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詩織のお口で
しおりを挟む「詩織、少しでいいから、そいつの頭にキスしてくれないか」
すると、詩織は躊躇することなく「こうするの?」と言って、唇で正宗の先端部をくちずけしてくれたのだ。
「そ、それでいいよ! もっと何度もチュウしてぇ」
詩織は黙って、正宗の頭に数回キスをしてくれた。もう、ここまで来たら口に含んでもらえるというゴールは近いってもんだ。
「あぁ、詩織……今度は舌先でソフトクリームを舐める感じで……」
「うぅん? こうかなぁ……」
詩織は小さい舌をだして、ぎこちなくではあったが正宗の頭でっかちな部分をチロチロと舐めてくれた。なんともいえない快感が僕の脳髄に刺激を与えてくれる。
「うん、詩織うまいよ! 気持ちいいよ!!」
僕は、もうお世辞ではなく本音で詩織を褒めていた。
「付け根の溝もチロチロしてぇ」
そう言って、僕は少しずつ注文を増やしていく。
詩織も好奇心からか私の注文を素直に聞いて実行にうつしてくれた。
もう、さっきまでの躊躇する姿の詩織はそこにはなかった。
「詩織もう焦らさないでくれ、もう我慢できないよ、だから……咥えてぇ」
僕は、最後の注文を思いきって言ってみた。
あれだけ哀願してもしてくれなかった行為だけに断られるのではないかと緊張がはしる。
僕は祈るような気持ちになると目をつぶって詩織の返事を待った。
その時である、僕の下半身に生暖かい感覚がはしったのである。
僕は何事が起こったのかとそっと目を開け、感覚のはしった部分を確認してみた。
そこには、左手で正宗の付け根をもって、献身的に正宗の頭部を口に咥えてくれている詩織の姿があったのだ。そう、詩織はとうとう、咥えてくれたのである。
詩織は目をつぶって、小さいお口でけな気に顔を上下に振ってくれていた。
僕は詩織の献身的な姿を見て感謝の気持ちで涙が出そうな思いになったのだが、それと同時になんて言ったらいいのか、奉仕してくれてる詩織の姿に、自分のものを咥えさせているという征服感から興奮を覚えたのだった。
僕は献身的に奉仕してくれてる詩織の姿をもっと観察したいと思い、少し体を起き上がらせてみた。
そしたら、少し下半身に痛みがはしった。
どうやら私が動いたせいで、詩織の歯が正宗に当たったようである。
でも、そんな痛みなんか、詩織が一生懸命に尽くしてくれてる姿を目の当たりにしたらすぐに忘れるってもんである。そうして僕は暫しの間、詩織の献身的奉仕活動を時間を忘れて見入ってしまっていた。
慣れない行為に関らず、僕のために尽くしてくれてる詩織の姿を見ていると、なんだか、私は王様になったような気がして、その行為そのものの征服感から激しく興奮してしまってきた。
その興奮は慣れない為に起こってしまう詩織の歯が正宗に当たる痛ささえも快感に思えてしまうぐらい激しいものであった。
あぁ、僕のために一生懸命に咥えてくれてる、そう思うだけで肉体的な快感はもとより、精神的に快楽の境地にいざなってくれるものである。
詩織は、口に入れたものが息苦しいのか、時折吐き出して息継ぎをしていたが、またすぐに口に含むと、その度に頭を上下に振る速度をあげてくれたのだった。
「ごめんな、詩織。でも……気持ちいいよ」
「クポ、クポ……」
詩織は無言で黙々と口唇による愛撫を続けてくれた。
そんな、詩織の様子を見て、僕は逝きそうな気持ちになってきた。
つまり、頭が真っ白になってきて、もうどうなってもいいと思ってしまうような状態になってしまったのだ。
突然に襲ってきた逝きそうな気持ちだったので、母親の顔を浮かべて気をそらすという技も、心の準備が出来ていなかったので、間にあいそうにないと咄嗟に思ってしまった。
「詩織、もう……出そうだよ」
「うん、いいよ」
詩織は、僕の返事をするために、口から正宗を出すと優しく言ってくれた。
そして、また正宗を口に含もうとした。
「ありがとう、詩織。口はもういいよ――最後は手でして……」
ホントは詩織の口の中で、果てたい気持ちであったのだが、さすがにそれは、初めての女の子にするのは酷だと思って僕は遠慮したのだった。
そして、僕は詩織の手コキによって、ほどなくして果てたのであった。
果てた瞬間は、放心状態だったのだが、すぐに正常な思考に戻った僕は詩織に謝った。
それは、性欲に押し切られてしまったとしても、嫌がることを強引にさせてしまったのではないだろうかと思ってしまったからだ。
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