明日の君へ

RYZU

文字の大きさ
上 下
10 / 12

私を好きと言うのなら

しおりを挟む
      瑠璃の病室にて

       ドアを開ける音

幸人「瑠璃、おちついたか?」

瑠璃「うん、少し落ち着いたかな、」

幸人「それなら良かった、」

瑠璃「どうしたの?難しい顔して、」

幸人「俺、瑠璃に言わないと行けないことがあるんだ」

瑠璃「何?」


      少し溜めてから

幸人「生きててくれてありがとう」

瑠璃「え、、、」

瑠璃「ええええええええ!!!」

幸人「なんだよ」

瑠璃「いや、だってそんな、幸人がそんな事いうとは思わなくて」

幸人「ダメだったか?」

瑠璃「違うの、なんでなのかなって」

幸人「俺、気づいたんだ、いつも困った時、そばに居てくれたのは瑠璃だった」

幸人「どんな時も君が居て俺を支えてくれた。」

瑠璃「私はただ、幸人のそばにいたくて、」

幸人「その気持ちに気づいたんだ、」

幸人「もう、振り返らない、俺は君を、君を支えて行きたいんだ!」

瑠璃「幸人、、、、ありがとう!」


      病室の外では

優奈「やっぱり、私の居場所なんてなかったんだね。」

愛奈「俺達は、AI、恋なんてありえないんだよ、」

優奈「幸人、私は今でも大好きだから、」

             
     数時間後、、、

医師「瑠璃さんの容態ですが、ますます病気の進行が進んでいます。このままですと、20歳を迎える前に、、、」

悟「なんとかならないんですか、」

医師「こればかりは、我々でもどうする事もできません。」

悟「そんな、、、」

医師「しかし、退院はできるほどになりました。」

悟「つまり、瑠璃はまた俺たちと暮らせるという事ですか」

医師「そういう事です。」

悟「瑠璃が生きててくれるなら俺はそれで良い、」

医師「お大事になさってください」


     その後、、

悟「なぁ、日和、瑠璃は幸せなんだろうか」

日和「どうして?」

悟「残り少ない命、あいつは、、、」

日和「それはあの子の生まれて持った運命なのよ、」

悟「せめて、幸せになってほしい、、、」

日和「そうね、、、」



悟「その後、俺が日和の声を聞く事はなかった、、、」





しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

М女と三人の少年

浅野浩二
恋愛
SМ的恋愛小説。

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

処理中です...