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指月城
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吾輩はご主人と一緒に京の別荘から伊勢国飯野郡宮田村に戻った。爺様は大阪の屋敷に戻り、伯父の信高は京に居て伏見屋敷の準備をしていた。父上は尾張国清洲城で国許の仕事をしていた。そして、叔父の佐野政綱が信吉と改名して下野国唐沢山城で国を治めていた。
大阪に戻った秀吉は秀次に「日本国を五つに割り、四つ分を与え、残りを御拾に与える」と伝え、拾と秀次の娘を婚約させた。
「甥(秀次)に譲渡した支配権を再び獲得するため、彼はただちにその子供と、甥の関白の娘とを名だけの夫婦たらしめた。そして今度は甥に太閤の位を授け…その子供の後見人として天下を治め、その子供が成人した暁には、甥は役目を免除される、というのであった」
文禄元年より隠居所として伏見指月の丘に造営中の新屋敷を築城に変更し、指月城より南側、宇治川の対岸に向島城も築城するように「伏見向島に城を建て、指月の城より川に橋を掛けるように」命じられた。
指月城築城に伴い、指月城下造成のため、予定地域の社寺・村落を移転。槇島堤を築いて巨椋池(おぐらいけ)と宇治川を分離、大坂と伏見を水運で繋ぐ。また宇治川は豊後橋を架け、巨椋池を縦断する小倉堤を築いて新たな大和街道とした。他にも淀堤、大池堤を築き、淀川左岸に長さ七里に及ぶ文禄堤を築き、川の氾濫を防ぐようにして、同時に堤が京街道として整備される。
■■■■…………
秀吉は西国大名に釜山周辺の倭城の普請と在番指示を出した。
(在番諸将:加藤清正、小西行長、宗義智、黒田長政、福島正則、蜂須賀家政、小早川隆景、小早川秀包、毛利輝元、吉川元春、立花宗茂、毛利吉成、毛利秀元、鍋島直茂、九鬼嘉隆、脇坂安治、加藤嘉明、島津義弘、島津豊久、高橋元種、秋月種長、伊東祐兵、松浦鎮信)
そして、その他の大名を帰還させるため釜山や対馬、壱岐に輸送船を準備すると、茶々様が拾を産んだため、これまでの構想を修正し、伏見の屋敷を大きく拡張して城とします。
(帰還諸将:伊達政宗、上杉景勝、宇喜多秀家、細川忠興、長谷川秀一、中川秀成、石田三成、大谷吉継、増田長盛、浅野長政、木村重茲、毛利輝元、小早川隆景)
指月城城下町は、桃山丘陵西麓を中心に町割りが行われ、堀と土塁からなる惣構えで囲まれてい
ました。惣構えとあわせて、淀城から天守、本丸の櫓・門、二の丸の櫓などを移築し、隠居城は本格的な城郭として整備され、伏見港の整備や宇治川・巨椋池の改修も行われました。
城下町には武家屋敷が多数造営され、有力大名の屋敷は城郭周辺に集められました。町人の居住区は京町通、両替町通を中心に配置され、その西側には寺社が配置されました。
ただし、この大普請は表向きは関白秀次が養父である秀吉に伏見の内城と総構えの大工事を命じた形をとって、工事分担の諸大名への言い訳も込められている。
秀吉はこの新しい指月城に明国の使節を迎え、和平の交渉を行うつもりであった。
□□□□…………富田一白
自宅で次男に手紙を文を書いていると、気になることがあって独り言が口から洩れる「京の都より、南にわずか二里のところに港ができる……」ことではないか。
このようなことになれば、やがて伏見が京や大阪にも勝ることになる。そこに秀吉・拾様が入ると、関白秀次の聚楽第との二重構造が表面化することになり、これでは太閤と関白殿の間に溝が出来る。
それに、秀次と拾の関係を調整するため、拾誕生の二ヶ月後の十月には、拾と秀次の娘(六歳年上の槿姫)を婚約させ、秀吉から秀次、拾へという政権継承を模索することで、拾を産んだ淀殿の側近、豊臣秀吉の側近として仕えていた人たちも、豊臣秀次に権力が移ることはある意味恐怖を持つ、特に太閤の側近中の側近として権勢をふるっている三成は自分の保身の為、有らぬ悪行を吹き込んだりせねば良いが。
まずは、喜太郎(富田高定)に関白殿へ「御拾様お誕生の上は、私が天下人となっては世が収まりません。私は御拾様をお助けいたし御奉公いたします」と太閤殿へ進言するように伝えねばならぬ。
「五郎丸はいるか。」
「はい。ここに控えております」
「すまぬが喜太郎へこの書状を急ぎ届けてくれ」
「はい。旦那様」
書状をしたためてから聚楽第近くの屋敷に帰ると一週間後に喜太郎が訊ねてきた。
「父上、先日はご助言ありがとう御座います。………」
奥の部屋で話を聴くと、胃が痛くなることを聞かされた。
要は拾様が誕生してから、殿(秀次)は喘息の症状が強くなるなど、心身の調子が不安定であります。
それは失われるものに対する恐怖心のなせるわざで、すなわち殿の権力への執着心の強さを示していると思われます。先の熱海温泉への湯治は秀次の喘息治療のためであったが、太閤の露骨な秀頼溺愛があって、心休まるような状態ではなく、むしろ悪化したようだ。
殿はもともと激情の人であり、突然の環境の変化が「理性のはどめのきかない部分」を助長したのではないかということで、今「御拾様お誕生の上は、私が天下人となっては世が収まりません。私は御拾様をお助けいたし御奉公いたします」と進言することは出来なかったと云うことだ。
少し考えて「喜太郎。お前の主は凡庸だ…いや愚鈍やもしれぬ…お前は二度とこの家に来るな。そして、清州に戻ったら二度と京に戻ってはならぬ……よいな!」
「父上。どうしてですか」
「……」
「父上!!」
「出て行け!」
高定は雨の降る中、屋敷を出て行った。
大阪に戻った秀吉は秀次に「日本国を五つに割り、四つ分を与え、残りを御拾に与える」と伝え、拾と秀次の娘を婚約させた。
「甥(秀次)に譲渡した支配権を再び獲得するため、彼はただちにその子供と、甥の関白の娘とを名だけの夫婦たらしめた。そして今度は甥に太閤の位を授け…その子供の後見人として天下を治め、その子供が成人した暁には、甥は役目を免除される、というのであった」
文禄元年より隠居所として伏見指月の丘に造営中の新屋敷を築城に変更し、指月城より南側、宇治川の対岸に向島城も築城するように「伏見向島に城を建て、指月の城より川に橋を掛けるように」命じられた。
指月城築城に伴い、指月城下造成のため、予定地域の社寺・村落を移転。槇島堤を築いて巨椋池(おぐらいけ)と宇治川を分離、大坂と伏見を水運で繋ぐ。また宇治川は豊後橋を架け、巨椋池を縦断する小倉堤を築いて新たな大和街道とした。他にも淀堤、大池堤を築き、淀川左岸に長さ七里に及ぶ文禄堤を築き、川の氾濫を防ぐようにして、同時に堤が京街道として整備される。
■■■■…………
秀吉は西国大名に釜山周辺の倭城の普請と在番指示を出した。
(在番諸将:加藤清正、小西行長、宗義智、黒田長政、福島正則、蜂須賀家政、小早川隆景、小早川秀包、毛利輝元、吉川元春、立花宗茂、毛利吉成、毛利秀元、鍋島直茂、九鬼嘉隆、脇坂安治、加藤嘉明、島津義弘、島津豊久、高橋元種、秋月種長、伊東祐兵、松浦鎮信)
そして、その他の大名を帰還させるため釜山や対馬、壱岐に輸送船を準備すると、茶々様が拾を産んだため、これまでの構想を修正し、伏見の屋敷を大きく拡張して城とします。
(帰還諸将:伊達政宗、上杉景勝、宇喜多秀家、細川忠興、長谷川秀一、中川秀成、石田三成、大谷吉継、増田長盛、浅野長政、木村重茲、毛利輝元、小早川隆景)
指月城城下町は、桃山丘陵西麓を中心に町割りが行われ、堀と土塁からなる惣構えで囲まれてい
ました。惣構えとあわせて、淀城から天守、本丸の櫓・門、二の丸の櫓などを移築し、隠居城は本格的な城郭として整備され、伏見港の整備や宇治川・巨椋池の改修も行われました。
城下町には武家屋敷が多数造営され、有力大名の屋敷は城郭周辺に集められました。町人の居住区は京町通、両替町通を中心に配置され、その西側には寺社が配置されました。
ただし、この大普請は表向きは関白秀次が養父である秀吉に伏見の内城と総構えの大工事を命じた形をとって、工事分担の諸大名への言い訳も込められている。
秀吉はこの新しい指月城に明国の使節を迎え、和平の交渉を行うつもりであった。
□□□□…………富田一白
自宅で次男に手紙を文を書いていると、気になることがあって独り言が口から洩れる「京の都より、南にわずか二里のところに港ができる……」ことではないか。
このようなことになれば、やがて伏見が京や大阪にも勝ることになる。そこに秀吉・拾様が入ると、関白秀次の聚楽第との二重構造が表面化することになり、これでは太閤と関白殿の間に溝が出来る。
それに、秀次と拾の関係を調整するため、拾誕生の二ヶ月後の十月には、拾と秀次の娘(六歳年上の槿姫)を婚約させ、秀吉から秀次、拾へという政権継承を模索することで、拾を産んだ淀殿の側近、豊臣秀吉の側近として仕えていた人たちも、豊臣秀次に権力が移ることはある意味恐怖を持つ、特に太閤の側近中の側近として権勢をふるっている三成は自分の保身の為、有らぬ悪行を吹き込んだりせねば良いが。
まずは、喜太郎(富田高定)に関白殿へ「御拾様お誕生の上は、私が天下人となっては世が収まりません。私は御拾様をお助けいたし御奉公いたします」と太閤殿へ進言するように伝えねばならぬ。
「五郎丸はいるか。」
「はい。ここに控えております」
「すまぬが喜太郎へこの書状を急ぎ届けてくれ」
「はい。旦那様」
書状をしたためてから聚楽第近くの屋敷に帰ると一週間後に喜太郎が訊ねてきた。
「父上、先日はご助言ありがとう御座います。………」
奥の部屋で話を聴くと、胃が痛くなることを聞かされた。
要は拾様が誕生してから、殿(秀次)は喘息の症状が強くなるなど、心身の調子が不安定であります。
それは失われるものに対する恐怖心のなせるわざで、すなわち殿の権力への執着心の強さを示していると思われます。先の熱海温泉への湯治は秀次の喘息治療のためであったが、太閤の露骨な秀頼溺愛があって、心休まるような状態ではなく、むしろ悪化したようだ。
殿はもともと激情の人であり、突然の環境の変化が「理性のはどめのきかない部分」を助長したのではないかということで、今「御拾様お誕生の上は、私が天下人となっては世が収まりません。私は御拾様をお助けいたし御奉公いたします」と進言することは出来なかったと云うことだ。
少し考えて「喜太郎。お前の主は凡庸だ…いや愚鈍やもしれぬ…お前は二度とこの家に来るな。そして、清州に戻ったら二度と京に戻ってはならぬ……よいな!」
「父上。どうしてですか」
「……」
「父上!!」
「出て行け!」
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