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第四章 希望のない未来
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昼食中に、抱介とのやり取りを目の当たりにした乃蒼が、いまの彼氏として抱介に嫉妬心を抱いたのはたしかなことだった。
彼は以前から季美を自宅に連れ込んでは、夜ごとにさまざまな遊びを試していた。
中高生を前にしてその内容語るだけでも憚られる乃蒼の性へのあくなき探求心は、季美を道具のように扱うことでさらに加速していく。
物語などでよく使われるような首をつけてやるプレイもそうだし、冬場には彼女に学校指定のコート一枚だけを与えて買い物に行かせたこともあった。
夏休みに海に出かけたときは、Tシャツと下着だけで泳がせて、周囲の視線を集めたこともある。
いまの彼の関心はいかにして手を抜いて、季美という物体を周囲にアピールすることかに向いていた。
季美は美しい女だ。
こんなヤンキーのような外観をさせなくても、ギャルのような服装をさせなくても、そこにいるだけで耳目を引くような、そんな生まれながらの雰囲気を持っている。
そして、馬鹿がつくほど‥‥‥男運が悪い。
男を信用し、男を利用して彼女がこれまで生きてきたことを、悪ぶっている男友達から乃蒼は耳にしていた。
おおよそ、季美にとって運が悪かったことは、前田乃蒼という存在が同世代の男子たちと同じ単なる悪ぶっているのではなく、その心のうちに犯罪者とほぼ変わらないような悪意を潜ませながら生きていることと、季美自身もまた、自分の存在理由として好きになった男に求められるがままにしてあげたいという、自虐的な献身さをその身に抱いていたことだ。
そんな二人が出会ったのはある意味偶然とも言っていいし、別の言葉に言い換えれば必然性があったとも言える。
互いに互いを補完しあうそんな関係。
とまあ、もっぱら季美自身はそう考え、信じ込むことで己の献身度に陶酔していたから、乃蒼がやろうとしていることの異常さを理解しながらも、受け入れていた。
それが彼女のみならず、彼女たちを巻き込んで破滅へと誘うとも知らず。
とにかくそんな感じにして、その朝家を出る前に、乃蒼は季美のお腹の中に、大人の使う遠隔操作で動き回る卵型のおもちゃを挿入させたのだった。
後ろの席から自分のおもちゃが小さく抵抗しながらも言いなりになり、スカートを捲り上げるところを確認した少年は、満足そうな微笑みを浮かべた。
次にスラックスのポケットに入っているライター程度の大きさのそれに手を伸ばした。
動きはダイヤル式で調節できる。
それを最大限に設定すると、少年は道具が動き出す遠隔スイッチをオンに入れた。
「あっ……やめっ」
それを押すと同時に、前から小さく否定の声が漏れてくる。
計画はどうやら成功に向かっているらしい。
乃蒼は黙っていたら睨みつけるようなその瞳と端正な顔立ちが冷たい印象を与える少年で、しかし、朗らかに笑うように心がければそのギャップを埋める事が出来るくらい、彼は顔立ちが良かった。
しかし今、その表面には彼の嗜虐心をいたく刺激する、季美のお尻が小刻みに彷徨うように揺れながら、前へとさらに突き出されていくそのお尻を見て、どこまでも残虐でゆがんだ性癖のもたらすいやらしい笑みが浮かび上がっていた。
彼は以前から季美を自宅に連れ込んでは、夜ごとにさまざまな遊びを試していた。
中高生を前にしてその内容語るだけでも憚られる乃蒼の性へのあくなき探求心は、季美を道具のように扱うことでさらに加速していく。
物語などでよく使われるような首をつけてやるプレイもそうだし、冬場には彼女に学校指定のコート一枚だけを与えて買い物に行かせたこともあった。
夏休みに海に出かけたときは、Tシャツと下着だけで泳がせて、周囲の視線を集めたこともある。
いまの彼の関心はいかにして手を抜いて、季美という物体を周囲にアピールすることかに向いていた。
季美は美しい女だ。
こんなヤンキーのような外観をさせなくても、ギャルのような服装をさせなくても、そこにいるだけで耳目を引くような、そんな生まれながらの雰囲気を持っている。
そして、馬鹿がつくほど‥‥‥男運が悪い。
男を信用し、男を利用して彼女がこれまで生きてきたことを、悪ぶっている男友達から乃蒼は耳にしていた。
おおよそ、季美にとって運が悪かったことは、前田乃蒼という存在が同世代の男子たちと同じ単なる悪ぶっているのではなく、その心のうちに犯罪者とほぼ変わらないような悪意を潜ませながら生きていることと、季美自身もまた、自分の存在理由として好きになった男に求められるがままにしてあげたいという、自虐的な献身さをその身に抱いていたことだ。
そんな二人が出会ったのはある意味偶然とも言っていいし、別の言葉に言い換えれば必然性があったとも言える。
互いに互いを補完しあうそんな関係。
とまあ、もっぱら季美自身はそう考え、信じ込むことで己の献身度に陶酔していたから、乃蒼がやろうとしていることの異常さを理解しながらも、受け入れていた。
それが彼女のみならず、彼女たちを巻き込んで破滅へと誘うとも知らず。
とにかくそんな感じにして、その朝家を出る前に、乃蒼は季美のお腹の中に、大人の使う遠隔操作で動き回る卵型のおもちゃを挿入させたのだった。
後ろの席から自分のおもちゃが小さく抵抗しながらも言いなりになり、スカートを捲り上げるところを確認した少年は、満足そうな微笑みを浮かべた。
次にスラックスのポケットに入っているライター程度の大きさのそれに手を伸ばした。
動きはダイヤル式で調節できる。
それを最大限に設定すると、少年は道具が動き出す遠隔スイッチをオンに入れた。
「あっ……やめっ」
それを押すと同時に、前から小さく否定の声が漏れてくる。
計画はどうやら成功に向かっているらしい。
乃蒼は黙っていたら睨みつけるようなその瞳と端正な顔立ちが冷たい印象を与える少年で、しかし、朗らかに笑うように心がければそのギャップを埋める事が出来るくらい、彼は顔立ちが良かった。
しかし今、その表面には彼の嗜虐心をいたく刺激する、季美のお尻が小刻みに彷徨うように揺れながら、前へとさらに突き出されていくそのお尻を見て、どこまでも残虐でゆがんだ性癖のもたらすいやらしい笑みが浮かび上がっていた。
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