不死身の魔女との妖しい契り～そして俺は魔女の剣となる～

若き修道士への眷属の儀式

　カサンドラが神父と話をしているのを、ロシェル達はその様子を見ていたのである。彼女達はカサンドラの交渉が終わるのを待っていたのだ。

　マチルダとジェイコブも一緒に聖職者として振舞いながら交渉していたのである。


「訳あって、修道服を着ていませんが修道女のカサンドラです。彼女はマチルダで彼はジェイコブと言います。後、３人の女性が一緒に巡礼の旅を共にしています。出来れば数日泊まる部屋を貸して貰いたいのですが？」

「分かりました……。では、部屋を2つずつお使いください。食事はどうしますか？」

「食事は自分達で食べます」

「分かりました……では、お部屋にご案内します」


　カサンドラは交渉が上手くいったのでホッとしていたのである。そして、彼女は神父に案内されて部屋まで行った。その部屋は1階で3人部屋と4人部屋の2つが用意されていた。


「では、数日間ごゆっくり……」


　神父はそう言うと部屋から出て行ったのだ。カサンドラが部屋に入り荷物を置くと、ロシェル達が部屋に入って来たのである。


「どうでした？」


　ロシェルはそう訊ねると彼女は答えたのだ。


「ええ……交渉出来たわ。これから彼に眷属の儀式をしようと思っているから２人きりにして頂戴……」


　彼女はそう言うとジェイコブに小声で話し掛けたのである。


「ジェイコブ、今から貴方に能力を与えるための儀式を始めるわ」

「はい……。分かりました……」


　彼は緊張しながらそう言うと、カサンドラは彼に言ったのだ。


「では、服を脱いで……」


　彼女はジェイコブにそう指示をすると、彼は恥ずかしそうにしながら服を脱ぎ始めたのである。彼の体は引き締まっており贅肉は付いていなかった。顔も端正で綺麗であったのだ。

　そして、カサンドラは彼に近付き彼の体を手でなぞり始めたのだ。


「ん……」


　ジェイコブがそう呟くと、彼女はクスッと笑い彼の耳元で囁いたのである。


「我慢してね……」


　そして、彼女も服を脱いだのである。彼女の裸は肌が白く美しく、形のいい胸が露になっていたのである。

　彼は彼女の裸を見ると、顔を真っ赤にして目を背けてしまったのだ。


「ジェイコブ……顔をそらさないで……」


　彼女はそう言うと、彼は彼女に視線を向けたのである。するとカサンドラは彼を優しく抱き締めたのだ。そして、彼女は彼に囁き始めたのである。


「これは眷属の儀式よ……魔女の力を貰うには私を抱いてもらわないといけないの……」


　そして、カサンドラは彼の耳元で再び囁いたのだ。


「心配しないで……」


　そして、彼女は彼に口付けをしたのである。そして、彼は目を閉じて彼女を抱き締め返したのだ。


「ん……」


　彼女がそう声を漏らすと、彼も声を漏らしたのである。カサンドラは彼から口を離し、ぎこちない笑顔で彼に言ったのである。


「……じゃあ、今から儀式を始めるわね……」


　カサンドラはそう言うと、今度は彼を押し倒した。そして、彼女は彼に跨がり彼の胸に手を当てたのである。


「ジェイコブ……今から貴方のモノを入れるわ……」


　カサンドラがそう言うと、ジェイコブのイチモツは既に大きくなっていたのだ。彼は、まだ二十歳にも満たなかったので性には敏感であり童貞でもあったのだ。


「カサンドラ様……」


　ジェイコブが不安そうに言うと、カサンドラも少々戸惑いながら彼を見つめて言ったのである。彼女も男性のイチモツを入れるのは初めてだったのだ。


「大丈夫よ……」


　そして、彼女は自らの陰部を指で開き彼のイチモツを入れようとしたのだ。だが、彼女は途中で止めてしまったのだ。そして、彼女は彼に言ったのである。


「ジェイコブ……私の中に入れて大丈夫？」


　彼は顔を真っ赤にし小さく頷いたのだ。すると、彼女は再び彼の上に乗って自分の陰部にイチモツをゆっくりと入れ始めたのである。


「ん……」


　彼女はそう声を漏らすと、彼のイチモツが彼女の中に入ったのであった。そして、彼女はゆっくりと腰を動かし始めたのだ。すると、彼は声を漏らした。そして、カサンドラは彼に言ったのである。


「どう……気持ちいい……？」

「はい……気持ちいいです」


　彼はそう答えると、カサンドラは更に腰を激しく動かしたのだ。すると、ジェイコブのイチモツが大きくなり始めてきたのである……。

　そして、カサンドラは今まで感じたことがない快感で体を仰け反らして言ったのだ。


「ジェイコブ……私をイカせて……」

「はい……」


　彼はそう答えると、体勢を入れ替え彼女を仰向けにし自身は上になり彼女の陰部にイチモツを挿入し腰を動かし始めたのだ。

　すると、カサンドラは今まで以上の快楽で体を仰け反らせそして、大きな喘ぎ声を出したのである。


「ああぁ！！」


　彼女はそう叫ぶとジェイコブにしがみつき、体を震わせたのだ。そして、彼女が絶頂を迎えると同時に彼も射精の限界を迎えたのである。


「あぁ……」


　ジェイコブもカサンドラの絶頂による膣の締め付けで中に大量に射精してしまったのだ……。

　そして、2人は繋がったまましばらく抱き合ったのである……。暫くしてカサンドラは疲れきった顔で彼に言ったのだ。


「これで眷属の儀式は終わったわ……だけど……」


　彼女は恥ずかしそうにしながら口ごもってしまっていたのである。


「どうかしましたか……？」


　ジェイコブはそう言うと、カサンドラは彼の耳元で囁いたのだ。


「貴方のモノが気持ち良くて、まだ私のアソコが火照っているの……」


　彼女はそう言うと彼を抱き締めて体を起こしたのである。そして、彼に濃厚な口付けをすると彼は彼女の背中に手を回して抱き締め返したのだ。そして、彼女は彼の耳元で囁くのである……。


「ねぇ……もう一度しない……？」

「はい」


　2人はそう言って再び行為を始めたのだった……。



　カサンドラとジェイコブの営みが終わったのは昼過ぎ頃であったのだ……。

　ロシェル達は2人の行為が終わるまで隣の部屋で待機していたのである。そして、２人は彼女達の部屋に入ってきたのである。


「ジェイコブ……どう何か変わった？」


　ロシェルがそう聞くと彼は笑顔で答えたのだ。


「ええ……何か普通の人間じゃなくなったような気が……」

「そう……。それは良かったわ……。おめでとう……」


　カサンドラがそう祝福すると、彼は感謝の意を表明したのだ。


「ありがとうございます」


　そして、カサンドラはサロメとロシェルに交互に視線を向けて言ったのだ。


「さぁ……これで、仲間全員眷属になったわ……」


　ロシェルはジェイコブに視線を移すと彼は微笑んでいたのである。


「良かったわね……。これからは、頑張ってね……」


　彼女はそう言って彼に微笑むと、彼も笑顔で返したのだ。そして、カサンドラはジェイコブを見る目つきが、あからさまに変わっていたのである。

　まるで男女の関係にあるかの様にジェイコブを見る目は蕩けていたのだ……。

　それに気付いたサロメは胸に痛みを覚え、思わず彼女から目を逸らしたのだ。それは彼女も同性愛者だったからである……。


「さあ、酒場に行って魔女の情報を集めましょう……」


　カサンドラはそう言うと、部屋から出て行ったのである。そして、皆は後を追っていたのだ。

　彼女達は酒場に着くと、先ずは食事を取りながら酒場にいる店員に既に来ている魔女の噂話を聞いて回ったのである。

　すると、最近５人の女性と１人の男性客が来るようになった事とリーダーらしい女性が黒髪である事が分かったのである。


「どうやら、その集団が怪しいわね……」


　カサンドラはそう呟くと、彼女は酒場の店員にお酒を頼んだのだ。そして、他の者達もお酒を頼み6人で飲みながら客の会話に耳を傾けていたのである。

　暫くすると、女性客と男性客の集団が店に入ってきたのだ。その6人の内5人は女性で1人は男性であった。

　そして、その集団は店員に何かを話すと、お酒を6杯ずつ頼むと女性客達と男性客ははテーブルに座ったのである。

　カサンドラ達はその集団がテーブルに座るのを確認して観察していたのだった。

　男性は２０代後半ぐらいで黒髪の女性は２０代半ばと思われ、他の女性達は若くて１０代後半から20歳位に見えていたのである。

　集団の中心は黒髪の女性であって、残りの者達は彼女の手下と思われた。そして、黒髪の女性は自分と同じような魔女の雰囲気があったのだ。

　カサンドラはサロメ達に目配せすると、その集団に近付いて行ったのであった……。