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中学校編
迷いと決断
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深夜に目が覚めた龍一。
『いっ…つつつつ』
鼻周辺の痛みが尋常じゃなかったので、鏡を見ると紫色になって腫れていた。軟骨部分に違和感があったので、右手の人差し指と親指で摘まむように触れてみると、ぶよぶよとした感触だった。
龍一は『軟骨砕けた』と感じた。
少しズレてる様に感じたのでグっと鼻の骨を掴んで戻すと、バキッと言う音が鳴り、激痛が走った。悲鳴を上げそうだったが深夜なので歯を食いしばって堪えた。ドロッと黒い鼻血がゆっくりと溶岩のように流れると、鼻の形は戻った様に見えた。
洗面所でタオルを濡らして冷やして寝ることにしたが、顔の真ん中に発信機でも付いてるかのように痛みがアピールを止めなかった。
『あの野郎、思いっきりぶん殴りやがって』
思い返すと自分の不運に腹が立って仕方がない、試験の日に大雪、父親が仕事で送ってもらえない、バスの乗り方も調べれば乗れたはずなのに頭に無かった、寒くて寒くて鼻水が止まらない自分の身体、試験官に鼻をかんでいいか申し出ればよかったのにしなかった、考えれば考える程不運ではなく自分のせいだと自分を責めてしまう。心の置き場所がない、どこにどうこの感情を納めれば良いのかわからない。
ただただ涙を流す夜だった。
----------------------------------------------------------
朝、無言で朝食を食べ、母親の問いかけを無視し、学校へ向かった。
翌日職員室へ報告に行くことになっていたからである。
何の報告かその意味を感じなかったが、少なくとも龍一は行かなくてはならない理由があるので仕方がない。
数人のクラスメイトと会ったが、龍一の顔を見ると避ける様にして顔を伏せて通り過ぎる。また喧嘩したとでも思われているのだろう、顔面の中心が青いのだからそう思われるのは当然である。
職員室のドアを開けると担任と直ぐに目が合い、右手を上げてコイコイと言う合図を送った。
『お前隆斗の受験で学んでないのか、その顔どうした?また喧嘩か』
『またって…すみません』
『なぁ桜坂、この先どう考えてる』
『家を出て働こうかと思ってます』
『なぁ…』『はい』
『定時制行かないか?』
『定時…ですか』
『そう、夜の学校、昼間働けるぞ、早くから社会に出れるから悪いもんじゃないぞ』
『バカが行く学校じゃないんですか?』
『違うよ、色々な事情があって学校行きたくても行けない人たちが行く高校だ、だからあれだぞ、知ってる限りでは70歳のおばぁさんも通ってたぞ』
『ババァが何すんだよ』
『働いて家計を支えるしかなかったから、死ぬまでに高校出るのが夢だったんだとさ、希望を持ち続けて70歳でそれを叶えたんだよ』
『希望…』『あぁ、希望だ。お前は諦めるのか?希望を捨てて』
『希望なんか…忘れてたよ…』
『忘れてたのか、なら思い出せばいいじゃないか、いいか、お前はカンニングとみなされたのわかって、その後白紙で出したろ、良くない事だけどな、でも先生はちょっと感動したんだよ、受験で約4教科を白紙で出したの俺の教師人生でお前が初めてなんだ、スゲーことしたんだよお前は、先生も出来なかった事をやったんだよ』
『そんな事褒めちゃダメなんじゃ…』
『当然だ、内緒だぞ。でもな、もっとスゲーのはな、一時限目の国語の試験な、お前50点取ってるんだよ』
『で?』
『定時制の席があと2つあってな、40点取れてれば無条件で入学できるんだよ』
『40点?え?そんなレベル低いの?』
『バカ野郎、言っただろ、定時制高校ってのは事情があって中学卒業後は働く事を選択せざるを得ない子どもたちの為、理由があって全日制高校に通うことができない人への教育の受け皿なんだ。』
『う…うん』
『どうする?』
『行くよ』
『そうか、じゃぁ手続きするぞ、何科にする?電気科と建築科が空いてるぞ』
『はいえーっと…』
『お前なら建築科が合ってるんじゃないか?製図とか得意だろ』
『あ、はい、あ、あの…』
『なんだ』
『ありがとうございます』
『あぁ、がんばれよ』
流されるように建築科を決めた龍一、職員室のドアを閉めると何かが心の中で弾けた気がした。真っ暗な心の中で弾けた光が、夏の夜に飛び交う蛍の様にヒラヒラと舞うと、血管を通って指先まで走り抜けた感じがするのだった。
そう、龍一の中にまた希望が芽生えたのだ。本人は希望だと気づいていないが、明らかに心にかかった靄は晴れた。
『捨てる神あれば拾う神ありってな』
神主の息子だというのに神と言う存在を信じていない龍一が神の名を口にした、神と言う存在を自ら認知し、その神に救われたと言った。これは明らかな心境の変化と言わざるを得ない。
校舎を出ると、何かに導かれるように足が向いていた。
それは吉田の家だった、約束はしていないし突然行っても合えるとも限らないし、迷惑になるかもしれないのはわかっていたけれど、今どうしても誰かに話したかったのだ、定時制に行くことに決めたことを。大概は両親に伝えるのが先だろうけれど、龍一の場合は親に言うのが面倒くさいと言う気持ちしかない、どうせあれこれ言うに決まっている、世間体を気にして定時なんてと言うかもしれない。そう考えると今家に帰ると言う行動自体が嫌だった。
吉田の家までは結構距離があり、こんな距離を毎日歩いていたんだなぁと感じながら雪道を歩く。昨日の大雪も手伝って足元は非常に悪く、加えて今日は天気が良いので溶けかけた足元がぐちゃぐちゃと音を立てる。普段なら気分の悪い道だが、今日は全てが許せた。
自動販売機で珈琲を2つ買って吉田の家の呼び鈴を押す。
吉田の母親が出て来た。
『あれーわっはっは、龍一君!何その顔転んだんでしょう』
吉田と同じ顔でわははと笑う母親の顔にホッとした。
『こんにちは、吉田君は…』
『あらぁ、買い物行くって出て行ったのよねぇ』
『そうですか…あ、お母さん珈琲飲みます?』
『あらぁ、ありがとう、いただくわね、龍一君に貰うなら水でも美味しいわ、わっははははははははは』
『じゃぁまた来ますね』
『あら待って、どうだったの?できた?』
受験の事だろうと思った、口を開けば皆同じことを言う、うんざりしていた龍一だったが、吉田の母親に聞かれるとそんなに嫌な気持ちにはならず、むしろ話したい気持ちになったので、カンニングとみなされた事、定時制に行く事を全て話した。
『そうなの』
きっと吉田の母親も内心はバカにしているに違いない、どんなに行く高校が決まったとは言え、所詮定時制、先生はああは言ったものの、龍一の中ではバカが行く学校としかまだ思えていない部分もあったからだ。
『よかったじゃない』
予想外の言葉が帰って来た、いや、社交辞令か、そうに決まっている。
『うちの旦那さんも定時制出たのよ、昼間は建築会社でバイトしながら建築士の勉強をして、夜は定時制の建築科の勉強して』
『え!?そうなんですか?』
『そうよ、旦那さんは最初からそうしようと思って定時制を選んだんだもの、龍一君、あなた定時なんてってどこかで感じてるんじゃない?』
『実はその…バカが行く底辺の学校だと』
『少なくても世間の印象はそう言う考えの人も居ると思うけどね、でもね龍一君、定時制の卒業証書にはどこにも定時制なんて書いてないのよ』
『は、はぁ』
『つまりね、定時だろうと全日だろうと、卒業は卒業なの、その代わり1日の授業時間が短いから全日より1年多いけどね、4年間頑張らなくちゃいけないけれど、旦那さんは定時に行ってすぐに世間に出れたから良かったって言ってたわよ』
『そうなんですね』
『ピンと来ないでしょうけど、定時制だからって就職できないなんてこともないし、自慢する訳じゃないけど旦那さんはこうして一級建築士になったし。』
『すごいですね』
『世の中をまだ知らないから龍一君は今視野が狭いだけよ、あなたが思っているより選べる未来って多いんだから、楽しみなさい、未来への道を。』
『お母さん俺…』
『うんうん、大丈夫、下向いて歩くより顔上げて歩いた方が先が見えるんだから、嫌なもんが見えたら引き返せばいいじゃない、無理したってつまんないだけ、楽しんだもん勝ちよ、ね!わはははははは』
『ありがとうございます、俺、楽しんでみます、定時制』
『うんうん、しっかりね』
手を振る吉田の母親の姿に深く礼をして立ち去った龍一。
吉田の母親の話を聞いて目の前が一層明るくなった。
大抵の人は頑張れと言う、龍一はいつも『頑張れ』と言う言葉に違和感を感じていた。時にその言葉は頑張った結果ダメだった人を追い詰める凶器となるからだ、もう頑張れないから立ち止まって休んでいるのに、頑張れと言って無理矢理背中を押す、正気の沙汰じゃない。だが吉田の母親は『しっかりね』と言った。
この力強くて優しい言葉が龍一のわずかに感じていた迷いを打ち消し、しっかりしなきゃ!と自らを引き締める事が出来た。
『いっ…つつつつ』
鼻周辺の痛みが尋常じゃなかったので、鏡を見ると紫色になって腫れていた。軟骨部分に違和感があったので、右手の人差し指と親指で摘まむように触れてみると、ぶよぶよとした感触だった。
龍一は『軟骨砕けた』と感じた。
少しズレてる様に感じたのでグっと鼻の骨を掴んで戻すと、バキッと言う音が鳴り、激痛が走った。悲鳴を上げそうだったが深夜なので歯を食いしばって堪えた。ドロッと黒い鼻血がゆっくりと溶岩のように流れると、鼻の形は戻った様に見えた。
洗面所でタオルを濡らして冷やして寝ることにしたが、顔の真ん中に発信機でも付いてるかのように痛みがアピールを止めなかった。
『あの野郎、思いっきりぶん殴りやがって』
思い返すと自分の不運に腹が立って仕方がない、試験の日に大雪、父親が仕事で送ってもらえない、バスの乗り方も調べれば乗れたはずなのに頭に無かった、寒くて寒くて鼻水が止まらない自分の身体、試験官に鼻をかんでいいか申し出ればよかったのにしなかった、考えれば考える程不運ではなく自分のせいだと自分を責めてしまう。心の置き場所がない、どこにどうこの感情を納めれば良いのかわからない。
ただただ涙を流す夜だった。
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朝、無言で朝食を食べ、母親の問いかけを無視し、学校へ向かった。
翌日職員室へ報告に行くことになっていたからである。
何の報告かその意味を感じなかったが、少なくとも龍一は行かなくてはならない理由があるので仕方がない。
数人のクラスメイトと会ったが、龍一の顔を見ると避ける様にして顔を伏せて通り過ぎる。また喧嘩したとでも思われているのだろう、顔面の中心が青いのだからそう思われるのは当然である。
職員室のドアを開けると担任と直ぐに目が合い、右手を上げてコイコイと言う合図を送った。
『お前隆斗の受験で学んでないのか、その顔どうした?また喧嘩か』
『またって…すみません』
『なぁ桜坂、この先どう考えてる』
『家を出て働こうかと思ってます』
『なぁ…』『はい』
『定時制行かないか?』
『定時…ですか』
『そう、夜の学校、昼間働けるぞ、早くから社会に出れるから悪いもんじゃないぞ』
『バカが行く学校じゃないんですか?』
『違うよ、色々な事情があって学校行きたくても行けない人たちが行く高校だ、だからあれだぞ、知ってる限りでは70歳のおばぁさんも通ってたぞ』
『ババァが何すんだよ』
『働いて家計を支えるしかなかったから、死ぬまでに高校出るのが夢だったんだとさ、希望を持ち続けて70歳でそれを叶えたんだよ』
『希望…』『あぁ、希望だ。お前は諦めるのか?希望を捨てて』
『希望なんか…忘れてたよ…』
『忘れてたのか、なら思い出せばいいじゃないか、いいか、お前はカンニングとみなされたのわかって、その後白紙で出したろ、良くない事だけどな、でも先生はちょっと感動したんだよ、受験で約4教科を白紙で出したの俺の教師人生でお前が初めてなんだ、スゲーことしたんだよお前は、先生も出来なかった事をやったんだよ』
『そんな事褒めちゃダメなんじゃ…』
『当然だ、内緒だぞ。でもな、もっとスゲーのはな、一時限目の国語の試験な、お前50点取ってるんだよ』
『で?』
『定時制の席があと2つあってな、40点取れてれば無条件で入学できるんだよ』
『40点?え?そんなレベル低いの?』
『バカ野郎、言っただろ、定時制高校ってのは事情があって中学卒業後は働く事を選択せざるを得ない子どもたちの為、理由があって全日制高校に通うことができない人への教育の受け皿なんだ。』
『う…うん』
『どうする?』
『行くよ』
『そうか、じゃぁ手続きするぞ、何科にする?電気科と建築科が空いてるぞ』
『はいえーっと…』
『お前なら建築科が合ってるんじゃないか?製図とか得意だろ』
『あ、はい、あ、あの…』
『なんだ』
『ありがとうございます』
『あぁ、がんばれよ』
流されるように建築科を決めた龍一、職員室のドアを閉めると何かが心の中で弾けた気がした。真っ暗な心の中で弾けた光が、夏の夜に飛び交う蛍の様にヒラヒラと舞うと、血管を通って指先まで走り抜けた感じがするのだった。
そう、龍一の中にまた希望が芽生えたのだ。本人は希望だと気づいていないが、明らかに心にかかった靄は晴れた。
『捨てる神あれば拾う神ありってな』
神主の息子だというのに神と言う存在を信じていない龍一が神の名を口にした、神と言う存在を自ら認知し、その神に救われたと言った。これは明らかな心境の変化と言わざるを得ない。
校舎を出ると、何かに導かれるように足が向いていた。
それは吉田の家だった、約束はしていないし突然行っても合えるとも限らないし、迷惑になるかもしれないのはわかっていたけれど、今どうしても誰かに話したかったのだ、定時制に行くことに決めたことを。大概は両親に伝えるのが先だろうけれど、龍一の場合は親に言うのが面倒くさいと言う気持ちしかない、どうせあれこれ言うに決まっている、世間体を気にして定時なんてと言うかもしれない。そう考えると今家に帰ると言う行動自体が嫌だった。
吉田の家までは結構距離があり、こんな距離を毎日歩いていたんだなぁと感じながら雪道を歩く。昨日の大雪も手伝って足元は非常に悪く、加えて今日は天気が良いので溶けかけた足元がぐちゃぐちゃと音を立てる。普段なら気分の悪い道だが、今日は全てが許せた。
自動販売機で珈琲を2つ買って吉田の家の呼び鈴を押す。
吉田の母親が出て来た。
『あれーわっはっは、龍一君!何その顔転んだんでしょう』
吉田と同じ顔でわははと笑う母親の顔にホッとした。
『こんにちは、吉田君は…』
『あらぁ、買い物行くって出て行ったのよねぇ』
『そうですか…あ、お母さん珈琲飲みます?』
『あらぁ、ありがとう、いただくわね、龍一君に貰うなら水でも美味しいわ、わっははははははははは』
『じゃぁまた来ますね』
『あら待って、どうだったの?できた?』
受験の事だろうと思った、口を開けば皆同じことを言う、うんざりしていた龍一だったが、吉田の母親に聞かれるとそんなに嫌な気持ちにはならず、むしろ話したい気持ちになったので、カンニングとみなされた事、定時制に行く事を全て話した。
『そうなの』
きっと吉田の母親も内心はバカにしているに違いない、どんなに行く高校が決まったとは言え、所詮定時制、先生はああは言ったものの、龍一の中ではバカが行く学校としかまだ思えていない部分もあったからだ。
『よかったじゃない』
予想外の言葉が帰って来た、いや、社交辞令か、そうに決まっている。
『うちの旦那さんも定時制出たのよ、昼間は建築会社でバイトしながら建築士の勉強をして、夜は定時制の建築科の勉強して』
『え!?そうなんですか?』
『そうよ、旦那さんは最初からそうしようと思って定時制を選んだんだもの、龍一君、あなた定時なんてってどこかで感じてるんじゃない?』
『実はその…バカが行く底辺の学校だと』
『少なくても世間の印象はそう言う考えの人も居ると思うけどね、でもね龍一君、定時制の卒業証書にはどこにも定時制なんて書いてないのよ』
『は、はぁ』
『つまりね、定時だろうと全日だろうと、卒業は卒業なの、その代わり1日の授業時間が短いから全日より1年多いけどね、4年間頑張らなくちゃいけないけれど、旦那さんは定時に行ってすぐに世間に出れたから良かったって言ってたわよ』
『そうなんですね』
『ピンと来ないでしょうけど、定時制だからって就職できないなんてこともないし、自慢する訳じゃないけど旦那さんはこうして一級建築士になったし。』
『すごいですね』
『世の中をまだ知らないから龍一君は今視野が狭いだけよ、あなたが思っているより選べる未来って多いんだから、楽しみなさい、未来への道を。』
『お母さん俺…』
『うんうん、大丈夫、下向いて歩くより顔上げて歩いた方が先が見えるんだから、嫌なもんが見えたら引き返せばいいじゃない、無理したってつまんないだけ、楽しんだもん勝ちよ、ね!わはははははは』
『ありがとうございます、俺、楽しんでみます、定時制』
『うんうん、しっかりね』
手を振る吉田の母親の姿に深く礼をして立ち去った龍一。
吉田の母親の話を聞いて目の前が一層明るくなった。
大抵の人は頑張れと言う、龍一はいつも『頑張れ』と言う言葉に違和感を感じていた。時にその言葉は頑張った結果ダメだった人を追い詰める凶器となるからだ、もう頑張れないから立ち止まって休んでいるのに、頑張れと言って無理矢理背中を押す、正気の沙汰じゃない。だが吉田の母親は『しっかりね』と言った。
この力強くて優しい言葉が龍一のわずかに感じていた迷いを打ち消し、しっかりしなきゃ!と自らを引き締める事が出来た。
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