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オートメーション (SF)
しおりを挟む今から、少し未来の話。
拓也は休日の午後、リビングでテレビを見ていた。見ている番組の内容がつまらないので、チャンネルをかえようと思った。
すると、ロボットが、チャンネルをかえてくれる。便利なものである。
拓也がタバコを吸おうと思う、ロボットがすぐに、現れ「拓也様、どうぞ」と言って、火をつけてくれる。
「なんでも、ロボットがやってくれるってのも、退屈なものだなぁ~」
「おーい、喉が渇いた、お茶を持ってきてくれ」
「はい、拓也様すぐにお持ちします」ロボットがお茶を持ってくる。
そう、今ではたいていの事はロボットがやってくれる。
各家庭にはお手伝ロボットがいるのだ。
拓也はテレビ画面をみた。ロボット同士がキスをしている。ロボットの恋愛ドラマだ。
拓也には、鉄の塊同士がくっついているだけにしか見えずつまらなかった。
また、チャンネルをかえてもらおうと思っていたところに、玄関でベルがなった。
「はい、ただいまお待ちください」
ロボットが応対しに玄関にいった。
「拓也様、セールスロボットです。どうなさいますか?」
「部屋に入ってもらえ」
拓也は、暇つぶしにセールスロボットの話を聞くことにした。
早速セールスロボットは、話をきりだした。
「じつはですね。お客様、当社は娯楽を提供しておりまして、今日はお客様にぜひとも、そのサービスをご利用して、いただぎたくと思いまして、参ったしだいでございます」
「なるほど、面白そうだな。詳しくきかせてくれ」
セールスロボットは胴体部分のパネルを開け、パンフレットをとりだした。
「当社の提供するサービスは、労働とゆうものでして、少々、お値段は、お高くなりますが、それは、それは、お客様に満足してもらってます」
「ほう、労働」
拓也は労働とゆう、言葉に興味をそそられた。
「ところで、労働ってなんだ?」
「はい、労働ってのはですね、いろいろございますが、簡単に言いますと、自動車を製造したり、ビルを建てたり、料理を作ってみたり、それは、それは、楽しいものでございます」
セールスロボットは自信満々に。パンフレットを拓也に見せながら、説明した。
「ところで、お客様は、どういった、労働がお好みで?」
「うーん、そうだな~、最近あまり眠れないので、すごく疲れるものがいいな~」
「さようでございますか、それならぴったしのものが、ございます」
そういって、セールスロボットは、工事現場(道路編)と書かれたパンフレットを、拓也にさしだした。
パンフレットの写真には、つるはしを持った男が、ひたいに汗をかきながら、働いていた。
拓也は写真をみて、
「うん、実に楽しそうじゃないか、早速、明日からでも労働させてもらうよ」
セールスロボットは、労働契約がとれたので、満足気に帰っていった。
早速、次の日から、拓也は工事現場にいき一生懸命働いた。
家に帰ると、くたくたになりよく眠れた。
「いやぁ~労働って素晴らしいな~、こんなんだったら、休みなんかいらないな~
毎日労働するぞ」
拓也は知らなかった。
ロボットが普及したのも、少しでも人間の労働を減らす為につくられたことを……
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