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小学校編
八甲田山
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唯一の理解者であり、希望の欠片だった靖子ちゃんを失った龍一。
どのクラスだったのかわからないまま。
そして、名字も知らないまま。
クラスでは龍一が実はめちゃくちゃ強いらしく、
いじめっ子グループ4人を1人で倒したと噂になっていた。
そんな事も知らず、龍一はまた襲われるのではないか?と
きょろきょろしながら学校への道を歩いていた。
通らなくてもいい民家の裏とか、まるで人目を避けて逃げる犯罪者の様に。
ガラガラとゆっくり教室の扉を開けて中に一歩足を踏み入れると、
重苦しく張りつめた空気を感じた龍一。
クラスを見渡すと全員の目線で悟った、ガイにされたのだ。
ガイとはこの学校では無視されると言う事。
範囲外、問題外、蚊帳の外、そう言った意味からのガイなのだった。
恐らくは同じ班の4人のアイデアなのだろう、クラス全員が敵となった。
完全に孤立してしまった龍一、殴られるよりも辛い仕打ちが始まったのだった。
当然給食も机をくっつけて食べてくれる人は居ない。
給食を貰うために列に並んだが、あからさまにそっぽを向いて食べ物を入れられる。
食べるのも一人だけ、龍一はたった一人だけでポツンと座って給食を食べる。
昼休みも遊んでくれる人なんかいない、体育館の隅っこに安座して見ているだけ。
独りぼっちだった。
だが、それも1週間ほどで終わりを告げた。
教室に入ると『オス!』と男子に声をかけられた、同じ班のリーダーだった。
なんだこいつ急に・・・と思っていたら『今日から浜村がガイな』と言ってきた。
浜村がガイになったから、俺のガイが終わったのか。
このガイと言う陰湿ないじめの真の怖さを知った。
自分をもガイにした浜村だったが、今は机に顔を伏して泣いているようだった。
龍一はスタスタと浜村に近づき声をかけた。
『今日からガイ?俺もなるよ』
そう言って笑って見せ、右手を差し出した。
泣きながら握手に応えた浜村だった。
ガイと話をしたモノはガイになるのが掟だった。
よって、この瞬間龍一も再びガイになった。
その日一日浜村と龍一は離れずに行動した。
給食も一緒に食べた。
すっかり仲良くなって放課後に浜村の家に遊びに行くことになった。
二階建ての家で、階段を上がると4畳半程の部屋があった、そこが浜村の部屋。
LSIゲームを交互に遊び、点数を競ったりした。
『ねぇ桜坂、阿部をどう思う?』
阿部とはクラスのリーダー的なやんちゃ坊主で、龍一の班のリーダー。
つまりあの4人組のリーダーのことだ。
『うーん・・・わかんないけど、威張り過ぎだよね』
『だよね!弱いくせに!』
『あははははは』
『俺たちで阿部をやっつけようか!』
一度阿部に勝っている龍一がついつい調子に乗って言ってしまう。
『やろうやろう!』
浜村もその勢いに乗った。
『桜坂、ありがとう、一緒にガイになってくれて』
『気にすんなって』
『俺たち友達だよな!』
『うん、そうだね!』
龍一に初めて友達が出来たのだった。
その翌日、相変わらずガイは龍一と浜村だった。
先日と同じように過ごし、授業が終わると阿部に『話があるから小公園に来い』
と声をかけられた、小公園とはニックネームで、学校のグラウンドの下にある小さな公園。この学校は裏側は直ぐに山であり、崖の下には川が流れていた。その崖は【八甲田山】と呼ばれ、一度落ちたら上がるのが大人でも困難なほど急で危ないから近づかないように言われていた、その真横に位置するのがその小公園だった。
噂には聞いていた龍一、その小公園を目指して歩くと、
クラスの男子がざっと10人集まっていた、その中に浜村も居た。
阿部に近づき『なに?』と聞くと、阿部はチッと舌打ちをしてからため息を吐いた。
『おまえさぁ、俺の事やっつけるんだって?』
龍一は耳を疑った、昨日浜村と話した内容だったからだ。
そこへ浜村が『言った言った!言っただろ!認めろよ!』
ガイから逃れたいが為に龍一を浜村が売ったのだ。
やっと出来た友達が一夜にして龍一の敵になった。
『浜村君、だって友達って』
『だれが友達だバーカ』
『友達だってよ!わははははは』『ばーか!』『転校生のクセに』
なぜ大笑いされているのか本当にわからなかった。
龍一は黒目をきょろきょろさせて大笑いしている男子たちを次々と確認する。
全員が鬼に見えた。
バン!
