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もしものふたり

服を脱ぐのは…

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※もしものふたり の世界線です。
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「圭吾さーん?お風呂入ってきてくださいね~」
零は食後の片付けをしながら、圭吾に呼びかける。
零の二十歳の誕生日を迎え、互いの親にも挨拶をし終えた二人は、一ヶ月前から同じ家で暮らすようになった。
その方が零の大学に近いので定期代も浮くし、学業に専念できる。
そして圭吾の提案で生活費も全て圭吾持ちなので、零はバイトを週三日に減らしてより勉強に励むことが出来た。

「零くん、今日も一人で入るつもり?
家事はいいから一緒に入ろう?」
圭吾は毎日誘ってみるが、零の返事はいつもノー。
「家事を終わらせてから入ります。
それに、服脱ぐの…恥ずかしいです…」
零がもじもじと恥ずかしそうにするので、圭吾は仕方なく諦めることにした。
今日もまた、恋人が家にいるというのに虚しく一人で浴室に向かう。
零が洗ったバスタブに、零の入れたお湯。
そしてこれまた零のこだわりで、ゆずの香りがする入浴剤を入れてある。
お湯は綺麗なオレンジ色をしており、
ほんのりとゆずの香りが漂う。
圭吾はシャワーの蛇口を捻り、やや冷たいお湯を浴びる。
服を脱ぐのが恥ずかしいという零。
かわいいけど、このまま先に進めないのは少し寂しい。
零はいずれ子どもがほしいと言っているし、そのためには服を脱いで全てをさらけ出して貰う必要がある。
圭吾はすぐにシャワーを済ませ、
お湯に浸かった。

「お風呂、ありがとね。
零くんもゆっくり入っておいで」
洗濯物を畳んでいる零に、お風呂から上がった圭吾が呼びかける。
零はありがとうございます、と言って持っていた圭吾の服を畳み、自室から着替えを持ってくるとすぐに浴室へ向かった。
圭吾は寝室の暖房をつけ、部屋を暖めておく。
あとは零が戻ってくるのを待つのみだ。

_______________

ついに…?
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