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真のゲームが動き出す
過去が牙をむく時
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「あぁんっ………オースティン………っん」
当然のように2人の寝室を用意され、かつて私の部屋だった場合を何故かマルガリータが使っていました。
寛容過ぎる家族の反応とマルガリータの馴染み具合に戸惑いながらも、大好きな家族とマルガリータやオースティンが当然のように一緒にいる光景に幸せを感じていました。
帰って来て制服から着替えようとして、後ろからオースティンに抱き寄せられ、大きな手に身体を撫で回されていました。
「はぁ~っ可愛いリリー。また胸が大きくなったんじゃないか?」
「んんんっ………もう………分からないわ……」
感じ過ぎて足がカクカクし始めると、私を触っていた手に抱き上げられてベッドに運ばれる。
用意されたのはキングサイズの大きなベッドは、天蓋付きで白いカーテンは蚊帳の役目をすると初めて知ったのは昨日の事です。
オースティンは天蓋の白いカーテンを閉め切ってエッチするのが好きらしい。
今も私をベッドに寝かせたら、白いカーテンを閉めている。
隙間なく閉めると私に覆いかぶさってキスをした。
「チュッ………このカーテンはマルガリータの覗き防止もあるが、白い空間にリリーと2人しか居ないのは独り占めしているのだと実感出来て堪らない」
白いカーテンはオースティンの独占欲の表れだったようです。
素直に嬉しく思った。
私からも腕を伸ばすと、不意に屋敷の空気が変わった気がして手を止める。
妙な胸騒ぎがしていました。
オースティンも感じたのか、部屋を出ようとして私を抱き寄せた。
「何が起きているか分からない。リリーを1人にするのは得策じゃないからな」
「私の部屋のマルガリータが心配なの」
「急ごう」
部屋の扉の前には、マルガリータが立っていました。
「今は取込み中よ」
部屋の中からはラフレアのジャスパーが争う声がしている。
「なぜラフレアがいるの?」
「ジャスパーには驚かないのね」
「ラフレアをゲームから逃がしたのは私だもの。それに前世の私を殺したのはジャスパーですもの」
「え?」
ビックリした顔でマルガリータが腕を組み考え込んでいる。
「ラフレアは目が覚めたの。あまり酷いことはしないであげて?」
「大丈夫よ。これはアイツをおびき寄せる罠だから。今はリリーだと勘違いさせたラフレアを罠にかかったジャスパーが忍び込んで襲おうとしているけどね」
「まさか………また媚薬?」
何も言わずに首を横に振るマルガリータ。
扉の向こうからジャスパー達の声が聞こえてきた。
『やっぱりリリアーヌ様が百合ちゃんなんだね。あの時は小さ過ぎたから百合ちゃんをヤリ殺したけど、今なら………かなり無理しても死なないよね。むしろ死んだ瞬間の締め付けが忘れられないから、SEXしながら首を絞めたら気持ちが良いのかな?』
『止めて!』
『他の女では気持ち良さが半減したんだよね。どんなに幼い少女でも百合ちゃんには適わなかった。もっと早く出会っていれば、また処女の百合ちゃんを堪能出来たのに残念だよ』
あまりの恐怖に体の震えが止まらない。
すると優しくて暖かい腕が私を抱き寄せ、大きな胸が包み込んでくれた。
「屑なんかに指一本、髪の毛1本でも触れさせない」
「当然でしょう。それに………これはラフレアから言い出した事よ。リリーの代わりになるって。今まで迷惑を掛けた償いがしたいんですって。中にはクロフォードも控えているから大丈夫よ。まさかジャスパーだとは思ってなかったけどね」
「やっぱりクロフォード達が、前世の私達のお父さんなのね」
「うん。ラフレアを利用しようって言い出したのは、お父さんだよ。私達はアイツに天罰を下す手伝いをしているの。アイツは、生まれ変わっても屑なのは変わらなかった」
「ならばオレが協力しよう。リリーを頼む」
どこかに居なくなってしまいそうで不安になり、オースティンの腕を掴んでしまうと、悲しそうに笑う彼に抱きすくめられた。
「ラフレアをリリーだと勘違いさせたまま逃がすには、クロフォードよりもオレの方が適任だ。優しいリリーに代わり殴り飛ばしてくる」
「そんな事をしたら、オースティンの手が痛いわ」
「大丈夫だ。あんな見た目だけの男に、オレが負ける筈が無いだろう?」
軽いキスをすると、オースティンが部屋に入って行きました。
私はマルガリータと抱きしめ合って見守っていました。
「私も、お父さんに入ってくるなって言われたんだ。本当ならラフレアでは無く、私がリリーの代わりに囮になる予定だったの。ラフレアを巻き込んで悪かったと思っているの」
「彼氏をマルガリータに取られたって文句を言って来たけど、本当だったの?」
「あれはラフレアの思い込み。彼氏だと思っていた幼なじみが、彼女と付き合ってると思ってなかったの。一度だけ一緒に買い物に行ったけど、私だけじゃなかったよ。それに、ソイツには他に好きな人がいたし」
思い込みが激しいのは、今と変わらないみたいです。
しばらくすると、ガダンと大きな物音がして『リリーを穢した屑が!』とオースティンの怒声が聞こえてきた。
するとラフレアとクロフォード達が部屋から出てきました。
当然のように2人の寝室を用意され、かつて私の部屋だった場合を何故かマルガリータが使っていました。
寛容過ぎる家族の反応とマルガリータの馴染み具合に戸惑いながらも、大好きな家族とマルガリータやオースティンが当然のように一緒にいる光景に幸せを感じていました。
帰って来て制服から着替えようとして、後ろからオースティンに抱き寄せられ、大きな手に身体を撫で回されていました。
「はぁ~っ可愛いリリー。また胸が大きくなったんじゃないか?」
「んんんっ………もう………分からないわ……」
感じ過ぎて足がカクカクし始めると、私を触っていた手に抱き上げられてベッドに運ばれる。
用意されたのはキングサイズの大きなベッドは、天蓋付きで白いカーテンは蚊帳の役目をすると初めて知ったのは昨日の事です。
オースティンは天蓋の白いカーテンを閉め切ってエッチするのが好きらしい。
今も私をベッドに寝かせたら、白いカーテンを閉めている。
隙間なく閉めると私に覆いかぶさってキスをした。
「チュッ………このカーテンはマルガリータの覗き防止もあるが、白い空間にリリーと2人しか居ないのは独り占めしているのだと実感出来て堪らない」
白いカーテンはオースティンの独占欲の表れだったようです。
素直に嬉しく思った。
私からも腕を伸ばすと、不意に屋敷の空気が変わった気がして手を止める。
妙な胸騒ぎがしていました。
オースティンも感じたのか、部屋を出ようとして私を抱き寄せた。
「何が起きているか分からない。リリーを1人にするのは得策じゃないからな」
「私の部屋のマルガリータが心配なの」
「急ごう」
部屋の扉の前には、マルガリータが立っていました。
「今は取込み中よ」
部屋の中からはラフレアのジャスパーが争う声がしている。
「なぜラフレアがいるの?」
「ジャスパーには驚かないのね」
「ラフレアをゲームから逃がしたのは私だもの。それに前世の私を殺したのはジャスパーですもの」
「え?」
ビックリした顔でマルガリータが腕を組み考え込んでいる。
「ラフレアは目が覚めたの。あまり酷いことはしないであげて?」
「大丈夫よ。これはアイツをおびき寄せる罠だから。今はリリーだと勘違いさせたラフレアを罠にかかったジャスパーが忍び込んで襲おうとしているけどね」
「まさか………また媚薬?」
何も言わずに首を横に振るマルガリータ。
扉の向こうからジャスパー達の声が聞こえてきた。
『やっぱりリリアーヌ様が百合ちゃんなんだね。あの時は小さ過ぎたから百合ちゃんをヤリ殺したけど、今なら………かなり無理しても死なないよね。むしろ死んだ瞬間の締め付けが忘れられないから、SEXしながら首を絞めたら気持ちが良いのかな?』
『止めて!』
『他の女では気持ち良さが半減したんだよね。どんなに幼い少女でも百合ちゃんには適わなかった。もっと早く出会っていれば、また処女の百合ちゃんを堪能出来たのに残念だよ』
あまりの恐怖に体の震えが止まらない。
すると優しくて暖かい腕が私を抱き寄せ、大きな胸が包み込んでくれた。
「屑なんかに指一本、髪の毛1本でも触れさせない」
「当然でしょう。それに………これはラフレアから言い出した事よ。リリーの代わりになるって。今まで迷惑を掛けた償いがしたいんですって。中にはクロフォードも控えているから大丈夫よ。まさかジャスパーだとは思ってなかったけどね」
「やっぱりクロフォード達が、前世の私達のお父さんなのね」
「うん。ラフレアを利用しようって言い出したのは、お父さんだよ。私達はアイツに天罰を下す手伝いをしているの。アイツは、生まれ変わっても屑なのは変わらなかった」
「ならばオレが協力しよう。リリーを頼む」
どこかに居なくなってしまいそうで不安になり、オースティンの腕を掴んでしまうと、悲しそうに笑う彼に抱きすくめられた。
「ラフレアをリリーだと勘違いさせたまま逃がすには、クロフォードよりもオレの方が適任だ。優しいリリーに代わり殴り飛ばしてくる」
「そんな事をしたら、オースティンの手が痛いわ」
「大丈夫だ。あんな見た目だけの男に、オレが負ける筈が無いだろう?」
軽いキスをすると、オースティンが部屋に入って行きました。
私はマルガリータと抱きしめ合って見守っていました。
「私も、お父さんに入ってくるなって言われたんだ。本当ならラフレアでは無く、私がリリーの代わりに囮になる予定だったの。ラフレアを巻き込んで悪かったと思っているの」
「彼氏をマルガリータに取られたって文句を言って来たけど、本当だったの?」
「あれはラフレアの思い込み。彼氏だと思っていた幼なじみが、彼女と付き合ってると思ってなかったの。一度だけ一緒に買い物に行ったけど、私だけじゃなかったよ。それに、ソイツには他に好きな人がいたし」
思い込みが激しいのは、今と変わらないみたいです。
しばらくすると、ガダンと大きな物音がして『リリーを穢した屑が!』とオースティンの怒声が聞こえてきた。
するとラフレアとクロフォード達が部屋から出てきました。
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