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襲撃の黒幕
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私達が襲撃を受けたという事は勿論私の身内にも伝わっていた。
クラウス殿下の方からお父様とパスカルに連絡を取ってくれていたのだ。
今は北方の国に行っているお父様は緊急連絡便を使って連絡を寄こしてくれた。
私は使者を待たせたまま現状報告の手紙を書いて返送に持って行ってもらった。
パスカルも今頃詳細が分からず心配していると思ったので王立学園貴族寮宛に現状を伝える手紙を別に送った。
結局行き違いでやはり安否を気遣う手紙が届いたけど。
二人には心配をかけてしまって心苦しい。
襲撃犯を捉えたという知らせをクラウス殿下から受けるのには10日と掛からなかった。
「顔も姿も完全に判明していた事が何より大きかったよ」
捕まった本人達も顔バレしていないと思っていたらしく身を隠してはいなかった。
警備兵は周辺の村に普通の村人として紛れている者達を全て摘発出来たらしい。
王国内で広域に動き回っている犯罪集団らしくその事は現在調査中との事だ。
(単純な夜盗では無いという事は誰かから請け負って私達を襲ったという事なのかしら)
その考えを肯定するかのようにクラウス殿下は私に告げた。
「犯罪集団に依頼をした人物に引き合わせようと思うのだが、大丈夫かい?」
「……はい、お願いします」
ユリアをこんな目に会わせた人物に対して、恐れより怒りの方が勝った。
そしてその場でクラウス殿下に襲撃の黒幕の正体を教えられる。
その正体に私は内心で納得した。
王立学園を卒業して1年たらずの娘が恨みを買う対象などさほどいないからだ。
今の私は聖女候補でなく王子妃候補でもないので国の権力中枢とは縁がない。
父関係という事も考えたが中立派閥の父の娘にわざわざ手荒な事をする者がいるとは考えられない。
すると必然的に最後に考えが行きつくのはこの地で生まれた関係しかない。
ぼんやり考えた結果が一致していた。
私は殿下に連れて行かれたダルセン領警備部の地下牢でその人物と対面した。
刑吏と思しき警備兵に両側から見張られたフンベルト商会会頭がそこに居た。
既に激しい尋問を何回か受けている様でその顔や体には複数の傷がある。
しかし全く同情の気持ちは湧いてこなかった。
地下牢の前の廊下に警備兵が小さい椅子を二つ置いた。
私と殿下はそこに腰かけて格子越しにフンベルトに向かい合う。
「さて、事の次第は既に話した通りだが……
リーチェ嬢、この男に言いたい事があるなら言ったらいい」
殿下の言葉に甘えさせてもらって私はフンべルトに口を開いた。
「……お久しぶりです」
「……」
「そんなに邪魔だったのですか、私が」
「ぽっと出の小娘が!
お前の様な小娘に俺の商売を邪魔されてたまるか!」
「黙れ!」
首に嵌められた枷を右の刑吏が引っ張って殴る。
フンベルトの顔から血が流れた。
「よせ、ご婦人の前だ」
殿下の声に刑吏が手を止める。
フンベルトはその間恨みがましい目で私を睨みつけていた。
彼は信じないだろうが私は別にフンベルトを冷遇しろと誰かに言った事は無い。
しかし蓄音石事業を国と始めた事が大きな変化となった。
流通がフンベルト商会より顔が広くやり手の王都の商会達に取って変わったのだ。
実力が及ばなかっただけだろうがこの男にそういう考えはないらしい。
原因を自分ではなく他者に求めたらしかった。
「私が死ねばユリアが領主の跡目を継ぐという事ですか。
そうすればまた以前の状態に戻るとでも思ったのですか?」
「……」
「貴方がそう考えたとしても行動を起こす事は無かったでしょう。
いずれユリアが男爵位を継ぐ事になるでしょうに」
「……お前が再婚して子を産めば状況も変わる。
それまでお前に商売から締め出された俺がまたのし上がれるとも限らん。
お前の様な小娘がいきなりやってきてユリアの正当な権利を横取りする事は許さん!」
その身勝手な主張に私は眉をしかめる。
ユリアの権利を守るという言い方をしているがそうは思えない。
結局、実力でなく情実で楽にのし上がろうという考えをすり替えているだけだ。
こんな独りよがりな考えの恥知らずな男をユリアの身内だとは思いたくない。
そう思っていると殿下の凍る様な声が私の代わりに牢屋に響いた。
「その姪であるユリア嬢を傷つけたのはお前だ」
「……」
「浅慮と逆恨みも甚だしい。ユリア嬢は未だ生死の境をさまよっている。
凶行に及ぶ前にこうなる可能性は考えなかったのか。
お前自身がユリア嬢をダルセンの利権を独占する道具としか見ていなかった証拠だ」
「……ユリアが居るとは知らなかった」
「だから浅慮だと云っただろう。
ユリア嬢はリーチェ嬢から強く愛情を注がれて生活していたのを知らなかったのか。
お前との血のつながりなど比ぶべくもない。
愛娘を王都に連れて行く事がある可能性など考えもつかなかったらしいな」
「……」
「自分の愚かさを噛みしめろ。
残された短い時間を後悔にまみれて過ごすのだな」
その殿下の言葉はフンベルトの最後を示唆する物だった。
もちろん私も殺人未遂犯と分かり合えるとは思っていない。
フンベルトの動機の答え合わせをしたら私にはもう話す事は無かった。
苦い気持ちを抱えながら私は殿下と地下牢を出て行った。
地上に戻ると殿下が私に問いかける。
「どうも嫌な気分にさせただけだった様だね」
「いえ……切るべき縁を再確認させていただきました」
黙って頷いた殿下はその後、意外な言葉を続ける。
「ところで、今日はもう一つ大事な件を片づけたいと思ってね。
寧ろこちらの方が重要だ」
「?」
「入れてくれ」
殿下は近衛兵の一人に声を掛けた。
指示を受けた近衛兵が部屋の扉に向かう。
「あなたは……」
部屋の中に見覚えのある同年代の女性が入って来た。
忘れる訳も無い、私の他のもう一人の聖女候補・アンナだ。
今は王都でエゴン殿下の件で取り調べを受けて拘束中だと思っていたのだけど。
「ユリア嬢の状態を知ってね。王都から急遽連れて来させたんだ」
驚く私に説明した後で殿下はアンナに向き直り語り掛ける。
「さて……話は聞いているね?」
「……約束は本当でしょうか」
「ああ、確かだよ。ユリア嬢を治せれば君の罪の軽減も考慮しよう。
第二王子を惑わかし王室を混乱させた罪をね。
ぜひ自分自身の為に頑張ってくれ」
殿下の言葉に目を見張った。
確かにハイエルフの薬も効かない今は残された回復手段は聖女の力しかない。
私も考えないでもなかったが現実性に乏しかった。
私自身がその力がない今、王室騒乱の罪で囚われているアンナを連れてくる事など出来ないと思っていたからだ。
でも殿下はあっさりとその考えを実現してくれた。
(これでユリアが目覚めてくれるかも……)
淡い希望を抱いて屋敷に移動してユリアの寝所に連れて行く。
自分自身の為にアンナは全力を尽くし夜まで粘ってユリアに神聖魔力を注ぎ続けた。
……しかし、ユリアが目覚める事はついに無かった。
「人を癒す事の出来ぬ聖女など、聖女では無い。所詮は只のあばずれか。
どうやら君にはもう一つ、聖女僭称の容疑が増えたようだな」
殿下にそう言われたアンナは床にへたり込んだ。
そしてそのまま殿下付きの近衛に両手を取られて部屋を出て行った。
「……リーチェ嬢、すまない。ぬか喜びをさせてしまった」
「いえ、殿下……お手数をおかけ致しました」
彼女以上に私も絶望でへたり込みたかった。
エルフの薬も聖女の力でもユリアを目覚めさせる事が出来なかった。
正直、もう打つ手は何もない。
私の心が絶望に染まった。
クラウス殿下の方からお父様とパスカルに連絡を取ってくれていたのだ。
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(単純な夜盗では無いという事は誰かから請け負って私達を襲ったという事なのかしら)
その考えを肯定するかのようにクラウス殿下は私に告げた。
「犯罪集団に依頼をした人物に引き合わせようと思うのだが、大丈夫かい?」
「……はい、お願いします」
ユリアをこんな目に会わせた人物に対して、恐れより怒りの方が勝った。
そしてその場でクラウス殿下に襲撃の黒幕の正体を教えられる。
その正体に私は内心で納得した。
王立学園を卒業して1年たらずの娘が恨みを買う対象などさほどいないからだ。
今の私は聖女候補でなく王子妃候補でもないので国の権力中枢とは縁がない。
父関係という事も考えたが中立派閥の父の娘にわざわざ手荒な事をする者がいるとは考えられない。
すると必然的に最後に考えが行きつくのはこの地で生まれた関係しかない。
ぼんやり考えた結果が一致していた。
私は殿下に連れて行かれたダルセン領警備部の地下牢でその人物と対面した。
刑吏と思しき警備兵に両側から見張られたフンベルト商会会頭がそこに居た。
既に激しい尋問を何回か受けている様でその顔や体には複数の傷がある。
しかし全く同情の気持ちは湧いてこなかった。
地下牢の前の廊下に警備兵が小さい椅子を二つ置いた。
私と殿下はそこに腰かけて格子越しにフンベルトに向かい合う。
「さて、事の次第は既に話した通りだが……
リーチェ嬢、この男に言いたい事があるなら言ったらいい」
殿下の言葉に甘えさせてもらって私はフンべルトに口を開いた。
「……お久しぶりです」
「……」
「そんなに邪魔だったのですか、私が」
「ぽっと出の小娘が!
お前の様な小娘に俺の商売を邪魔されてたまるか!」
「黙れ!」
首に嵌められた枷を右の刑吏が引っ張って殴る。
フンベルトの顔から血が流れた。
「よせ、ご婦人の前だ」
殿下の声に刑吏が手を止める。
フンベルトはその間恨みがましい目で私を睨みつけていた。
彼は信じないだろうが私は別にフンベルトを冷遇しろと誰かに言った事は無い。
しかし蓄音石事業を国と始めた事が大きな変化となった。
流通がフンベルト商会より顔が広くやり手の王都の商会達に取って変わったのだ。
実力が及ばなかっただけだろうがこの男にそういう考えはないらしい。
原因を自分ではなく他者に求めたらしかった。
「私が死ねばユリアが領主の跡目を継ぐという事ですか。
そうすればまた以前の状態に戻るとでも思ったのですか?」
「……」
「貴方がそう考えたとしても行動を起こす事は無かったでしょう。
いずれユリアが男爵位を継ぐ事になるでしょうに」
「……お前が再婚して子を産めば状況も変わる。
それまでお前に商売から締め出された俺がまたのし上がれるとも限らん。
お前の様な小娘がいきなりやってきてユリアの正当な権利を横取りする事は許さん!」
その身勝手な主張に私は眉をしかめる。
ユリアの権利を守るという言い方をしているがそうは思えない。
結局、実力でなく情実で楽にのし上がろうという考えをすり替えているだけだ。
こんな独りよがりな考えの恥知らずな男をユリアの身内だとは思いたくない。
そう思っていると殿下の凍る様な声が私の代わりに牢屋に響いた。
「その姪であるユリア嬢を傷つけたのはお前だ」
「……」
「浅慮と逆恨みも甚だしい。ユリア嬢は未だ生死の境をさまよっている。
凶行に及ぶ前にこうなる可能性は考えなかったのか。
お前自身がユリア嬢をダルセンの利権を独占する道具としか見ていなかった証拠だ」
「……ユリアが居るとは知らなかった」
「だから浅慮だと云っただろう。
ユリア嬢はリーチェ嬢から強く愛情を注がれて生活していたのを知らなかったのか。
お前との血のつながりなど比ぶべくもない。
愛娘を王都に連れて行く事がある可能性など考えもつかなかったらしいな」
「……」
「自分の愚かさを噛みしめろ。
残された短い時間を後悔にまみれて過ごすのだな」
その殿下の言葉はフンベルトの最後を示唆する物だった。
もちろん私も殺人未遂犯と分かり合えるとは思っていない。
フンベルトの動機の答え合わせをしたら私にはもう話す事は無かった。
苦い気持ちを抱えながら私は殿下と地下牢を出て行った。
地上に戻ると殿下が私に問いかける。
「どうも嫌な気分にさせただけだった様だね」
「いえ……切るべき縁を再確認させていただきました」
黙って頷いた殿下はその後、意外な言葉を続ける。
「ところで、今日はもう一つ大事な件を片づけたいと思ってね。
寧ろこちらの方が重要だ」
「?」
「入れてくれ」
殿下は近衛兵の一人に声を掛けた。
指示を受けた近衛兵が部屋の扉に向かう。
「あなたは……」
部屋の中に見覚えのある同年代の女性が入って来た。
忘れる訳も無い、私の他のもう一人の聖女候補・アンナだ。
今は王都でエゴン殿下の件で取り調べを受けて拘束中だと思っていたのだけど。
「ユリア嬢の状態を知ってね。王都から急遽連れて来させたんだ」
驚く私に説明した後で殿下はアンナに向き直り語り掛ける。
「さて……話は聞いているね?」
「……約束は本当でしょうか」
「ああ、確かだよ。ユリア嬢を治せれば君の罪の軽減も考慮しよう。
第二王子を惑わかし王室を混乱させた罪をね。
ぜひ自分自身の為に頑張ってくれ」
殿下の言葉に目を見張った。
確かにハイエルフの薬も効かない今は残された回復手段は聖女の力しかない。
私も考えないでもなかったが現実性に乏しかった。
私自身がその力がない今、王室騒乱の罪で囚われているアンナを連れてくる事など出来ないと思っていたからだ。
でも殿下はあっさりとその考えを実現してくれた。
(これでユリアが目覚めてくれるかも……)
淡い希望を抱いて屋敷に移動してユリアの寝所に連れて行く。
自分自身の為にアンナは全力を尽くし夜まで粘ってユリアに神聖魔力を注ぎ続けた。
……しかし、ユリアが目覚める事はついに無かった。
「人を癒す事の出来ぬ聖女など、聖女では無い。所詮は只のあばずれか。
どうやら君にはもう一つ、聖女僭称の容疑が増えたようだな」
殿下にそう言われたアンナは床にへたり込んだ。
そしてそのまま殿下付きの近衛に両手を取られて部屋を出て行った。
「……リーチェ嬢、すまない。ぬか喜びをさせてしまった」
「いえ、殿下……お手数をおかけ致しました」
彼女以上に私も絶望でへたり込みたかった。
エルフの薬も聖女の力でもユリアを目覚めさせる事が出来なかった。
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