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番外編、圭吾と零
二回目えっち
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「…あの、圭吾さん」
一緒に住み始めて3日目、零は枕をぎゅう、と両手で抱えながら夜遅くまで仕事をしている圭吾の部屋に向かった。
「ん?どうしたの、零」
ブルーライトカットの眼鏡を外し、机の上に置く。
圭吾からの問いをもじもじと焦らす零。
「おいで」
まだ出会って4日目だというのに、2人は既に仲睦まじい夫婦だ。
新婚初夜に行為をしたのがその理由の一つかもしれない。
「ん…」
部屋の戸を閉め、零がゆっくりと圭吾に近づく。
椅子に座る圭吾の膝に対面で乗り、その肩に顔を埋めたり、顔を上げて見つめあったりする。
そしてちゅ、と唇が触れ合う度、零の腰はむずむずと揺れた。
「どうした?寂しくなっちゃったかな」
零は両親と3人で賑やかに暮らしていたので、この広い家に2人というのに慣れていない。
圭吾は引っ越してすぐということもあって、一週間は在宅勤務をしている。
色々と融通の効く会社に勤めていて良かった。
「…ちょっとだけ」
2人で夕食を食べた後、圭吾は仕事をするからと部屋にこもっていた。
零は一人で片付けをし、お風呂に入った。
寝る準備まで整えた途端、一気に寂しさが押し寄せたのだろう。
「ごめんね、明日はゆっくり過ごそうか。
どうする?今日は、したい?」
したい?というのは、つまりそういうことだ。
初めてしたあの日から3日、まだ2回目はしていない。
はやく子供がほしいからと避妊はしていないので、一応今は妊活期間だ。
あまり高頻度ですると零が疲れてしまうため、3日に1度くらいがちょうどいいだろう。
「したいです、圭吾さんもしたいですか…?」
本当にこの子は恋愛経験がないのかと、圭吾は零の素直さに驚いた。
「ん…ふ………あっ……」
ベッドに移動すると、ゆっくりゆっくりと零の身体を解していく。
緊張でガチガチになった姿を見れば、やはりこの間のが初めてなのだろうと再確認できた。
「ここ、触るね」
圭吾は零がびっくりしないように、次にどこを触るのかを事前に言うようにした。
プレイの一環でもあるだろうが。
「うぅ…だめ、そこだめです……」
乳を舐められると気持ちがいいのか、零は吐息を漏らした。
「はぁっ…う……ぁ……あ」
念入りな前戯をし、漸く圭吾の手が陰部に触れた。
零はあまり自分でする方ではないので、ちょっとの快楽にも弱い。
それこそ、本当に触れただけで達してしまいそうになるほど。
経験したことのない快楽に若干の恐れはあるようだが、安心しきった圭吾が相手なら大丈夫なのだそう。
「んっ……も、いれて……」
ぴちゃぴちゃと愛液の音を立てられ、零の我慢は限界に近い。
気持ちよくて、はやく圭吾のをいれてほしくて堪らなくなる。
「ん、わかった」
正常位の体勢になり、零の脚を持ち上げる。
圭吾は自分の陰茎の先を零の陰部の入り口にあて、ゆっくりと挿入した。
「あっ……はいってる…」
きゅう、と口を結び、うるうるとした目で圭吾を見つめる。
ナカを締めつけ、圭吾が動かなくても達してしまいそうなほどだ。
「あっ…あ、ぅ…んぅ……」
圭吾は零の腰を両手で掴み、より受精しやすいよう奥を突いた。
「うあっ!ん……ん、んん……」
突然奥に届いた衝撃で、零は目の前がチカチカとした。
「はっ……はぁっ……ぅ……」
2、3回奥を突いた後、圭吾が先に達した。
ドクドクと脈打つ陰茎から精液が溢れ、零の腟内へ入り込んでいく。
「う……うぅ……あっ……ん」
その数秒後、零も達することができた。
2人は抱き合い、しばらく余韻に浸った後、圭吾は零のナカから抜いた。
「わ、溢れてきちゃった」
あまりの量に零の腟内では溜め込んでおけず、こぽ、と外に出てきてしまう。
圭吾がさっとティッシュで拭い、これ以上は漏れないよう零のおしりの下に薄めのクッションを敷いた。
「もう寝よっか、起きたらシャワー浴びよう」
