【完結】【やりちん】僕の青春グラフィティ。ノスタルジーな昭和チェリーボーイの卒業物語

カトラス

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ナースの手ほどき

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 そう、この処置行為は、私がふだんしているシコシコそのものなのだ。

 すぐに、いきり立った棒の先端からは、透明の液体が出始めている。

 
 看護婦さんは、上下に一定のリズムで棒を動かしていった。


「痛くないですか?」


「痛くないです、気持ちいいです」と思わずいってしまいそうになる手さばきである。

 

 すると、看護婦さんは突然呟いたのである。



「凄ーい、硬いね。もうギンギンだよ!」

 僕は看護婦さんの言った事に耳を疑った。


「ねぇ、いつも、こうやってしてるんだぁ」

 

 看護婦さんは、さきほどまでの業務的な声がいっぺんして甘ったるい声で聞いてきた。

 

 僕は、小さな声で「は、はい」とだけ答えた。



「我慢しなくて出していいよ。そうだ、直接手でしてあげる」

 

 看護婦さんは、ビニ手を外すと素手で、僕のアソコをしごき始めた。

 

 素手になると、当たり前だけど、更に看護婦さんの手の感触が伝わってきて興奮する。

 

 もう、いつも自分でしている時のようにクチャクチャといやらしい音が処置室に響いていた。



「凄い、凄いよ! ホントに硬いね!」

 

 もはや、看護婦さんは、淫乱女のような事を言い出していた。

 

 僕は、看護婦さんの小さな手が必死に棒をしごいてる事に凄く興奮した。

 
 初めて、自分以外の手でしごかれる快感によって、頭が真っ白になっていく。

「逝っていいよ」

 

 看護婦さんならぬ、淫乱女のそのひと言によって、僕は我慢できずに勢いよく果ててしまったのであった。


「やっぱし、若いと勢いあるんだね。お疲れさま」

 と言って、看護婦さんは、何事もなかったように、飛び散ったものをテッシュでふき取った。



「受付で、今塗った軟膏が処方されているので、忘れないようにしてくださいね。それじゃ、もういいですよ」

 

 看護婦さんは、また業務的な声に戻ると、特別サービスが終わったことを告げた。

 

 診察室から出て行くときに、若い看護婦さんは意味深な笑みを浮かべて「お大事に」とだけ言った。

 受付に戻ると、特別サービス料を含む診察代金430円を払って、泌尿器病院をあとにした。

 

 大人になってから思うと、僕はあの看護婦さんに遊ばれたのだと思う。

 女性のことを知り尽くした現在では、それほど不思議なことではないのだが、その当時の僕には理解に苦しむ看護婦さんの行為であった。

 この時の看護婦さんの行為が理解できるようになったのは、何年も先のことになるのだが、その当時の僕は、看護婦さんに抜いてもらって、すっきりした気分と、発疹が大した病気でなくすぐに治るものという安心感で、すっかり舞いあがっていたのであった。

 

 病院に行く前と違って、帰り道の僕の気分は晴れやかであった。

 医者から、アソコの状態は、二、三日で治ると太鼓判を押されたこともあるのだが、やはり看護婦さんから受けた特別処置をしてもらった事が大きいのだ。

 

 手こきとはいえ、初めての性行為であるからして感慨も一入といったところであった。

 しかし、手こきとはいえ、実に気持ちがよかった。

 僕はすっかり、自分以外の手でしてもらえる事の快感に目覚めてしまったのだ。

 あれが、もし、手でなく口だったら……エロ本のHな写真もように口でしてもらったら……と考えると、また股間に熱いものがはしるのであった。そんないやらしい妄想をしていると、詩織の事が頭によぎった。

 そうだ、手や口でしてもらえる絶好の相手がいるじゃないかと思ったのである。いや、それだけではない、手や口以上のことも詩織とすることが出来るかも知れないのだ。


 そう思うと嬉しくて、嬉しくて飛び上がりそうな気分になってしまうのであった。
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