グッバイ・ラスト・サマー

MIKAN🍊

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17.胸と胸をくっつけ合って

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男の仕草はあくまで優しく、上品だった。
保子のトップスを外す時も時折保子の目を見つめ、その見つめた瞳から柔らかな笑みが消える事はなかった。
たとえ一瞬でも。

ブロンドヘアーにブルーアイズ。マンチェスターユナイテッドの選手に何処となく似ていた。
微笑みは穏やかな春の木洩れ日のように保子の全身に降り注いでいた。
やっと解放された胸にジェルが満遍なく広げられた。

心臓がトクトクと早鐘のように打つ。 
両手で腋の下から盛るようにバストを真ん中に寄せられる。
「あ…」声が出てしまう。
乳首だけでなく、胸全体が倍も大きくなった気がした。
熟れた果実に悪戯するかのように、男は保子の乳首を唇でつまんで引っ張る。

恥ずかしい…
私、こんなに感じてる…
引っ張られてコリコリされて、乳首を中心にして快感の華が身体中に咲いていく感じ。

脇腹をさすっていた手がショーツの上からVゾーン周辺を撫でた。
Vゾーンには直接触れず、太ももからそけい部にかけてトリートメントしていく。
「脚を少し広げて下さい」
「はい…」
股間にノアの視線を感じた。
きっと私のアソコを見ている… アソコの膨らみを…
そう思うと居ても立っても居られなかった。

脚の付け根を丁寧にマッサージされているだけで濡れてしまいそうだった。
片脚ずつ膝を起こされ臀部から撫でられると、また違う脚を伸ばされた。
そうするうちにショーツが乙女の谷間に食い込んでいく。
あぁ… 恥ずかしぃわ…

とうとうノアがそこにジェルをたっぷりつけた。
保子のショーツの上から。恥ずかしい乙女の丘に冷たい感触が広がった。

保子の女の溝をノアの指がなぞる。
ノアの指が上下するたび、ゾクゾクする興奮が線香花火のように咲いては散ってゆく。
保子は小さく震えた。
震えながらこず恵を見た。


こず恵はリアムのトレーニングパンツから褐色のバナナをつかみ出していた。
全身をくまなくジェルでテカらせて男のモノをもてあぶこず恵の姿は美しかった。
あんな風に私も…
ああ… こず恵ったら…
そんな事まで…

脚を持ち上げられ保子はショーツを脱がされた。
オムツを取り替えられるみたいに両足首をつかまれて…
ああ…そんな、丸見えになっちゃう…
ノアはそのままじっと見つめているのだろう。
やがて一方の手が尻の下から女貝を撫であげた。
「はぅ…ン…」
そこよ、そこ…

保子は腰を左右にねじって羞恥から逃れようとした。
女の秘所からOゾーンまで何も隠すものがなく、イケメンのノアにさらけ出されている。

見られているという事が、触られる事より興奮するなんて。

そっと息を吹きかけられ、花びらに口づけをされた。
保子の身体を淫靡な電流が駆け抜けた。
花びらからヘソ、ヘソから乳首まで。保子は身体を突っ張らせた。
「イヤ…」
反射的に尻を揺らす保子。
でもそれは感じている証拠だった。


開いた花芯にノアはさらに唇を押しつけ、舌を入れた。
「あぁ…だめ… そんな、許して…」
ノアの舌が保子の中をこねくり回した。
「ひ…」
カレンから預かったナイフがコトンと床に落ちた。

ふと気がつくとそばにこず恵の顔があった。

男の手に蹂躙されて、それに比べて乳房に触れるこず恵の手はとても華奢に思えた。
こず恵はじっと保子を見つめている。
尻を高々と持ち上げられクンニされて、あられもない姿でよがっている姿を、こず恵がそばで見ていると思うと、羞恥心が津波のように押し寄せた。

こず恵は保子の乳首に接吻した。

薄っすらと笑顔さえ浮かべて。
保子はまた感じてしまった。
男の手に。口に。こず恵の視線に。

「こず恵…」
「いいのよ…よくなって」

こず恵は保子の唇にキスした。
ああ… 待っていたものがやっと来た…
保子はこず恵の舌を吸い返した。
女の唇が、舌がこんなに柔らかいものだったなんて…
こず恵は保子の乳首をつまんだ。
もうダメだ…

こず恵は豊満な自分の胸をつかんで保子の乳房に重ね合わせた。

乳首と乳首が出逢う。

オイルでツルツルしたバストがマシュマロのように押しつぶされる。

密着させ、こすれ合うこず恵のバストと保子のバスト。
胸と胸をくっつけて陶酔する二人。

男の指が保子の中へ進入した。

柔らかく、激しく。
男の指が入ってる…

保子はたまらずこず恵の唇を再び求めた。
「キスして…」
こず恵の舌が保子の舌を吸った。

もっと… もっとよ… あぁ…
イク… イクわ…

こず恵は保子の乳房をギュッとつかんだ。
震えが走る。

止まらない。

小さな悲鳴が全身の毛穴から叫び出す。

イッちゃう… イッちゃうわ… こず恵…

「愛してる…」
ヤスコ… ヤスコ… アイシテル…
耳の奥で声がした。

誰の声かわからないけれど、その声が引き金になって保子は絶頂を迎えた。
「あぁ… あぁぁ!」

手が宙をかきむしる。

痙攣しながら続けざまに何度もイッた。

ドロドロに溶けてゆく保子。

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