56 / 87
中学校編
四天王動く
しおりを挟む
旅を終えた龍一の夏休みは残り8日となっていた。
『受験は年明けだし、まだ夏だし』
龍一の心にはそんな怠け心も顔をのぞかせる。
しかし特にやる事もないので生活リズムも怠惰でだらしなくなり、好きな曲を聴きながらゴロゴロと過ごしてしまっていた。
『龍~電話~』
めんどくさそうな母親の呼ぶ声で玄関に置かれている電話をとった。何故だろうか玄関に電話を設置する家が多かった昭和。冬は寒くて長電話が拷問レベル、それでも女の子は上着を着たりして電話を楽しんでいたのだが、家族からの電話が繋がらない、料金がかかると言われ、相手に聞こえるような大声で『電話長いよ~!』等と言う親のデモ団体の様な攻撃もあったりした。龍一は電話自体が苦手なので、いつも端的だからそこは問題なかった。
『もしもし?』
『桜坂?オレオレ』
『オレオレさんですか?』
『わははははは、桜坂おもしれー』
『どうした吉田、なんかあった?』
『時間あったらウチ来ないか?話があってさ』
『あぁ~、いいひょ~』
『お前今あくびしたろ』
『ごめんごめん、旅から帰ったばっかりでさ』
『三蔵法師かよ!わははははは、じゃぁあとでな』
吉田の家に行く準備をする龍一に母親が食いつく。
『どっか行くのかい?』
『あぁ』
『あんた勉強してんのかい?』
『はぁ~・・・・』
『なにそのため息!!!!』
『うるせぇな勉強勉強何なんだよ!それは勉強してきた人間が言う事であって、やってこなかった人間には言う権利なんかねーんだよ!!!』
ついつい口を出てしまった母親へ対する怒りの言葉。
全ての中学3年生がそうではないが、やはり受験と言うものは大きな壁であり、ストレスとなっている。それに不随するのが勉強であり、受験=勉強と言う式が子供も大人も共通認識となっている。が故に親は勉強を心配し、それを一番わかっている子供は、わかっているだけに勉強とは言われたくない、この押すか引くかの駆け引きが常に家庭内で行われているのだから居心地が良くないと感じ、ちょっとの火花でフラストレーションを爆発させてしまう事もあった、いや、少なくとも龍一はそうだった。ましてや勉強しても届かない可能性がある無謀な挑戦でもある為、言われたくない言葉ランキング1位が勉強なのは揺るぎないわけで。
母親は龍一の久しぶりの怒りに対して、何か言ったようだったが、それをかき消すように玄関のドアを思いっきり閉めた。
『ふぅ…』
今の龍一にとっては怒鳴ってしまって申し訳ないと言う気持ちなど持ち合わせておらず、いつでも少しの衝撃で爆発できるニトロのようだった、まさに『俺に触れるんじゃねぇ』と言ったところだろう。
『くっそムカつくわ』
人気のない道に入ると、マルボロに火をつけて、色のついたため息を吐いた。龍一のリセットの仕方でもあり、クールダウンの仕方でもある煙草。白い煙は嫌な気持ちや溜まった気持ちが身体から出たように感じるので龍一にとっては効果的なのだ、煙草歴は浅いものの、美味しいと感じて吸ったことはない。もちろんホッと一息の意味もあるのだが。
当然だが未成年が煙草を吸って歩いているのだ、良く思わない大人もいて、嫌な目でじーっと見てくる事も少なくない。
この頃の龍一はじっと見られるのが本当に嫌いだったので『何かありました?』と問う事にしていた。『なに見てんだコラ!』であれば明らかにヤンキーだが、丁寧に『何かありました?』と声掛けする事で逆に向こうは恐怖感を抱くことが多いからだ。当然向こうも『いえ、別に』と答える事が多く、それを計算に入れての声掛けだった、加えて煙草の存在も擦れてしまい、もしかすると煙草を吸える年齢なのかも?というあやふや感も生まれるらしい。当然ながらそのような対応をするのはおばさんと老婆のみだ、なぜなら喧嘩する事がないからである。だが稀に攻撃的なおばさんもいる、その時は言葉で叩き潰すことに喜びすら感じていた、自分の語彙力のなさで中学生に返す言葉が出て来ず、悔しさを噛みしめながら敗北する、その真っ赤になって歯をきりきりさせている顔に優越感を感じるのだった。
