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第7話:幽霊船から下りれなくなりました
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今、俺たちは海にいる。
でも誰にも姿が見えないようだ。
そう、俺たちは幽霊船に乗っている。
新月の夜にしか姿を見せない幽霊船。
なかなか下りることができません。
あのとき、仲間になったハイゴブリンのタケダさんとガーゴイルのチャチャイさんも一緒だ。
人間時代には、タケダさんは元ブッ●オフのバイト、チャチャイさんはゲイバーに勤務していたらしい。
そんな俺たちが幽霊船に乗ってしまった顛末はこういうことだ。
あれから様々な冒険者たちを俺たちは倒した。
タケダさんとチャチャイさんと俺は相性が抜群だった。
ただ、タケダさんは引きこもりがちで不愛想、チャチャイさんは夜になると股間を押し付けてくるのが辛かった。
ある日、勇者候補一行が船に乗って大海に出るという情報を得た。
俺たちは港のあるカシーマの町を目指していた。
しかし、間に合わず勇者候補一行は海に出て行ってしまった。
そんなとき怪しい奴が声をかけてきた。
「そこのたくましそうな殿方たち。」
マッチョなトロールだった。
「イカ漁船に乗りませんか?」
話に聞くと巨大なイカが海に住んでおり何でも飲み込んでしまうらしい。
一緒に退治する仲間を募っているとのことだ。
「イカを倒せば勇者候補を追いかけてくれるか?」
「はい、どこまでも・・・海の底で頑張って海上に浮上してから宇宙までいきます。」
海の底で頑張ってから浮上して宇宙って宇●空母ブルー●アですか!?
主題歌ってあの川崎●世さんですよね?
しかも16か17歳の時に歌っているんですよね?
歌が上手過ぎませんか?
こうして俺たちはブルー●アになる予定の船に乗った。
ただのオンボロ漁船だった。
簡単に海の底で頑張れそうだが、一回沈んだら浮上は無理だろう。
「反陽子砲もあります。」
トロールは漁船の先端を指さした。
うん・・・ただの大きな銛だね・・・
「おお・・・味方の宇宙戦艦がきたぞ!!」
3隻の漁船が合流した。
「それぞれの船長がヒラガ、マツクラ、ナカヒラです。」
みんなただの半裸のトロールにしか見えません。
「ちなみにあなたの名前はドモンですか?」
「いえ、私の名前はヤコペッティです。」
もういいや・・・。
そして俺たち4隻は巨大なイカの出る海域に向かった。
すると船の残骸があった。
勇者候補一行は全滅したらしい。
ヤバいんじゃないの・・・
そのとき・・・海が割れた。
「ギュルオーン!!」
超巨大なイカが姿を現した。
「現れたな・・・よし全艦、反陽子砲発射!!」
ヤコペッティの声と共に4隻から銛が超巨大イカに飛んでいく。
「よし、直撃だ!!」
確かに当たったが、力なく銛は海に落ちていった。
「南無三!!」
超巨大イカの一撃で4隻の船は海の藻屑と消えていった。
薄れゆく意識の中で俺は思った。
何もしてねえ・・・俺、何もしてねえぞ。
そして今、俺たちは幽霊船に乗っている。
死んだのでしょうか?
できればブルー●アよりヤ●トネタの方がわかりやすいよな・・・
早く幽霊船から下りたいものだ。
でも誰にも姿が見えないようだ。
そう、俺たちは幽霊船に乗っている。
新月の夜にしか姿を見せない幽霊船。
なかなか下りることができません。
あのとき、仲間になったハイゴブリンのタケダさんとガーゴイルのチャチャイさんも一緒だ。
人間時代には、タケダさんは元ブッ●オフのバイト、チャチャイさんはゲイバーに勤務していたらしい。
そんな俺たちが幽霊船に乗ってしまった顛末はこういうことだ。
あれから様々な冒険者たちを俺たちは倒した。
タケダさんとチャチャイさんと俺は相性が抜群だった。
ただ、タケダさんは引きこもりがちで不愛想、チャチャイさんは夜になると股間を押し付けてくるのが辛かった。
ある日、勇者候補一行が船に乗って大海に出るという情報を得た。
俺たちは港のあるカシーマの町を目指していた。
しかし、間に合わず勇者候補一行は海に出て行ってしまった。
そんなとき怪しい奴が声をかけてきた。
「そこのたくましそうな殿方たち。」
マッチョなトロールだった。
「イカ漁船に乗りませんか?」
話に聞くと巨大なイカが海に住んでおり何でも飲み込んでしまうらしい。
一緒に退治する仲間を募っているとのことだ。
「イカを倒せば勇者候補を追いかけてくれるか?」
「はい、どこまでも・・・海の底で頑張って海上に浮上してから宇宙までいきます。」
海の底で頑張ってから浮上して宇宙って宇●空母ブルー●アですか!?
主題歌ってあの川崎●世さんですよね?
しかも16か17歳の時に歌っているんですよね?
歌が上手過ぎませんか?
こうして俺たちはブルー●アになる予定の船に乗った。
ただのオンボロ漁船だった。
簡単に海の底で頑張れそうだが、一回沈んだら浮上は無理だろう。
「反陽子砲もあります。」
トロールは漁船の先端を指さした。
うん・・・ただの大きな銛だね・・・
「おお・・・味方の宇宙戦艦がきたぞ!!」
3隻の漁船が合流した。
「それぞれの船長がヒラガ、マツクラ、ナカヒラです。」
みんなただの半裸のトロールにしか見えません。
「ちなみにあなたの名前はドモンですか?」
「いえ、私の名前はヤコペッティです。」
もういいや・・・。
そして俺たち4隻は巨大なイカの出る海域に向かった。
すると船の残骸があった。
勇者候補一行は全滅したらしい。
ヤバいんじゃないの・・・
そのとき・・・海が割れた。
「ギュルオーン!!」
超巨大なイカが姿を現した。
「現れたな・・・よし全艦、反陽子砲発射!!」
ヤコペッティの声と共に4隻から銛が超巨大イカに飛んでいく。
「よし、直撃だ!!」
確かに当たったが、力なく銛は海に落ちていった。
「南無三!!」
超巨大イカの一撃で4隻の船は海の藻屑と消えていった。
薄れゆく意識の中で俺は思った。
何もしてねえ・・・俺、何もしてねえぞ。
そして今、俺たちは幽霊船に乗っている。
死んだのでしょうか?
できればブルー●アよりヤ●トネタの方がわかりやすいよな・・・
早く幽霊船から下りたいものだ。
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