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25、きっちりヤル事やってんじゃん
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朝起きるとベッドに色とりどりのパンティーが散乱していた。
バナナが一本置いてありピンクのポストイットが添えてある。
そこには意外と可愛らしい母の字で「モエ 代金10,000円」とだけ書いてあった。
僕の全裸寝姿サービスがついて1万円請求とはボッタクリだ。
裸のまま僕は高価なバナナをモシャモシャと頬張り、キッチンに下りてミルクにフルーツグラノーラを浸して食べた。
外は雨だけど気分はスッキリしていた。
シャワーを浴び自室で全身タイツタイプのVRスーツに着替える。
アンダーギアを付け、下半身をホルダーに収めるとパッドがキュッと締まった。
HMDを装着してグローブのスイッチを入れる。
パスワードと生体認証でサインイン。
前回の続きを始める、スタート。
接続中…。
__斗夢さん、おはようございます。携帯電話を忘れていませんか?
見慣れた従業員通路。
A倉庫と表示のある扉を開けて中に入る。
西側の出荷エリア。カーペットやカーテンといった長尺物がコンテナに乗ってひしめいている。
天井からぶら下がった大型シーリングファンが勢いよく回ってる。
トラックバースが解放されていて風通しが良い。
外は雨だ。
シーリングファンの下に何人かのハケンが集まっていた。
スタッフ用の冷蔵庫のそば。スポットクーラーの周りに顔見知りの女子達がいた。
紺野真琴と池上リマール、それにエスペランサ。それぞれのヘルメットに名前シールが張ってある。
三人は同じ派遣会社で、社名のロゴと飛行機のマークが入った紺のTシャツを着ている。
真琴さんは年齢不詳の大人可愛いポチャ女性だ。オッパイ大。
リマールさんは小うるさいベテラン。オッパイ小。
エスペランサはペルー人で、胸もお尻も真琴さんの3倍大きい。地球サイズのボディー。
「斗夢君!こっちこっち!」背のちっさいリマールさんが僕を手招き。
「あ、お疲れ様です」
「搬送手伝えって言われて来たんだけど、もう全部運び終わっちゃった後なのよ」
「指示があるまで待機よ。あー疲れたあ!」
真琴さんはそう言って背伸びをする。
袖をロールアップしてるから腋の下が丸見えだ。
黒ズミや毛穴の無いキレイな腋の下。きっとサロンで脱毛してる派。
僕は色白女性の腋の下に目がない。真琴さんみたく二の腕がプヨプヨしてるくらいが丁度良い。
下はベージュのテーパードパンツ。
太めの人ってどうしても食い込みがち。真琴さんのマン線もハッキリわかる。
お尻もそう。割れ目に全部入っちゃってる。
エッチだなー。ムフフ。
エスペランサが丸椅子を4つ持ってきた。
「ドーゾ!」
「ありがとー!エスペランサ!斗夢君も座りな」
「あ、どうも」
僕は敢えて真琴さんの横に腰掛ける。
真琴さんはいつも黒いマスクをしていて顔を見た事がない。いつか顔の下半分を見たいのだけど、今日こそ見れるかな?
