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プロローグ
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「ローズ、今日も君に会えて嬉しいよ。毎日のようにこうして顔を合わせているのに、全然時間が足りないね。早く夫婦になれたら、ローズと引き離される苦しみから解放されるかな」
王宮に到着して、今日も変わらず王太子自ら出迎えてくれる。馬車を降りて目の前に映るのは、今日も優しくて眩しい笑顔。心を包み込んでくれるような温かな声に、刹那の幸福を感じる。
『身の程を知りなさい、ローゼリア・リザリオン。あの子があんたに優しいのは婚約者だからよ。間違っても愛されているなんて勘違いしないでよね』
そして今日も、記憶に刻まれた、到底王族とは思えない言葉遣いの冷たい声が頭に響く。
決して忘れるでないと、王宮を訪れる度に王妃自ら刷り込みを行ってくる。きっと今日も、あの侮蔑的な眼差しから逃れることは出来ないのだわ。
「私もリオに会えて嬉しいわ」
今日も嘘なんてついていない。大切な人に会えた歓びに、嘘偽りなんて何一つないはずなのに、今日も上手く笑えている気がしないの。
王宮に到着して、今日も変わらず王太子自ら出迎えてくれる。馬車を降りて目の前に映るのは、今日も優しくて眩しい笑顔。心を包み込んでくれるような温かな声に、刹那の幸福を感じる。
『身の程を知りなさい、ローゼリア・リザリオン。あの子があんたに優しいのは婚約者だからよ。間違っても愛されているなんて勘違いしないでよね』
そして今日も、記憶に刻まれた、到底王族とは思えない言葉遣いの冷たい声が頭に響く。
決して忘れるでないと、王宮を訪れる度に王妃自ら刷り込みを行ってくる。きっと今日も、あの侮蔑的な眼差しから逃れることは出来ないのだわ。
「私もリオに会えて嬉しいわ」
今日も嘘なんてついていない。大切な人に会えた歓びに、嘘偽りなんて何一つないはずなのに、今日も上手く笑えている気がしないの。
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