62 / 66
第六章 やり直し
58
しおりを挟む
電車を最後に降りたのが十九時をちょっと回った頃。
あたりはすっかり夕闇に包まれていた。
春の朝はまだまだ遅く、それに比例して夜もまた、夕陽が西の空に誰かがしつらえた階段を駆け足で降りていく。
高校とは違う駅の改札口を出たら、見覚えのあるマンションがどどんっと鎮座していた。
駅前の一等地。
真っ白で豪奢な白亜の宮殿のようにそびえ立つそれは、まさしくこの地方における上流階級の住む城に相応しい佇まいだった。
ぼんやりとそれを見上げていた抱介に、季美は「どうしたの」と声を掛ける。
あーいや、なんでもないと返事をして、マンションの一階に入っているテナントの一つ。
青い看板のコンビニに足を運んだ。
牧那からいくつか買い物を頼まれていたからだ。
「えーと、なんだ? 卵、蒸した鳥足、三本? 蒸した鳥足?」
「あれのことじゃない」
と季美は見せ奥の棚にある、常温保存のそこに抱介を誘う。
そこにはカットされた野菜や、菜園から直送された野菜、パックに入った卵に茹でなくても食べられます、と表記されたサラダ。
温めたら美味しいラーメンの具材になりそうな真空パックされた角煮なんかもあれば、納豆や豆腐といったものまで所狭しと陳列されている。
季美の言う、「あれ」とはそこの一角をしめる加熱調理済みの真空パック食品群。
その中でも、ローストされたチキン、サラダ味のチキン、胡椒で味付けられたチキンなど、調理済みのそれらが数種類並んでいる。
「これをどうしたんだ、あいつは」
「……サラダの具材にしては量が多い気もするけれど」
「今夜はカレーだって言ってなかったか」
「あの子、たまに特殊なもの作るから」
と、そこまで聞いて思わず「それはお前もだろ」と突っ込みたくなったがやめた。
季美の手料理は付き合っている時になんどか御馳走になったことがある。
ただ、中にはポテトチップスを代用してサラダに混ぜたり、豚肉で巻いたゆで卵を焼いたものに、更にチーズを加えてとろけるチーズ巻とかなんとか。
まるで居酒屋メニューのようなもの。それを悪いとは言わないけれど、夕食で食べるにはちょっとカロリー問題が過ぎるようなものを何度も出されたことがある。
そんな過去を思い出し、母親の作る手料理というのは子供に味の大事さを伝えるのに最適なんだなあと、抱介はしみじみと感慨深いものを感じていた。
「ほら、さっさと持って」
「あ? 俺?」
「そう、季美は籠に入れる係。抱介は持つ係。合理的でしょ?」
「んー? うん」
最後の財布の口を開く係は誰になるのだろうと、ひんやりとした常温冷蔵庫の空調に寒いものを感じつつ、あれとこれとと、季美はいくつかの食材を中に放り込んでいく。
その中には茹でうどんなんかもあって、誰がどれだけ食べるんだろこれ? と思わず首を傾げた。
多分、何日分かを用意しているのだろうと、勝手に推測する。
目の前で彼女が不意にしゃがみ込み、ジーンズの裾から青いショーツが見えたことに恥じらいを感じて視線を横に見やった。
最初に牧那のあのキス攻撃を食らってからというもの、槍塚姉妹はどうにも‥‥‥性に奔放というか無自覚すぎるというか、もう少し、同年男子の視線に気を配ってほしいものがある。
他の客の視線に入らないように、買い物かごでそれを隠していたら、案の定、季美にばれていた。
「何やってんの」
「いや、お前っ。もうすこしさー」
「別にいいじゃん。見られるくらい。抱介がいるんだし」
守ってくれるでしょう? と、暗に訊ねられて絶句する。
それはもちろん、そうだ。
その通りにする。
しかし、その前段階というか。
「自分からそういうものを引き寄せない、巻き込まれないって意識も、な?」
「ふーん。それ、牧那に手を出した抱介が言うかなー」
と、返されてしまったらぐうの音も出ない。
ぐぬぬっ、お前が一番の原因だろうに。とのたまいたくなるが、我慢我慢。
本日は夕食をごちそうになる。
不穏な雰囲気を醸し出さずに、仲良く仲良く食卓を囲んで談笑して‥‥‥明日から始まる実習室での新生活に、お互い、エンジンをかけるためのガソリンを供給して、今夜は早めに休まなくてはならない。
友情か、愛情か。
そのどちらともつかない思いで心のガソリンタンクを満タンにして、眠りにつかなければいけないのだ。
無用な争いは、ご法度だった。
