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秋葉と宗介

秋葉と宗介が第二子をつくる話

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「美桜寝た?」
「うん、ぐっすり。寝室行こっか」
美桜は今年の春に小学三年生となり、念願の自室をゲットした。
それまでは家族三人仲良く川の字で寝ていたが、それももうおしまい。
とはいえまだまだ子供なので、寝かしつけだけはままかぱぱのどちらかがやる。
今日は秋葉が寝かせてくれたので、宗介はその間に残っていた食器を洗った。
「ん...ふ...んむ...」
夫婦の寝室では、多少声を出しても平気だ。
仲良く唇を合わせ、恥ずかしそうに笑う。
秋葉も宗介も、あの頃の未熟さは残っていない。
今年で28歳を迎え、そろそろ第二子を考えている。
「ん...あき、それやだ...」
母乳が出なくなって6年が経つ宗介のおっぱいは、未だに赤みを帯びて艶かしい見た目だ。
そこを、ちゅぱちゅぱと舐めたり吸ったりされている。
「恥ずかしっ...から...だめっ!」
ぺち、と秋葉の顔を軽く叩き、更に興奮させてしまう。
「そーちゃんのここ、かわいいね」
2年も吸われていれば、それなりに乳首が大きくなる。
いかにも吸いやすい形で、普通の下着は着られない。
そんな姿を秋葉に見られるのが嫌で、セックスの時も上は脱ぎたくないのだ。
「あっ...もうっ...」
ちゅうちゅうと吸われ、思わず声が漏れる。
美桜に吸われるのは正直痛くて、その結果こんな見た目になってしまったのだが...
旦那に吸われるのはなぜだか気持ちがいい。
「んっ...」
乳首を吸われながら下半身も脱がされ、後孔をくちゅくちゅとかき混ぜられる。
常夜灯にも目が慣れてしまい、秋葉の顔がはっきりと見えた。
それはつまり、秋葉から見ても同じということで。
「そーちゃん、泣いてるの?かわいい」
恥ずかしさと気持ちよさから、生理的な涙が出る。
これだけ一緒にいて、もう何百回セックスしたかわからない相手でも、まだ恥ずかしさが残っている。
「う、あっ...!だめだめ...だめっ...ん...」
指だけでイかされ、わけもわからないまま挿入される。
もちろんコンドームはなし。
この恥ずかしさは、それが理由でもある。
美桜ができた時もゴムはしていた。
恐らく精子の逆流が原因だが、それから結婚したあとも、必ずゴムをつけていた。
しかし数日前から、初めてコンドームを外してセックスをしている。
「んん...んぁっ...やぁっ」
宗介の溢れ出た愛液で、寝室に卑猥な音が響く。
「んっ...ぁっ...んぁっ」
秋葉の擦り付けるような腰使いで、奥がこじ開けられる。
今からそこに精子を注がれるのかと思うと、それだけで脳が蕩ける。
「子宮、下りてきたかな。
きもちい?」
トントン、と奥を突きながら、秋葉が聞いてくる。
宗介はもうほぼ意識がそこになく、ただ気持ちいいことしかわからない。
「んっ...きもち...きもちい...奥、もっとして...」
秋葉はピストンを速め、最奥に精子を注いだ。
「んっ...んん...」
行為が終わると、しばらく余韻に浸ってから二人でお風呂に入った。
「検査薬、買っておこうね」
二人目は、男の子がいい。
姉妹でもかわいいけど、どっちも育ててみたい。
宗介はたまに零と近況報告を兼ねてお茶をすると、男の子の育児について聞く。
しかし零からしても、女の子の育児は未知の世界らしい。
「男の子だったら、ままの取り合いになるかな。
宗介はずっと俺のだけどね」
ちゅ、と後ろからキスをされ、お返しに頭を撫でた。
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