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7.小競り合い
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宗介は園子の唇と胸元を交互に見比べた。
そして「ところで」と前置きをして続けた。
「椎名係長は尾形所長からタマを回して貰ってるって。皆んな影でそう言ってるよ。本当なのかい?」それが言いたかったのか…
「それはないわ。あの人に限って」園子はつい口を滑らせた。
宗介はしてやったりの表情だ。
「ほお、そうかいそうかい。あの人に限ってねえ」
「紀伊国屋班長!いい加減にしなよ」翔太が突然横槍を入れた。
「なんだこのガキ?」
「ちょっと藤間君!」
「しつけえんだよ。自分んとこで打合せしなよ。こっちもまだ終わってないんすよ?」
「上等じゃねえか」
バタン!
ドアが開いて幹部達がドヤドヤと戻ってきた。
「チッ!麗しき舎弟愛ってか?スケこまし野郎ばかりだぜ」
宗介はそう言い捨てて退散した。
駐車場で車に向かう途中、園子は翔太に礼を述べた。
「ありがとう。助かったわ。というか余計にややこしくなっちゃったけど。スッキリしたわよ」
翔太は得意満面で頭をかいた。
「タマがどうとかって嫌らしい事ばっか言いやがって。それにあの目!俺が守るっきゃないって思ったっす」
「心強い言葉ね。お姉さん少し感動したわ」
園子は微笑んだ。
そして「ところで」と前置きをして続けた。
「椎名係長は尾形所長からタマを回して貰ってるって。皆んな影でそう言ってるよ。本当なのかい?」それが言いたかったのか…
「それはないわ。あの人に限って」園子はつい口を滑らせた。
宗介はしてやったりの表情だ。
「ほお、そうかいそうかい。あの人に限ってねえ」
「紀伊国屋班長!いい加減にしなよ」翔太が突然横槍を入れた。
「なんだこのガキ?」
「ちょっと藤間君!」
「しつけえんだよ。自分んとこで打合せしなよ。こっちもまだ終わってないんすよ?」
「上等じゃねえか」
バタン!
ドアが開いて幹部達がドヤドヤと戻ってきた。
「チッ!麗しき舎弟愛ってか?スケこまし野郎ばかりだぜ」
宗介はそう言い捨てて退散した。
駐車場で車に向かう途中、園子は翔太に礼を述べた。
「ありがとう。助かったわ。というか余計にややこしくなっちゃったけど。スッキリしたわよ」
翔太は得意満面で頭をかいた。
「タマがどうとかって嫌らしい事ばっか言いやがって。それにあの目!俺が守るっきゃないって思ったっす」
「心強い言葉ね。お姉さん少し感動したわ」
園子は微笑んだ。
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