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第二章

マットプレイ

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 正宗はパンツをずらされた瞬間、ピクンとバウンドして葵嬢の前に姿を現した。

「うわぁ、お兄さんの大きいね」と言って、葵嬢は正宗に唾液をたらすと、根元を慣れた手つきで扱きだしたのである。

 僕は、思わず「うっ」と声を上げてしまう。

 その声を聞いて葵嬢は「気持ちいい?」と聞いてくる。

「あ、はい……気持ちいいです……」と返事をすると、

「じゃ、もっと気持ちいいことしてあげる」と葵嬢は言って、正宗をチュパチュパとわざといやらしい音をたててしゃぶりだしたのである。

 

 葵嬢は、今までに経験したことのない早さで、正宗を舌で転がしたり、一番気持ちいい頭の裏側をチロチロ舐めてくる。

 そして、それを繰り返しつつ、手で正宗を扱く。

 それから、また素早く正宗を咥えこむと口の中で舌を使って攻めたり、高速で正宗を出し入れしたりするので堪らないのだ。

 流石、プロだけあって葵嬢の見事な手さばき、口さばきに、すぐに昇天させられてしまいそうになってしまう。

 おそらく鍛錬を積んでいない三平あたりならひとたまりもないだろうと想像が出来てしまうのだった。
 そろそろ鍛錬を積んだ僕でも、やばいと思った瞬間に葵嬢の動きが止ったのであった。

「お風呂入れますけど……どうされますか? このままベッドにいきますか?」

 僕は、それを聞いて、ソープ嬢とはつくづく凄いものだとびっくりしてしまった。

 なぜなら、あの巧みな技の中でも、お湯の張りを確認していたのだ。
 普通の女性なら行為に集中してしまい、そのような余裕などあるはずも無いからだ。

 仕事とはいえ誠に天晴れ至極なことである。

 それと、後に知ることなのだが、ソープってところは基本的に口で逝かせることを目的にしたヘルスとかの風俗でなく、あくまで本番行為で逝かせることにプライドを持ってるところなのである。

 だから、葵嬢のしてくれた行為はご挨拶程度のものでしかないのであった。

 僕がソープの醍醐味である風呂にするか、ベッドにするか思案していると、葵嬢は決め易いようなことを言ってくれた。

「ベッドはお兄さんがよければ二回戦でも出来ますけど……時間もありますし」

 それを聞いて「お風呂入ります」と即答していた。

 僕の返事を聞いた葵嬢は素早く着ているワンピースと下着を脱ぐと全裸になった。

 葵嬢はとても色白の肌をしていて、それほど大きくない胸にあるホクロが印象的に目に焼きついた。

 そんな葵嬢の裸体を見ていると、早くあの胸にあるホクロの周囲をむしゃぶりつきたい衝動にかられて、葵嬢が服を脱いでる間に少し萎えてしまった正宗を再び奮い立たせたのだった。

 葵嬢は、僕の手を握りると浴槽まで誘導してくれた。

 そして、僕と葵嬢は一緒に湯船に浸かった。

「湯加減どうですか?」

「ちょうどいいです」

 葵嬢の太ももに尻を乗せる形で、ちょうどいい湯加減の中ほっこりしてしまう。

「ちょっと腰上げてもらいますか」

 五分ぐらいお湯に入っていた時に、頃合をみるような感じで葵嬢が言ってきた。

「え、こうですか?」と腰を浮かした。

 すると、正宗がお湯の張力の中、まるで潜水艦のように浮上して、頭でっかちな顔を出す。

 そして、葵嬢は「失礼しまーす」と言って、正宗を口に含んだのだった。

「気持ちいい」と思わず口に出してしまう。

 それを聞いて、葵嬢は「よかったぁ、よくお客さん喜んでくれるんですよ! あ、それと、おっぱいとか遠慮せずに触ってくださいね!」

 なんとも、ソープってところは楽園だと思わせる葵嬢の発言である。

 お湯の中に手を入れて遠慮などするはずもなく、おっぱいの感触を堪能させてもらった。

 あまりの気持ちよさから逝きそうになると、葵嬢は口の動きを止めたのだった。

「ちょっと、マットの準備しますね。お兄さんはもうちょっとお風呂に浸かってリラックスしていてください」

 そう言うと、葵嬢は湯船から出て、マットプレイの準備に入った。

 その際に、葵嬢から僕は歯ブラシを渡されて「よかったら歯磨いて待っていてください」と言われた。

 僕は、歯をごしごしと磨きながら、葵嬢の仕事ぶりを観察してマットの支度が出来るのを待った。

 葵嬢はダブルベッドぐらいはありそうな大きなマットをタイル張りの床に置く。

 それから、洗面器のシャワーを使ってお湯を溜め、その中にローションを入れてお湯に馴染ませていた。

 そして、そのローションの溶け具合を確認するかのように洗面器に手を入れると、手についたローションを何度か洗面器の上でたらしていた。

 手についた半透明なローションはネバネバしていて糸をひいてるようである。

「お兄さん、準備が出来たのでこちらにどうぞ」

 僕は、葵嬢が置いてくれた凹状の椅子に腰掛けた。

 この椅子を見ていると詩織と一緒にいったラブホテルのことを思い出してしまう。

 あそこにも似たような椅子があったからだ。

 凹状の椅子に座ると、葵嬢は私の体を入念にシャワーで洗ってくれた。

 正宗はもとより、お尻の穴まで丁寧に洗ってくれたのだ。

 洗い終わると、今度はせっかく洗った体にローションを葵嬢は塗り始めた。

 葵嬢は自身の体にもローションを塗ると、そのぬるぬるになった体を使って僕の体に擦りつけてきた。


 僕は葵嬢の揺れるおっぱいが顔に当たりながら、おっぱいを揉む。

 葵嬢は、そんなことお構いなしに凹状の穴の開いた部分に手を入れて、正宗やらお尻の穴をぬるぬるした腕や手を使って刺激してくれた。

 快感に打ちひしがれていると、今度は、大事な部分とその上にあるヘアーを使って腕や太ももを器用に刺激してくれた。

 葵嬢のヘアーがまるで柔らかいタワシのような感じがしてまさに極楽気分である。

 そうして、僕が大満足で葵嬢の技を堪能していると、葵嬢は「そろそろ、マットにいきましょう」と言って僕をうつ伏せにマットの上に寝かせた。

「すべりますので、マットにしっかり掴まってくださいね」と言うと、私の手をマット上部に持っていった。

 葵嬢の言うようにうつ伏せになりながら、マット上部にしがみついた。

 僕は、自分はいったい何をしているんだろうと、自分のしている光景を思いうかべると可笑しくなってしまうのである。

 しっかりマットに掴まった事を確認すると、葵嬢は自身の体とマットにローションを更にたっぷりと塗った。
 塗り終わると私の隣に寝転び体を擦り合わせてくるのだった。

 葵嬢は体のありとあらゆる部分を使って、僕に密着すると体をスライドさせて動くのである。

 特におっぱいの柔らかい感触とアンダーヘアーを使用しての擦りは、天にも昇るような快楽に包みこんでくれるものだった。そして、僕の体を仰向けにさせると、正宗の上に葵嬢の大事な部分のスジ目にそって擦ってくれるのだった。それは、ある意味、正宗が鞘に納まるかより気持ちがいいもののように感じてしまう。

 葵嬢はわざと正宗が鞘に入るか入らない状態を私に見せつけて僕の上で踊ってくれた。

 そして、僕に挿入したい気持ちを高めさせるのだった。

 正宗も早く、葵嬢の鞘に納まりたくて海綿体をヒクヒクさせている。

 そんな葵嬢の焦らしに耐えていたら、突然に「失礼しまーす」と言って葵嬢は正宗を手で持つと、どこに用意していたのかゴムを口で器用に正宗にかぶせると、正宗を鞘の中に入れたのだった。

 僕に入り具合を見せるように、ゆっくりと正宗を鞘から出し入れさせる。

「あぁ、気持ちいいです」堪らなくなって声を出してしまう。

 それを聞いて、今まで無口で黙々と仕事をこなしていた葵嬢は「お兄さんの凄く大きいよ。私も気持ちいいよ」と言って、喘ぎ声とともに、僕の上で腰を自分から振りだすのだった。

 葵嬢の喘ぎ声と比例するように葵嬢の腰使いも激しくなっていき、僕の上で激しく踊りだす。

 そして、そのまま正宗を体に入れた状態で僕の体に抱きついてきた。

「今度はお兄さんが突いて……」

 僕は葵嬢のその言葉に興奮してしまい、しっかりと葵嬢の体にしがみつくと、激しく腰を振ったのだった。

 ローションがお互いの秘部にべっちょりと付いている為だろうか、シュポーン、シュポーンといやらしい摩擦音が浴槽内に木霊する。

 葵嬢は僕に激しく突かれながら、キスをしてくる。そのキスは舌を絡めさせてきて深いものであった。

 葵嬢のキスと抱き合った体からの人肌に私は快楽の虜になって一段と早く腰を突き上げるのだった。

「あぁ、お兄さん気持ちいいよ! 仕事忘れちゃう」

 僕は、葵嬢の言った一番の褒め言葉によって、激しく興奮してしまい果てたのだった。
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