【完結】爪先からはじまる熱と恋 ~イケメンを拾ったら囲われました~

只深

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第十一話 尋問と恋バナ

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 ???side

 ━━━━━━


「それで、まだ言う気ない?」
 冷たく言い放つ男は、いかにも柄の悪そうな風体だった。

 男にしては長髪。肩までの長さで癖のない黒髪、黒目、つり上がった眦…両耳に大量のピアス。
 目を細めているのは恐らく微笑んでいるつもりなのだろうが、それがさらに得体の知れない恐怖を運んでくる。



「もう見えるところもやっていい。時間がない」

 さらに冷たい声。もう1人の男だ。

 長髪の男よりもさらに背が高く、前髪の長い短髪、こいつもつり目だが猫目。
 目の色がグレーなのは海外出身なのだろうか。
 痛めつけるための道具を広げ、それを持ち上げる度に腕の筋肉が盛り上がる。
 見た目はまともそうだが、こいつの方がイカれてる。

 人を殺したことがあるのは2人ともそうだが、こいつは無表情で何も感じていない顔だ。



 体を切り刻むでもなく、染み込むような痛みを与えてくる。
 血は流さず最小限の力で痛みを継続させ、精神的に抉ってくる、正しく極悪人と言える。



「なぁ、もう面倒なんだ、こちらもまだ仕事がある。コレ使うぞ?そんな高級品じゃない。二束三文で買い叩いた粗悪品だ」

 冷たいグレーの瞳。手に持っている注射器。手のひらを押さえつけて、指先に針の先端が迫ってくる。

「ここが1番痛いかな」 

 無表情のまま伝えて、じっと指先を見つめている。


「あ、ねえ待って。あった」

 長髪の男が皮膚に埋め込まれたチップを引きちぎる。激痛が走った。

「悪趣味ー。こんなところに」
「寄越せ」
「はいはい」



 小さなPCを取りだし、短髪の男が読み取り口に差し入れる。

「チッ。トラップだらけじゃないか」
「セカンドなら問題ないでしょ。他にもあるかなー?」


 小さなナイフで皮膚を捲り、端末が無いかを探ってくる。
 僅かな血を流すのみにしているのはまだ尋問する予定があるという事だ。



「なるほどな。だいたい分かったよ。これで人体の判別をしてるようだ」
「入館パス的な?んー、もうなさそう」


「これだけでも大元をたどれる。あとは下っ端に任せよう」



 セカンドと呼ばれた男が脇目も振らずに部屋の外へ出ていく。


「ねぇ、喋れば逃がしてあげるよ?」
 長髪の男が先程とは違う、にこりとした笑みを浮かべてくる。
「……うーん、ダメかあ。おい」



 複数人の……更にガラの悪い男が現れた。

「前後不覚でよろしく」

 質のいいジャケットを羽織り、背中を向けた男はちら、と振り返る。



「じゃーね。楽しい時間を。」 



 ━━━━━━
 sideケイ



「ご苦労」
「蒼は?あぁ、寝てるのか」
「あらら、可愛い顔しちゃって」



 尋問から戻って上役用の最上階へ。
 大した情報は抜き取れなかったし人数も1人だけ捕まえるとか。
 うちの組員も役に立たない奴らだよねぇ。
 車から降りて俺が捕まえた方が良かったかな。



 大きなパソコンの前で千尋が眼鏡をかける。
 最近老眼にでもなったのかと思いきや、ブルーライトカット眼鏡とは。ほとんどパソコンの前にいるのに目が悪くならないのは羨ましい。
 メガネがよくお似合いで。

 パソコンの画面がメガネに映り込み、複数画面が立ち上がっているのが見える。
 機械系は苦手だから千尋に任せ切りだ。



「捕まえたやつは?」

 ボスがコーヒーを持ってくる。
 コーヒーマシンのじゃなくてボスが入れるおいしーいコーヒー飲みたいけど仕方ないね。

「ありがとう。あんまり痛めつけてないけど、抵抗してると言うよりは何も知らないっぽい。下っ端に任せてきた」


「ふむ。目的はどうだった」

 3人でコーヒーをすすりつつ、蒼を見つめる。
 ソファーで横になってピクリとも動かない。
 ちょっと不安になって、蒼のそばにかがみ込む。
 僅かに開かれた口からすうすうと、小さな呼吸音。
 …ん、生きてる。



「蒼が目的なのは間違いない。
 慧が見つけたのは生体認証チップのようだ。組織は割れそうだな」
「この前とは別か?」

「別だ。サロンに来たのは昴が目的、今回は蒼が目的」


「後ろ暗い組織に狙われるような何かがあるのか?それとも俺たちに関わったから狙われたのか…」
「蒼自身に何かあるっぽいよねぇ。今日ラーメン食べに行って知ったけと、お腹が減って泣くってのは、どう考えても虐待なんだよ。
 本人は親に恨みがないって言ってたけど、こうしてみると微かに古い傷跡がある。」



 ボスをちらりと見ると、困ったもんだ。頬を赤く染めてる。
 こんなこと今まで無かったから俺は驚いてる。
 どんな美人の女の子と遊んでもつまらなさそうにして、付き合い以外は手を出すのも面倒くさがってたのに。



 まぁ、何となく分かる。蒼、可愛いもん。
 見た目は普通の女の子だけど、時々びっくりするような美人に見える。
 薄茶色のロングストレート、目も琥珀に近い色素の薄い目、おっぱいはおっきい。くびれも結構いい。
 それは置いといて。
 美人に見せてるのは彼女の姿勢だ。


 本人は普通だと思ってるみたいだけど、いつも背筋が伸びて体の中心に力を込めて動いてる。
 手足に力を入れず、丹田の力で動くもんだから気配がほとんどない。
脳みそが空っぽなのかと思ったけどそういう訳でもない。

 美容サロンに勤めていてそんなふうになるのか調べては見たけど、とてもじゃないがそうはならないはずだ。

 手の動き、足の動き。緩慢なように見えて隙がなく、普段荒事をしてる俺たちもびっくりするほどの反応の速さと順応性。
 時々躓いたりぼーっとしてるのがかなりのギャップだけど。

 車の運転に関しては恐らくアニメが元だ。あんな運転したことないのくらいわかる。
 ハンドルの持ち方やシフトノブの握り方が素人のそれだった。
手に豆もないし、筋肉がある訳でもない。
 そして記憶力の恐ろしさ。普通の子じゃないんだとは思う。

 だからボスの執着が怖い。
 彼女のサロンに通いつめて、盗聴器まで仕掛けて、ボスを狙ってきた相手なら彼女が殺されてから人員を捕まえればよかっただけなのに。

 彼女が害されそうになったら勝手に乗り込んでっちゃうし。
 困ったもんだ。



「蒼はなんなんだろう。体の使い方がうますぎる。手練の熟練者みたいな動きだよね」
「そうだな。精神分析の結果はどうだった?」

「…記録上は出てきたキーワードが不穏だったなぁ。
 俺が見た感じだとまるでどこかの研究所で生まれて、なにかの訓練を受けてる。
 あんまり役に立つ情報はなかったな。お腹が空くと泣くってのは食べられなくて辛い思いをしたことがあるってことだよ。それも、起き上がれない位の悲しい気持ちを背負うほど。
 いちいち何かを聞かれた時に細かく答える癖はそこで付けられたものだと思うよ。
 訪問販売に来た人間の特徴も話してた。あれは完全に無意識で答えてたし。…ご飯作ってる時に確認したんでしょ?」



「あいつは組織は関係なかったな。警察の方に通報が複数あって逮捕されている」
「えっ!ボス行ってきたの?」

「いや、チヒロの連絡役に聞いた」
「あぁ、なんだ。びっくりした」

「俺にやらせればいいのに」
「チヒロは調べ物してただろう」



 千尋がメガネを直して苦笑いになる。

「蒼はカメラアイ、瞬間記憶能力持ちだな。情報を読み取る能力も優れてるし無駄に度胸がいいのは分からんが。
 精神的に不安定で体を使う能力に優れてるとか、ファクトリー系と思ったがデータがない。
 ファクトリー出身にしてはのほほんとしすぎだろ。結局調べた成果は無い」

 ファクトリー。闇社会で話題の暗殺者を育てる施設のことだ。遺伝子操作、幼少期から武器を扱わせて人を殺すことに特化した人間をつくりあげて道具として売買している。
 今ある蒼の情報だけだと、逆にそれで解決するんだけどな。



「20歳までの記憶喪失、カメラアイ、鈍い恐怖心、身体能力の扱いに優れていて知能も高い。
 その反面腹が空くと起き上がれないほど泣く、突然恐怖を呼び起こされて自我を失う。
 ポーっとしてるかと思いきや、異常なまでの集中力。
 訪問販売のやつが来た時にあやしたんだが、それをされたことがないようだった」

「あやした?何したの?」
「俺の膝の上で丸めて抱きしめて、背中を叩いて揺らしたんだ。何してるんだろうと言わんばかりにはてなマークを浮かべていたが。そのうち寝た。…子供みたいだろ」
「子供ねぇ。その割にはやる事やってんじゃん」



 蒼の首に着いたキスマーク。薄くなってるけどほんのりまだ残ってる。
 ボスが女の子に跡を残すの初めて見たんだけど。



「こほん。一応経験済みだったようだ。かなり拙いし、しばらくしていなかったようだが。
 しぶとかったから苦労した」
「ふーん。ボスのテクでしぶといとはねぇ。そっちの訓練もしてたりして」



 蒼の顔を隠したやわらかい髪の毛を耳にかける。
 キレイな耳だ。ピアスの穴すらない。
 どう見ても見た目は普通の子なんだけどな。




「その割りには抵抗していた。叶わないとわかって大人しくはなったが、蹴りあげようとしてくるし、じゃじゃ馬だったぞ」
「あはは。ウケる。ボスが何回もしてない時点でその線はないかぁ。違う意味ではご執心ぽいけど。快楽漬けにしちゃえば楽になるんじゃないの?なんでしないの?」



 いつもならそうしてるし出来るはずなのに。
 まるで恋人みたいに大切にしちゃってさ。
 バカみたいに私服を増やすし、ご飯だって手作りだ。普通ならこんなことしない。



「出来ないんだよ。正直わからん。手出ししたいと思っても簡単に袖に振られるしな」
「ボス腕落ちた?」
「そうかもしれないと思うほどには振られてるな」



「あー聞いた。昨日マッサージされて寝たんでしょ」
「そうだ」 

「初日みたいに無理やりすればいいのになんでしないのかなー。ボスもしかして好きなの?執着しすぎじゃない?俺心配だなぁ」

 ボスが眉をしかめた。



 酷いこと言ってる自覚はある。
 でもボスに何かあるのは嫌なんだよ。
 俺の中心はボスだから。
 ボスが言うなら何でもするし、どこにでもついて行く。俺の命はボスのものだ。

 ただ、蒼に絆されそうになってるのはボスだけじゃない。千尋も…俺も。 
 不思議な魅力を持っていて、アンバランスで、素直な蒼に惹かれてしまっている。

 目の前で人が拳銃で撃たれて、自分も害されてるのにさぁ。ボスに無理やりされて、その翌日普通にご飯食べてお礼言うとか、ヤバいでしょ。

 いちいち動作が可愛いし。なんなの。
 平和?な日常を引っ掻き回されて怖い反面、ワクワクしちゃってるんだよな。

「執着は自覚がある。とりあえずはお互い様子見したいんだが。お前たちもそうだろ」
「まあねぇー」
「…否定はしない」



 そうなんだよ。三人ともボスがここまで関わって危ないってわかってるのに、蒼を始末できない。
 なにか安心できる材料がないかいつも探してしまう。あと何かあげたくなる。
 無駄に買い物してる。
 どうでもいい女の子にエルメスなんて買わないよ。
 もうこれヤバイ気がしてます。はい。



「チップの情報から研究施設が出てきたが、製薬会社だな。ただセキュリティがきつい。潜らないと分からんな。時間をくれ」

「わかった。とりあえず蒼を寝かせたい。帰るぞ」
「はいはーい。見張りは立たせてあるけど気をつけてね」
「あぁ、済まないな」

 うーん。ボス…蒼に感化されてる。すまないなって簡単に言うような人じゃなかったのに。

 かけた毛布に包んでボスが蒼を持ち上げる。
 背中を向けるわずか一瞬、幸せそうな微笑みが見えた。

 パタン、と閉まるドア。



「ねー…ボスやばいよね?」
「あぁ」

「いいの?」
「お前こそいいのか?いつも先にやってただろ」

「ボスじゃないけど出来ないんだよなぁ。俺もヤバい」
「…俺もだ。全く組織幹部の悪党が蒼ひとりに何やってんだか。困ったもんだ」


「そういう千尋だって笑ってるじゃん。本当に困ったもんだね」


 そう言って、俺自身も浮かんでくる笑みを抑えられずに浮かべた。
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