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1.現場へ
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ケータイのアラーム音に起こされて園子はそそくさと作業衣に着替え髪を梳かした。
「ねえ、行ってくるわ」
「なんだよ。もう一発しようと思ったのによ」
「もう二回もしたじゃない」
「来いよ。吸ってくれ」
美佐夫は園子の腰に垂れたベルトを引っ張り寄せた。
「ちょっと!キスだけよ?」
園子は美佐夫の毛布の中に顔を潜らせた。
「ああ… いいよ園子」
美佐夫はものの5分で果てた。
学生時代からテコンドーをやっていた美佐夫の身体は筋肉隆々だったが、あっちの方はからきし早かった。
園子はウェットティッシュで手と口を拭った。
「じゃ本当に行ってくるわね。ダーリン」
「おう。俺も後から行く」
園子はライトバンに乗り込むとラジオをつけた。
バックミラーの向こう、マンション2階のベランダでストレッチをしている美佐夫の姿が見えた。
「裸で何やってるんだろ。マッチョのやる事はわからないわ、まったく」
ドラッグストアに寄り口内洗浄液と妊娠検査薬を買い、園子は現場へと急いだ。
「ねえ、行ってくるわ」
「なんだよ。もう一発しようと思ったのによ」
「もう二回もしたじゃない」
「来いよ。吸ってくれ」
美佐夫は園子の腰に垂れたベルトを引っ張り寄せた。
「ちょっと!キスだけよ?」
園子は美佐夫の毛布の中に顔を潜らせた。
「ああ… いいよ園子」
美佐夫はものの5分で果てた。
学生時代からテコンドーをやっていた美佐夫の身体は筋肉隆々だったが、あっちの方はからきし早かった。
園子はウェットティッシュで手と口を拭った。
「じゃ本当に行ってくるわね。ダーリン」
「おう。俺も後から行く」
園子はライトバンに乗り込むとラジオをつけた。
バックミラーの向こう、マンション2階のベランダでストレッチをしている美佐夫の姿が見えた。
「裸で何やってるんだろ。マッチョのやる事はわからないわ、まったく」
ドラッグストアに寄り口内洗浄液と妊娠検査薬を買い、園子は現場へと急いだ。
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