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21.ペアリング完了あとは接続
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キャップも逆三角形のワンポイント。
「何してんだ。こんな所で立ちんぼか?ハハハ!ここじゃ客は拾えないぞ」
「道に迷っちゃって。Googleも使えないし」
「グルグル?何それ。新しいアプリか?お前そもそも人生に迷ってるんじゃないか?」
「いーよ。もう」
「スカート色っぽいナ。お前は脚が綺麗だから似合う」
「よせよ。前見てろ」
「照れてる。わかりやすい性格だよ。お前は」
桜蘭は僕のバックバージンを狙ってる。
オーランド・ブルーム似の優しくて強い男だ。
いつも僕の気持ちを大切にしてくれる。
決して無理強いはしない。
僕がもう少しプッシュして欲しいと内心思っていてもだ。
桜蘭といるとリラックスできる。
心地好い関係は飾らない自分でいられる事。
彼は僕にとってなくてはならない空気のような存在だ。
車はいつの間にか住宅街を抜け田園地帯を走行してる。
夜空に輝く星がキレイだ。
「こんな車に乗ってるんだ?」
「カッケーだろ。いつかお前とドライブしようと思ってさ。音楽でも聴くか?」
「スマホで聴きたい」
「いーよ。好きなの聴けば」
タッチパネルを操作してBluetoothに切り替える。
ザ・チェインスモーカーズ&コールドプレイの"Something Just Like This"
安心したせいかふいに涙が出た。
「おい、どーしたんだ?」
桜蘭が慌ててハザードを点け、ハイラックスを路肩に停めた。
「何があった?」
僕は首を横に振る。
説明なんて出来ないし、僕を気遣う真剣な眼差しが痛いほど心を揺らす。
「話してくれないと力になれない」
どうしよう?
鼓動が早まってきた。
「ごめん。言えないんだ」
「わかった。急ぐ事ないさ。話したくなったらいつでも聞くから」
「優しいんだな」
「お前のためだったら何でもするよ。約束する」
僕をじっと見つめる瞳に吸い込まれそうだ。
「斗夢。本当に大丈夫か?」
僕は桜蘭にハグした。
桜蘭も僕をしっかり受け止めてくれた。
ペアリング完了。
あとは接続?
「何してんだ。こんな所で立ちんぼか?ハハハ!ここじゃ客は拾えないぞ」
「道に迷っちゃって。Googleも使えないし」
「グルグル?何それ。新しいアプリか?お前そもそも人生に迷ってるんじゃないか?」
「いーよ。もう」
「スカート色っぽいナ。お前は脚が綺麗だから似合う」
「よせよ。前見てろ」
「照れてる。わかりやすい性格だよ。お前は」
桜蘭は僕のバックバージンを狙ってる。
オーランド・ブルーム似の優しくて強い男だ。
いつも僕の気持ちを大切にしてくれる。
決して無理強いはしない。
僕がもう少しプッシュして欲しいと内心思っていてもだ。
桜蘭といるとリラックスできる。
心地好い関係は飾らない自分でいられる事。
彼は僕にとってなくてはならない空気のような存在だ。
車はいつの間にか住宅街を抜け田園地帯を走行してる。
夜空に輝く星がキレイだ。
「こんな車に乗ってるんだ?」
「カッケーだろ。いつかお前とドライブしようと思ってさ。音楽でも聴くか?」
「スマホで聴きたい」
「いーよ。好きなの聴けば」
タッチパネルを操作してBluetoothに切り替える。
ザ・チェインスモーカーズ&コールドプレイの"Something Just Like This"
安心したせいかふいに涙が出た。
「おい、どーしたんだ?」
桜蘭が慌ててハザードを点け、ハイラックスを路肩に停めた。
「何があった?」
僕は首を横に振る。
説明なんて出来ないし、僕を気遣う真剣な眼差しが痛いほど心を揺らす。
「話してくれないと力になれない」
どうしよう?
鼓動が早まってきた。
「ごめん。言えないんだ」
「わかった。急ぐ事ないさ。話したくなったらいつでも聞くから」
「優しいんだな」
「お前のためだったら何でもするよ。約束する」
僕をじっと見つめる瞳に吸い込まれそうだ。
「斗夢。本当に大丈夫か?」
僕は桜蘭にハグした。
桜蘭も僕をしっかり受け止めてくれた。
ペアリング完了。
あとは接続?
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