マンションの高層階に行くエレベーターに乗ること一分ちょい。
意外とのんびりとした速度で、それは目的の階に上がっていく。
途中、中層階の家族連れが乗り込んできて、最上階に用があるのだろう。季美と抱介が目的地で降りたら、彼らは上まで上がっていった。
半年ぶりに立つ、槍塚家の玄関口。
どうにも歓迎されていないような雰囲気をその重厚感あるドアは醸し出している。
両手に買い込んだコンビニ袋を下げている抱介は、それを開くことができない。季美が四列横に並んだ数字を六回押して、それから認証用のカードキーだろう。
それをドアノブの上にある透明な部分に当てると、ぴーっと音が鳴り、ガチャンと電子ロックが解除される。
「鍵、あるんだ」
「当たり前じゃん」
カードキーに電子ロックに、さらに季美はキーホルダーから玄関の鍵を取り出して、それを鍵穴に差し込み、ぐるりっと回してノブを回すとドアを開いた。
「物騒だから」
「乃蒼は‥‥‥物騒じゃないかったのか」
「あれは――彼氏だったから。特別」
特別、というところになんとなく後悔の二文字が含まれているような気がした。
おじゃまします、と挨拶をして玄関から上がりこむ。靴は季美が整えてくれていた、まるで新妻のような流れる一周の早業に、抱介はへえ、と目を丸くする。
季美は自室でなにか用があるらしい。
先に行っていてと言われ、四LDKの豪邸を闊歩する。
台所に続くフローリングの床材すら、合板ではないような気もしてきた。いや、わからんけど。
リビングに続く扉を開けると、台所では牧那が、目からぼろぼろと涙をこぼしていた。
ただでさえ、形よい杏型の瞳が、うるんでしまっている。
憂いを帯びて、魅惑の味さえ覚えてしまいそうになる。
実にけしからん、十五歳らしくない十五歳だった。
「なにやってんだよ」
「あー先輩―、もう玉ねぎが酷くて。逆襲を受けておりますです」
「よくわからん日本語でしゃべるな。玉ねぎー?」
と彼女の手元を覗きこむと、不格好に切りそろえられた玉ねぎが、よろしくとこちらにむかい挨拶する。
どうやら料理を作ったではなく、これから作るから手伝え、という意味のようだ。とメッセージの中身を改めて理解した。
あたりはすっかり夕闇に包まれていた。
春の朝はまだまだ遅く、それに比例して夜もまた、夕陽が西の空に誰かがしつらえた階段を駆け足で降りていく。
高校とは違う駅の改札口を出たら、見覚えのあるマンションがどどんっと鎮座していた。
駅前の一等地。
真っ白で豪奢な白亜の宮殿のようにそびえ立つそれは、まさしくこの地方における上流階級の住む城に相応しい佇まいだった。
ぼんやりとそれを見上げていた抱介に、季美は「どうしたの」と声を掛ける。
あーいや、なんでもないと返事をして、マンションの一階に入っているテナントの一つ。
青い看板のコンビニに足を運んだ。
牧那からいくつか買い物を頼まれていたからだ。
「えーと、なんだ? 卵、蒸した鳥足、三本? 蒸した鳥足?」
「あれのことじゃない」
と季美は見せ奥の棚にある、常温保存のそこに抱介を誘う。
そこにはカットされた野菜や、菜園から直送された野菜、パックに入った卵に茹でなくても食べられます、と表記されたサラダ。
温めたら美味しいラーメンの具材になりそうな真空パックされた角煮なんかもあれば、納豆や豆腐といったものまで所狭しと陳列されている。
季美の言う、「あれ」とはそこの一角をしめる加熱調理済みの真空パック食品群。
その中でも、ローストされたチキン、サラダ味のチキン、胡椒で味付けられたチキンなど、調理済みのそれらが数種類並んでいる。
「これをどうしたんだ、あいつは」
「……サラダの具材にしては量が多い気もするけれど」
「今夜はカレーだって言ってなかったか」
「あの子、たまに特殊なもの作るから」
と、そこまで聞いて思わず「それはお前もだろ」と突っ込みたくなったがやめた。
季美の手料理は付き合っている時になんどか御馳走になったことがある。
ただ、中にはポテトチップスを代用してサラダに混ぜたり、豚肉で巻いたゆで卵を焼いたものに、更にチーズを加えてとろけるチーズ巻とかなんとか。
まるで居酒屋メニューのようなもの。それを悪いとは言わないけれど、夕食で食べるにはちょっとカロリー問題が過ぎるようなものを何度も出されたことがある。
