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取材
第七話 テーマの意味を明確にしよう
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取材とは言いかえれば、作品世界を作者が分かりやすく、文字に表してまとめる、ということです。
これができていない状態で物語をいきなり書き始めてたとしても、書く人間が分かっていないのに、読む人間に更に伝えることはできません。
いつもなら、あらすじを作ってからテーマを選択するのですが、今回は順番が逆になります。
テーマに沿ったあらすじが用意できるのか、楽しみなところです。
今回のテーマは
・ユニーク異世界ライフ(☆)
スローライフや成り上がりのようなお馴染みの異世界生活に、新しくて面白いキャラ・設定・世界観などを加えた作品。
です。
さらに詳細に内容が、
・読者が投影しやすい主人公で、周りのキャラの目を通して、異世界を楽しめるスローライフ。
もうすこし詳細にすると、
『異なる世界で新しい文化、文明、種族と出会い、価値観の違いをこえて、理解を深めながら、のんびりとした生活をこなしていく』話です。
これに沿わせた内容が必要です。
それでは、あらすじを作っていきましょう。
〇あらすじはおおまかでよい
あらすじは読んで文字のごとく、粗い筋です。
詳細まで決めるのはもう少しあとの段階になります。
まずはどのような世界で、どんな主人公が、どんなストーリーをこなしていくのか。
それをおおまかに掴むことが重要です。
〇世界設定は簡潔に
世界設定という表現をすると、大陸や民族、文化や歴史まで詳細に設定することが大事、と考える人が多数を占めるかもしれません。
しかし、書きだす前に自分に問いかけることが、重要です。
『それはどんな世界なのか』
簡潔に概要を述べましょう。
〇テーマに沿った事例を挙げていく。
大まかに、とはいってももしかしたら、まだ考えている、考え始めている段階だという人もいるでしょう。
そこで紹介したいのが、テーマに沿った事例を、挙げていく、ということです。
今回のテーマは「読者が投影しやすい主人公で、周りのキャラの目を通して、異世界を楽しめるスローライフ」となっているので、よく似た内容の書籍をいくつか自分であらかじめ調べておきます。
注目したいのは、その関係性です。
ここで述べる関係性とは、キャラクターたちが、どんな立ち位置にいるか、ということです。
・主人公が弱気なキャラクターの場合
ヒロインがもし一人なら、その女性は彼を補佐する役割を担います。
強気でもいいですし、実力があるがそれをこれから開花する主人公ならば、彼を信じて支えてくれる、有能で世話好きのヒロインでもいい。
・同じく弱気だが、彼の可能性を信じて、側で見守ってくれるだけでもいいわけです。
しかし、この場合は余程、主人公が頑張らないといけない物語になりますから、それほど大きな活躍は見込めません。
本当の意味での小さく、のんびりとしたストーリーになるでしょうし、テーマから逸れたシリアスな展開も多く含まれるでしょう。
〇テーマを言い換えてみる
『異なる世界で新しい文化、文明、種族と出会い、価値観の違いをこえて、理解を深めながら、のんびりとした生活をこなしていく』
これすこし大雑把ですよね。
もっとイメージしやすいものが欲しくなります。
そして、幾つかのトラブルも必要です。
・凄い力を持っているのか、いないのか。
→能力はあるが元の場所では報われない主人公が
・どうやって次の場所にたどり着くのか
→無能と罵られて職場を追放され、辺境へと追いやられてしまい
・どんな環境で生きていくのか
→稀少な魔獣や、蛮族だと思われていた土地で人間側もしくは魔族側のどちらかに付くことになり(主人公が決断する)
・どんな決断を下すのか
→かつての職場で得た経験を活かして、彼らの信頼を勝ち取りながら、人との間に調和をはかり、新しい土地で生きていくことを決意する。
という大まかなあらすじとなりました。
これができていない状態で物語をいきなり書き始めてたとしても、書く人間が分かっていないのに、読む人間に更に伝えることはできません。
いつもなら、あらすじを作ってからテーマを選択するのですが、今回は順番が逆になります。
テーマに沿ったあらすじが用意できるのか、楽しみなところです。
今回のテーマは
・ユニーク異世界ライフ(☆)
スローライフや成り上がりのようなお馴染みの異世界生活に、新しくて面白いキャラ・設定・世界観などを加えた作品。
です。
さらに詳細に内容が、
・読者が投影しやすい主人公で、周りのキャラの目を通して、異世界を楽しめるスローライフ。
もうすこし詳細にすると、
『異なる世界で新しい文化、文明、種族と出会い、価値観の違いをこえて、理解を深めながら、のんびりとした生活をこなしていく』話です。
これに沿わせた内容が必要です。
それでは、あらすじを作っていきましょう。
〇あらすじはおおまかでよい
あらすじは読んで文字のごとく、粗い筋です。
詳細まで決めるのはもう少しあとの段階になります。
まずはどのような世界で、どんな主人公が、どんなストーリーをこなしていくのか。
それをおおまかに掴むことが重要です。
〇世界設定は簡潔に
世界設定という表現をすると、大陸や民族、文化や歴史まで詳細に設定することが大事、と考える人が多数を占めるかもしれません。
しかし、書きだす前に自分に問いかけることが、重要です。
『それはどんな世界なのか』
簡潔に概要を述べましょう。
〇テーマに沿った事例を挙げていく。
大まかに、とはいってももしかしたら、まだ考えている、考え始めている段階だという人もいるでしょう。
そこで紹介したいのが、テーマに沿った事例を、挙げていく、ということです。
今回のテーマは「読者が投影しやすい主人公で、周りのキャラの目を通して、異世界を楽しめるスローライフ」となっているので、よく似た内容の書籍をいくつか自分であらかじめ調べておきます。
注目したいのは、その関係性です。
ここで述べる関係性とは、キャラクターたちが、どんな立ち位置にいるか、ということです。
・主人公が弱気なキャラクターの場合
ヒロインがもし一人なら、その女性は彼を補佐する役割を担います。
強気でもいいですし、実力があるがそれをこれから開花する主人公ならば、彼を信じて支えてくれる、有能で世話好きのヒロインでもいい。
・同じく弱気だが、彼の可能性を信じて、側で見守ってくれるだけでもいいわけです。
しかし、この場合は余程、主人公が頑張らないといけない物語になりますから、それほど大きな活躍は見込めません。
本当の意味での小さく、のんびりとしたストーリーになるでしょうし、テーマから逸れたシリアスな展開も多く含まれるでしょう。
〇テーマを言い換えてみる
『異なる世界で新しい文化、文明、種族と出会い、価値観の違いをこえて、理解を深めながら、のんびりとした生活をこなしていく』
これすこし大雑把ですよね。
もっとイメージしやすいものが欲しくなります。
そして、幾つかのトラブルも必要です。
・凄い力を持っているのか、いないのか。
→能力はあるが元の場所では報われない主人公が
・どうやって次の場所にたどり着くのか
→無能と罵られて職場を追放され、辺境へと追いやられてしまい
・どんな環境で生きていくのか
→稀少な魔獣や、蛮族だと思われていた土地で人間側もしくは魔族側のどちらかに付くことになり(主人公が決断する)
・どんな決断を下すのか
→かつての職場で得た経験を活かして、彼らの信頼を勝ち取りながら、人との間に調和をはかり、新しい土地で生きていくことを決意する。
という大まかなあらすじとなりました。
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