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第3章:魔人
魔人と人間の戦争(3)
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私たちは苦しい船旅を終えて、やっと上陸しました。(苦しんでいたのは私だけかもしれませんが・・・ルークにとっては楽しい時間だったのかもしれません・・・)
私たちは船から降りました。
そこは不思議な場所でした。
あたりにあるのは全て、軍のための施設なのです。
兵隊が住む場所、食料を貯蔵するための倉庫、武器を製造するための工場・・・
しかし、なぜか奇妙な雰囲気がするのです。
つまり、時代が混乱しているような・・・新しい時代のものと古い時代のものが不自然な状態で混在していて・・・
石造りや煉瓦造りの倉庫が立ち並んでいて、その間には木造の建物もあり、それなのに、ところどころにはまるでコンクリートで作ったような構造物も建っているのです・・・
しかし、この世界には似合わないその近代的な建築物は、ものすごく古いもので、つまりほとんど崩壊していて・・・
地面も、石が敷き詰めてある場所があると思えば、まるで表面がアスファルトではないかと思わせるような道もあったりして・・・
何かがおかしいんです。
アスファルトで道を舗装するなんて、この世界の技術ではないような気がするのです。
時代が違うような気がするのです。
これも魔界の影響なのでしょうか。
魔力によって、世界が歪み始めているのでしょうか・・・
しかも、奇妙なのは新旧のテクノロジーが入り乱れているということだけではないのです。
新しい技術を使ったものほど、古くて壊れているのです。
木材で作った新しい手すりの下に、さびついてぼろぼろになった鉄の棒が埋まっていたり・・・
最近建てられたらしいレンガの門の横に、表面が風化してかろうじて形を保っている金属の柱があったり・・・
まるで時間の流れが逆転しているような・・・
そこは異常な場所でした。
特に気になったのは、地面に鉄のレールが残っていること。
それはまるで港への引き込み線のような・・・。
確かに、線路を切り替えるためのポイントのような機械があるのです。
もしかしたら、ここには以前列車が走っていたのでしょうか。
それは客車というよりも貨物列車だったのかもしれません。
港からの輸送に鉄道を使っていたのでしょう。
でも、さっきまで乗っていた船は木造の帆船だったのです。
鉄道と帆船では何となく少し時代が違うような気がするのです。
私はこの世界に転生してからさまざまなものを見てきました。
ある意味で、この世界は以前私が住んでいた世界に似ているのです。
家があったり、教会があったり、村があったり、街があったり、図書館があったり・・・
魔力というのはこの世界に来て初めて知りましたが、それ以外の点では、この世界に住んでいる人間の基本的な生活は、転生する前の世界とそんなに変わらないような気がしていたのです。
でも、技術については違います。
特に科学技術については・・・
この世界はとても遅れているのです。
私はこの世界に転生してから、電気で動く機械を見たことがありませんし、蒸気機関すら見たことがないのです。
つまり、この世界はまだ産業革命以前の社会なのです。
それなのに、ここには鉄道が・・・
もしかして、それは魔力で動く列車なのでしょうか。
よくわかりませんが・・・。
とにかく、新しい大陸に上陸した私は、不思議な世界を目の当たりにしていました。
*
奇妙な世界・・・
でも、この大陸では戦争が行われているのです。
人類と魔人の戦争・・・人間界と魔界の戦い・・・
それが何のための戦いなのか、誰にもわからなくなっているのですが、それでも大勢の人間が戦い続けているのです。
そして、その戦いの最も激しい地区が、この大陸の中央部にあるのです。
ここは、その前線基地なのです。
見渡す限り軍隊のための施設ばかり・・・
兵隊が寝泊まりする宿舎、武器を格納している巨大な倉庫、戦争のための道具を作っている工場、・・・
いたるところに見張りがいて・・・
見張りの兵士が持っている武器も様々でした。
大きな剣を持っているもの、弓を持っているもの、細長い筒のようなものを持っているもの(おそらく魔力を利用した銃か何かなのでしょう)・・・
ここは、軍に所属していない私たちが本来いるべき場所ではないようでした。
船内ではとりあえず商人のふりをしていましたが、そのままの姿で、この街を歩き回ることはできません。
もし見つかったら、不審者として捕まえられて、牢屋に閉じ込められるに違いありませんん。
あるいは敵のスパイだと勘違いされて、斬り殺されるかもしれません。
私たちはとりあえず隠れる場所を探しました。
街のはずれに古い倉庫がありました。
周囲に兵隊の姿は見えません。
私たちはその倉庫の奥にしばらく隠れていることにしました。
ルークは心配そうな表情で、
「ここも危険ですね・・・明日にでも、この街を出ましょう。
街を出れば、軍の警戒もそれほどは厳しくないはずです」
私たちは、翌日の朝まで、その倉庫の中に潜んでいることにしました。
ここは食糧庫のようでした。
穀物を入れた袋のようなものがいくつか積んでありましたが、もうとても古く、今ではこの倉庫は使われていないようでした。
私たちは、倉庫の端っこの方に座って、じっとしていました。
二人とも、何も話をしませんでした。
お互い、いろいろなことを考えていたのでしょう。
私は、船の中では何も考える余裕がなかったので(一日中船酔いで吐いていたので)、しばらくは頭の中を整理しようとしていました。
これから私たちは何をするのか・・・何をしなければならないのか・・・。
・・・とは言っても、二人の旅はこれまでもずっと、行き当たりばったりでした。
計画性など微塵もありませんでした。
とりあえず目の前で起きていることを解決する・・・そんな旅でした。
だから、突然この大陸での旅のことを考えようとしても、何を考えればよいのかわからないのです。
私はぼんやりとしていましたが、ふと自分が空腹だということに気が付き・・・・それは久しぶりの感覚・・・何しろ、船の中ではずっと船酔いでしたから・・・
「ねえ、ルーク、お腹空かない?」
「そうですね。
でも、料理をするために火を起こすのは危険かも・・・
外を歩き回っている見張りの兵隊に見つかったら、面倒なことに・・・」
確かにルークの言うとおりでした。
もう日が暮れて、外も薄暗くなっていました。
たとえ倉庫のすみでも、こんなところで焚き火をしたら、壊れかけた壁から光が外に漏れるでしょう。
そうすると、外にいる軍の見張りに見つかって、不審者として連行されるに違いありません・・・
「でも、お腹空いたよ」
私はちょっと駄々をこねました。
別にルークを困らせようとして、無理なことを言ったわけではありません。
ちょっとしたアイデアがあったのです。
私たちはラーメンを作ることにしました。
そうです。インスタントラーメンです。
クルドークの食品店で店中のインスタントラーメンを買ったのです。
これだけあれば、もう旅の間ずっと食べ続けることができるはず・・・大好きなラーメンを毎日・・・
船に乗っている間はずっと、船内で支給される不味い食事・・・あるいは味付けがほとんどされていないような食べ物・・・をずっと口にしていました。
まあ、船の中での食事について文句を言う権利は私にはありません。
何しろ、それらは全て、すぐに海中へと吐き出していたのですから・・・
陸に上がってからの最初の食事がインスタントラーメンというのも、ちょっと寂しいような気もしますが・・・いえいえ、これで十分なのです。
私はわくわくしながら、ラーメンを作り始めました。
汲んでおいた水を魔法で温めてお湯にしてから、ラーメンを入れました。
ラーメンを入れてからも、魔力でお湯を沸騰させ続けて、しばらくすると・・・
はい、できました・・・ラーメンです・・・それは間違いなくインスタントラーメンなのです。
転生前に食べていたものと同じです。
私は勢いよく麺をすすり・・・ルークも美味しい美味しいと連呼しながら食べていました。
もし、この旅から無事帰還することができたら、どこかでラーメン屋でも開きたいです。
それで、いろんな味のラーメンを作って・・・きっと繁盛するはず・・・
・・・ルークと二人でラーメン屋・・・楽しい生活・・・え?・・・どうして、相手はルークなんでしょう・・・なんで、こんな変態君と・・・
・・・私、夢までおかしくなってきてる・・・ルーク! 私の楽しい妄想にまで入って来ないで!・・・まあ、いいけど・・・
私たちは船から降りました。
そこは不思議な場所でした。
あたりにあるのは全て、軍のための施設なのです。
兵隊が住む場所、食料を貯蔵するための倉庫、武器を製造するための工場・・・
しかし、なぜか奇妙な雰囲気がするのです。
つまり、時代が混乱しているような・・・新しい時代のものと古い時代のものが不自然な状態で混在していて・・・
石造りや煉瓦造りの倉庫が立ち並んでいて、その間には木造の建物もあり、それなのに、ところどころにはまるでコンクリートで作ったような構造物も建っているのです・・・
しかし、この世界には似合わないその近代的な建築物は、ものすごく古いもので、つまりほとんど崩壊していて・・・
地面も、石が敷き詰めてある場所があると思えば、まるで表面がアスファルトではないかと思わせるような道もあったりして・・・
何かがおかしいんです。
アスファルトで道を舗装するなんて、この世界の技術ではないような気がするのです。
時代が違うような気がするのです。
これも魔界の影響なのでしょうか。
魔力によって、世界が歪み始めているのでしょうか・・・
しかも、奇妙なのは新旧のテクノロジーが入り乱れているということだけではないのです。
新しい技術を使ったものほど、古くて壊れているのです。
木材で作った新しい手すりの下に、さびついてぼろぼろになった鉄の棒が埋まっていたり・・・
最近建てられたらしいレンガの門の横に、表面が風化してかろうじて形を保っている金属の柱があったり・・・
まるで時間の流れが逆転しているような・・・
そこは異常な場所でした。
特に気になったのは、地面に鉄のレールが残っていること。
それはまるで港への引き込み線のような・・・。
確かに、線路を切り替えるためのポイントのような機械があるのです。
もしかしたら、ここには以前列車が走っていたのでしょうか。
それは客車というよりも貨物列車だったのかもしれません。
港からの輸送に鉄道を使っていたのでしょう。
でも、さっきまで乗っていた船は木造の帆船だったのです。
鉄道と帆船では何となく少し時代が違うような気がするのです。
私はこの世界に転生してからさまざまなものを見てきました。
ある意味で、この世界は以前私が住んでいた世界に似ているのです。
家があったり、教会があったり、村があったり、街があったり、図書館があったり・・・
魔力というのはこの世界に来て初めて知りましたが、それ以外の点では、この世界に住んでいる人間の基本的な生活は、転生する前の世界とそんなに変わらないような気がしていたのです。
でも、技術については違います。
特に科学技術については・・・
この世界はとても遅れているのです。
私はこの世界に転生してから、電気で動く機械を見たことがありませんし、蒸気機関すら見たことがないのです。
つまり、この世界はまだ産業革命以前の社会なのです。
それなのに、ここには鉄道が・・・
もしかして、それは魔力で動く列車なのでしょうか。
よくわかりませんが・・・。
とにかく、新しい大陸に上陸した私は、不思議な世界を目の当たりにしていました。
*
奇妙な世界・・・
でも、この大陸では戦争が行われているのです。
人類と魔人の戦争・・・人間界と魔界の戦い・・・
それが何のための戦いなのか、誰にもわからなくなっているのですが、それでも大勢の人間が戦い続けているのです。
そして、その戦いの最も激しい地区が、この大陸の中央部にあるのです。
ここは、その前線基地なのです。
見渡す限り軍隊のための施設ばかり・・・
兵隊が寝泊まりする宿舎、武器を格納している巨大な倉庫、戦争のための道具を作っている工場、・・・
いたるところに見張りがいて・・・
見張りの兵士が持っている武器も様々でした。
大きな剣を持っているもの、弓を持っているもの、細長い筒のようなものを持っているもの(おそらく魔力を利用した銃か何かなのでしょう)・・・
ここは、軍に所属していない私たちが本来いるべき場所ではないようでした。
船内ではとりあえず商人のふりをしていましたが、そのままの姿で、この街を歩き回ることはできません。
