VR斗夢/SEASON.2 〜Stop fucking around〜 人がいない時にも定期的に水が流れます。

MIKAN🍊

文字の大きさ
上 下
99 / 101

98.美しさと傲慢さ

しおりを挟む
深夜。泣く子も黙る丑三つ時。
住宅街の一角にブルーのハイラックス・ピックアップが停まっている。
運転席には桜蘭。そして助手席には僕。

「ここが艶子の家?」
「うん」
「夜中だぞ。大丈夫なのか?」
「大丈夫じゃなかったら即出てくるよ」
「おいおい。そのジュノンてのは本当に志風音の居所を知ってるんだろうな」
「そう言ってたね」
「何だか頼りないな。やっぱり俺も一緒に行こう」
「いや、いいって。話しがややこしくなるよ。桜蘭を連れてってジュノンがヘソを曲げたら困るし」
「そん時はブッ飛ばせばいい」
「ダメだよ!艶子さんの従弟なんだから!」
「まあ、そうだな。艶子を怒らせたら厄介だ。ジュノンは気に入らないが、お前の言う通りかもな。俺は外で待ってる。何かあったら呼んでくれ」
「そうする。サンキュー!じゃあ行ってくる」

僕はトラックを降りて玄関に向かった。

チャイムを鳴らすかどーか迷っているとドアが開いた。
僕は中に入りそっと扉を閉めた。

奥に明かりが見え人の気配がした。
僕はスニーカーを脱いでゆっくり歩みを進める。

明かりの元はダイニングキッチンの間接照明だった。
中央にテーブルがあり、ジュノンがこちらを向いて腰掛けていた。
カーリーヘアでめちゃめちゃイケメン。
ティモシー・シャラメを思わせる妖艶なる美貌の持ち主だ。

「来たぞ」
「見ればわかる。座って肩の力を抜けよ。緊張し過ぎだ」

ジュノンは黒地にゴールドの装飾を施したヴェルサーチのTシャツをラフに着こなしていた。
OFFの時の彼はハイブランド志向らしい。
派手なTシャツが天性の美しい容姿にとても良く似合ってる。

「艶子さんは?」
「艶子姐は熟睡中だ。安心しろ。それともこの前みたく部屋に押し入ってヤラシー事でもするか?案内してやるぞ?」
「バカ言え。それより志風音は何処に居るんだ?」
「ここに居るとは言ってない」
「居ないのか?」
「そう焦るなって。こっちに来て座れよ」
「座って話してる暇なんてない」
「そっかー」

ジュノンは立ち上がり僕の真正面にやってきた。
近くで見るとホントすごく色っぽい男だ。

彼は僕の股間に手を伸ばした。

「何するんだ」
「触って欲しいくせに」

レギンスの上から僕のモノに触る。

「いつもノーパンなんだな。これはいつでも触ってくれって意味なんだろう?」
「そんなんじゃないよ」

美しさと傲慢さと繊細なタッチ。

ジュノンの手に揉まれて僕はすぐに反応を開始した。

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)

ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。 そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

放課後教室

Kokonuca.
BL
ある放課後の教室で彼に起こった凶事からすべて始まる

スライムパンツとスライムスーツで、イチャイチャしよう!

ミクリ21
BL
とある変態の話。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

処理中です...