大きなマスクの上にはシャープな印象の目が二つ。
奥二重なんだけど、アイメイクが上手で目頭部分にもしっかりシャドウをのせてるから目元クッキリの猫目に見える。
妖艶な雌猫ボンバルリーナの目みたいだ。
仕事中にヘルメットとマスクの間で光る二つの妖しい目。
その目でジッと見つめられるとソワソワしていつも余計な失敗をしてしまう。
何かのアイコンタクトなのかも知れない。だとしても僕にはさっぱり通じてない。
他の女子達と違って真琴さんはキャリアがあっても人にあれこれ口出ししたり、指図したりしない所がイイ。
他人の悪口や陰口も聞いた事がない。
その割に女の先輩達とも分け隔てなくうまくやってる。
話を振られると愛らしい猫目を細めてコロコロとよく笑う。
男と浮いた話しもない。
ただ気になるのは顔の下半分だ。
そのうちリマールがマシンガントークを始めた。
僕は聞いてるような聞いてないような曖昧な立ち位置で時々頷いたり、アハハと力無く笑ったりした。
悪口と陰口を一通り話し尽くすと、近所に住むオネエの話題になった。
そのオネエの風態や言葉遣いに僕もつい爆笑してしまった。好きな話題だ。
すると突然、リマールが僕を覗き込んでこう尋ねた。
「ねぇ、斗夢君は仕事場に誰がいないと寂しい?」なんかニヤニヤしてる。質問が唐突すぎて答えようがない。
「えーっ?どういう意味ですかー?」
「あーごめん。斗夢君とか男にもモテそうだよね?声掛けられたりしない?」
真琴さんとエスペランサが笑いをこらえながら僕の返事を待つ。でもなんか真琴さんが注目してくれるのは楽しい。
「まあ、たまにはありますかね」
「わあー!!」盛り上がる三人。
「どうするの?そうゆー時は!」
「どうって、キレイな人なら許せるけど、そーじゃなきゃチョット…」
「へえー。そーなんだ~!」
何をどう勘違いしてるのか、キャキャと喜ぶ三人。
「きっちりヤル事やってんじゃん」
真琴さんがボソッと呟いた。
「いや、そーじゃなくて…なんかこれ以上喋ると墓穴掘りそーですね」
本当に冷や汗が出てきた。
「オケツ掘りそーなのォ!?」
「きゃはははー!!」三人、大爆笑。
ヘンな方向に行ってる。非常にマズイ。
腋の下にイヤな汗が流れる。
バナナが一本置いてありピンクのポストイットが添えてある。
そこには意外と可愛らしい母の字で「モエ 代金10,000円」とだけ書いてあった。
僕の全裸寝姿サービスがついて1万円請求とはボッタクリだ。
裸のまま僕は高価なバナナをモシャモシャと頬張り、キッチンに下りてミルクにフルーツグラノーラを浸して食べた。
外は雨だけど気分はスッキリしていた。
シャワーを浴び自室で全身タイツタイプのVRスーツに着替える。
アンダーギアを付け、下半身をホルダーに収めるとパッドがキュッと締まった。
HMDを装着してグローブのスイッチを入れる。
パスワードと生体認証でサインイン。
前回の続きを始める、スタート。
接続中…。
__斗夢さん、おはようございます。携帯電話を忘れていませんか?
見慣れた従業員通路。
A倉庫と表示のある扉を開けて中に入る。
西側の出荷エリア。カーペットやカーテンといった長尺物がコンテナに乗ってひしめいている。
天井からぶら下がった大型シーリングファンが勢いよく回ってる。
トラックバースが解放されていて風通しが良い。
外は雨だ。
シーリングファンの下に何人かのハケンが集まっていた。
スタッフ用の冷蔵庫のそば。スポットクーラーの周りに顔見知りの女子達がいた。
紺野真琴と池上リマール、それにエスペランサ。それぞれのヘルメットに名前シールが張ってある。
三人は同じ派遣会社で、社名のロゴと飛行機のマークが入った紺のTシャツを着ている。
真琴さんは年齢不詳の大人可愛いポチャ女性だ。オッパイ大。
リマールさんは小うるさいベテラン。オッパイ小。
エスペランサはペルー人で、胸もお尻も真琴さんの3倍大きい。地球サイズのボディー。
「斗夢君!こっちこっち!」背のちっさいリマールさんが僕を手招き。
「あ、お疲れ様です」
「搬送手伝えって言われて来たんだけど、もう全部運び終わっちゃった後なのよ」
「指示があるまで待機よ。あー疲れたあ!」
真琴さんはそう言って背伸びをする。
袖をロールアップしてるから腋の下が丸見えだ。
黒ズミや毛穴の無いキレイな腋の下。きっとサロンで脱毛してる派。
僕は色白女性の腋の下に目がない。真琴さんみたく二の腕がプヨプヨしてるくらいが丁度良い。
下はベージュのテーパードパンツ。
太めの人ってどうしても食い込みがち。真琴さんのマン線もハッキリわかる。
お尻もそう。割れ目に全部入っちゃってる。
エッチだなー。ムフフ。
エスペランサが丸椅子を4つ持ってきた。
「ドーゾ!」
「ありがとー!エスペランサ!斗夢君も座りな」
「あ、どうも」
僕は敢えて真琴さんの横に腰掛ける。
真琴さんはいつも黒いマスクをしていて顔を見た事がない。いつか顔の下半分を見たいのだけど、今日こそ見れるかな?
大きなマスクの上にはシャープな印象の目が二つ。
奥二重なんだけど、アイメイクが上手で目頭部分にもしっかりシャドウをのせてるから目元クッキリの猫目に見える。
妖艶な雌猫ボンバルリーナの目みたいだ。
仕事中にヘルメットとマスクの間で光る二つの妖しい目。
その目でジッと見つめられるとソワソワしていつも余計な失敗をしてしまう。
何かのアイコンタクトなのかも知れない。だとしても僕にはさっぱり通じてない。
他の女子達と違って真琴さんはキャリアがあっても人にあれこれ口出ししたり、指図したりしない所がイイ。
他人の悪口や陰口も聞いた事がない。
その割に女の先輩達とも分け隔てなくうまくやってる。
話を振られると愛らしい猫目を細めてコロコロとよく笑う。
男と浮いた話しもない。
ただ気になるのは顔の下半分だ。
そのうちリマールがマシンガントークを始めた。
僕は聞いてるような聞いてないような曖昧な立ち位置で時々頷いたり、アハハと力無く笑ったりした。
悪口と陰口を一通り話し尽くすと、近所に住むオネエの話題になった。
そのオネエの風態や言葉遣いに僕もつい爆笑してしまった。好きな話題だ。
すると突然、リマールが僕を覗き込んでこう尋ねた。
「ねぇ、斗夢君は仕事場に誰がいないと寂しい?」なんかニヤニヤしてる。質問が唐突すぎて答えようがない。
「えーっ?どういう意味ですかー?」
「あーごめん。斗夢君とか男にもモテそうだよね?声掛けられたりしない?」
真琴さんとエスペランサが笑いをこらえながら僕の返事を待つ。でもなんか真琴さんが注目してくれるのは楽しい。
「まあ、たまにはありますかね」
「わあー!!」盛り上がる三人。
「どうするの?そうゆー時は!」
「どうって、キレイな人なら許せるけど、そーじゃなきゃチョット…」
「へえー。そーなんだ~!」
何をどう勘違いしてるのか、キャキャと喜ぶ三人。
「きっちりヤル事やってんじゃん」
真琴さんがボソッと呟いた。
「いや、そーじゃなくて…なんかこれ以上喋ると墓穴掘りそーですね」
本当に冷や汗が出てきた。
「オケツ掘りそーなのォ!?」
「きゃはははー!!」三人、大爆笑。
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