もし見つかったら、不審者として捕まえられて、牢屋に閉じ込められるに違いありませんん。
あるいは敵のスパイだと勘違いされて、斬り殺されるかもしれません。
私たちはとりあえず隠れる場所を探しました。
街のはずれに古い倉庫がありました。
周囲に兵隊の姿は見えません。
私たちはその倉庫の奥にしばらく隠れていることにしました。
ルークは心配そうな表情で、
「ここも危険ですね・・・明日にでも、この街を出ましょう。
街を出れば、軍の警戒もそれほどは厳しくないはずです」
私たちは、翌日の朝まで、その倉庫の中に潜んでいることにしました。
ここは食糧庫のようでした。
穀物を入れた袋のようなものがいくつか積んでありましたが、もうとても古く、今ではこの倉庫は使われていないようでした。
私たちは、倉庫の端っこの方に座って、じっとしていました。
二人とも、何も話をしませんでした。
お互い、いろいろなことを考えていたのでしょう。
私は、船の中では何も考える余裕がなかったので(一日中船酔いで吐いていたので)、しばらくは頭の中を整理しようとしていました。
これから私たちは何をするのか・・・何をしなければならないのか・・・。
・・・とは言っても、二人の旅はこれまでもずっと、行き当たりばったりでした。
計画性など微塵もありませんでした。
とりあえず目の前で起きていることを解決する・・・そんな旅でした。
だから、突然この大陸での旅のことを考えようとしても、何を考えればよいのかわからないのです。
私はぼんやりとしていましたが、ふと自分が空腹だということに気が付き・・・・それは久しぶりの感覚・・・何しろ、船の中ではずっと船酔いでしたから・・・
「ねえ、ルーク、お腹空かない?」
「そうですね。
でも、料理をするために火を起こすのは危険かも・・・
外を歩き回っている見張りの兵隊に見つかったら、面倒なことに・・・」
確かにルークの言うとおりでした。
もう日が暮れて、外も薄暗くなっていました。
たとえ倉庫のすみでも、こんなところで焚き火をしたら、壊れかけた壁から光が外に漏れるでしょう。
そうすると、外にいる軍の見張りに見つかって、不審者として連行されるに違いありません・・・
「でも、お腹空いたよ」
私はちょっと駄々をこねました。
別にルークを困らせようとして、無理なことを言ったわけではありません。
ちょっとしたアイデアがあったのです。
私たちはラーメンを作ることにしました。
そうです。インスタントラーメンです。
クルドークの食品店で店中のインスタントラーメンを買ったのです。
これだけあれば、もう旅の間ずっと食べ続けることができるはず・・・大好きなラーメンを毎日・・・
船に乗っている間はずっと、船内で支給される不味い食事・・・あるいは味付けがほとんどされていないような食べ物・・・をずっと口にしていました。
まあ、船の中での食事について文句を言う権利は私にはありません。
何しろ、それらは全て、すぐに海中へと吐き出していたのですから・・・
陸に上がってからの最初の食事がインスタントラーメンというのも、ちょっと寂しいような気もしますが・・・いえいえ、これで十分なのです。
私はわくわくしながら、ラーメンを作り始めました。
汲んでおいた水を魔法で温めてお湯にしてから、ラーメンを入れました。
ラーメンを入れてからも、魔力でお湯を沸騰させ続けて、しばらくすると・・・
はい、できました・・・ラーメンです・・・それは間違いなくインスタントラーメンなのです。
転生前に食べていたものと同じです。
私は勢いよく麺をすすり・・・ルークも美味しい美味しいと連呼しながら食べていました。
もし、この旅から無事帰還することができたら、どこかでラーメン屋でも開きたいです。
それで、いろんな味のラーメンを作って・・・きっと繁盛するはず・・・
・・・ルークと二人でラーメン屋・・・楽しい生活・・・え?・・・どうして、相手はルークなんでしょう・・・なんで、こんな変態君と・・・
・・・私、夢までおかしくなってきてる・・・ルーク! 私の楽しい妄想にまで入って来ないで!・・・まあ、いいけど・・・
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