そんな過去を思い出し、母親の作る手料理というのは子供に味の大事さを伝えるのに最適なんだなあと、抱介はしみじみと感慨深いものを感じていた。
「ほら、さっさと持って」
「あ? 俺?」
「そう、季美は籠に入れる係。抱介は持つ係。合理的でしょ?」
「んー? うん」
最後の財布の口を開く係は誰になるのだろうと、ひんやりとした常温冷蔵庫の空調に寒いものを感じつつ、あれとこれとと、季美はいくつかの食材を中に放り込んでいく。
その中には茹でうどんなんかもあって、誰がどれだけ食べるんだろこれ? と思わず首を傾げた。
多分、何日分かを用意しているのだろうと、勝手に推測する。
目の前で彼女が不意にしゃがみ込み、ジーンズの裾から青いショーツが見えたことに恥じらいを感じて視線を横に見やった。
最初に牧那のあのキス攻撃を食らってからというもの、槍塚姉妹はどうにも‥‥‥性に奔放というか無自覚すぎるというか、もう少し、同年男子の視線に気を配ってほしいものがある。
他の客の視線に入らないように、買い物かごでそれを隠していたら、案の定、季美にばれていた。
「何やってんの」
「いや、お前っ。もうすこしさー」
「別にいいじゃん。見られるくらい。抱介がいるんだし」
守ってくれるでしょう? と、暗に訊ねられて絶句する。
それはもちろん、そうだ。
その通りにする。
しかし、その前段階というか。
「自分からそういうものを引き寄せない、巻き込まれないって意識も、な?」
「ふーん。それ、牧那に手を出した抱介が言うかなー」
と、返されてしまったらぐうの音も出ない。
ぐぬぬっ、お前が一番の原因だろうに。とのたまいたくなるが、我慢我慢。
本日は夕食をごちそうになる。
不穏な雰囲気を醸し出さずに、仲良く仲良く食卓を囲んで談笑して‥‥‥明日から始まる実習室での新生活に、お互い、エンジンをかけるためのガソリンを供給して、今夜は早めに休まなくてはならない。
友情か、愛情か。
そのどちらともつかない思いで心のガソリンタンクを満タンにして、眠りにつかなければいけないのだ。
無用な争いは、ご法度だった。
マンションの高層階に行くエレベーターに乗ること一分ちょい。
意外とのんびりとした速度で、それは目的の階に上がっていく。
途中、中層階の家族連れが乗り込んできて、最上階に用があるのだろう。季美と抱介が目的地で降りたら、彼らは上まで上がっていった。
半年ぶりに立つ、槍塚家の玄関口。
どうにも歓迎されていないような雰囲気をその重厚感あるドアは醸し出している。
両手に買い込んだコンビニ袋を下げている抱介は、それを開くことができない。季美が四列横に並んだ数字を六回押して、それから認証用のカードキーだろう。
それをドアノブの上にある透明な部分に当てると、ぴーっと音が鳴り、ガチャンと電子ロックが解除される。
「鍵、あるんだ」
「当たり前じゃん」
カードキーに電子ロックに、さらに季美はキーホルダーから玄関の鍵を取り出して、それを鍵穴に差し込み、ぐるりっと回してノブを回すとドアを開いた。
「物騒だから」
「乃蒼は‥‥‥物騒じゃないかったのか」
「あれは――彼氏だったから。特別」
特別、というところになんとなく後悔の二文字が含まれているような気がした。
おじゃまします、と挨拶をして玄関から上がりこむ。靴は季美が整えてくれていた、まるで新妻のような流れる一周の早業に、抱介はへえ、と目を丸くする。
季美は自室でなにか用があるらしい。
先に行っていてと言われ、四LDKの豪邸を闊歩する。
台所に続くフローリングの床材すら、合板ではないような気もしてきた。いや、わからんけど。
リビングに続く扉を開けると、台所では牧那が、目からぼろぼろと涙をこぼしていた。
ただでさえ、形よい杏型の瞳が、うるんでしまっている。
憂いを帯びて、魅惑の味さえ覚えてしまいそうになる。
実にけしからん、十五歳らしくない十五歳だった。
「なにやってんだよ」
「あー先輩―、もう玉ねぎが酷くて。逆襲を受けておりますです」
「よくわからん日本語でしゃべるな。玉ねぎー?」
と彼女の手元を覗きこむと、不格好に切りそろえられた玉ねぎが、よろしくとこちらにむかい挨拶する。
どうやら料理を作ったではなく、これから作るから手伝え、という意味のようだ。とメッセージの中身を改めて理解した。
0
お気に入りに追加
50
