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中学校編
納得
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『暫く休みなさい、親父さんにも言っておくから』
学校でのことを正直に母親に話したところ、思いもよらぬ言葉が帰ってきた。その夜、父親に呼ばれて学校でのことを母親に話した同じ内容でもう一度話した。思えば面と向かって話をしたのは初めてかもしれない、いつもなら話を聞かずにぶっ飛ばす父親が、黙って聞いたり頷いては意見を述べてくれたりした。学校での状況は孤立して辛かったが、家での状況が一変したのは龍一にとって少し嬉しかったのは本音だ。
もう一つ嬉しかったのは、学校から連絡があったにも関わらず、自分の話を信じてくれた事だった。
『まず、休むのは良いけど、学校へ行くのがお前の仕事だからな、まずな、うん』
父親の康平が、怒鳴らずに噛みしめるように、そして最後は呑み込むように龍一へ告げた。それは龍一にとって、父親に貰ったエールの様にも思えた。とは言え、今までが今までなだけに、そうそう簡単に鬼の親父が仏の親父になるわけがない、それは龍一も分かっていたので警戒はしていた。休むけど程よく、要領よくやらねば…そう思っていた。
その夜、家族が寝るのを待つ我慢の時間を過ごした、父親は遅くまで起きているので龍一も睡魔に負けじと必死で戦うのだ。一人部屋なので別に勝手に好きなことをしたらいい、しかし龍一は描いている最中に邪魔をされるのが嫌だった、少し感覚は違うが、後で食べようと残して置いた好きな食べ物を横からかっさらわれた様な気持ちになるからなのだ。この戦いの時間、龍一は好きだった、壁一枚を隔てての心理戦、聞き耳を立て、息を殺し、家族が寝るのを待つ忍び、片や扉の隙間から漏れる灯りで忍びの生存を確認する侍との闘い。龍一は侍を騙す為、部屋の灯りを消してじっと息を潜める、そして全神経を耳に集中する。龍一は音を聴く、新聞を畳む音、生地の擦れる音、足音、そして集中のその先へ行くことで呼吸すら感じた。
『ふぅううううううううう』
『きた・・・』
父親が眠る前に必ず行う深い深呼吸、これが聴こえたら寝室にまっしぐら、一度寝たら起こすまで起きない、これからが龍一の時間。いつもは素早く3回引っ張る電気の紐をゆっくりと静かに引いた、異世界へ行く為の儀式のように。3回目のカチンで暗闇を一気に照らすその光は龍一を笑顔にした、スイッチが入るのは龍一本人なのだった。
途中の作品を進めるか、頭を切り替えて新たな作品を描くのか、この悩む時間も龍一は好きだった、いくつも作品がある場合は、一作品を描いている最中の休憩として別の作品を描く事で、結果的に同時進行すると言う器用な一面もある。『よしっ』と小さく頷くと、大好きなつけペンを手に取るとケント紙に描かれたモノクロ作品を描き始めた。
カリカリと心地よい音が音の無い龍一だけの世界に響き渡る、龍一はこの音を頼りに線の強さや密度、紙の強さ等の情報を得ていた。誰から教わったわけではなく、自分の経験の中で失敗と成功を重ね、その中から得て来た知識である。音、それは摩擦によるものでもあった、つけペンだけにあらず、コピック、色鉛筆、全ての具材は摩擦で奏でられる音、そして指先から伝わる感覚で全ての情報を得るのだ。龍一はこれを「紙との会話」と呼んでいる。こちらが話しかければ必ず答えてくれ、間違えると必ず教えてくれる、意地になったり騙したりしない紙が大好きだった。
カリカリカリ
龍一は紙自体を回して自分のベストポジションを常にキープしながら描く。他の人はどう描いているのかは全く知らない、龍一は描きまくった中で常に追求し、疑問を持ち、答えを求め、その時ベストな結果を出し続けて来た。もちろん正解なんかない世界だが、龍一にとっては正解があったとしても正解に向かう事は無いだろう、描きたいものを描きたいだけ描く、これが最も楽しいと感じているのだから。
絵画教室なんかクソくらえと思っていた。『絵の描き方を教える?それはお前の描き方を押し付けるだけだろ?』と言うのが龍一の考え方だったので、クラスに絵画教室に通ってると言う生徒がいると、絶対に負けないと勝手に闘志を燃やしていた。
『ふわあああああああ』
深夜を回ると眠気が龍一を襲う、こうなった時はお気に入りの珈琲を静かにつくる。ポットにお湯を入れて部屋に置いてあるので、マグカップにインスタントコーヒーを目検討でサラサラと入れると、そのお湯を注いだ。お湯を入れる瞬間が最高にいい香りがすると感じた龍一はお湯を出しながら珈琲に鼻を近づけて匂いを嗅ぐと、お湯が顔に跳ねて一気に目が覚めた。
『あっちいいいいいいいいっ』
珈琲を飲みながら作品を眺める、この時間も『絵画』だと龍一は思っていた。冷静になって自分の作品を客観的に見つめる時間はおかしな部分が見えてくる、だから絵画はおもしろい。自分の絵を自分で見て、自分で悪さ加減に気付く、これが面白くないわけがない。この頃は人に言われればカチンと来ない事もないが、自分で見つけたら人にミスを見つけられる前に一つ潰したことになる、それに龍一は「してやったり」な優越感を感じていた。
放っておくと何時までも描き続けてしまうので納得したら完成と決めていた、ただし満足はしなかった。満足したら自分に限界を作ってしまう気がしたからだ、満足した時点で終ってしまう、終わりたくないから満足はしない。次々と描き続けられる龍一の原動力はこの『満足しない』と言う事なのだろう。
一息ついて龍一はイヤホンをしてラジオの電源を入れた、ラジオは絵を描いている時にとても耳に心地よかったので好きだった。どうでも良い会話や興味の無い会話でも、曲を聴くより気持ち良かったのだ。好きな曲を聴きながらだとノリノリでペンが進まないというデメリットがあり、人が話してる会話が聴こえてくるような感覚の方が逆に集中できた。
珈琲タイムを終えると、どうにも集中力が落ちる龍一、隠し持っている煙草に火をつけて部屋の窓を開けた。近所は真っ暗で恐ろしい程静かなのだが、一応周りの目には警戒しながら吸った。吸い上げるとチリチリと音をあげる煙草、上を向いて噴き出した煙が薄れると星空が見えた。
『俺はどうしたいんだろう、何がしたいんだろう』
『あ、そうだ、額とかどうしよう』
悩んでいたかと思えば額の事、本当の龍一は割とチャカチャカと思考が変わって忙しかったりもする。この時代は100円均一と言う文化はまだ誕生していないので、100均にあるでしょ!?と言う軽いノリは通用しない。額は画材屋でしか買う事が出来ず、高額だったのだ。
『あ!良い事思いついた』
龍一はプロレスラーから貰ったサインをラップして飾っている事に気が付いた。
『絵の後ろに厚紙か段ボールあててラップしたらいいじゃん』
描いているサイズは基本的にはB4サイズだったので、厚紙を買うとしても少し高かった、それよりなによりやっぱり先立つものが無かったのが現実だ。翌日、登校時間が終わった頃を見計らって、近所のスーパーへ行き、段ボールを貰って自転車に縛り付けて帰ってきた。部屋に籠ると作品に合わせて段ボールをカットし始める、龍一は絵は大好きだがモノを作ると言う創作はあまり得意ではなかった、正確には好きではなかったのである、絵なら思うがままに描けるが、モノづくりは正確じゃないと形にならないものが多い、何ミリとか、何センチ何ミリとか、そういう数字に縛られるのが嫌いだった。
悪戦苦闘しながら段ボールを切る龍一、ここで龍一の探求心が鎌首を擡げるのだ、どうしたら楽に切れるのか、どうしたら綺麗に切れるのか、この「どうしたら?」が龍一の持ち味でもある。どうせ切るなら楽して綺麗に切りたい、そんな探求心で嫌いな作業を楽しく変換するのが龍一の得意技でもあった、本人は気づいていないのだが。
そんなこんなで20枚ほどのイラストを完成させた龍一はこの夜やっと「納得」したのだった。
学校でのことを正直に母親に話したところ、思いもよらぬ言葉が帰ってきた。その夜、父親に呼ばれて学校でのことを母親に話した同じ内容でもう一度話した。思えば面と向かって話をしたのは初めてかもしれない、いつもなら話を聞かずにぶっ飛ばす父親が、黙って聞いたり頷いては意見を述べてくれたりした。学校での状況は孤立して辛かったが、家での状況が一変したのは龍一にとって少し嬉しかったのは本音だ。
もう一つ嬉しかったのは、学校から連絡があったにも関わらず、自分の話を信じてくれた事だった。
『まず、休むのは良いけど、学校へ行くのがお前の仕事だからな、まずな、うん』
父親の康平が、怒鳴らずに噛みしめるように、そして最後は呑み込むように龍一へ告げた。それは龍一にとって、父親に貰ったエールの様にも思えた。とは言え、今までが今までなだけに、そうそう簡単に鬼の親父が仏の親父になるわけがない、それは龍一も分かっていたので警戒はしていた。休むけど程よく、要領よくやらねば…そう思っていた。
その夜、家族が寝るのを待つ我慢の時間を過ごした、父親は遅くまで起きているので龍一も睡魔に負けじと必死で戦うのだ。一人部屋なので別に勝手に好きなことをしたらいい、しかし龍一は描いている最中に邪魔をされるのが嫌だった、少し感覚は違うが、後で食べようと残して置いた好きな食べ物を横からかっさらわれた様な気持ちになるからなのだ。この戦いの時間、龍一は好きだった、壁一枚を隔てての心理戦、聞き耳を立て、息を殺し、家族が寝るのを待つ忍び、片や扉の隙間から漏れる灯りで忍びの生存を確認する侍との闘い。龍一は侍を騙す為、部屋の灯りを消してじっと息を潜める、そして全神経を耳に集中する。龍一は音を聴く、新聞を畳む音、生地の擦れる音、足音、そして集中のその先へ行くことで呼吸すら感じた。
『ふぅううううううううう』
『きた・・・』
父親が眠る前に必ず行う深い深呼吸、これが聴こえたら寝室にまっしぐら、一度寝たら起こすまで起きない、これからが龍一の時間。いつもは素早く3回引っ張る電気の紐をゆっくりと静かに引いた、異世界へ行く為の儀式のように。3回目のカチンで暗闇を一気に照らすその光は龍一を笑顔にした、スイッチが入るのは龍一本人なのだった。
途中の作品を進めるか、頭を切り替えて新たな作品を描くのか、この悩む時間も龍一は好きだった、いくつも作品がある場合は、一作品を描いている最中の休憩として別の作品を描く事で、結果的に同時進行すると言う器用な一面もある。『よしっ』と小さく頷くと、大好きなつけペンを手に取るとケント紙に描かれたモノクロ作品を描き始めた。
カリカリと心地よい音が音の無い龍一だけの世界に響き渡る、龍一はこの音を頼りに線の強さや密度、紙の強さ等の情報を得ていた。誰から教わったわけではなく、自分の経験の中で失敗と成功を重ね、その中から得て来た知識である。音、それは摩擦によるものでもあった、つけペンだけにあらず、コピック、色鉛筆、全ての具材は摩擦で奏でられる音、そして指先から伝わる感覚で全ての情報を得るのだ。龍一はこれを「紙との会話」と呼んでいる。こちらが話しかければ必ず答えてくれ、間違えると必ず教えてくれる、意地になったり騙したりしない紙が大好きだった。
カリカリカリ
龍一は紙自体を回して自分のベストポジションを常にキープしながら描く。他の人はどう描いているのかは全く知らない、龍一は描きまくった中で常に追求し、疑問を持ち、答えを求め、その時ベストな結果を出し続けて来た。もちろん正解なんかない世界だが、龍一にとっては正解があったとしても正解に向かう事は無いだろう、描きたいものを描きたいだけ描く、これが最も楽しいと感じているのだから。
絵画教室なんかクソくらえと思っていた。『絵の描き方を教える?それはお前の描き方を押し付けるだけだろ?』と言うのが龍一の考え方だったので、クラスに絵画教室に通ってると言う生徒がいると、絶対に負けないと勝手に闘志を燃やしていた。
『ふわあああああああ』
深夜を回ると眠気が龍一を襲う、こうなった時はお気に入りの珈琲を静かにつくる。ポットにお湯を入れて部屋に置いてあるので、マグカップにインスタントコーヒーを目検討でサラサラと入れると、そのお湯を注いだ。お湯を入れる瞬間が最高にいい香りがすると感じた龍一はお湯を出しながら珈琲に鼻を近づけて匂いを嗅ぐと、お湯が顔に跳ねて一気に目が覚めた。
『あっちいいいいいいいいっ』
珈琲を飲みながら作品を眺める、この時間も『絵画』だと龍一は思っていた。冷静になって自分の作品を客観的に見つめる時間はおかしな部分が見えてくる、だから絵画はおもしろい。自分の絵を自分で見て、自分で悪さ加減に気付く、これが面白くないわけがない。この頃は人に言われればカチンと来ない事もないが、自分で見つけたら人にミスを見つけられる前に一つ潰したことになる、それに龍一は「してやったり」な優越感を感じていた。
放っておくと何時までも描き続けてしまうので納得したら完成と決めていた、ただし満足はしなかった。満足したら自分に限界を作ってしまう気がしたからだ、満足した時点で終ってしまう、終わりたくないから満足はしない。次々と描き続けられる龍一の原動力はこの『満足しない』と言う事なのだろう。
一息ついて龍一はイヤホンをしてラジオの電源を入れた、ラジオは絵を描いている時にとても耳に心地よかったので好きだった。どうでも良い会話や興味の無い会話でも、曲を聴くより気持ち良かったのだ。好きな曲を聴きながらだとノリノリでペンが進まないというデメリットがあり、人が話してる会話が聴こえてくるような感覚の方が逆に集中できた。
珈琲タイムを終えると、どうにも集中力が落ちる龍一、隠し持っている煙草に火をつけて部屋の窓を開けた。近所は真っ暗で恐ろしい程静かなのだが、一応周りの目には警戒しながら吸った。吸い上げるとチリチリと音をあげる煙草、上を向いて噴き出した煙が薄れると星空が見えた。
『俺はどうしたいんだろう、何がしたいんだろう』
『あ、そうだ、額とかどうしよう』
悩んでいたかと思えば額の事、本当の龍一は割とチャカチャカと思考が変わって忙しかったりもする。この時代は100円均一と言う文化はまだ誕生していないので、100均にあるでしょ!?と言う軽いノリは通用しない。額は画材屋でしか買う事が出来ず、高額だったのだ。
『あ!良い事思いついた』
龍一はプロレスラーから貰ったサインをラップして飾っている事に気が付いた。
『絵の後ろに厚紙か段ボールあててラップしたらいいじゃん』
描いているサイズは基本的にはB4サイズだったので、厚紙を買うとしても少し高かった、それよりなによりやっぱり先立つものが無かったのが現実だ。翌日、登校時間が終わった頃を見計らって、近所のスーパーへ行き、段ボールを貰って自転車に縛り付けて帰ってきた。部屋に籠ると作品に合わせて段ボールをカットし始める、龍一は絵は大好きだがモノを作ると言う創作はあまり得意ではなかった、正確には好きではなかったのである、絵なら思うがままに描けるが、モノづくりは正確じゃないと形にならないものが多い、何ミリとか、何センチ何ミリとか、そういう数字に縛られるのが嫌いだった。
悪戦苦闘しながら段ボールを切る龍一、ここで龍一の探求心が鎌首を擡げるのだ、どうしたら楽に切れるのか、どうしたら綺麗に切れるのか、この「どうしたら?」が龍一の持ち味でもある。どうせ切るなら楽して綺麗に切りたい、そんな探求心で嫌いな作業を楽しく変換するのが龍一の得意技でもあった、本人は気づいていないのだが。
そんなこんなで20枚ほどのイラストを完成させた龍一はこの夜やっと「納得」したのだった。
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