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31.絶体絶命のファルセット
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キュービクル式高圧受電設備は火の玉と化した。
屋上全体が高圧電流に覆われ、ドーム状に限界まで膨らんで凄まじいスパーク現象が起きた。
赤や紫、オレンジやブルーの相似性のグラデーションが発狂したトビウオの様にのたうちながら、毒蛇の舌さながらに世界を炎で舐め尽くそうとしていた。
その舌に触れた者を皆、黒焦げにしようとそいつは躍起になっていた。
本来は絶縁体である空気の粒子の隙間を縫って発生した火花放電が、漂っていた意識や思いの片鱗、すなわち気の毒な線虫達を文字通り瞬時に焼き払った。ことごとく。
「キャアー」優子は悲鳴をあげた。
翔太でさえ「グッ…」と呻いて顔をしかめた。
突然引き剥がされた魂と魂の接点。
出会いと別れの。
突然切れた麻酔。
突然剥き出しの神経が感じる地獄の痛み。
痛みの概念を超越した、痛み。
むしり取られた記憶のかさぶたからチカラという鮮血がほとばしる。
まったく面識の無い邪悪な魂が優子の心臓を鷲掴みにしてあっという間に立ち去った。
いや、違う。そうではない。正確に言うと。
何かが違う。
全身に火傷を負いながらとっさに優子は翔太に尋ねた。
「お兄さんの事、教えて」
「兄さんかい。さっきも言ったろう。トラックに」
「違うわ」
「トラックは白バイに追われていたんだ。トラックの運転手は酒を飲んでいたんだ。スピード違反で制止を振り切って逃げたんだよ。何ともくだらない話しさ」
翔太の髪の毛が逆立っていた。目の玉が血の様に紅い。
其処に圧倒的なパワーが蓄積されつつある。邪悪な。
「酷い話しだろう。あいつら証拠を隠しやがった」
「何故よ、何故翔太君が知っているのよ。お父さんはそんな話し園子さんにはしてない。知っていたらお父さんは何か手を打った筈だわ」
「分からないだろう。したか、してないかなんて。お前もグルか」
「分かるわ。今判った」
「何が解ったんだ。クソアマ」
「あなた、誰。翔太君。二人の翔太君の他にもう一人いる」
「隠れん坊しよう」
その声に優子は心底恐怖を覚えた。
「イヤだこんなの」
「鬼さんこちら」
こだまは繰り返す。
「やめて」
無邪気な踏み潰された魂の恨み。ぺちゃんこになったクマの縫いぐるみ。
ドッと溢れ出る血液。
「やめて」
「イヤ」
「ああ」
「お姉ちゃん。遊ぼう」
「やめて。お願い」
「仲良くしてよ」
「するわ、するからやめて。翔太君いるの。居ないの。居たら返事して」
「鬼さんこちら」
「翔太君。返事をして。この子は誰」
「手の鳴る方へ」
「翔太君」
「優子ちゃん」
「翔太君。助けて」
「その子は」
「誰」
「優太」
「優太」虚しいリフレイン。
「俺の兄さん」
「私、私と、一字違いなんて、そんな」
「クソ翔太。引っ込んでろ」
「何て事。あなたが蘇らせたの、翔太君」
「違う」
「クソ翔太」
『らうどねす』を取り囲んでいた鉄塔がすぐ其処にあった。すぐ手の届く処。
ボルトを引き千切り亡者達が屋上に飛び移った。
シリウスが優子の両腕を捕まえた。
長くおぞましい尻尾が優子の心臓を狙った。
「クソ優子」
無念の無垢な魂がチカラを込めて優子の息の根を止めようとしていた。全力で。
「違うんだ。優子ちゃん、兄さんは悪くない」
「黙って」
優子は硬く目を閉じた。
「お前もハンバーグのミンチみたいにしてやる」
「私だって。私だってこんな所でくたばるわけにはいかないんだ」
パパ… ママ…
お願い… 何でもします。庭の草むしりでも何でも!
クーリングタワーを固定していた接地点のアンカーボルトがギリギリと逆回転してゆく。
割れたコンクリートの破壊面から、鉄筋に強固に結束された鋼鉄のホールダウン金物用のM16がミミズの様に這い出す。
それらスチール製の矢が一斉に宙を飛んで二匹のシリウスの頭蓋を打ち砕いた。呆気ないほど無残に。
「ギェ…キキ」
「ヨクモヤッタナ」
「翔太君、目覚めて。こんなのただの恨みじゃない。幸せになんてなれっこない」
「優子ちゃん。もう遅いんだ」
「何が遅いのよ。腰抜け翔太、目を覚ませ」
唯一無二。
絶体絶命のファルセット。
雷鳴とスパークが放つ悪魔の咆哮の向こう。
遠くでかすかに花火の音がした。したように思えた。
花火ですって…
その奇妙に不規則な破裂音は次第にカラオケアメニティー『らうどねす』に着実に近づいていた。
先頭を走るタンクローリー車のルーフにショータは立っていた。黄色い帽子を被って。
タンクローリー車は消防法上は移動タンク貯蔵所である。コンボイが貯蔵しているのは無論此の世のありとあらゆる危険物だ。
『らうどねす』の古参従業員、山岸吾郎は困り果てていた。休憩に行った翔太が時間を過ぎても一向に戻って来ないのだ。
仕方なく厨房を出てフロアを探し回っていた。
「やい翔太、出て来い。隠れん坊してる場合じゃねえぞ、こら」
「鬼さんこちら。手の鳴る方へ」
「おい、ふざけてんじゃねえぞ」
屋上全体が高圧電流に覆われ、ドーム状に限界まで膨らんで凄まじいスパーク現象が起きた。
赤や紫、オレンジやブルーの相似性のグラデーションが発狂したトビウオの様にのたうちながら、毒蛇の舌さながらに世界を炎で舐め尽くそうとしていた。
その舌に触れた者を皆、黒焦げにしようとそいつは躍起になっていた。
本来は絶縁体である空気の粒子の隙間を縫って発生した火花放電が、漂っていた意識や思いの片鱗、すなわち気の毒な線虫達を文字通り瞬時に焼き払った。ことごとく。
「キャアー」優子は悲鳴をあげた。
翔太でさえ「グッ…」と呻いて顔をしかめた。
突然引き剥がされた魂と魂の接点。
出会いと別れの。
突然切れた麻酔。
突然剥き出しの神経が感じる地獄の痛み。
痛みの概念を超越した、痛み。
むしり取られた記憶のかさぶたからチカラという鮮血がほとばしる。
まったく面識の無い邪悪な魂が優子の心臓を鷲掴みにしてあっという間に立ち去った。
いや、違う。そうではない。正確に言うと。
何かが違う。
全身に火傷を負いながらとっさに優子は翔太に尋ねた。
「お兄さんの事、教えて」
「兄さんかい。さっきも言ったろう。トラックに」
「違うわ」
「トラックは白バイに追われていたんだ。トラックの運転手は酒を飲んでいたんだ。スピード違反で制止を振り切って逃げたんだよ。何ともくだらない話しさ」
翔太の髪の毛が逆立っていた。目の玉が血の様に紅い。
其処に圧倒的なパワーが蓄積されつつある。邪悪な。
「酷い話しだろう。あいつら証拠を隠しやがった」
「何故よ、何故翔太君が知っているのよ。お父さんはそんな話し園子さんにはしてない。知っていたらお父さんは何か手を打った筈だわ」
「分からないだろう。したか、してないかなんて。お前もグルか」
「分かるわ。今判った」
「何が解ったんだ。クソアマ」
「あなた、誰。翔太君。二人の翔太君の他にもう一人いる」
「隠れん坊しよう」
その声に優子は心底恐怖を覚えた。
「イヤだこんなの」
「鬼さんこちら」
こだまは繰り返す。
「やめて」
無邪気な踏み潰された魂の恨み。ぺちゃんこになったクマの縫いぐるみ。
ドッと溢れ出る血液。
「やめて」
「イヤ」
「ああ」
「お姉ちゃん。遊ぼう」
「やめて。お願い」
「仲良くしてよ」
「するわ、するからやめて。翔太君いるの。居ないの。居たら返事して」
「鬼さんこちら」
「翔太君。返事をして。この子は誰」
「手の鳴る方へ」
「翔太君」
「優子ちゃん」
「翔太君。助けて」
「その子は」
「誰」
「優太」
「優太」虚しいリフレイン。
「俺の兄さん」
「私、私と、一字違いなんて、そんな」
「クソ翔太。引っ込んでろ」
「何て事。あなたが蘇らせたの、翔太君」
「違う」
「クソ翔太」
『らうどねす』を取り囲んでいた鉄塔がすぐ其処にあった。すぐ手の届く処。
ボルトを引き千切り亡者達が屋上に飛び移った。
シリウスが優子の両腕を捕まえた。
長くおぞましい尻尾が優子の心臓を狙った。
「クソ優子」
無念の無垢な魂がチカラを込めて優子の息の根を止めようとしていた。全力で。
「違うんだ。優子ちゃん、兄さんは悪くない」
「黙って」
優子は硬く目を閉じた。
「お前もハンバーグのミンチみたいにしてやる」
「私だって。私だってこんな所でくたばるわけにはいかないんだ」
パパ… ママ…
お願い… 何でもします。庭の草むしりでも何でも!
クーリングタワーを固定していた接地点のアンカーボルトがギリギリと逆回転してゆく。
割れたコンクリートの破壊面から、鉄筋に強固に結束された鋼鉄のホールダウン金物用のM16がミミズの様に這い出す。
それらスチール製の矢が一斉に宙を飛んで二匹のシリウスの頭蓋を打ち砕いた。呆気ないほど無残に。
「ギェ…キキ」
「ヨクモヤッタナ」
「翔太君、目覚めて。こんなのただの恨みじゃない。幸せになんてなれっこない」
「優子ちゃん。もう遅いんだ」
「何が遅いのよ。腰抜け翔太、目を覚ませ」
唯一無二。
絶体絶命のファルセット。
雷鳴とスパークが放つ悪魔の咆哮の向こう。
遠くでかすかに花火の音がした。したように思えた。
花火ですって…
その奇妙に不規則な破裂音は次第にカラオケアメニティー『らうどねす』に着実に近づいていた。
先頭を走るタンクローリー車のルーフにショータは立っていた。黄色い帽子を被って。
タンクローリー車は消防法上は移動タンク貯蔵所である。コンボイが貯蔵しているのは無論此の世のありとあらゆる危険物だ。
『らうどねす』の古参従業員、山岸吾郎は困り果てていた。休憩に行った翔太が時間を過ぎても一向に戻って来ないのだ。
仕方なく厨房を出てフロアを探し回っていた。
「やい翔太、出て来い。隠れん坊してる場合じゃねえぞ、こら」
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「おい、ふざけてんじゃねえぞ」
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