太い木の棒で頭を後ろから叩かれた。
『いてっ!』頭を押さえてうずくまると、直ぐに蹴り倒されて10人に暴行を受けた。
子供だから手加減を知らないので、本当に痛い蹴りを何度も受けた。
砂場の砂を浴びせられ後ろ頭を踏みつけられて砂に顔を埋められた。
息が出来なくて意識が飛びそうだった。
口の中に砂が入ってジャリジャリした。
4人くらいに掴んで起こされ、何メートルか歩かされた。
右足が酷く痛くて歩きにくかったが、ムリヤリ引きずられる龍一。
あの八甲田山まで連れて来られ、誰かが背中を押した。
足を滑らせて落ちたが、とっさに木の枝を掴むことが出来て助かった。
それを面白くない阿部は『石だ!石を投げろ!』と叫び、わざわざちょっと離れて、
皆でお祭りの射的の様に順番に龍一に石を投げつけ、
『あーおしい!』『はずれた!』『ちくしょー!』と楽しんでいた。
その間になんとか上がりたい龍一は空中で足をバタバタさせて
陸にあと一歩と言うところまで来た。
その時左目の上、眉毛の当りに石が直撃した。
その衝撃と痛みで龍一は手を離してしまった。
急な崖を滑り落ち、勢い余って跳ね上がってはまた転がり、
その勢いを止めたのは川だった。
冷たい川に凄い勢いで突っ込んだ龍一。
痛みの次は水で訳が分からなかったが、落ちたことは理解できた。
川から這い上がった龍一はまた泥だらけだった。
見上げると男子生徒はあんなに楽しんでいたのにもう居なかった。
立ち上がって一歩前に足を出すと、足首が痛くて耐えられず転んでしまった。
折れてはいないが捻ったようだった。
この崖を上るのか・・・見上げた龍一は絶望しか感じなかった。
土でできた壁に木が何本か生えている、この木を使えば登頂は不可能ではないのだが、
小学三年生には数百メートルにも思える高さと長さである
『うぎ!』
時折激痛が走る脚をかばいながら登るのも大変だった。
土だからぬるぬるして登りにくく、なかなか時間がかかる。
半分ほど登ると、支えにしていた木の枝が折れて下まで転げ落ち、
また川に突っ込んだ。
辺りは暗くなってきた、しかも山の中なので木々も深く、
より一層暗さを感じるのだった。
風も出て来てザワザワと木が揺れて葉がカサカサと音を立てる。
その乾いた音に寂しさを感じ、龍一の目に涙が流れた。
ただ、その涙は暴力に対する者ではなく、裏切られたと言う心の痛みからだった。
やっと出来た友達、微かな希望、それを一瞬で失ったのだ、
そのショックは計り知れない。
誰も信用できない・・・龍一の心にわずかな陰りが見え始めた。
もう真っ暗だった。
落ちては登るを何度も繰り返した。
やっとの思いで登り切った時は完全に夜だった。
星が輝く夜は龍一の心を少しだけ優しくさせた。
『星っていいなぁ・・・』
思うように歩けない龍一は足を引きずって、1時間ほどかけて家に帰った。
お腹もすいた、身体も痛い・・・『ただいま』と静かに玄関を開けると、
髪の毛を鷲掴みにされて家の中に放り投げられた龍一。
振り向くと母親が布団たたきを持って立っていた。
『いつまで遊んでるの!夜だよ!子供はもう寝る時間なんだよ!』
『母ちゃん、あのね』
『うるさいっ!』
そう言うと布団たたきでバッチバッチ龍一を叩き出した。
『母ちゃん!母ちゃん!』
バシバシバシバシ
『母ちゃん!母ちゃん!』
バシバシバシバシ
容赦のない布団たたきは龍一の言い分を消し去り、心をへし折った。
こんなに辛い目にあったのに、何があったか聞いても貰えず、
ただただひたすらに、ストレスを発散するかのように母親に殴られた。
龍一はまた、スイッチを切ろうとした。
堪えれば終わると言う希望を持ち始めた・・・
その矢先、父親の康平が帰ってきた。
母親の喜美はすぐさま『聞いてちょうだい!龍一は今帰ってきたんだよ!』
康平の顔がみるみる鬼の形相になり
『なにやってんだー!!!!!!!』と怒鳴ったかと思うと、
強烈なビンタが龍一の顔面を捉えた。
横っ面をひっぱたいたのではない、正面から顔面を叩いたのだ。
龍一は顔に熱湯をかけられたと思うほど顔が一瞬で熱くなった。
その勢いで吹っ飛ばされてストーブに頭をぶつけた。
白いストーブに龍一は鼻血が飛び散るのを見て思った。
『もう死んでもいいや』
やっと龍一はスイッチを切れた。
感情を消すスイッチだ、こうすれば痛みも感じない、哀しみも感じない、
だから辛くなんかなかった、感情が無いのだから。
でもどうしてだろう、涙だけは流れるのだった。
どのクラスだったのかわからないまま。
そして、名字も知らないまま。
クラスでは龍一が実はめちゃくちゃ強いらしく、
いじめっ子グループ4人を1人で倒したと噂になっていた。
そんな事も知らず、龍一はまた襲われるのではないか?と
きょろきょろしながら学校への道を歩いていた。
通らなくてもいい民家の裏とか、まるで人目を避けて逃げる犯罪者の様に。
ガラガラとゆっくり教室の扉を開けて中に一歩足を踏み入れると、
重苦しく張りつめた空気を感じた龍一。
クラスを見渡すと全員の目線で悟った、ガイにされたのだ。
ガイとはこの学校では無視されると言う事。
範囲外、問題外、蚊帳の外、そう言った意味からのガイなのだった。
恐らくは同じ班の4人のアイデアなのだろう、クラス全員が敵となった。
完全に孤立してしまった龍一、殴られるよりも辛い仕打ちが始まったのだった。
当然給食も机をくっつけて食べてくれる人は居ない。
給食を貰うために列に並んだが、あからさまにそっぽを向いて食べ物を入れられる。
食べるのも一人だけ、龍一はたった一人だけでポツンと座って給食を食べる。
昼休みも遊んでくれる人なんかいない、体育館の隅っこに安座して見ているだけ。
独りぼっちだった。
だが、それも1週間ほどで終わりを告げた。
教室に入ると『オス!』と男子に声をかけられた、同じ班のリーダーだった。
なんだこいつ急に・・・と思っていたら『今日から浜村がガイな』と言ってきた。
浜村がガイになったから、俺のガイが終わったのか。
このガイと言う陰湿ないじめの真の怖さを知った。
自分をもガイにした浜村だったが、今は机に顔を伏して泣いているようだった。
龍一はスタスタと浜村に近づき声をかけた。
『今日からガイ?俺もなるよ』
そう言って笑って見せ、右手を差し出した。
泣きながら握手に応えた浜村だった。
ガイと話をしたモノはガイになるのが掟だった。
よって、この瞬間龍一も再びガイになった。
その日一日浜村と龍一は離れずに行動した。
給食も一緒に食べた。
すっかり仲良くなって放課後に浜村の家に遊びに行くことになった。
二階建ての家で、階段を上がると4畳半程の部屋があった、そこが浜村の部屋。
LSIゲームを交互に遊び、点数を競ったりした。
『ねぇ桜坂、阿部をどう思う?』
阿部とはクラスのリーダー的なやんちゃ坊主で、龍一の班のリーダー。
つまりあの4人組のリーダーのことだ。
『うーん・・・わかんないけど、威張り過ぎだよね』
『だよね!弱いくせに!』
『あははははは』
『俺たちで阿部をやっつけようか!』
一度阿部に勝っている龍一がついつい調子に乗って言ってしまう。
『やろうやろう!』
浜村もその勢いに乗った。
『桜坂、ありがとう、一緒にガイになってくれて』
『気にすんなって』
『俺たち友達だよな!』
『うん、そうだね!』
龍一に初めて友達が出来たのだった。
その翌日、相変わらずガイは龍一と浜村だった。
先日と同じように過ごし、授業が終わると阿部に『話があるから小公園に来い』
と声をかけられた、小公園とはニックネームで、学校のグラウンドの下にある小さな公園。この学校は裏側は直ぐに山であり、崖の下には川が流れていた。その崖は【八甲田山】と呼ばれ、一度落ちたら上がるのが大人でも困難なほど急で危ないから近づかないように言われていた、その真横に位置するのがその小公園だった。
噂には聞いていた龍一、その小公園を目指して歩くと、
クラスの男子がざっと10人集まっていた、その中に浜村も居た。
阿部に近づき『なに?』と聞くと、阿部はチッと舌打ちをしてからため息を吐いた。
『おまえさぁ、俺の事やっつけるんだって?』
龍一は耳を疑った、昨日浜村と話した内容だったからだ。
そこへ浜村が『言った言った!言っただろ!認めろよ!』
ガイから逃れたいが為に龍一を浜村が売ったのだ。
やっと出来た友達が一夜にして龍一の敵になった。
『浜村君、だって友達って』
『だれが友達だバーカ』
『友達だってよ!わははははは』『ばーか!』『転校生のクセに』
なぜ大笑いされているのか本当にわからなかった。
龍一は黒目をきょろきょろさせて大笑いしている男子たちを次々と確認する。
全員が鬼に見えた。
バン!
太い木の棒で頭を後ろから叩かれた。
『いてっ!』頭を押さえてうずくまると、直ぐに蹴り倒されて10人に暴行を受けた。
子供だから手加減を知らないので、本当に痛い蹴りを何度も受けた。
砂場の砂を浴びせられ後ろ頭を踏みつけられて砂に顔を埋められた。
息が出来なくて意識が飛びそうだった。
口の中に砂が入ってジャリジャリした。
4人くらいに掴んで起こされ、何メートルか歩かされた。
右足が酷く痛くて歩きにくかったが、ムリヤリ引きずられる龍一。
あの八甲田山まで連れて来られ、誰かが背中を押した。
足を滑らせて落ちたが、とっさに木の枝を掴むことが出来て助かった。
それを面白くない阿部は『石だ!石を投げろ!』と叫び、わざわざちょっと離れて、
皆でお祭りの射的の様に順番に龍一に石を投げつけ、
『あーおしい!』『はずれた!』『ちくしょー!』と楽しんでいた。
その間になんとか上がりたい龍一は空中で足をバタバタさせて
陸にあと一歩と言うところまで来た。
その時左目の上、眉毛の当りに石が直撃した。
その衝撃と痛みで龍一は手を離してしまった。
急な崖を滑り落ち、勢い余って跳ね上がってはまた転がり、
その勢いを止めたのは川だった。
冷たい川に凄い勢いで突っ込んだ龍一。
痛みの次は水で訳が分からなかったが、落ちたことは理解できた。
川から這い上がった龍一はまた泥だらけだった。
見上げると男子生徒はあんなに楽しんでいたのにもう居なかった。
立ち上がって一歩前に足を出すと、足首が痛くて耐えられず転んでしまった。
折れてはいないが捻ったようだった。
この崖を上るのか・・・見上げた龍一は絶望しか感じなかった。
土でできた壁に木が何本か生えている、この木を使えば登頂は不可能ではないのだが、
小学三年生には数百メートルにも思える高さと長さである
『うぎ!』
時折激痛が走る脚をかばいながら登るのも大変だった。
土だからぬるぬるして登りにくく、なかなか時間がかかる。
半分ほど登ると、支えにしていた木の枝が折れて下まで転げ落ち、
また川に突っ込んだ。
辺りは暗くなってきた、しかも山の中なので木々も深く、
より一層暗さを感じるのだった。
風も出て来てザワザワと木が揺れて葉がカサカサと音を立てる。
その乾いた音に寂しさを感じ、龍一の目に涙が流れた。
ただ、その涙は暴力に対する者ではなく、裏切られたと言う心の痛みからだった。
やっと出来た友達、微かな希望、それを一瞬で失ったのだ、
そのショックは計り知れない。
誰も信用できない・・・龍一の心にわずかな陰りが見え始めた。
もう真っ暗だった。
落ちては登るを何度も繰り返した。
やっとの思いで登り切った時は完全に夜だった。
星が輝く夜は龍一の心を少しだけ優しくさせた。
『星っていいなぁ・・・』
思うように歩けない龍一は足を引きずって、1時間ほどかけて家に帰った。
お腹もすいた、身体も痛い・・・『ただいま』と静かに玄関を開けると、
髪の毛を鷲掴みにされて家の中に放り投げられた龍一。
振り向くと母親が布団たたきを持って立っていた。
『いつまで遊んでるの!夜だよ!子供はもう寝る時間なんだよ!』
『母ちゃん、あのね』
『うるさいっ!』
そう言うと布団たたきでバッチバッチ龍一を叩き出した。
『母ちゃん!母ちゃん!』
バシバシバシバシ
『母ちゃん!母ちゃん!』
バシバシバシバシ
容赦のない布団たたきは龍一の言い分を消し去り、心をへし折った。
こんなに辛い目にあったのに、何があったか聞いても貰えず、
ただただひたすらに、ストレスを発散するかのように母親に殴られた。
龍一はまた、スイッチを切ろうとした。
堪えれば終わると言う希望を持ち始めた・・・
その矢先、父親の康平が帰ってきた。
母親の喜美はすぐさま『聞いてちょうだい!龍一は今帰ってきたんだよ!』
康平の顔がみるみる鬼の形相になり
『なにやってんだー!!!!!!!』と怒鳴ったかと思うと、
強烈なビンタが龍一の顔面を捉えた。
横っ面をひっぱたいたのではない、正面から顔面を叩いたのだ。
龍一は顔に熱湯をかけられたと思うほど顔が一瞬で熱くなった。
その勢いで吹っ飛ばされてストーブに頭をぶつけた。
白いストーブに龍一は鼻血が飛び散るのを見て思った。
『もう死んでもいいや』
やっと龍一はスイッチを切れた。
感情を消すスイッチだ、こうすれば痛みも感じない、哀しみも感じない、
だから辛くなんかなかった、感情が無いのだから。
でもどうしてだろう、涙だけは流れるのだった。
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