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

昔義妹だった女の子が通い妻になって矯正してくる件
マサタカ
青春
俺には昔、義妹がいた。仲が良くて、目に入れても痛くないくらいのかわいい女の子だった。
あれから数年経って大学生になった俺は友人・先輩と楽しく過ごし、それなりに充実した日々を送ってる。
そんなある日、偶然元義妹と再会してしまう。
「久しぶりですね、兄さん」
義妹は見た目や性格、何より俺への態度。全てが変わってしまっていた。そして、俺の生活が爛れてるって言って押しかけて来るようになってしまい・・・・・・。
ただでさえ再会したことと変わってしまったこと、そして過去にあったことで接し方に困っているのに成長した元義妹にドギマギさせられてるのに。
「矯正します」
「それがなにか関係あります? 今のあなたと」
冷たい視線は俺の過去を思い出させて、罪悪感を募らせていく。それでも、義妹とまた会えて嬉しくて。
今の俺たちの関係って義兄弟? それとも元家族? 赤の他人?
ノベルアッププラスでも公開。

覚えたての催眠術で幼馴染(悔しいが美少女)の弱味を握ろうとしたら俺のことを好きだとカミングアウトされたのだが、この後どうしたらいい?
みずがめ
恋愛
覚えたての催眠術を幼馴染で試してみた。結果は大成功。催眠術にかかった幼馴染は俺の言うことをなんでも聞くようになった。
普段からわがままな幼馴染の従順な姿に、ある考えが思いつく。
「そうだ、弱味を聞き出そう」
弱点を知れば俺の前で好き勝手なことをされずに済む。催眠術の力で口を割らせようとしたのだが。
「あたしの好きな人は、マーくん……」
幼馴染がカミングアウトしたのは俺の名前だった。
よく見れば美少女となっていた幼馴染からの告白。俺は一体どうすればいいんだ?
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

幼馴染が家出したので、僕と同居生活することになったのだが。
四乃森ゆいな
青春
とある事情で一人暮らしをしている僕──和泉湊はある日、幼馴染でクラスメイト、更には『女神様』と崇められている美少女、真城美桜を拾うことに……?
どうやら何か事情があるらしく、頑なに喋ろうとしない美桜。普段は無愛想で、人との距離感が異常に遠い彼女だが、何故か僕にだけは世話焼きになり……挙句には、
「私と同棲してください!」
「要求が増えてますよ!」
意味のわからない同棲宣言をされてしまう。
とりあえず同居するという形で、居候することになった美桜は、家事から僕の宿題を見たりと、高校生らしい生活をしていくこととなる。
中学生の頃から疎遠気味だったために、空いていた互いの時間が徐々に埋まっていき、お互いに知らない自分を曝け出していく中──女神様は何でもない『日常』を、僕の隣で歩んでいく。
無愛想だけど僕にだけ本性をみせる女神様 × ワケあり陰キャぼっちの幼馴染が送る、半同棲な同居生活ラブコメ。

女豹の恩讐『死闘!兄と妹。禁断のシュートマッチ』
コバひろ
大衆娯楽
前作 “雌蛇の罠『異性異種格闘技戦』男と女、宿命のシュートマッチ”
(全20話)の続編。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/329235482/129667563/episode/6150211
男子キックボクサーを倒したNOZOMIのその後は?
そんな女子格闘家NOZOMIに敗れ命まで落とした父の仇を討つべく、兄と娘の青春、家族愛。
格闘技を通して、ジェンダーフリー、ジェンダーレスとは?を描きたいと思います。
鷹鷲高校執事科
三石成
青春
経済社会が崩壊した後に、貴族制度が生まれた近未来。
東京都内に広大な敷地を持つ全寮制の鷹鷲高校には、貴族の子息が所属する帝王科と、そんな貴族に仕える、優秀な執事を育成するための執事科が設立されている。
物語の中心となるのは、鷹鷲高校男子部の三年生。
各々に悩みや望みを抱えた彼らは、高校三年生という貴重な一年間で、学校の行事や事件を通して、生涯の主人と執事を見つけていく。
表紙イラスト:燈実 黙(@off_the_lamp)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる