38 / 146
インサート講座
しおりを挟む僕のアソコは、おっさんのリアルな説明で起ちはじめてきていた。
「徐々に、女性が深い刺激を求めてきたと判断したら、浅い挿入の中に、深い挿入を混ぜて行うんだ。だいたいの目安は、昔から、五回に一回や九回に一回の割合で深い挿入を繰り返すと効果が絶大だと言われているので覚えておくべし。それと、挿入の浅い深いと平行して、挿入のスピードの緩急も、これぐらいの時点から、積極的に取り入れていくといいだろう。例えば、ゆっくりと動いていると見せかけて、いきなり引き戻すとかを行うと確実に女性は快感の虜になること受けあいだ。覚えておくべし」
おっさんの事が師匠以上の存在に思えてきた。
僕の中でおっさんは確実に神になっていたのだった。
神になったおっさんの話は続いた。
「そして、いよいよ挿入の浅深及び緩急によって、女性がオーガズム直前(両手で体にしがみつく、両膝をよじり合わせる、汗をかき、鼻の穴と口が開き目をつむる等の変化が見られる)になったと感じたら、お前自身のこれまでの我慢欲求を発散させるために、思いっきり男性器を深く挿入して高速で腰を動かせるんだ。その時にはきっと、お前の動きに女性は感応してくれるに違いない」
おっさんは、ご丁寧にフィニッシュまでを力説してくれていた。
まだ、キスすら詩織としたことのない私にとっては、早すぎるレクチャーなのだが、おっさんの解説は覚えておいて損のないものばかりに思える。とにかく、ここまでで分かったことは、焦ってはダメで、ゆっくりと時間をかけてSEXはしないといけないということだ。
時間をかける、即ち西部劇のような早撃ちでは話にならないことを、おっさんは順をおって説明してくれているのである。早撃ちガンマンにならない為にも、是が非でも、オナニートレーニングによって発射をコントロールする技術を会得しなければならないのだった。
「最後に特別サービスで合体技のいくつかを紹介しておいてやる。まずは次ページを参照すべし」
僕はページをめくって、基本体位と書かれた絵を見た。そこには、基本とされる体位の絵が10描かれていて、丁寧に体位の特徴が解説されていた。
絵は分かりやすいようにプロレスの技のかけ方のように描かれている。プロレスと違うのは描かれているのが男同士ではなく、男女の絡みあった姿だということである。
最初に正常位なるものが描かれていて、絵は女性が仰向けに寝て、膝を立てた状態で開脚した女性の股の間に男性が接するものであった。正常位の特徴は、挿入がし易く、男性が楽に腰を動かせると書かれていて、お互いに顔を見ながら行えることから女性が一番好きな体位となっていた。
次に描かれているのは後背位と呼ばれるもので、通称バックやワンワンスタイルと言われていて、女性が膝をついて四つん這いとなり、男性が後ろから女性を攻めるものであるとされていた。動物の交尾のスタイルに一番近く、射精された精液が女性の膣奥にたまるので妊娠し易いのが特徴らしい。また、男性は後ろから突くために、女性に対しての征服欲が満たされるために、男性にとっては人気の高い体位と書かれていた。
その次が騎乗位が描かれていて、男性の上に女性が乗っている。これも男女共に人気のある体位らしく、女性が自由に腰を動かすことができることから、女性の性感育成に役立つ体位と書かれていて、男性は女性が激しく動くたびに揺れる胸を堪能することが出来るので楽しいとされていた。あとは、仰向けに寝た男性の反対側で女性がまたがる後騎乗位に、お互い向かいあった状態で座って結合する前座位にその逆の後座位。お互いに横に寝て結合する、前側位、女性が横に寝た状態の後ろから結合する後側位に立ったまま結合する立位と後立位の特徴が説明されていた。
「どうだ、バリエーション豊富だろう。昔から体位は相撲の決まり手に例えて四十八手がよく知られているが、絵に描かれてる基本体位に足の上げ下げなどを組み合わせたものなどで省略する。ようは、体位として難しいネーミングがされているが、お互いに向かいあって合体するか、女性の背後から合体するかであって、あとは、寝る、座る、立つのどの姿勢で接するかだけのことなんだ。まぁ、最初はいろいろと試そうとせずに、正常位と後背位バックぐらいにしておき、回を重ねるごとにバリエーションを増やすことを勧める。体位変化のメリットは射精しそうになったら別の体位に変えることで持続時間が延びることなんだ。逆にデメリットはお互いの快感が高まらないうちに体位変更ばかりしてしまうと、興奮が冷めてしまうことになるので、そのへんのことを熟慮して合体を楽しんでくれ。以上を持ってして明日のために……は終わりとする。ここに書かれていた、トレーニングや知識を上手に活用して、どうか、性の世界チャンピオンになってくれ! 継続こそ力なりべし、忘れるでないぞ! 最後に、ここに書いてあることが出来なくても心配するな。お前達がパートナーの事をしっかり愛して接しているなら、相手もきっとお前達の気持ちをわかってくれるに違いないからだ。 思いやりの心をもつべし、相手をいたわるべし、愛するべし。 でわ、しっかり精進しろよ」
指南のおっさんは、最後にいい事を教えてレクチャーを終了していた。
僕は心の中で「へへ、へへぇ、わかったよ、おっさん。葉子、いや詩織のために、しっかり精進して真っ白になるまで戦い続ける」と眼帯のおっさんの出ている漫画風に誓ったのであった。
まずは、発射時間のコントロールをマスターしないといけない。これを会得したのちに、詩織をデートに誘ってキスぐらいに持っていき、その後に念願の…… そのような事を考えながら、私は濡れタオルでアソコを叩く、「パーン、パーン」とタオルがアソコを直撃する音が部屋に響く。正直言って、痛い。しかし、鍛錬に甘えは許されないのだ。歯を食いしばって、アソコに濡れタオルの鞭を容赦なく叩きこんだ。
痛さにうちふるえながらアソコの強化に励んだ。
この鍛錬の先にはきっと、幸福が待っているだろうと信じていたからである。
0
お気に入りに追加
37
あなたにおすすめの小説



ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

今日の授業は保健体育
にのみや朱乃
恋愛
(性的描写あり)
僕は家庭教師として、高校三年生のユキの家に行った。
その日はちょうどユキ以外には誰もいなかった。
ユキは勉強したくない、科目を変えようと言う。ユキが提案した科目とは。



ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる