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MINO 1930s 白い狸
都合の悪い真実
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海四(みよん)はセラピー室のちいさな卓に並んだふたつの水晶玉に交互に視線を送り、行李の中で丸くなっている茶色い毛玉の上に展開中のビジョンを見やった。
隣の寿司屋から、調子はずれの歌声とそれを追いかけるように響くカラオケのリズムがかすかに聞こえてくる。
ーー美馬農林の狸生徒は帝大生と握手すると、肩掛けカバンから学帽を取り出しまっすぐかぶり、手を振りながら山へと帰っていった。
次の日の朝。午前八時の太陽が教室の窓からさんさんとふり注いでいる。
「お縫、わい、昨日、村長さんく行って、帝大の学生さんに英語教っせてもろたんや」
清兵衛は昨日、谷口学生に見せた教科書を得意げに引っ張り出した。
「ほんま!」
「わい、谷口さんに教っせてもろてな、字ぃを大きゅうに書いたら大文字って勘違いしとったことがわかったんじゃ」
「え? 清兵衛、ほしたらおまはん、今の今までAもaも字を小そう書いたら小文字、大きゅう書いたら大文字て思うとったん?」
お縫はケタケタ笑い出した。
「ほない笑わいでもええでないで」
清兵衛は教科書を開いたまま、頭をかいた。
「それから谷口さん……帝大の学生さんや。わいらが今習うとることは、英語ちゃう、国語や言うておいでたでよ」
「国語?」
清兵衛はここを先途とばかりに声のトーンを高めた。
「そや、学科の名前も、国語いうより、日本語いうた方が合うとるって。人の使う言葉には、国と国の境目はないんじゃーー言うておいでた」
「そなんや……」
お縫は不得要領なおももちで清兵衛を見つめた。
不意に、ガタンピシャン! と荒々しく教室の扉が開いた。
「今、しゃべっとったのは誰じゃ!」
配属将校だ。
「お前らか!」
将校はずかずかと教室に入り込むと、二匹の顔を睨み付けた。
「国語やのうて、日本語? 言葉に国と国の境目はない、やて?」
腰のサーベルがガチャガチャ音を立てる。清兵衛とお縫は、青くなった顔を見合わせた。
「……お前ら、狸か?」
将校は二匹の名札に視線を注いだ。
「情けない! 実に情けない! 狸には日本の国体のありがたみがわからんのか。美馬農林はけだものを受け入れとる実に変わった学校だが、どないしたらこいつら狸公どもを人間なみにできるんじゃ」
お縫はむっとした表情になった。
「東京帝大の学生さんがそう言うてたんです。あの東京帝大や、なあ清兵衛……」
「やかましい!」
将校の怒鳴り声に、教室中の生徒がびくんとした。
「何が帝大だ! われわれ日本人は、古来より漢字、ひらがな、カタカナの三種類の文字を自由自在に使いこなし、東亜に冠たる文明を築いてきたんだ。実に正に国語はわれわれ日本民族の精神そのものだ。阿呆みたいに一種類の文字しか使うより能のない毛唐やチャンコロどもとは訳が違うのだ! けだものには言うてもわからんか!」
***
「……うわぁ」
海四(みよん)は清兵衛たちの映ったビジョンから思わず目を反らした。
おミヨは昼間の行水がよほど気持ちよかったのか、心地よさそうに目をつむっている。
ビジョンからは、朝の点呼をしにやってきた担任教師が将校を宥める声が聞こえてくる。軍人が幅を利かす時代といえばそれまでかもしれない。海四はビジョン越しとはいえ、おぞましい言葉で人が罵られる様子を初めて目の当たりにした。海四はしばらくうつむいたまま、心臓の鼓動の収まるのを待たなければならなかった。
***
その日の放課後。清兵衛とお縫は駆け比べをしながら村長宅へ向かった。
配属将校にどやしつけられた朝のことを振り払うように、二匹は制服の上着を脱いで肩掛けカバンに突っ込むと、互いに抜きつ抜かれつしながら野道を駆けた。
――同じ頃、配属将校はサーベルをがちゃつかせながら校長室の扉をノックした。
「大尉どの、どうされましたか?」
将校は気色ばんだ様子で、岡田校長に向かってまくし立てた。
「校長先生、一年の狸生徒が近頃何を言うてるかご存知ですか? 村長宅の帝大生に妙な影響を受けおって、実におかしなことを吹聴しておる」
「これはこれは……どんなことを?」
「どうもこうも校長先生、一年の重清清兵衛が、大学生の話を鵜呑みにして、私らの使うておるこの言葉は、国語でのうて日本語と呼ぶのがええだの、言葉に国と国との境目などないだの、世迷い言ばかりを! きつく叱り飛ばしておきましたが……」
「そうですか。大尉どの、ご指導ご苦労様です。生徒の様子を教えて頂きありがとうございます。わしからも話をしておきましょう」
「大学生は気をつけなければいかん。ましてや東京の学生、アカにかぶれとるや知れん。実に危ない! 校長先生、しっかり頼みますぞ!」
将校が出ていくと、岡田校長はため息をついてどっと椅子に腰を掛けた。将校の話を聞く限り、清兵衛の
言ったことは決しておかしな話ではない。ひとつの言語がいくつもの国境を越えている例は枚挙にいとまない。ついに時代は、都合の悪い真実におかしげなレッテルを貼るところまで来てしまった……。
岡田校長は、煙管を取り出すと刻み煙草を火皿につめこみ、深々と吸い込んだ。
――息を弾ませながら走る二匹の目の前に、広壮な村長宅がぐんぐん迫ってきた。清兵衛はいかめしい正面の門を避け、お縫を連れて裏へと回った。
「ごめんください」
清兵衛は離れの裏口から声をかけた。
「やあ!」
つっかけを履いてぱたぱたと出てきたのは五十嵐学生だった。
「こんにちは……はじめまして。うち、重清縫です」
「やあ、清兵衛くんの友達かい? 大歓迎だ! なあ」
五十嵐学生が後ろを振り返ると、丸井学生が裏口からひょこりと顔をのぞかせた。
「もちのろんさ! ぼくは丸井、こいつは五十嵐、お互い学生同士、気楽にいこうじゃないか」
ふたりの帝大生は若者らしい快活な笑顔で二匹を出迎えた。
「こんにちは……あの、谷口さんは?」
「谷口くんなら、新居(にい)主任と一緒に、郡里(こおざと)村の方まで実地踏査に出掛けている。夕方には戻れるだろうか、なあ」
「早く終われば戻れるが、長引いたら出先で投宿するかもしれんな。……さあ、ふたりとも上がりたまえ」
清兵衛とお縫は、いざなわれるままに離れに上がった。
隣の寿司屋から、調子はずれの歌声とそれを追いかけるように響くカラオケのリズムがかすかに聞こえてくる。
ーー美馬農林の狸生徒は帝大生と握手すると、肩掛けカバンから学帽を取り出しまっすぐかぶり、手を振りながら山へと帰っていった。
次の日の朝。午前八時の太陽が教室の窓からさんさんとふり注いでいる。
「お縫、わい、昨日、村長さんく行って、帝大の学生さんに英語教っせてもろたんや」
清兵衛は昨日、谷口学生に見せた教科書を得意げに引っ張り出した。
「ほんま!」
「わい、谷口さんに教っせてもろてな、字ぃを大きゅうに書いたら大文字って勘違いしとったことがわかったんじゃ」
「え? 清兵衛、ほしたらおまはん、今の今までAもaも字を小そう書いたら小文字、大きゅう書いたら大文字て思うとったん?」
お縫はケタケタ笑い出した。
「ほない笑わいでもええでないで」
清兵衛は教科書を開いたまま、頭をかいた。
「それから谷口さん……帝大の学生さんや。わいらが今習うとることは、英語ちゃう、国語や言うておいでたでよ」
「国語?」
清兵衛はここを先途とばかりに声のトーンを高めた。
「そや、学科の名前も、国語いうより、日本語いうた方が合うとるって。人の使う言葉には、国と国の境目はないんじゃーー言うておいでた」
「そなんや……」
お縫は不得要領なおももちで清兵衛を見つめた。
不意に、ガタンピシャン! と荒々しく教室の扉が開いた。
「今、しゃべっとったのは誰じゃ!」
配属将校だ。
「お前らか!」
将校はずかずかと教室に入り込むと、二匹の顔を睨み付けた。
「国語やのうて、日本語? 言葉に国と国の境目はない、やて?」
腰のサーベルがガチャガチャ音を立てる。清兵衛とお縫は、青くなった顔を見合わせた。
「……お前ら、狸か?」
将校は二匹の名札に視線を注いだ。
「情けない! 実に情けない! 狸には日本の国体のありがたみがわからんのか。美馬農林はけだものを受け入れとる実に変わった学校だが、どないしたらこいつら狸公どもを人間なみにできるんじゃ」
お縫はむっとした表情になった。
「東京帝大の学生さんがそう言うてたんです。あの東京帝大や、なあ清兵衛……」
「やかましい!」
将校の怒鳴り声に、教室中の生徒がびくんとした。
「何が帝大だ! われわれ日本人は、古来より漢字、ひらがな、カタカナの三種類の文字を自由自在に使いこなし、東亜に冠たる文明を築いてきたんだ。実に正に国語はわれわれ日本民族の精神そのものだ。阿呆みたいに一種類の文字しか使うより能のない毛唐やチャンコロどもとは訳が違うのだ! けだものには言うてもわからんか!」
***
「……うわぁ」
海四(みよん)は清兵衛たちの映ったビジョンから思わず目を反らした。
おミヨは昼間の行水がよほど気持ちよかったのか、心地よさそうに目をつむっている。
ビジョンからは、朝の点呼をしにやってきた担任教師が将校を宥める声が聞こえてくる。軍人が幅を利かす時代といえばそれまでかもしれない。海四はビジョン越しとはいえ、おぞましい言葉で人が罵られる様子を初めて目の当たりにした。海四はしばらくうつむいたまま、心臓の鼓動の収まるのを待たなければならなかった。
***
その日の放課後。清兵衛とお縫は駆け比べをしながら村長宅へ向かった。
配属将校にどやしつけられた朝のことを振り払うように、二匹は制服の上着を脱いで肩掛けカバンに突っ込むと、互いに抜きつ抜かれつしながら野道を駆けた。
――同じ頃、配属将校はサーベルをがちゃつかせながら校長室の扉をノックした。
「大尉どの、どうされましたか?」
将校は気色ばんだ様子で、岡田校長に向かってまくし立てた。
「校長先生、一年の狸生徒が近頃何を言うてるかご存知ですか? 村長宅の帝大生に妙な影響を受けおって、実におかしなことを吹聴しておる」
「これはこれは……どんなことを?」
「どうもこうも校長先生、一年の重清清兵衛が、大学生の話を鵜呑みにして、私らの使うておるこの言葉は、国語でのうて日本語と呼ぶのがええだの、言葉に国と国との境目などないだの、世迷い言ばかりを! きつく叱り飛ばしておきましたが……」
「そうですか。大尉どの、ご指導ご苦労様です。生徒の様子を教えて頂きありがとうございます。わしからも話をしておきましょう」
「大学生は気をつけなければいかん。ましてや東京の学生、アカにかぶれとるや知れん。実に危ない! 校長先生、しっかり頼みますぞ!」
将校が出ていくと、岡田校長はため息をついてどっと椅子に腰を掛けた。将校の話を聞く限り、清兵衛の
言ったことは決しておかしな話ではない。ひとつの言語がいくつもの国境を越えている例は枚挙にいとまない。ついに時代は、都合の悪い真実におかしげなレッテルを貼るところまで来てしまった……。
岡田校長は、煙管を取り出すと刻み煙草を火皿につめこみ、深々と吸い込んだ。
――息を弾ませながら走る二匹の目の前に、広壮な村長宅がぐんぐん迫ってきた。清兵衛はいかめしい正面の門を避け、お縫を連れて裏へと回った。
「ごめんください」
清兵衛は離れの裏口から声をかけた。
「やあ!」
つっかけを履いてぱたぱたと出てきたのは五十嵐学生だった。
「こんにちは……はじめまして。うち、重清縫です」
「やあ、清兵衛くんの友達かい? 大歓迎だ! なあ」
五十嵐学生が後ろを振り返ると、丸井学生が裏口からひょこりと顔をのぞかせた。
「もちのろんさ! ぼくは丸井、こいつは五十嵐、お互い学生同士、気楽にいこうじゃないか」
ふたりの帝大生は若者らしい快活な笑顔で二匹を出迎えた。
「こんにちは……あの、谷口さんは?」
「谷口くんなら、新居(にい)主任と一緒に、郡里(こおざと)村の方まで実地踏査に出掛けている。夕方には戻れるだろうか、なあ」
「早く終われば戻れるが、長引いたら出先で投宿するかもしれんな。……さあ、ふたりとも上がりたまえ」
清兵衛とお縫は、いざなわれるままに離れに上がった。
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