圭吾は零に下着を履かせ、窓を開けて換気をした。
「おやすみ、圭吾さん」
「おやすみ、零」
一緒に住み始めて3日目、零は枕をぎゅう、と両手で抱えながら夜遅くまで仕事をしている圭吾の部屋に向かった。
「ん?どうしたの、零」
ブルーライトカットの眼鏡を外し、机の上に置く。
圭吾からの問いをもじもじと焦らす零。
「おいで」
まだ出会って4日目だというのに、2人は既に仲睦まじい夫婦だ。
新婚初夜に行為をしたのがその理由の一つかもしれない。
「ん…」
部屋の戸を閉め、零がゆっくりと圭吾に近づく。
椅子に座る圭吾の膝に対面で乗り、その肩に顔を埋めたり、顔を上げて見つめあったりする。
そしてちゅ、と唇が触れ合う度、零の腰はむずむずと揺れた。
「どうした?寂しくなっちゃったかな」
零は両親と3人で賑やかに暮らしていたので、この広い家に2人というのに慣れていない。
圭吾は引っ越してすぐということもあって、一週間は在宅勤務をしている。
色々と融通の効く会社に勤めていて良かった。
「…ちょっとだけ」
2人で夕食を食べた後、圭吾は仕事をするからと部屋にこもっていた。
零は一人で片付けをし、お風呂に入った。
寝る準備まで整えた途端、一気に寂しさが押し寄せたのだろう。
「ごめんね、明日はゆっくり過ごそうか。
どうする?今日は、したい?」
したい?というのは、つまりそういうことだ。
初めてしたあの日から3日、まだ2回目はしていない。
はやく子供がほしいからと避妊はしていないので、一応今は妊活期間だ。
あまり高頻度ですると零が疲れてしまうため、3日に1度くらいがちょうどいいだろう。
「したいです、圭吾さんもしたいですか…?」
本当にこの子は恋愛経験がないのかと、圭吾は零の素直さに驚いた。
「ん…ふ………あっ……」
ベッドに移動すると、ゆっくりゆっくりと零の身体を解していく。
緊張でガチガチになった姿を見れば、やはりこの間のが初めてなのだろうと再確認できた。
「ここ、触るね」
圭吾は零がびっくりしないように、次にどこを触るのかを事前に言うようにした。
プレイの一環でもあるだろうが。
「うぅ…だめ、そこだめです……」
乳を舐められると気持ちがいいのか、零は吐息を漏らした。
「はぁっ…う……ぁ……あ」
念入りな前戯をし、漸く圭吾の手が陰部に触れた。
零はあまり自分でする方ではないので、ちょっとの快楽にも弱い。
それこそ、本当に触れただけで達してしまいそうになるほど。
経験したことのない快楽に若干の恐れはあるようだが、安心しきった圭吾が相手なら大丈夫なのだそう。
「んっ……も、いれて……」
ぴちゃぴちゃと愛液の音を立てられ、零の我慢は限界に近い。
気持ちよくて、はやく圭吾のをいれてほしくて堪らなくなる。
「ん、わかった」
正常位の体勢になり、零の脚を持ち上げる。
圭吾は自分の陰茎の先を零の陰部の入り口にあて、ゆっくりと挿入した。
「あっ……はいってる…」
きゅう、と口を結び、うるうるとした目で圭吾を見つめる。
ナカを締めつけ、圭吾が動かなくても達してしまいそうなほどだ。
「あっ…あ、ぅ…んぅ……」
圭吾は零の腰を両手で掴み、より受精しやすいよう奥を突いた。
「うあっ!ん……ん、んん……」
突然奥に届いた衝撃で、零は目の前がチカチカとした。
「はっ……はぁっ……ぅ……」
2、3回奥を突いた後、圭吾が先に達した。
ドクドクと脈打つ陰茎から精液が溢れ、零の腟内へ入り込んでいく。
「う……うぅ……あっ……ん」
その数秒後、零も達することができた。
2人は抱き合い、しばらく余韻に浸った後、圭吾は零のナカから抜いた。
「わ、溢れてきちゃった」
あまりの量に零の腟内では溜め込んでおけず、こぽ、と外に出てきてしまう。
圭吾がさっとティッシュで拭い、これ以上は漏れないよう零のおしりの下に薄めのクッションを敷いた。
「もう寝よっか、起きたらシャワー浴びよう」
圭吾は零に下着を履かせ、窓を開けて換気をした。
「おやすみ、圭吾さん」
「おやすみ、零」
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