆっくり口から吐き出す、これを3回やったら落ち着いた。
『よし、オッケー、いこう』『うん』
龍一の横をすり抜けて前に出た笠井の横顔はとてもキラキラして見えた。前向きになるってこう言う事なのかなと、自分で言って置いて感心した。
笠井にくっついて買い物に付き合う龍一。
『龍一君どぉ?似合う?』『あぁうん』
『龍一君これは?』『あぁうん』
『龍一君こっちはどぉ?』『あ、それ可愛い』
『龍一君と買い物するとめっちゃいいわ、わかりやすい』
『え?そぉ?』
『だってイマイチだと あぁうん で、似合ってると可愛いって言ってくれるもん』
途端に龍一の照れゲージが上昇した。自分が無意識に可愛いと笠井に向かって言っていた事を知ったからだ。いや、仕方がない、幽霊の様な長い髪をバッサリ切ってショートボブになった笠井は間違いなく可愛かったのだ。
暫くそんな不思議な時間を2人で過ごすと、そろそろ帰る時間になった。
日は長くなったとは言えまだまだ暗くなるのは早いので、厳格な父親の影響もあり、女の子を送って帰るのにあまり遅くなってはいけないと言う頭があった、父親の小言がちゃんと生きている証拠だ。
少し冷えているので、足元はシャリシャリとした感触があり、時折ヌルっと滑って足を取られたりもして、夕方は夕方で歩きにくかった。そんな中、笠井が足を滑らせて転びそうになる、とっさに笠井の右手を左手で掴んで龍一が助けた。
『ごめん、ありがとう』
『転ぶとビッチャビチャになっちゃうから』
『うん』
暫く無言で歩く時間が続く中、大粒の雪が降り始める。
『あ、俺、こんな感じの雪、好きなんだよね』
『ほんと?私も好き、街灯の下で見るとさ』
『飛んでるみたい』『飛んでるみたい』
『ねー!』『ねー!』
その時、ずっと2人が手を繋いだままだったことに気が付いた。
『あ、手、ごめん』『離さないで…もう少しいい?』
『いい…よ、うん』
手を繋いだまままた無言の時間が流れる、行き交う車の水を裂く音と2人の足音だけが龍一の耳にだけ聞こえて来た、いや、きっと同じ音を笠井も聞いているだろう。男女2人で手を繋ぎ、付き合っているわけでもないのに無言、この時間は龍一にとってはとても辛くもあり、でも気持ち良くて、不思議な感覚だった。笠井はどんなきもちなのだろうか、鈍感な龍一にはわかるはずも無かったが。
『ねぇ龍一君』
『ん?なに?』
『わたしんち、ここなんだ』
『そ…そっか、うん』
『手…繋いでくれてありがとう』
『あ、うん、俺の手でごめんね』
『ううん、龍一君の手で嬉しかったよ』
『ならよかった』
『あのね龍一君、わたし…』
『…』
『やっぱやめとく』
『言わんのかい!』
『ふふふふふふ、今日は楽しかったよ龍一君、ありがとう』
『俺も楽しかったよ、また明日な』
『うん、明日、バイバイ』
また明日と言う約束をしたが、明日は卒業式だ、またとは言ったけれど、最後の明日である、笠井は何を思うのか、龍一は知る由も無かった。
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