19 / 150
番外編、〇〇とゆい
あかちゃんとゆい 2
しおりを挟む
「いおとぅんっいおとぅんっ」
嬉しそうに弟の名前を呼ぶゆいの横で、
零と圭吾は声を押し殺して笑っている。
りおくん、が言えなくて、ひたすら いおとぅん と呼ぶのが愛らしい。
笑っているのがバレると怒られるので、布団に顔を埋めて声を押し殺すしかない。
夫婦揃って布団に顔を埋める姿は傍から見るとなんとも面白いが、本人たちは至って真剣だ。
「いおとぅん~?ままのおっぱいのむ~?」
授乳中は少し膨らむ零の胸を、ゆいは弟に差し出す。
妊娠中はゆいの予言が当たるとばかり思い、
零も圭吾も新生児用の服を全て女の子用に揃えていたが、生まれてみるとびっくり、しっかりちんちんがついていた。
それまでの健診では、
「ん~今回もわからないなあ。ほらここ、隠れちゃってるねえ…」
とお医者さんに言われ、はっきりとした性別はわかっていなかった。
もしかすると、兄弟による盛大なドッキリだったのかもしれない。
真相はわからないが、零に似てかわいらしい顔つきのりおは、女の子の用の服がとてもよく似合っている。
ゆいはというと、四六時中りおの横を陣取り、時には毛布をかけ、時には零のおっぱいを勝手に差し出し、また時には猫のももたを枕にさせ、おにいちゃんとして忙しなく働いている。
心配性の圭吾も、
「ゆいに任せると安心だね」
と言って、ゆいの時のようにカラスの行水ですぐに風呂から上がることも無い。
四人と一匹家族になった花嶺家は、今日もそれぞれの仕事をテキパキとこなし、幸せに暮らしている。
_________________
すぐに産まれましたが、名前を思いついたので書きたかっただけです…!笑
またゆいとりおの腹という壁を隔てた交信も書きたいですね。
嬉しそうに弟の名前を呼ぶゆいの横で、
零と圭吾は声を押し殺して笑っている。
りおくん、が言えなくて、ひたすら いおとぅん と呼ぶのが愛らしい。
笑っているのがバレると怒られるので、布団に顔を埋めて声を押し殺すしかない。
夫婦揃って布団に顔を埋める姿は傍から見るとなんとも面白いが、本人たちは至って真剣だ。
「いおとぅん~?ままのおっぱいのむ~?」
授乳中は少し膨らむ零の胸を、ゆいは弟に差し出す。
妊娠中はゆいの予言が当たるとばかり思い、
零も圭吾も新生児用の服を全て女の子用に揃えていたが、生まれてみるとびっくり、しっかりちんちんがついていた。
それまでの健診では、
「ん~今回もわからないなあ。ほらここ、隠れちゃってるねえ…」
とお医者さんに言われ、はっきりとした性別はわかっていなかった。
もしかすると、兄弟による盛大なドッキリだったのかもしれない。
真相はわからないが、零に似てかわいらしい顔つきのりおは、女の子の用の服がとてもよく似合っている。
ゆいはというと、四六時中りおの横を陣取り、時には毛布をかけ、時には零のおっぱいを勝手に差し出し、また時には猫のももたを枕にさせ、おにいちゃんとして忙しなく働いている。
心配性の圭吾も、
「ゆいに任せると安心だね」
と言って、ゆいの時のようにカラスの行水ですぐに風呂から上がることも無い。
四人と一匹家族になった花嶺家は、今日もそれぞれの仕事をテキパキとこなし、幸せに暮らしている。
_________________
すぐに産まれましたが、名前を思いついたので書きたかっただけです…!笑
またゆいとりおの腹という壁を隔てた交信も書きたいですね。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
303
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる