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株式会社モブデリ

ファンタジーな研究室

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「このスライムは柔らかすぎるからダメ」

今日はモビッチと呼ばれる顔有りモブの僕が訪れているのはモブデリの非科学研究室。


仕事に必要な服や小道具は会社から支給されるし、社内の小さなコンビニにはエロいシーンの予習の為に必要な練習道具も売ってるから現代設定の派遣先は問題なくこなせる。


しかしファンタジーの世界では通用しない。



特殊メイクで対応できない場合は、研究室から処方される一時的に獣人化したり、鱗が生えたりする薬を飲んだり塗ったりする。


更に研究室では媚薬成分たっぷりのスライムや女体化する薬品など、不思議なアイテムも研究して作り出している。


今日は瓶底メガネ装備の髭モジャ研究員の博士(社長がつけたアダ名)に頼まれて、美少女ゲームでヒロイン達を襲うスライムの使用した感想を聞かれている。


少し大きめのビニールプールの中には緑色のプルンとした液体っぽい物が八分目位まで入っている。


その中に自ら入ってスライムの感触を確かめていた。


「お尻にじわぁって入って来るのは分かるけど、圧迫感はゼロだから気持ち良くはないよ」


「視点を変えてRPGの雑魚スライム捕ってきたんだけどダメか」


「それはエロに無関係のスライムじゃん。これじゃただのローションプールと一緒だよ」


今も一向に性的に襲われる気配がしません。


「意外性に追求したくて」


「専門外のモンスターを連れてこられても困るよ」


「しょうがないなぁ」


黄ばんだ白衣のもじゃもじゃ博士が紫色の液体が入った三角フラスコを持ってきた。


すると僕の頭からバシャバシャと液体を掛けた。


すると身体中かムズムズして暑くなってきたから、確認すれば女体化している。


でも小さなペニスは無事です。


「名付けて、夢の双成りふたなり薬」


「双成り?」


ちんちん有るけど胸もマンコもある、あの双成りになる薬って事?!


片手では収まらない大きめサイズの胸に、自分のペニスがある不思議な光景に呆然としているとお尻では無い所に何かが入り込んで来る感覚がして思わず股間を覗き込んだ。


「………見えない」


チンチンの先を摘んで持ち上げても上手く見ることができません。


「性別は関係なかったかぁ」


「ちょっと!僕は女体化するのに社長の許可が必要なんだけど!!」



「大丈夫だよ。女体化じゃなくて双成りだから。双成り薬は成功だ」


嬉しそうな博士には言い難いけど、つい最近に社長に女体化薬の使用が却下されたばかりなのに、バレたらお仕置されちゃう。


僕なら大歓迎なんだけど、この場合は問答無用で薬品を頭から掛けた博士がお仕置されちゃうのかな。


この後に研究室を訪れた社長によって成功した双成り薬を頭から掛けられた博士は、お仕置としてエロゲーで無作為に襲われるモブとして触手の海に放り込まれたのは、残念ながら見慣れた光景でした。


博士は社長が苦手らしいけど、好きに研究できる環境は変えたくないから、髪の毛とか髭をモジャモジャ生やしてブロックしてるつもりみたいだけど、逆に汚い見た目から罪悪感を感じない社長のお仕置が容赦なくなってることを博士以外の社内の全員が知っていました。


「主人公ならともかく、モブに女体化は不要ありません!大事なモビッチの身体に無駄な負担を掛けるんじゃありません!!」


だけど、せっかくだからと薬の効果が切れるまでと、僕の胸を揉みながら怒り心頭の社長の手は止まりません。


「お仕置ではないので優しく揉んであげますよ」


既にツンと立ち上がったピンク色の突起は少し赤く色を変えてそそり立ち、社長の長い指で摘んだり、引っ張ったり、転がしたりと執拗に攻め立てる。



「あぁんっ♡気持ちいい♡なんか、お尻じゃなくて……お臍の奥がムズムズしるぅンッ♡」


「薬によって女体化した時の胸の大きさは個人のポテンシャルで決まっているのですが、モビッチの大きな胸ではBLのモブは不可能なので美少女ゲームへの出張以外での使用は認めませんから覚えておきなさい」


「はいぃ♡早く………ぁ…薬が切れる前にぃ…………早く社長の…おチンチンに犯されたいのぉ♡」


床に転がる半裸でドロドロの博士は社長に足蹴にされながらピクリとも動かず、その膝の上に跨るように抱っこさしたモビッチの双成り化した身体を貪る様なSEXをする器用な社長。


忘れられているビニールプールの中のスライムにも双成り薬が掛かっており、突然変異を果たした紫色のモンスターのスライムが動き出すのは薬の効果が切れたモビッチを横抱きにした社長が研究室から立ち去った後なのですが、それはまた別の話。



とりあえず作者から一言
逃げろ!博士!!
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