【完結】【やりちん】僕の青春グラフィティ。ノスタルジーな昭和チェリーボーイの卒業物語

カトラス

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 少しでも長さの結果がよくなるようにと願いながら、定規の測りしろの先端を下腹部にめり込ませて測定した。

 いささか、セコイ気も自分でもしたがこの際、結果が最優先事項である。

 恐る、恐る定規の目盛りを確認して見ると、なんと、目盛りは17センチを少し超えていたところを指しているではないか。

 こ、これは、多少ずるして測ったことを考慮しても、日本人の平均を大きく上回る数値である。もしかしたら、そのへんのショボ外人よりデカイかも知れない数値に自分自身誇らしく思えたのだった。

 正に、形といい、長さといい、我が名刀正宗は完璧である。

 とにかく結果に興奮した。

 僕は、いきり立った矛を収めるために、とりあえず、ベッドに寝転んで興奮を収めることにした。

 

 それから、数分後に「詩織ぃ~」と妄想内で叫んで興奮物質を吐き出した私は、再びメンズボーイの続きを読み出した。

 しかし、雅博の奴も、この本を読んで、測定したのだろうか? と思うと、自分のことは棚に上げて笑いがこみあげてくる。

 雅博が粗チンであったらと邪推してしまう邪まな思いも同時にわき上がってきた。

 まぁ、この際、アソコに関しては自分の物は満足できる結果なので、雅博のことはどうでもいいので、ライバルのことを考えるのはやめて、次なる指南に興味をうつした。

 
 “明日のために……その五、持続してこそ真の男なり我慢すべし”


「男っていうもんは、女性を満足させてこそ一人前だ。満足ってのは、ここでは秘め事時に女をノックアウトさせることを意味する。

 つまり逝かせるってことだ。ボクシングでいったらアッパーカットみたいなもんだ。


 女を逝かせるためには、どうしたらいいか? これを今から教えてやる。その方法とはな……自身の射精時間をコントロールすることなんだ。

 これは必殺技なだけに、今日、明日会得できるものではないが、コントロールをマスターした際には、女はお前から離れられなくなることを保障してやる。だから精進すべし、我慢すべしってことだ。今から具体的な話をしてやる。まずは何故我慢しないといけないのかと――」

 
 おっさんの具体的な話はこうであった。

 男でも女でも性行為中に興奮が高まると、オーガズムっていう状態になるらしい。

 男なら射精時がその瞬間である。女は射精がないから、自己申告してもらわないとオーガズムになったかどうかはわからない。

 但し、汗をかいたり、頬が紅潮して膣口が収縮するなど身体的変化で感知することが出来るそうである。

 だいたいの時間的目安もあって、個人差はあるものの、30分ぐらいで半数の女性は逝く、即ちオーガズムに達するらしい。

 つまり、女を逝かせるためには、最低30分は性行為を持続させないといけないってことだった。

 
 でわ、具体的にどうやったら射精時間をコントロールすることができるのか? おっさんの解説では、パートナーのいない男性ではオナニーをして、まずは自分の射精までにいたる時間をストップウオッチで計ってみて、自身で持続時間を把握することから始めるとなっていた。

 もし、オナニーで30分以上もつようなら合格であるのだが、逆に10分以内に果ててしまうようなら、持続を促す鍛錬をしないといけないとされていた。

 自分だけ気持ちいいので満足してるようでは、女性を真から喜ばすことなど不可能なのである。

 
 おっさんのアドバイスでは、まずはオナニー時間を計って見ろってことであった。

 僕は、自身のオナニー時間を計るために、ストップウオッチを家じゅうくまなく探して発見すると、オナニー二回戦を始めるべく、再びベッドに寝転んでパンツをずらした。

 
 右手はアソコに左手はストップウオッチを熱く持ち、シコシコなるオナニー行為を開始しようとしていた。
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