12 / 25
四地方の章
第十二話 いざ魔風龍討伐へ………
しおりを挟む
ツバサちゃんの特訓のためにアグニの鍛冶場へ向かった俺たちはアグニ火山に来ていた。
「確かアグニの鍛冶場はここだったはず……!」
アグニの鍛冶場の門の前に着いた。
鍵を使用して門を開ける
「ここは重力が12倍だ……潰れないように気をつけて……!」
「はいっ……」
俺たちはアグニの鍛冶場に入る。
「体が……重いです……」
「ここで3年間ひたすら修行だな」
「さ、3年間!?」
「大丈夫だ、ここでの三年は外での3時間だ」
「そ、そうなんですね……」
「よし、まずはランニングだ」
「は、はいっ!」
そのまま俺たちは修行を開始する。
まずはランニングなど基礎的なメニューで重力に慣れてもらう。
2年後……
「はっ……はっ……はっ………」
重力に慣れたのか彼女の動きが軽快になっていた。
若干だが体も成長し俺のお腹あたりしかなかった身長は肩に届くまで伸びていた。
あとスタイルが良くなった? 気のせいか?
「よし、あと一年で武器の修行だな」
「武器ですか……?」
「さっき訓練用に調整したエアーマグナムだ」
俺はエアーマグナムを渡す。
「まずは剣として使ってみてくれ、マグナムモードはその後にしよう」
「わかりました……!」
6ヶ月で双剣モードを使わせて残りの6ヶ月でマグナムモードに慣れてもらう。
だいぶハードスケジュールだが彼女はそれでもやりこなそうと一生懸命やってくれた。
俺はその間に三代目のアーマーブレイカーを制作する。
今度のアーマーブレイカーは軽量化の構造はそのままにアグニウムの上位素材プロメニウムを使用する事にした。
結果として30%の軽量化に加えて強度を上げる事に成功。
あとプロメニウムの副産物として魔力を込めると刀身を赤熱化させる事ができるようになり、切れ味がさらに増した。
だけど木製の持ち手は刀身の性質上溶けてしまうのでアグニウム製の持ち手に変更となった。
木製の持ち手はかなりお気に入りだったので少し残念である…………
「きゃっ!?」
ツバサちゃんがエアーマグナムの反動で吹き飛ばされるが受け身をとって体へのダメージを抑える
「大丈夫か!?」
「大丈夫……です!」
腕がプルプル震えており痛そうに押さえていた。
1年間あの反動で撃ち続けてるわけだからそりゃそうだ。
「少し休憩しよう……俺も疲れたし」
アグニの鍛冶場3年間もいるのは流石の俺でもきつい
2人で少し休憩する事にした。
「そういえばすごい成長したな……」
俺はすっかり大人の体になったツバサちゃんを見る
「女性の風人族はある年齢を境に一気に成長するんです」
「なぜだ?」
「幼いうちに子孫を残せるようにでしょうか? そんなことを聞いたことがあります」
「子孫を残す……?」
「風人族は元々、戦闘民族だったんです……他の地方を飛んでは食料などを盗みその村にいた部族を滅ぼしてまわってました」
「ある日、風神様の怒りに触れて王国を破壊され大量に風人族が死んでしまったんです」
「それで残った数少ない風人族が築き上げた里が……」
「エウロスの里……」
「はい……そして今に至る過程で風人族は進化して幼い頃から子供を産めるような体になったんです」
「一族を残すために……か」
「……俺の村もそうだったな」
「え?」
その昔、俺の村の女性は早ければ5歳頃から自分の子供を作るというしきたりがあった。
母さんもそうだった。13歳に父ちゃんと子供を作った。
そして生まれたのが俺とカタナだ。
まぁ、そんなしきたりはカタナが生まれたのを最後に無くなったが。
「子孫……ねぇ」
「ツルギさんは興味ないんですか? 自分の子供に」
「ないな、刀鍛冶は俺がやればいいからな」
「怖いんだ…刀鍛冶ができなくなったら俺の存在意義が消えちまう」
「………そんなことないと思います」
「?」
「きっとツルギさんの子供があなたを思いを未来へ繋げてくれます……!」
「……そうか」
「子孫を残すのも悪くないのかもな……」
「…………」
「どうした? ツバサちゃん?」
「いえ!! なんでもありません!! 続き……やらせてください!!」
「よし!! 残り数ヶ月で仕上げるぞ!!」
「はいっ!!」
そんなこんなで一年経過した。
「よし……時間だ!! みんなのところへ戻ろう!!」
「はい……」
そのまま転送魔法であいつらがいた場所へ向かう。
ーーーー
「あいつらまだかな?」
「もしかして……ツバサちゃんにえっちな事してるんじゃないでしょうね……」
「女に全く興味なかったアイツがやるかぁ?」
すると魔法陣が生成されツルギが現れる。
「ツルギ!!」
「ツバサちゃーーーーーん!!」
2人は歓喜する
「あれ?ツバサちゃんは……?」
「サラお姉様!!」
「あっツバサちゃ………」
カチンとサラが凍ってしまう。
「な、な、な、!!」
「誰よこの美少女!!ツバサちゃんは!?私のお宝はぁぁぁ!?」
「この子がツバサちゃんだってば!!」
「嘘よ!! ツバサちゃんはこんなにナイスバディな子じゃないわ!!あんたツバサちゃんにえっちなことしたでしょぉぉぉぉお!!」
「してねーよ!!」
「ほぉー大人になったなツバサちゃん!!」
「え?大人?」
「風人族は俺たちと違って16歳から大人って事になるんだ」
「だから16歳になるのを境に体が急成長して相方を探す旅に出るんだよ」
「え……嘘? 私の可愛いツバサちゃんは大人になっちゃったの!?」
「まぁ、そういう事だな」
「嘘でしょおおおおおおおおおおっ!?」
ズーンと落ち込んでしまう。
「サラお姉様……?」
「アイツは気にしなくていいよ……次の日には治ってるから」
「あーいうのはほっとくのが一番だぜ」
「は、はい……」
「明日は風魔竜を討伐しに行く!! しっかり寝ろよ」
「「おー!!」」
「おー……」
……この先のサラが心配である。
次回…… 覚醒……風の勇者の翼
「確かアグニの鍛冶場はここだったはず……!」
アグニの鍛冶場の門の前に着いた。
鍵を使用して門を開ける
「ここは重力が12倍だ……潰れないように気をつけて……!」
「はいっ……」
俺たちはアグニの鍛冶場に入る。
「体が……重いです……」
「ここで3年間ひたすら修行だな」
「さ、3年間!?」
「大丈夫だ、ここでの三年は外での3時間だ」
「そ、そうなんですね……」
「よし、まずはランニングだ」
「は、はいっ!」
そのまま俺たちは修行を開始する。
まずはランニングなど基礎的なメニューで重力に慣れてもらう。
2年後……
「はっ……はっ……はっ………」
重力に慣れたのか彼女の動きが軽快になっていた。
若干だが体も成長し俺のお腹あたりしかなかった身長は肩に届くまで伸びていた。
あとスタイルが良くなった? 気のせいか?
「よし、あと一年で武器の修行だな」
「武器ですか……?」
「さっき訓練用に調整したエアーマグナムだ」
俺はエアーマグナムを渡す。
「まずは剣として使ってみてくれ、マグナムモードはその後にしよう」
「わかりました……!」
6ヶ月で双剣モードを使わせて残りの6ヶ月でマグナムモードに慣れてもらう。
だいぶハードスケジュールだが彼女はそれでもやりこなそうと一生懸命やってくれた。
俺はその間に三代目のアーマーブレイカーを制作する。
今度のアーマーブレイカーは軽量化の構造はそのままにアグニウムの上位素材プロメニウムを使用する事にした。
結果として30%の軽量化に加えて強度を上げる事に成功。
あとプロメニウムの副産物として魔力を込めると刀身を赤熱化させる事ができるようになり、切れ味がさらに増した。
だけど木製の持ち手は刀身の性質上溶けてしまうのでアグニウム製の持ち手に変更となった。
木製の持ち手はかなりお気に入りだったので少し残念である…………
「きゃっ!?」
ツバサちゃんがエアーマグナムの反動で吹き飛ばされるが受け身をとって体へのダメージを抑える
「大丈夫か!?」
「大丈夫……です!」
腕がプルプル震えており痛そうに押さえていた。
1年間あの反動で撃ち続けてるわけだからそりゃそうだ。
「少し休憩しよう……俺も疲れたし」
アグニの鍛冶場3年間もいるのは流石の俺でもきつい
2人で少し休憩する事にした。
「そういえばすごい成長したな……」
俺はすっかり大人の体になったツバサちゃんを見る
「女性の風人族はある年齢を境に一気に成長するんです」
「なぜだ?」
「幼いうちに子孫を残せるようにでしょうか? そんなことを聞いたことがあります」
「子孫を残す……?」
「風人族は元々、戦闘民族だったんです……他の地方を飛んでは食料などを盗みその村にいた部族を滅ぼしてまわってました」
「ある日、風神様の怒りに触れて王国を破壊され大量に風人族が死んでしまったんです」
「それで残った数少ない風人族が築き上げた里が……」
「エウロスの里……」
「はい……そして今に至る過程で風人族は進化して幼い頃から子供を産めるような体になったんです」
「一族を残すために……か」
「……俺の村もそうだったな」
「え?」
その昔、俺の村の女性は早ければ5歳頃から自分の子供を作るというしきたりがあった。
母さんもそうだった。13歳に父ちゃんと子供を作った。
そして生まれたのが俺とカタナだ。
まぁ、そんなしきたりはカタナが生まれたのを最後に無くなったが。
「子孫……ねぇ」
「ツルギさんは興味ないんですか? 自分の子供に」
「ないな、刀鍛冶は俺がやればいいからな」
「怖いんだ…刀鍛冶ができなくなったら俺の存在意義が消えちまう」
「………そんなことないと思います」
「?」
「きっとツルギさんの子供があなたを思いを未来へ繋げてくれます……!」
「……そうか」
「子孫を残すのも悪くないのかもな……」
「…………」
「どうした? ツバサちゃん?」
「いえ!! なんでもありません!! 続き……やらせてください!!」
「よし!! 残り数ヶ月で仕上げるぞ!!」
「はいっ!!」
そんなこんなで一年経過した。
「よし……時間だ!! みんなのところへ戻ろう!!」
「はい……」
そのまま転送魔法であいつらがいた場所へ向かう。
ーーーー
「あいつらまだかな?」
「もしかして……ツバサちゃんにえっちな事してるんじゃないでしょうね……」
「女に全く興味なかったアイツがやるかぁ?」
すると魔法陣が生成されツルギが現れる。
「ツルギ!!」
「ツバサちゃーーーーーん!!」
2人は歓喜する
「あれ?ツバサちゃんは……?」
「サラお姉様!!」
「あっツバサちゃ………」
カチンとサラが凍ってしまう。
「な、な、な、!!」
「誰よこの美少女!!ツバサちゃんは!?私のお宝はぁぁぁ!?」
「この子がツバサちゃんだってば!!」
「嘘よ!! ツバサちゃんはこんなにナイスバディな子じゃないわ!!あんたツバサちゃんにえっちなことしたでしょぉぉぉぉお!!」
「してねーよ!!」
「ほぉー大人になったなツバサちゃん!!」
「え?大人?」
「風人族は俺たちと違って16歳から大人って事になるんだ」
「だから16歳になるのを境に体が急成長して相方を探す旅に出るんだよ」
「え……嘘? 私の可愛いツバサちゃんは大人になっちゃったの!?」
「まぁ、そういう事だな」
「嘘でしょおおおおおおおおおおっ!?」
ズーンと落ち込んでしまう。
「サラお姉様……?」
「アイツは気にしなくていいよ……次の日には治ってるから」
「あーいうのはほっとくのが一番だぜ」
「は、はい……」
「明日は風魔竜を討伐しに行く!! しっかり寝ろよ」
「「おー!!」」
「おー……」
……この先のサラが心配である。
次回…… 覚醒……風の勇者の翼
122
お気に入りに追加
385
あなたにおすすめの小説

自分が作ったSSSランクパーティから追放されたおっさんは、自分の幸せを求めて彷徨い歩く。〜十数年酷使した体は最強になっていたようです〜
ねっとり
ファンタジー
世界一強いと言われているSSSランクの冒険者パーティ。
その一員であるケイド。
スーパーサブとしてずっと同行していたが、パーティメンバーからはただのパシリとして使われていた。
戦闘は役立たず。荷物持ちにしかならないお荷物だと。
それでも彼はこのパーティでやって来ていた。
彼がスカウトしたメンバーと一緒に冒険をしたかったからだ。
ある日仲間のミスをケイドのせいにされ、そのままパーティを追い出される。
途方にくれ、なんの目的も持たずにふらふらする日々。
だが、彼自身が気付いていない能力があった。
ずっと荷物持ちやパシリをして来たケイドは、筋力も敏捷も凄まじく成長していた。
その事実をとあるきっかけで知り、喜んだ。
自分は戦闘もできる。
もう荷物持ちだけではないのだと。
見捨てられたパーティがどうなろうと知ったこっちゃない。
むしろもう自分を卑下する必要もない。
我慢しなくていいのだ。
ケイドは自分の幸せを探すために旅へと出る。
※小説家になろう様でも連載中

【完結】初級魔法しか使えない低ランク冒険者の少年は、今日も依頼を達成して家に帰る。
アノマロカリス
ファンタジー
少年テッドには、両親がいない。
両親は低ランク冒険者で、依頼の途中で魔物に殺されたのだ。
両親の少ない保険でやり繰りしていたが、もう金が尽きかけようとしていた。
テッドには、妹が3人いる。
両親から「妹達を頼む!」…と出掛ける前からいつも約束していた。
このままでは家族が離れ離れになると思ったテッドは、冒険者になって金を稼ぐ道を選んだ。
そんな少年テッドだが、パーティーには加入せずにソロ活動していた。
その理由は、パーティーに参加するとその日に家に帰れなくなるからだ。
両親は、小さいながらも持ち家を持っていてそこに住んでいる。
両親が生きている頃は、父親の部屋と母親の部屋、子供部屋には兄妹4人で暮らしていたが…
両親が死んでからは、父親の部屋はテッドが…
母親の部屋は、長女のリットが、子供部屋には、次女のルットと三女のロットになっている。
今日も依頼をこなして、家に帰るんだ!
この少年テッドは…いや、この先は本編で語ろう。
お楽しみくださいね!
HOTランキング20位になりました。
皆さん、有り難う御座います。
『おっさんの元勇者』~Sランクの冒険者はギルドから戦力外通告を言い渡される~
川嶋マサヒロ
ファンタジー
ダンジョン攻略のために作られた冒険者の街、サン・サヴァン。
かつて勇者とも呼ばれたベテラン冒険者のベルナールは、ある日ギルドマスターから戦力外通告を言い渡される。
それはギルド上層部による改革――、方針転換であった。
現役のまま一生を終えようとしていた一人の男は途方にくれる。
引退後の予定は無し。備えて金を貯めていた訳でも無し。
あげく冒険者のヘルプとして、弟子を手伝いスライム退治や、食肉業者の狩りの手伝いなどに精をだしていた。
そして、昔の仲間との再会――。それは新たな戦いへの幕開けだった。
イラストは
ジュエルセイバーFREE 様です。
URL:http://www.jewel-s.jp/

【完結】魔王を倒してスキルを失ったら「用済み」と国を追放された勇者、数年後に里帰りしてみると既に祖国が滅んでいた
きなこもちこ
ファンタジー
🌟某小説投稿サイトにて月間3位(異ファン)獲得しました!
「勇者カナタよ、お前はもう用済みだ。この国から追放する」
魔王討伐後一年振りに目を覚ますと、突然王にそう告げられた。
魔王を倒したことで、俺は「勇者」のスキルを失っていた。
信頼していたパーティメンバーには蔑まれ、二度と国の土を踏まないように察知魔法までかけられた。
悔しさをバネに隣国で再起すること十数年……俺は結婚して妻子を持ち、大臣にまで昇り詰めた。
かつてのパーティメンバー達に「スキルが無くても幸せになった姿」を見せるため、里帰りした俺は……祖国の惨状を目にすることになる。
※ハピエン・善人しか書いたことのない作者が、「追放」をテーマにして実験的に書いてみた作品です。普段の作風とは異なります。
※小説家になろう、カクヨムさんで同一名義にて掲載予定です

(完結)魔王討伐後にパーティー追放されたFランク魔法剣士は、超レア能力【全スキル】を覚えてゲスすぎる勇者達をザマアしつつ世界を救います
しまうま弁当
ファンタジー
魔王討伐直後にクリードは勇者ライオスからパーティーから出て行けといわれるのだった。クリードはパーティー内ではつねにFランクと呼ばれ戦闘にも参加させてもらえず場美雑言は当たり前でクリードはもう勇者パーティーから出て行きたいと常々考えていたので、いい機会だと思って出て行く事にした。だがラストダンジョンから脱出に必要なリアーの羽はライオス達は分けてくれなかったので、仕方なく一階層づつ上っていく事を決めたのだった。だがなぜか後ろから勇者パーティー内で唯一のヒロインであるミリーが追いかけてきて一緒に脱出しようと言ってくれたのだった。切羽詰まっていると感じたクリードはミリーと一緒に脱出を図ろうとするが、後ろから追いかけてきたメンバーに石にされてしまったのだった。

スキル間違いの『双剣士』~一族の恥だと追放されたが、追放先でスキルが覚醒。気が付いたら最強双剣士に~
きょろ
ファンタジー
この世界では5歳になる全ての者に『スキル』が与えられる――。
洗礼の儀によってスキル『片手剣』を手にしたグリム・レオハートは、王国で最も有名な名家の長男。
レオハート家は代々、女神様より剣の才能を与えられる事が多い剣聖一族であり、グリムの父は王国最強と謳われる程の剣聖であった。
しかし、そんなレオハート家の長男にも関わらずグリムは全く剣の才能が伸びなかった。
スキルを手にしてから早5年――。
「貴様は一族の恥だ。最早息子でも何でもない」
突如そう父に告げられたグリムは、家族からも王国からも追放され、人が寄り付かない辺境の森へと飛ばされてしまった。
森のモンスターに襲われ絶対絶命の危機に陥ったグリム。ふと辺りを見ると、そこには過去に辺境の森に飛ばされたであろう者達の骨が沢山散らばっていた。
それを見つけたグリムは全てを諦め、最後に潔く己の墓を建てたのだった。
「どうせならこの森で1番派手にしようか――」
そこから更に8年――。
18歳になったグリムは何故か辺境の森で最強の『双剣士』となっていた。
「やべ、また力込め過ぎた……。双剣じゃやっぱ強すぎるな。こりゃ1本は飾りで十分だ」
最強となったグリムの所へ、ある日1体の珍しいモンスターが現れた。
そして、このモンスターとの出会いがグレイの運命を大きく動かす事となる――。

パーティのお荷物と言われて追放されたけど、豪運持ちの俺がいなくなって大丈夫?今更やり直そうと言われても、もふもふ系パーティを作ったから無理!
蒼衣翼
ファンタジー
今年十九歳になった冒険者ラキは、十四歳から既に五年、冒険者として活動している。
ところが、Sランクパーティとなった途端、さほど目立った活躍をしていないお荷物と言われて追放されてしまう。
しかしパーティがSランクに昇格出来たのは、ラキの豪運スキルのおかげだった。
強力なスキルの代償として、口外出来ないというマイナス効果があり、そのせいで、自己弁護の出来ないラキは、裏切られたショックで人間嫌いになってしまう。
そんな彼が出会ったのが、ケモノ族と蔑まれる、狼族の少女ユメだった。
一方、ラキの抜けたパーティはこんなはずでは……という出来事の連続で、崩壊して行くのであった。

豊穣の巫女から追放されたただの村娘。しかし彼女の正体が予想外のものだったため、村は彼女が知らないうちに崩壊する。
下菊みこと
ファンタジー
豊穣の巫女に追い出された少女のお話。
豊穣の巫女に追い出された村娘、アンナ。彼女は村人達の善意で生かされていた孤児だったため、むしろお礼を言って笑顔で村を離れた。その感謝は本物だった。なにも持たない彼女は、果たしてどこに向かうのか…。
小説家になろう様でも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる