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73. Cafe LAFESTA
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「なるほどー。好きになるってそうゆーコトなんだねー。コレすごくわかるわ」
「本当に?」
「パーフェクトって意味が今わかった。凄いね!こんなの書けるなんて」
オレンジのノースリーブニットの胸元が眩しい矢嶋風夏さん。
ミントグリーンのサマーパンツに赤いCONVERSE。
ヘアスタイルはフェミニンなミディアムパーマのローポニーで、茶のレザーヘアカフスを巻きつけてる。
キレイめでさりげなく大人っぽさを魅せるセンスに僕はいつも見惚れてしまう。
現実のこの素敵なお姉さんはニューエイジで初めて会った凌 艶子さんと同一人物だ。
昼休みにカフェで挨拶すると「一緒にどう?」って気軽に誘ってくれた。
VRでは冷たくされているので嬉しくて飛び上がりそうだった。
「良い事あったの?とても楽しそう」
「一緒にごはん食べるの久しぶりですね!だからです」
「うふふ。じゃあ良かったわ!」
風夏さんは社食の唐揚げ定食をパクつく。今日のはタルタルソースがたっぷり。
「珍しいですね。お弁当じゃないなんて」
「寝坊しちゃったのよ。でもたまには良いわね。唐揚げ美味しいし!」
「ここのタルタルソース旨いですよね。タルタルソースだけでゴハンいけますよ!」
「言えてる!ホントそーね!あなたはお弁当?」
「もちもち麺のカップ焼きそばとバナナです♪」
「いつも少食ねー。そんなんで足りるの?私の唐揚げ一つ食べる?」
「そんなそんな!滅相もない!」
僕はバナナの皮を剥き一口頬張った。なるべく男らしく。
「バナナ好きなの?」
「あ、はい…」もぐもぐ…
「私も大好き。もっとおっきいのが好き」
「ブホホ!」むせた。
「大丈夫?」
「大丈夫です。ヘンなとこ入っちゃって。あはは…」
艶子さんの部屋で時間の進行を止め、ストレッチする彼女にいろんなエッチな事をした。
オッパイを触ったりブリッジしたアソコを覗き込んだり…
でも目の前にいる風夏さんは見た目は同じなだけの別人なのだ。こっちは本物。あっちはリアルなアバター。
「ね、最近ブログやってる?」
「ぼちぼちですね。前にSNSやりたいって言ってたけどどーなりました?」
「そんな事言ったかしら?それがねー。聞いて。始めたのよー」
「マジですか?」
「見る?」
「わあ!見せて見せて!」
そこには彼女の愛車マジェスティと風夏さんが並んでる写真。
「インスタですか!カッチョイイですね!URL教えて下さい!イイね♪しに行きますよ!」
「しに行く?行くって何処に?」
風夏さんは怪訝な顔をした。
「あ、いや、実際には行かないです。その場でポチするだけですね。あはは。ネットの住民の言い回しってゆーか」
「住民?」
「あー。まあ。2ちゃんねる世代から残ってる造語とゆーかスラングとゆーか」
「私まだよく理解してないのよ。あなたのブログ見せてもらっていい?」
僕は"Cafe LAFESTA"にログインして最近更新した記事を開いた。
Wi-Fiの調子が悪く繋がりづらかった。
「コレです」
「へえー!詩なの?」
「僕はリリックって呼んでます」
「読んでも良い?」
「どうぞ」
風夏さんは黙ってしばらく僕のスマホ画面を見つめていた。時折上下にスクロールしながら。
「なるほどー。好きになるってそうゆーコトなんだねー。コレすごくわかるわ」
「本当に?」
「パーフェクトって意味が今わかった。凄いね!こんなの書けるなんて」
「本当に?」
「パーフェクトって意味が今わかった。凄いね!こんなの書けるなんて」
オレンジのノースリーブニットの胸元が眩しい矢嶋風夏さん。
ミントグリーンのサマーパンツに赤いCONVERSE。
ヘアスタイルはフェミニンなミディアムパーマのローポニーで、茶のレザーヘアカフスを巻きつけてる。
キレイめでさりげなく大人っぽさを魅せるセンスに僕はいつも見惚れてしまう。
現実のこの素敵なお姉さんはニューエイジで初めて会った凌 艶子さんと同一人物だ。
昼休みにカフェで挨拶すると「一緒にどう?」って気軽に誘ってくれた。
VRでは冷たくされているので嬉しくて飛び上がりそうだった。
「良い事あったの?とても楽しそう」
「一緒にごはん食べるの久しぶりですね!だからです」
「うふふ。じゃあ良かったわ!」
風夏さんは社食の唐揚げ定食をパクつく。今日のはタルタルソースがたっぷり。
「珍しいですね。お弁当じゃないなんて」
「寝坊しちゃったのよ。でもたまには良いわね。唐揚げ美味しいし!」
「ここのタルタルソース旨いですよね。タルタルソースだけでゴハンいけますよ!」
「言えてる!ホントそーね!あなたはお弁当?」
「もちもち麺のカップ焼きそばとバナナです♪」
「いつも少食ねー。そんなんで足りるの?私の唐揚げ一つ食べる?」
「そんなそんな!滅相もない!」
僕はバナナの皮を剥き一口頬張った。なるべく男らしく。
「バナナ好きなの?」
「あ、はい…」もぐもぐ…
「私も大好き。もっとおっきいのが好き」
「ブホホ!」むせた。
「大丈夫?」
「大丈夫です。ヘンなとこ入っちゃって。あはは…」
艶子さんの部屋で時間の進行を止め、ストレッチする彼女にいろんなエッチな事をした。
オッパイを触ったりブリッジしたアソコを覗き込んだり…
でも目の前にいる風夏さんは見た目は同じなだけの別人なのだ。こっちは本物。あっちはリアルなアバター。
「ね、最近ブログやってる?」
「ぼちぼちですね。前にSNSやりたいって言ってたけどどーなりました?」
「そんな事言ったかしら?それがねー。聞いて。始めたのよー」
「マジですか?」
「見る?」
「わあ!見せて見せて!」
そこには彼女の愛車マジェスティと風夏さんが並んでる写真。
「インスタですか!カッチョイイですね!URL教えて下さい!イイね♪しに行きますよ!」
「しに行く?行くって何処に?」
風夏さんは怪訝な顔をした。
「あ、いや、実際には行かないです。その場でポチするだけですね。あはは。ネットの住民の言い回しってゆーか」
「住民?」
「あー。まあ。2ちゃんねる世代から残ってる造語とゆーかスラングとゆーか」
「私まだよく理解してないのよ。あなたのブログ見せてもらっていい?」
僕は"Cafe LAFESTA"にログインして最近更新した記事を開いた。
Wi-Fiの調子が悪く繋がりづらかった。
「コレです」
「へえー!詩なの?」
「僕はリリックって呼んでます」
「読んでも良い?」
「どうぞ」
風夏さんは黙ってしばらく僕のスマホ画面を見つめていた。時折上下にスクロールしながら。
「なるほどー。好きになるってそうゆーコトなんだねー。コレすごくわかるわ」
「本当に?」
「パーフェクトって意味が今わかった。凄いね!こんなの書けるなんて」
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