『あんた中学生でしょ?煙草じゃないのそれ!』
『なにがですか?』
『なんで煙草吸ってんの?』
『指で挟んでますが』
『そういうことじゃなくて』
『どういうことですか?』
『中学生が煙草をなんで吸ってるの?って聞いてるの』
『全ての中学生がなぜ煙草を吸っているのかは私にはわかりませんが、吸い方としては肺に入れてから出してますので、敢えて答えるなら肺になると思います。』
『いやだから!』
『なんですか?』
『煙草吸って良いの?』
『吸いたいなら吸えば良いじゃないですか、私には関係ない事です。』
『私の事じゃなくてね、あのーあのー・・・』
『失礼ですがもう少し日本語勉強したほうがいいですよ、大人ぶって注意したは良いけれど、日本語がそれでは伝わりませんよ』
『あんた、学校に言うからね』
『学校は建物なので話しかけても無駄です、そういう所ですよ、日本語の勉強が必要なのは。あなたの話しには主語がないので理解するのが大変です。』
『あんたどこの学校なの?』
『じゃぁあなたのお名前と住所教えてください』
『あんたに教える必要ないでしょ』
『それと同じ事をあなたがしたんですよ、たった今、もう忘れたんですか?脳神経外科にでも言った方がいいですよ。それに人に聞く前に自分が名乗るのが筋でしょう?そんな事もわからず生きて来たんですか?失礼ですが何年人間やってるんですか?』
『うぎぎぎぎ・・・・』
『これ以上まとわりつくなら交番いきますよ、不審者が出たと言いますがどうします?』
『もういい!』
『話しかけて置いてもういいってどういうことですか?あなたのせいで時間を失いました、約束があるのにどうするんですか?』
『ぐっ・・・・むぐっ・・・』
『謝って下さい。』
『この…ぐ…』
『謝って下さい。』
『ご…ごめんなさい』
『まぁいいけど、大人なら申し訳ありませんでしたと頭を下げるものですよ、覚えておいてくださいね、きっとどこかで恥かきますよ。』
『申し訳ありませんでした』
『わかったから帰りなさい』
相手の言葉をちょっといじって跳ね返す事で潰すのがおばさんには効果が絶大だった。少し頭の回転が良いおばさんに対しては、言い放った言葉に対しての理詰めを行い、相手の矛盾点を誘ってそこを集中的に質問して答えさせると言うマウント方法を使って、圧倒的にネジ伏せるのは龍一にとって造作もない事だった。おばさんを潰した後、いつも龍一は思う『自分は嫌な人間だ』。
しかし龍一の身を守る術でもあった話術。
自分に物申す大人がいかに道理の通らない押しつけをしているかわかって欲しいから知識をつけ、時にはその言葉の弾丸を撃ちまくるのだった。
まるで自分はここにいると叫ぶかのように。
------------------------------------------------------------
吉田(きった)の家に着くと、待ちかねた吉田が玄関に飛んできた。
『桜坂!桜坂!俺すっげーいいアイデア思いついてさ、直接言いたかったんだよ、呼んでしまってごめんな』
『いや、いいよ、途中でババァ一体倒して来たの楽しかったし』
『また言葉のマシンガンぶっ放したのかよ!はははは』
『ショットガンだよ、今日は謝罪させたよ、生意気なババァに謝らせるの最高だよな、まぁ煙草吸ってる俺が悪いんだけど、俺に挑んだババァも悪い』
『確かに!!!!!うわははははは』
『で?何の話し?アイデアって?』
『そうそう、あれあるじゃん、あの、文化祭、ははっ』
『あぁ、んで?』
『絵を辞めたのはわかってる!わかってるけど最後の文化祭じゃん、一緒に描かないか?イラストクラブとして作品出さなきゃダメじゃんかよ』
『あー俺は部長だから辞めとくよ』
『頼むよ!俺桜坂の絵が好きなんだよ、1枚だけ、な!な!な!ははっ!なっ!』
『途中で笑い挟むなよ、決めたんだって、もう描かないって』
『わかってるよ酷い目に会ってトラウマなのはわかってるよでも最後に1枚気合いの作品を見たいんだよ!頼むよ!』
『描くもんねーし・・・』
『童夢を頼む!』
『童夢って…言ったじゃん、俺が絵を描こうと決めたきっかけの作品だって…』
『だから童夢なんだよ、桜坂の描く大友克洋先生の童夢が見たい!!!』
『なぁにコンドームコンドームって、あなた達まだ早いからね!』
吉田の母親がそう言いながら運んできた飲み物をテーブルに置くと、ごゆっくりね桜坂君と言って部屋のドアを閉めた。
ドアの向こうの階段を降りる音が聴こえなくなると2人は爆笑した。
『コンドームって!』『コンドームって!』
『あー笑ったな、腹いてぇ、わかったよ、特別に1枚描くよ、約束する』
『よっしゃー!!!!!!!!!!!!!!!!!』
こうして龍一は勉強が追いついていないと言うのに文化祭の為のイラストを1枚描く事を決めた。本来なら3年生は描かなくていいはずなのだが、龍一と吉田は違った、部長と副部長としてのケジメであり、自分たちは絵描きとしてここに居たと言う証を残したかったのだ。
絵描きの『四天王』と呼ばれたうちの2人が最後の作品を描く、にわかに中学校がざわついた、建物だからざわつくはずはないのだが。
『受験は年明けだし、まだ夏だし』
龍一の心にはそんな怠け心も顔をのぞかせる。
しかし特にやる事もないので生活リズムも怠惰でだらしなくなり、好きな曲を聴きながらゴロゴロと過ごしてしまっていた。
『龍~電話~』
めんどくさそうな母親の呼ぶ声で玄関に置かれている電話をとった。何故だろうか玄関に電話を設置する家が多かった昭和。冬は寒くて長電話が拷問レベル、それでも女の子は上着を着たりして電話を楽しんでいたのだが、家族からの電話が繋がらない、料金がかかると言われ、相手に聞こえるような大声で『電話長いよ~!』等と言う親のデモ団体の様な攻撃もあったりした。龍一は電話自体が苦手なので、いつも端的だからそこは問題なかった。
『もしもし?』
『桜坂?オレオレ』
『オレオレさんですか?』
『わははははは、桜坂おもしれー』
『どうした吉田、なんかあった?』
『時間あったらウチ来ないか?話があってさ』
『あぁ~、いいひょ~』
『お前今あくびしたろ』
『ごめんごめん、旅から帰ったばっかりでさ』
『三蔵法師かよ!わははははは、じゃぁあとでな』
吉田の家に行く準備をする龍一に母親が食いつく。
『どっか行くのかい?』
『あぁ』
『あんた勉強してんのかい?』
『はぁ~・・・・』
『なにそのため息!!!!』
『うるせぇな勉強勉強何なんだよ!それは勉強してきた人間が言う事であって、やってこなかった人間には言う権利なんかねーんだよ!!!』
ついつい口を出てしまった母親へ対する怒りの言葉。
全ての中学3年生がそうではないが、やはり受験と言うものは大きな壁であり、ストレスとなっている。それに不随するのが勉強であり、受験=勉強と言う式が子供も大人も共通認識となっている。が故に親は勉強を心配し、それを一番わかっている子供は、わかっているだけに勉強とは言われたくない、この押すか引くかの駆け引きが常に家庭内で行われているのだから居心地が良くないと感じ、ちょっとの火花でフラストレーションを爆発させてしまう事もあった、いや、少なくとも龍一はそうだった。ましてや勉強しても届かない可能性がある無謀な挑戦でもある為、言われたくない言葉ランキング1位が勉強なのは揺るぎないわけで。
母親は龍一の久しぶりの怒りに対して、何か言ったようだったが、それをかき消すように玄関のドアを思いっきり閉めた。
『ふぅ…』
今の龍一にとっては怒鳴ってしまって申し訳ないと言う気持ちなど持ち合わせておらず、いつでも少しの衝撃で爆発できるニトロのようだった、まさに『俺に触れるんじゃねぇ』と言ったところだろう。
『くっそムカつくわ』
人気のない道に入ると、マルボロに火をつけて、色のついたため息を吐いた。龍一のリセットの仕方でもあり、クールダウンの仕方でもある煙草。白い煙は嫌な気持ちや溜まった気持ちが身体から出たように感じるので龍一にとっては効果的なのだ、煙草歴は浅いものの、美味しいと感じて吸ったことはない。もちろんホッと一息の意味もあるのだが。
当然だが未成年が煙草を吸って歩いているのだ、良く思わない大人もいて、嫌な目でじーっと見てくる事も少なくない。
この頃の龍一はじっと見られるのが本当に嫌いだったので『何かありました?』と問う事にしていた。『なに見てんだコラ!』であれば明らかにヤンキーだが、丁寧に『何かありました?』と声掛けする事で逆に向こうは恐怖感を抱くことが多いからだ。当然向こうも『いえ、別に』と答える事が多く、それを計算に入れての声掛けだった、加えて煙草の存在も擦れてしまい、もしかすると煙草を吸える年齢なのかも?というあやふや感も生まれるらしい。当然ながらそのような対応をするのはおばさんと老婆のみだ、なぜなら喧嘩する事がないからである。だが稀に攻撃的なおばさんもいる、その時は言葉で叩き潰すことに喜びすら感じていた、自分の語彙力のなさで中学生に返す言葉が出て来ず、悔しさを噛みしめながら敗北する、その真っ赤になって歯をきりきりさせている顔に優越感を感じるのだった。
『あんた中学生でしょ?煙草じゃないのそれ!』
『なにがですか?』
『なんで煙草吸ってんの?』
『指で挟んでますが』
『そういうことじゃなくて』
『どういうことですか?』
『中学生が煙草をなんで吸ってるの?って聞いてるの』
『全ての中学生がなぜ煙草を吸っているのかは私にはわかりませんが、吸い方としては肺に入れてから出してますので、敢えて答えるなら肺になると思います。』
『いやだから!』
『なんですか?』
『煙草吸って良いの?』
『吸いたいなら吸えば良いじゃないですか、私には関係ない事です。』
『私の事じゃなくてね、あのーあのー・・・』
『失礼ですがもう少し日本語勉強したほうがいいですよ、大人ぶって注意したは良いけれど、日本語がそれでは伝わりませんよ』
『あんた、学校に言うからね』
『学校は建物なので話しかけても無駄です、そういう所ですよ、日本語の勉強が必要なのは。あなたの話しには主語がないので理解するのが大変です。』
『あんたどこの学校なの?』
『じゃぁあなたのお名前と住所教えてください』
『あんたに教える必要ないでしょ』
『それと同じ事をあなたがしたんですよ、たった今、もう忘れたんですか?脳神経外科にでも言った方がいいですよ。それに人に聞く前に自分が名乗るのが筋でしょう?そんな事もわからず生きて来たんですか?失礼ですが何年人間やってるんですか?』
『うぎぎぎぎ・・・・』
『これ以上まとわりつくなら交番いきますよ、不審者が出たと言いますがどうします?』
『もういい!』
『話しかけて置いてもういいってどういうことですか?あなたのせいで時間を失いました、約束があるのにどうするんですか?』
『ぐっ・・・・むぐっ・・・』
『謝って下さい。』
『この…ぐ…』
『謝って下さい。』
『ご…ごめんなさい』
『まぁいいけど、大人なら申し訳ありませんでしたと頭を下げるものですよ、覚えておいてくださいね、きっとどこかで恥かきますよ。』
『申し訳ありませんでした』
『わかったから帰りなさい』
相手の言葉をちょっといじって跳ね返す事で潰すのがおばさんには効果が絶大だった。少し頭の回転が良いおばさんに対しては、言い放った言葉に対しての理詰めを行い、相手の矛盾点を誘ってそこを集中的に質問して答えさせると言うマウント方法を使って、圧倒的にネジ伏せるのは龍一にとって造作もない事だった。おばさんを潰した後、いつも龍一は思う『自分は嫌な人間だ』。
しかし龍一の身を守る術でもあった話術。
自分に物申す大人がいかに道理の通らない押しつけをしているかわかって欲しいから知識をつけ、時にはその言葉の弾丸を撃ちまくるのだった。
まるで自分はここにいると叫ぶかのように。
------------------------------------------------------------
吉田(きった)の家に着くと、待ちかねた吉田が玄関に飛んできた。
『桜坂!桜坂!俺すっげーいいアイデア思いついてさ、直接言いたかったんだよ、呼んでしまってごめんな』
『いや、いいよ、途中でババァ一体倒して来たの楽しかったし』
『また言葉のマシンガンぶっ放したのかよ!はははは』
『ショットガンだよ、今日は謝罪させたよ、生意気なババァに謝らせるの最高だよな、まぁ煙草吸ってる俺が悪いんだけど、俺に挑んだババァも悪い』
『確かに!!!!!うわははははは』
『で?何の話し?アイデアって?』
『そうそう、あれあるじゃん、あの、文化祭、ははっ』
『あぁ、んで?』
『絵を辞めたのはわかってる!わかってるけど最後の文化祭じゃん、一緒に描かないか?イラストクラブとして作品出さなきゃダメじゃんかよ』
『あー俺は部長だから辞めとくよ』
『頼むよ!俺桜坂の絵が好きなんだよ、1枚だけ、な!な!な!ははっ!なっ!』
『途中で笑い挟むなよ、決めたんだって、もう描かないって』
『わかってるよ酷い目に会ってトラウマなのはわかってるよでも最後に1枚気合いの作品を見たいんだよ!頼むよ!』
『描くもんねーし・・・』
『童夢を頼む!』
『童夢って…言ったじゃん、俺が絵を描こうと決めたきっかけの作品だって…』
『だから童夢なんだよ、桜坂の描く大友克洋先生の童夢が見たい!!!』
『なぁにコンドームコンドームって、あなた達まだ早いからね!』
吉田の母親がそう言いながら運んできた飲み物をテーブルに置くと、ごゆっくりね桜坂君と言って部屋のドアを閉めた。
ドアの向こうの階段を降りる音が聴こえなくなると2人は爆笑した。
『コンドームって!』『コンドームって!』
『あー笑ったな、腹いてぇ、わかったよ、特別に1枚描くよ、約束する』
『よっしゃー!!!!!!!!!!!!!!!!!』
こうして龍一は勉強が追いついていないと言うのに文化祭の為のイラストを1枚描く事を決めた。本来なら3年生は描かなくていいはずなのだが、龍一と吉田は違った、部長と副部長としてのケジメであり、自分たちは絵描きとしてここに居たと言う証を残したかったのだ。
絵描きの『四天王』と呼ばれたうちの2人が最後の作品を描く、にわかに中学校がざわついた、建物だからざわつくはずはないのだが。
1
お気に入りに追加
6
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

クライエラの幽微なる日常 ~怪異現象対策課捜査file~
ゆるり
キャラ文芸
正義感の強い警察官と思念を読み取る霊能者によるミステリー風オカルトファンタジー。
警察官の神田智輝は『怪異現象対策課』という聞き馴染みのない部署に配属された。そこは、科学では解明できないような怪異現象が関わる相談ごとを捜査する部署らしい。
智輝は怪異現象に懐疑的な思いを抱きながらも、怪異現象対策課の協力者である榊本葵と共に捜査に取り組む。
果たしてこの世に本当に怪異現象は存在するのか? 存在するとして、警察が怪異現象に対してどう対処できるというのか?
智輝が怪異現象対策課、ひいては警察組織に抱いた疑問と不信感は、協力者の葵に対しても向いていく――。
生活安全部に寄せられた相談ごとを捜査していくミステリー風オカルトファンタジーです。事件としては小さなものから大きなものまで。
・File→基本的には智輝視点の捜査、本編
・Another File→葵視点のファンタジー要素強めな後日談・番外編(短編)
を交互に展開していく予定です。

高校生なのに娘ができちゃった!?
まったりさん
キャラ文芸
不思議な桜が咲く島に住む主人公のもとに、主人公の娘と名乗る妙な女が現われた。その女のせいで主人公の生活はめちゃくちゃ、最初は最悪だったが、段々と主人公の気持ちが変わっていって…!?
そうして、紅葉が桜に変わる頃、物語の幕は閉じる。
実はこれ実話なんですよ
tomoharu
恋愛
え?こんな話絶対ありえない!作り話でしょと思うような話からあるある話まで幅広い範囲で物語を考えました!ぜひ読んでみてください!1年後には大ヒット間違いなし!!
作品情報【マーライオン】【愛学両道】【やりすぎ智伝説&夢物語】【トモレオ突破椿】など
・【やりすぎ智久伝説&夢物語】とは、その話はさすがに言いすぎでしょと言われているほぼ実話ストーリーです。
小さい頃から今まで主人公である【智久】はどのような体験をしたのかがわかります。ぜひよんでくださいね!
・【トモレオ突破椿】は、公務員試験合格なおかつ様々な問題を解決させる話です。
頭の悪かった人でも公務員になれることを証明させる話でもあるので、ぜひ読んでみてください!
特別記念として実話を元に作った【呪われし◯◯シリーズ】も公開します!
(学園 + アイドル ÷ 未成年)× オッサン ≠ いちゃらぶ生活
まみ夜
キャラ文芸
年の差ラブコメ X 学園モノ X オッサン頭脳
様々な分野の専門家、様々な年齢を集め、それぞれ一芸をもっている学生が講師も務めて教え合う教育特区の学園へ出向した五十歳オッサンが、十七歳現役アイドルと同級生に。
子役出身の女優、芸能事務所社長、元セクシー女優なども登場し、学園の日常はハーレム展開?
第二巻は、ホラー風味です。
【ご注意ください】
※物語のキーワードとして、摂食障害が出てきます
※ヒロインの少女には、ストーカー気質があります
※主人公はいい年してるくせに、ぐちぐち悩みます
【連載中】は、短時間で読めるように短い文節ごとでの公開になります。
(お気に入り登録いただけると通知が行き、便利かもです)
その後、誤字脱字修正や辻褄合わせが行われて、合成された1話分にタイトルをつけ再公開されます。
(その前に、仮まとめ版が出る場合もある、かも、しれない、可能性)
物語の細部は連載時と変わることが多いので、二度読むのが通です。
表紙イラストはAI作成です。
(セミロング女性アイドルが彼氏の腕を抱く 茶色ブレザー制服 アニメ)
題名が「(同級生+アイドル÷未成年)×オッサン≠いちゃらぶ」から変更されております

おにぎり屋さんの裏稼業 〜お祓い請け賜わります〜
瀬崎由美
キャラ文芸
高校2年生の八神美琴は、幼い頃に両親を亡くしてからは祖母の真知子と、親戚のツバキと一緒に暮らしている。
大学通りにある屋敷の片隅で営んでいるオニギリ屋さん『おにひめ』は、気まぐれの営業ながらも学生達に人気のお店だ。でも、真知子の本業は人ならざるものを対処するお祓い屋。霊やあやかしにまつわる相談に訪れて来る人が後を絶たない。
そんなある日、祓いの仕事から戻って来た真知子が家の中で倒れてしまう。加齢による力の限界を感じた祖母から、美琴は祓いの力の継承を受ける。と、美琴はこれまで視えなかったモノが視えるようになり……。
第8回キャラ文芸大賞にて奨励賞をいただきました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる