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17話 浄化
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「いきます」
エレノアの、蒼穹の瞳に強い光が宿る。芯の通った一言に彼女の凛々しさが滲む。
その途端だ。清涼で青白い光がエレノアを包んだ。フェニックスの小さな胸元にから、もやリと見えた黒い靄が消えていく。間髪入れず「次、大きい方へ行きます」そう宣言した後、すぐユウにもパキと小さな音が聞こえた。ペガサスの隷属の呪いを解いた時と同じ音だった。
あの清浄な気配がエレノアから消えてしまったが、フェニックスは顔を上げて、ピュイー! と嬉しそうに鳴いた。
「もう少し待って下さい。全身から何か、微細ながら変なモノを感じるんです……」
そう言って、彼女はフェニックスを包んだまま再び力を込める。
すると、全身黒だったフェニックスの羽毛が胸元から青白い小さな光を放ちながら広がると、そこか紅蓮に染まっていく。黒かった羽毛は紅の領域を広げ、黒かった嘴と足も根元から黄色くなっていった。
(あぁ、違う。こっちが本当の姿なんだーー日曜朝の女児向けアニメの変身シーンに見えるけど)
長い尾までも真っ赤に染まっていき、黒かった瞳が青く染まった。
ロイがテーブルに手を突いて、椅子をひっくり返しながら立ち上がった。その勢いのままロイはエレノアを抱き締める。
やっぱりお前はすごい、自慢の娘だと褒め始めたロイ。感動しているより、エレノアには昔からそういう凄いところがあったんだよと、彼女に言い聞かせているようだった。
その隙にエレノアがフェニックスの隷属の呪い浄化に成功したと念話で伝える。すぐに「おぉ?! 本当か!」とフィーは喜び、マサシゲも次いで「さすがエレノア様だ!」と歓声を上げた。
これから解きに行く事になりそうだから同行を申し出たが、どうやらカッヘルには脱税の他にも余罪が出るわ出るわでまだまだ時間が掛かるそうだ。
陛下ーーナイジェルは太陽のような彫刻が施されている黄金色のタリスマンを肌身離さず持っている。その中心に埋まっている小粒の石ーー血涙石という、乾いた血のように赤黒い石だそうだ。
「エレノア、体調は? もう少し頑張れそうかい?」
「はい。まだまだやれます」
「それでしたら、呪物の浄化に行きましょうか」
「はい! お願いします!」
振り向いたエレノアの青い瞳が、力強く煌く。キングストン邸宅で初めて会った時、絨毯の上に一緒にいた時とは別人のように凛としていた。
◇◇◇
階段を登る。屋敷に充満していた嫌な空気がより一層濃くなる。酷い臭いに眉をしかめながら昇りきった先で左折した。
奥へ進むにつれて鉄錆びの悪臭が強くなっていく。フェニックスはあの美しい鳴き声でうーっと唸った。二人が奥から三番目のドアの前に立ち止まった。
「マーサ、ロイです。中に入れて下さい」
すぐに鍵がかちゃりと開いた。メイドがドアを半分開く。白髪をかっちりシニョンを纏める髪飾りがキラリと光る。
彼女はエレノアを見てはっとしたように驚いた。
その半開きの扉から吐き気を催すような血液の臭いがむわっと鼻腔に流れ込んできた。室内こそきれいにされているが、空気の悪さに肌がヒリついた。
「お久し振りです、マーサ様」
「私のような者に様だなんて……」
「いいえ。私はもう王太子の婚約者ではなくなりましたから」
そう返答したエレノアに、マーサは悲しげに眉根を寄せた。
事前に教えていた通り、ロイはタリスマンを取りに行く。
「陛下のお持ち物に呪物があるそうなんです。マーサ様は、お体に異常はありませんか?」
「い、いえ、私は何とも……」
「あった」
ロイは手に黄金色の小さなネックレスらしいものを握ってベッドから離れる
ユウも中にお部屋にお邪魔すると、きょとんと「こちらは?」とエレノアに尋ねるマーサに、ユウはステータスを開く。当然、ぎょっとしたエレノア、それ以上にびっくり仰天するロイとマーサ。黒狐から「良いんですか?」と念話が飛んで来た。
秘密にしたいユウとしては不本意だが、今は呪物の浄化が最優先だ。どこからその情報を手に入れたのか問われた時、さすがに付喪神が見ていましたでは信憑性がない。
(アレができれば話は違うことになりそうだけど)
《アレとは?》
(後でお願いしますね)
「エレノア、頼むよ」
「はい」
ロイがタリスマンから石を摘まみ上げる。半透明の青い石だ。
「それをよく見てながら、転がしてみてください」
黒狐に言われるままに、ロイは転がす。石を反射している小さな光が、左下から右上にコロリと転がった。普通の反射であれば微動だにしないのに。
それにはマーサも顔を真っ青にした。今日も彼女はメイドとして、そして眠る陛下の代わりにタリスマンとその石をきれいにしていたそうだ。
それを受け取ったエレノアは両手で包み、クラウンブルーの豪勢な天蓋付きのベッドの中、顔に黒い模様が浮かんでいる金髪の男性の姿を一瞥する。
かつて、クリスにも掛かった呪いが今、ナイジェル陛下を蝕んでいるーー。
◇◇◇
エレノアは失意の底にいた。
婚約者だったクリスから自分に呪いを掛けた犯人はエレノアだとろくな調査も事実確認もせず決めつけ、サラに数々の嫌がらせをしたなど事実無根の罪を着せると、退学処分にまで追いやった。その上、クリスは道理の通っていない支離滅裂な言い分で家宝まで奪っていった。
あの時、何も出来ずその横暴に崩れ落ちるしかできなかった。
今まで積み重ねてきた努力が泡と消えて、立ち上がる気力もなくなった。
でも、今は違った。
◇◇◇
今日、たくさんの出会いがあった。
それだけで世界が変わった。初恋の人に会って、空飛ぶ絨毯に寝転がって、遠くに見えたフェンリルがたった数十秒の間に倒れて……ーーこんな弱い自分でも、出来る事を見つけられた。
目を閉じたエレノアから溢れる清浄な魔力が、青白い光となって一気に駆け抜けていく。家具の一つ一つがぼんやり輝き、彼女の優しい想いに満たされていく。
空気が変わるーー清涼な空気に。この屋敷が持つ、本来の空気にーー否、それ以上に空気を浄化する。
それから目を閉じて、先程の通りに魔力を辿って……。
(……これ、フェニックスの全身から感じた……)
エレノアは拾い上げた感覚をスキルで解いた。それはするりと、難なく散っていく。この感覚もフェニックスの色を元に戻した際に感じ取ったモノだった。
ハッと目を開く。掌から伝う小石は形状が大きくなって、重さを増したのだ。
包んでいた手を開く。そこから現れた乾いた血のような色の石にゾッと背筋が凍る。
ついさっきまで小指の爪ぐらいの大きさだった小粒の石が、鶏卵ぐらいの大きさになって掌に乗っていた。
エレノアの、蒼穹の瞳に強い光が宿る。芯の通った一言に彼女の凛々しさが滲む。
その途端だ。清涼で青白い光がエレノアを包んだ。フェニックスの小さな胸元にから、もやリと見えた黒い靄が消えていく。間髪入れず「次、大きい方へ行きます」そう宣言した後、すぐユウにもパキと小さな音が聞こえた。ペガサスの隷属の呪いを解いた時と同じ音だった。
あの清浄な気配がエレノアから消えてしまったが、フェニックスは顔を上げて、ピュイー! と嬉しそうに鳴いた。
「もう少し待って下さい。全身から何か、微細ながら変なモノを感じるんです……」
そう言って、彼女はフェニックスを包んだまま再び力を込める。
すると、全身黒だったフェニックスの羽毛が胸元から青白い小さな光を放ちながら広がると、そこか紅蓮に染まっていく。黒かった羽毛は紅の領域を広げ、黒かった嘴と足も根元から黄色くなっていった。
(あぁ、違う。こっちが本当の姿なんだーー日曜朝の女児向けアニメの変身シーンに見えるけど)
長い尾までも真っ赤に染まっていき、黒かった瞳が青く染まった。
ロイがテーブルに手を突いて、椅子をひっくり返しながら立ち上がった。その勢いのままロイはエレノアを抱き締める。
やっぱりお前はすごい、自慢の娘だと褒め始めたロイ。感動しているより、エレノアには昔からそういう凄いところがあったんだよと、彼女に言い聞かせているようだった。
その隙にエレノアがフェニックスの隷属の呪い浄化に成功したと念話で伝える。すぐに「おぉ?! 本当か!」とフィーは喜び、マサシゲも次いで「さすがエレノア様だ!」と歓声を上げた。
これから解きに行く事になりそうだから同行を申し出たが、どうやらカッヘルには脱税の他にも余罪が出るわ出るわでまだまだ時間が掛かるそうだ。
陛下ーーナイジェルは太陽のような彫刻が施されている黄金色のタリスマンを肌身離さず持っている。その中心に埋まっている小粒の石ーー血涙石という、乾いた血のように赤黒い石だそうだ。
「エレノア、体調は? もう少し頑張れそうかい?」
「はい。まだまだやれます」
「それでしたら、呪物の浄化に行きましょうか」
「はい! お願いします!」
振り向いたエレノアの青い瞳が、力強く煌く。キングストン邸宅で初めて会った時、絨毯の上に一緒にいた時とは別人のように凛としていた。
◇◇◇
階段を登る。屋敷に充満していた嫌な空気がより一層濃くなる。酷い臭いに眉をしかめながら昇りきった先で左折した。
奥へ進むにつれて鉄錆びの悪臭が強くなっていく。フェニックスはあの美しい鳴き声でうーっと唸った。二人が奥から三番目のドアの前に立ち止まった。
「マーサ、ロイです。中に入れて下さい」
すぐに鍵がかちゃりと開いた。メイドがドアを半分開く。白髪をかっちりシニョンを纏める髪飾りがキラリと光る。
彼女はエレノアを見てはっとしたように驚いた。
その半開きの扉から吐き気を催すような血液の臭いがむわっと鼻腔に流れ込んできた。室内こそきれいにされているが、空気の悪さに肌がヒリついた。
「お久し振りです、マーサ様」
「私のような者に様だなんて……」
「いいえ。私はもう王太子の婚約者ではなくなりましたから」
そう返答したエレノアに、マーサは悲しげに眉根を寄せた。
事前に教えていた通り、ロイはタリスマンを取りに行く。
「陛下のお持ち物に呪物があるそうなんです。マーサ様は、お体に異常はありませんか?」
「い、いえ、私は何とも……」
「あった」
ロイは手に黄金色の小さなネックレスらしいものを握ってベッドから離れる
ユウも中にお部屋にお邪魔すると、きょとんと「こちらは?」とエレノアに尋ねるマーサに、ユウはステータスを開く。当然、ぎょっとしたエレノア、それ以上にびっくり仰天するロイとマーサ。黒狐から「良いんですか?」と念話が飛んで来た。
秘密にしたいユウとしては不本意だが、今は呪物の浄化が最優先だ。どこからその情報を手に入れたのか問われた時、さすがに付喪神が見ていましたでは信憑性がない。
(アレができれば話は違うことになりそうだけど)
《アレとは?》
(後でお願いしますね)
「エレノア、頼むよ」
「はい」
ロイがタリスマンから石を摘まみ上げる。半透明の青い石だ。
「それをよく見てながら、転がしてみてください」
黒狐に言われるままに、ロイは転がす。石を反射している小さな光が、左下から右上にコロリと転がった。普通の反射であれば微動だにしないのに。
それにはマーサも顔を真っ青にした。今日も彼女はメイドとして、そして眠る陛下の代わりにタリスマンとその石をきれいにしていたそうだ。
それを受け取ったエレノアは両手で包み、クラウンブルーの豪勢な天蓋付きのベッドの中、顔に黒い模様が浮かんでいる金髪の男性の姿を一瞥する。
かつて、クリスにも掛かった呪いが今、ナイジェル陛下を蝕んでいるーー。
◇◇◇
エレノアは失意の底にいた。
婚約者だったクリスから自分に呪いを掛けた犯人はエレノアだとろくな調査も事実確認もせず決めつけ、サラに数々の嫌がらせをしたなど事実無根の罪を着せると、退学処分にまで追いやった。その上、クリスは道理の通っていない支離滅裂な言い分で家宝まで奪っていった。
あの時、何も出来ずその横暴に崩れ落ちるしかできなかった。
今まで積み重ねてきた努力が泡と消えて、立ち上がる気力もなくなった。
でも、今は違った。
◇◇◇
今日、たくさんの出会いがあった。
それだけで世界が変わった。初恋の人に会って、空飛ぶ絨毯に寝転がって、遠くに見えたフェンリルがたった数十秒の間に倒れて……ーーこんな弱い自分でも、出来る事を見つけられた。
目を閉じたエレノアから溢れる清浄な魔力が、青白い光となって一気に駆け抜けていく。家具の一つ一つがぼんやり輝き、彼女の優しい想いに満たされていく。
空気が変わるーー清涼な空気に。この屋敷が持つ、本来の空気にーー否、それ以上に空気を浄化する。
それから目を閉じて、先程の通りに魔力を辿って……。
(……これ、フェニックスの全身から感じた……)
エレノアは拾い上げた感覚をスキルで解いた。それはするりと、難なく散っていく。この感覚もフェニックスの色を元に戻した際に感じ取ったモノだった。
ハッと目を開く。掌から伝う小石は形状が大きくなって、重さを増したのだ。
包んでいた手を開く。そこから現れた乾いた血のような色の石にゾッと背筋が凍る。
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