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33話 魔法製作依頼
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「クリスを廃嫡に追い込み、国外追放の上、近隣諸国に対してクリスの受け入れ拒否を強くご希望されている」
異世界に召喚される形でこれまでの生活と人生を奪われ(実際は死亡しているが言っていやい)、ゴミのように捨てたクリスに、擬似的にユウが受けた仕打ちを彼に再現するために東奔西走している。
そしてこの先、神子に関連して降りかかってくるであろう困難も覚悟の上で神子である事を公表すると決めた。
それは一重にクリスへの報復が目的だ。それが、戦争からこの国を守る事で叶えられるという事をよく分かっている。
「『キングス』には、アジュールへ召集を。キングストン家はすでに到着しています」
「分かりました。ですが、今キングズリー家の人間は呼び出せません。近隣に現れたドラゴン討伐へ向かっているのです」
「ドラゴンが人里に?」
はい、とジェイクは頷いた。
ドラゴンは縄張りがある。ドラゴンはモンスター界では最強だ。人里を降りるなど滅多にない。
「……妙だな」
「しかも、ブラックドラゴンです」
「ブラックドラゴン?」
ドラゴン種において上位種が二種類存在する。一つがエンシェントドラゴン、もう一つが黒い肌のブラックドラゴンだ。多彩な魔法を使用し、一度暴れれば辺りを破壊し尽く更地に変える。
キングズリー家はフェオルディーノ聖王国でも優秀な騎士を輩出する名門貴族だ。しかし第一騎士団が倒れている中ブラックドラゴン相手に国王騎士団を全隊員動かしても足りないーー聖王国の一つの騎士団員は十五人程度と、各国から見ても編成隊員数が少なすぎる。
領地に出現したと聞き、別に傭兵団も雇ってキングズリー家も自ら出るという。
だが、戦争間近で闇オークションの事件も発生している今、あまりにも出来すぎている状況といえた。
「その件はひとまず置いておきましょう……。キングスカラー家には、依頼があります」
「依頼?」
「魔法の創作を願いたい」
ジェイクは紙を受け取る前にヒュースを見る。彼は穏やかに微笑んでいた。
「神子様からのご依頼です。依頼料はその魔法が完成した暁にキングスカラー家の発明した魔法として公表、それらに発生する全権利を譲渡すると」
魔法の創作というのは簡単な事ではないが、新種の魔法を制作者と原案した人間で製作した場合、原案者にも三割得られる権利がある。
ほとんどの魔法研究家は新たな魔法を創作する際、一人で製作する。権利争いもあるし、画期的な発明だった場合と同様、個人の固有資産として認められて莫大なお金が手に入るからだ。
「……物から、記憶を読み取る……?」
あぁ、とヒュースは小さく笑う。
「神子様の世界で『サイコメトリー』と呼ばれる、物に宿った残留思念を読み取るチョウノウリョク……スキルに似た能力があるそうだ。それを全体公開できる魔法として、再現してほしい」
◇◇◇
彼ら付喪神達の記憶の始まりは完成した直後、職人が完成を喜んでいる場面だった。それからはずっと記憶が残り続けている。
それは昨日、カッヘル邸宅へ向かう途中にユウが念話で「記憶の始まり」について尋ねた際に判明したことだ。ヒュースとバッハも確認してみれば、やはり最初は職人達の姿が目に映ったそうだ。
ならば、彼らの記憶はサイコメトリーで言う『残留思念』に相当するものではないだろうか。
物語でもよくある通り、サイコメトリーが完成した暁には事件捜査に利用され、解決した事件すら冤罪だと引っくり返るだろう。そして、進展がなかった事件が再び動き出す。
今回の事件で言えば、マジックバッグが見た景色に犯人達の顔が映るはずだ。どこへ持って行ったか、どの街へ行ったか、どの建物に入って行ったか、そこでどんな会話をしたかーーそれらが全て明るみになるだろう。
◇◇◇
これはキングスカラー家にとって、マジックバッグに次ぐ発明になる。ジェイクはそう確信した。
この魔法作成には一週間の期限を設けられた。この土壇場でフェオルディーノ聖王国の未来を左右する魔法である。一週間以内に完成させなければ国が 滅ぶ状況まで追い込まれている。
だが、ジェイクの能力では期限内には無理だ。そして『キングス』の召集がかけられた以上、ジェイクには割く時間はない。
そして、自分はそこまだ天才ではない。
そうハッキリと折り合いをつけられたのは、家督を継ぐに相応しい息子がいるからだろう。齢八歳にして難関校を主席で入学のうえ飛び級を繰り返し、次期当主が確約したキングスカラー家三男のメルヴィンだ。
扉を殴り付けるように叩く。キングスカラーの血族は集中すると何も聞こえなくなる癖がある。学習や趣味にのめり込んでいると特にそうだ。
「うるさいな!」と扉を開けるちまっこい焦茶色の髪の子供。彼が今年十歳になったばかりのメルヴィンだ。薄汚れた白衣を纏い、汚して良いボロ布のような服を着ている。
生意気な小坊主に見えるが、自分の時間を邪魔された時にのみ荒れるだけで、それ以外では驚くほど品行方正だ。ちょっと偉そうなのが難点だが。
「今、新しいマジックバッグの試作を……」と言い始めるメルヴィンに有無を言わさず紙を見せた。そうすればと紙を取って視線を滑らせながら、持っていた皮製品をジェイクに押し付ける。
「マジックバッグの考案? どんな機能を付けようとしたんだ?」
「吸引力のある風の魔法を取り付けようと思ったんです。採取や捕縛が面倒なので、生け捕り専用ですね」
「吸引力?」
「父上、これは何ですか? 面白そうな魔法ですね」
にこっと笑った息子と視線を合わせるように屈む。
今、聞き捨てならない言葉が聞こえた。
「メルヴィン。今、マジックバッグの不正改造で我が国を揺るがす犯罪が発生している。そのマジックバッグの機能について、詳しい説明がほしい」
「え?」
メルヴィンは「分かりました」と、緑の瞳をぱちぱちと瞬かせた。
異世界に召喚される形でこれまでの生活と人生を奪われ(実際は死亡しているが言っていやい)、ゴミのように捨てたクリスに、擬似的にユウが受けた仕打ちを彼に再現するために東奔西走している。
そしてこの先、神子に関連して降りかかってくるであろう困難も覚悟の上で神子である事を公表すると決めた。
それは一重にクリスへの報復が目的だ。それが、戦争からこの国を守る事で叶えられるという事をよく分かっている。
「『キングス』には、アジュールへ召集を。キングストン家はすでに到着しています」
「分かりました。ですが、今キングズリー家の人間は呼び出せません。近隣に現れたドラゴン討伐へ向かっているのです」
「ドラゴンが人里に?」
はい、とジェイクは頷いた。
ドラゴンは縄張りがある。ドラゴンはモンスター界では最強だ。人里を降りるなど滅多にない。
「……妙だな」
「しかも、ブラックドラゴンです」
「ブラックドラゴン?」
ドラゴン種において上位種が二種類存在する。一つがエンシェントドラゴン、もう一つが黒い肌のブラックドラゴンだ。多彩な魔法を使用し、一度暴れれば辺りを破壊し尽く更地に変える。
キングズリー家はフェオルディーノ聖王国でも優秀な騎士を輩出する名門貴族だ。しかし第一騎士団が倒れている中ブラックドラゴン相手に国王騎士団を全隊員動かしても足りないーー聖王国の一つの騎士団員は十五人程度と、各国から見ても編成隊員数が少なすぎる。
領地に出現したと聞き、別に傭兵団も雇ってキングズリー家も自ら出るという。
だが、戦争間近で闇オークションの事件も発生している今、あまりにも出来すぎている状況といえた。
「その件はひとまず置いておきましょう……。キングスカラー家には、依頼があります」
「依頼?」
「魔法の創作を願いたい」
ジェイクは紙を受け取る前にヒュースを見る。彼は穏やかに微笑んでいた。
「神子様からのご依頼です。依頼料はその魔法が完成した暁にキングスカラー家の発明した魔法として公表、それらに発生する全権利を譲渡すると」
魔法の創作というのは簡単な事ではないが、新種の魔法を制作者と原案した人間で製作した場合、原案者にも三割得られる権利がある。
ほとんどの魔法研究家は新たな魔法を創作する際、一人で製作する。権利争いもあるし、画期的な発明だった場合と同様、個人の固有資産として認められて莫大なお金が手に入るからだ。
「……物から、記憶を読み取る……?」
あぁ、とヒュースは小さく笑う。
「神子様の世界で『サイコメトリー』と呼ばれる、物に宿った残留思念を読み取るチョウノウリョク……スキルに似た能力があるそうだ。それを全体公開できる魔法として、再現してほしい」
◇◇◇
彼ら付喪神達の記憶の始まりは完成した直後、職人が完成を喜んでいる場面だった。それからはずっと記憶が残り続けている。
それは昨日、カッヘル邸宅へ向かう途中にユウが念話で「記憶の始まり」について尋ねた際に判明したことだ。ヒュースとバッハも確認してみれば、やはり最初は職人達の姿が目に映ったそうだ。
ならば、彼らの記憶はサイコメトリーで言う『残留思念』に相当するものではないだろうか。
物語でもよくある通り、サイコメトリーが完成した暁には事件捜査に利用され、解決した事件すら冤罪だと引っくり返るだろう。そして、進展がなかった事件が再び動き出す。
今回の事件で言えば、マジックバッグが見た景色に犯人達の顔が映るはずだ。どこへ持って行ったか、どの街へ行ったか、どの建物に入って行ったか、そこでどんな会話をしたかーーそれらが全て明るみになるだろう。
◇◇◇
これはキングスカラー家にとって、マジックバッグに次ぐ発明になる。ジェイクはそう確信した。
この魔法作成には一週間の期限を設けられた。この土壇場でフェオルディーノ聖王国の未来を左右する魔法である。一週間以内に完成させなければ国が 滅ぶ状況まで追い込まれている。
だが、ジェイクの能力では期限内には無理だ。そして『キングス』の召集がかけられた以上、ジェイクには割く時間はない。
そして、自分はそこまだ天才ではない。
そうハッキリと折り合いをつけられたのは、家督を継ぐに相応しい息子がいるからだろう。齢八歳にして難関校を主席で入学のうえ飛び級を繰り返し、次期当主が確約したキングスカラー家三男のメルヴィンだ。
扉を殴り付けるように叩く。キングスカラーの血族は集中すると何も聞こえなくなる癖がある。学習や趣味にのめり込んでいると特にそうだ。
「うるさいな!」と扉を開けるちまっこい焦茶色の髪の子供。彼が今年十歳になったばかりのメルヴィンだ。薄汚れた白衣を纏い、汚して良いボロ布のような服を着ている。
生意気な小坊主に見えるが、自分の時間を邪魔された時にのみ荒れるだけで、それ以外では驚くほど品行方正だ。ちょっと偉そうなのが難点だが。
「今、新しいマジックバッグの試作を……」と言い始めるメルヴィンに有無を言わさず紙を見せた。そうすればと紙を取って視線を滑らせながら、持っていた皮製品をジェイクに押し付ける。
「マジックバッグの考案? どんな機能を付けようとしたんだ?」
「吸引力のある風の魔法を取り付けようと思ったんです。採取や捕縛が面倒なので、生け捕り専用ですね」
「吸引力?」
「父上、これは何ですか? 面白そうな魔法ですね」
にこっと笑った息子と視線を合わせるように屈む。
今、聞き捨てならない言葉が聞こえた。
「メルヴィン。今、マジックバッグの不正改造で我が国を揺るがす犯罪が発生している。そのマジックバッグの機能について、詳しい説明がほしい」
「え?」
メルヴィンは「分かりました」と、緑の瞳をぱちぱちと瞬かせた。
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