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もしものふたり
お誘い
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※もしものふたりの世界線です。
__________
「なるほどな、それで最近元気がないわけだ」
圭吾は同僚、宇野弥生と居酒屋で飲みながら悩みを吐き出す。
「それがまた端正な顔立ちでさ、俺もう勝ち目ないなーって」
若い子は若い子同士、って言うんじゃん。
と、圭吾はつまみもなしにひたすら酒を飲む。
どうせ明日は土曜日だし、特に予定もない。
二日酔い覚悟で、零のことを忘れたい。
「でもさ、そいつが零くんの好きな男って確信はなくね?
紹介がなかったんだろ、ならまだ希望はあるんじゃねーの」
弥生はひたすら慰め、酔い潰れた圭吾をタクシーに乗せられるよう自分はセーブする。
「紹介するまでもないだろ、ってことかもしんねえじゃん。
それに、仮に俺が好きなら好きな男の話なんてしないだろ」
だからわかんねーじゃん!と弥生に言われるも、圭吾は止めどなく愚痴を吐き続けた。
ブー、ブー、とテーブルに置いたスマホが振動し、零からのメールが届いた。
『お久しぶりです。
最近、コンビニでお見かけしませんが、
お元気ですか?
忙しかったら断ってくれていいんですけど…もしよかったら、二人でプラネタリウムに行きたいです。』
うれしいと思う半面、恋人を差し置いて二人でプラネタリウムなんて、という気持ちで、なかなか返事を送れずにいた。
もしかして、まだ付き合ってはいないのだろうか。
それなら弥生の言うように、少しくらい希望はあるのだろうか。
『久しぶり。元気です。
節約中でしばらくはお弁当を持って行ってました。
プラネタリウムのお誘い、ありがとう。
ぜひご一緒したいです。』
節約中、と嘘をついてしまったが、
なんとか約束はできた。
出会ってから、こんなにも会わなかったことはない。
平日の朝は必ずコンビニへ行くし、
最近は土日も会うことが多かった。
圭吾はパソコンを開き、デート用の服を見る。
あの男に、負けるわけにはいかない。
____________
なんだか文章が書きにくかったです。
日常感がある方が書きやすいですね。
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「なるほどな、それで最近元気がないわけだ」
圭吾は同僚、宇野弥生と居酒屋で飲みながら悩みを吐き出す。
「それがまた端正な顔立ちでさ、俺もう勝ち目ないなーって」
若い子は若い子同士、って言うんじゃん。
と、圭吾はつまみもなしにひたすら酒を飲む。
どうせ明日は土曜日だし、特に予定もない。
二日酔い覚悟で、零のことを忘れたい。
「でもさ、そいつが零くんの好きな男って確信はなくね?
紹介がなかったんだろ、ならまだ希望はあるんじゃねーの」
弥生はひたすら慰め、酔い潰れた圭吾をタクシーに乗せられるよう自分はセーブする。
「紹介するまでもないだろ、ってことかもしんねえじゃん。
それに、仮に俺が好きなら好きな男の話なんてしないだろ」
だからわかんねーじゃん!と弥生に言われるも、圭吾は止めどなく愚痴を吐き続けた。
ブー、ブー、とテーブルに置いたスマホが振動し、零からのメールが届いた。
『お久しぶりです。
最近、コンビニでお見かけしませんが、
お元気ですか?
忙しかったら断ってくれていいんですけど…もしよかったら、二人でプラネタリウムに行きたいです。』
うれしいと思う半面、恋人を差し置いて二人でプラネタリウムなんて、という気持ちで、なかなか返事を送れずにいた。
もしかして、まだ付き合ってはいないのだろうか。
それなら弥生の言うように、少しくらい希望はあるのだろうか。
『久しぶり。元気です。
節約中でしばらくはお弁当を持って行ってました。
プラネタリウムのお誘い、ありがとう。
ぜひご一緒したいです。』
節約中、と嘘をついてしまったが、
なんとか約束はできた。
出会ってから、こんなにも会わなかったことはない。
平日の朝は必ずコンビニへ行くし、
最近は土日も会うことが多かった。
圭吾はパソコンを開き、デート用の服を見る。
あの男に、負けるわけにはいかない。
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なんだか文章が書きにくかったです。
日常感がある方が書きやすいですね。
応援ありがとうございます!
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