殿下をくださいな、お姉さま~欲しがり過ぎた妹に、姉が最後に贈ったのは死の呪いだった~

 忌み子と呼ばれ、幼い頃から実家のなかに閉じ込められたいた少女――コンラッド伯爵の長女オリビア。
 彼女は生まれながらにして、ある呪いを受け継いだ魔女だった。
 本当ならば死ぬまで屋敷から出ることを許されないオリビアだったが、欲深い国王はその呪いを利用して更に国を豊かにしようと考え、第四王子との婚約を命じる。
 
 この頃からだ。
 姉のオリビアに婚約者が出来た頃から、妹のサンドラの様子がおかしくなった。
 あれが欲しい、これが欲しいとわがままを言い出したのだ。
 それまではとても物わかりのよい子だったのに。
 半年後――。
 オリビアと婚約者、王太子ジョシュアの結婚式が間近に迫ったある日。
 サンドラは呆れたことに、王太子が欲しいと言い出した。
 オリビアの我慢はとうとう限界に達してしまい……
 最後はハッピーエンドです。

 別の投稿サイトでも掲載しています。
24h.ポイント 42pt
91
小説 16,712 位 / 192,172件 恋愛 7,697 位 / 57,269件

あなたにおすすめの小説

感情の凍り付いたイケメン氷結王子がなぜかイジメられっ子の私にだけは溺愛を注いでくる件

朱之ユク
恋愛
 誰にも笑顔をみせず、誰にも愛想をみせない。  しかし、圧倒的なイケメンの王子であるスカイは周囲から氷結王子と言われていた。だけど、そんな彼にはただ一人だけ笑顔を見せる相手がいる。  ……それが私っていったいどういう状態ですか?  訳が分からないので、とりあえずイケメン氷結王子からの溺愛だけは受け取っておきます。  だけど、スカイ。  私は周囲から嫉妬されたくないのであんまり人前で溺愛しないでください。  そのせいでイジメられているんですから。  

王子様からの溺愛プロポーズを今までさんざんバカにしてきたみんなに見せつけることにしました。

朱之ユク
恋愛
 スカーレットは今までこの国の王子と付き合っていたが、まわりからの僻みや嫉妬で散々不釣り合いだの、女の方だけ地味とか言われてきた。  だけど、それでもいい。  今まで散々バカにしてきたクラスメイトに王子からの溺愛プロ―ポーズを見せつけることで、あわよくば王子の婚約者を狙っていた女どもを撃沈してやろうと思います。

みんなが嫌がる公爵と婚約させられましたが、結果イケメンに溺愛されています

中津田あこら
恋愛
家族にいじめられているサリーンは、勝手に婚約者を決められる。相手は動物実験をおこなっているだとか、冷徹で殺されそうになった人もいるとウワサのファウスト公爵だった。しかしファウストは人間よりも動物が好きな人で、同じく動物好きのサリーンを慕うようになる。動物から好かれるサリーンはファウスト公爵から信用も得て溺愛されるようになるのだった。

お姉様に押し付けられて代わりに聖女の仕事をする事になりました

花見 有
恋愛
聖女である姉へレーナは毎日祈りを捧げる聖女の仕事に飽きて失踪してしまった。置き手紙には妹のアメリアが代わりに祈るように書いてある。アメリアは仕方なく聖女の仕事をする事になった。

夫の妹に財産を勝手に使われているらしいので、第三王子に全財産を寄付してみた

今川幸乃
恋愛
ローザン公爵家の跡継ぎオリバーの元に嫁いだレイラは若くして父が死んだため、実家の財産をすでにある程度相続していた。 レイラとオリバーは穏やかな新婚生活を送っていたが、なぜかオリバーは妹のエミリーが欲しがるものを何でも買ってあげている。 不審に思ったレイラが調べてみると、何とオリバーはレイラの財産を勝手に売り払ってそのお金でエミリーの欲しいものを買っていた。 レイラは実家を継いだ兄に相談し、自分に敵対する者には容赦しない”冷血王子”と恐れられるクルス第三王子に全財産を寄付することにする。 それでもオリバーはレイラの財産でエミリーに物を買い与え続けたが、自分に寄付された財産を勝手に売り払われたクルスは激怒し…… ※短め

目の前で始まった断罪イベントが理不尽すぎたので口出ししたら巻き込まれた結果、何故か王子から求婚されました

歌龍吟伶
恋愛
私、ティーリャ。王都学校の二年生。 卒業生を送る会が終わった瞬間に先輩が婚約破棄の断罪イベントを始めた。 理不尽すぎてイライラしたから口を挟んだら、お前も同罪だ!って謎のトバッチリ…マジないわー。 …と思ったら何故か王子様に気に入られちゃってプロポーズされたお話。 全二話で完結します、予約投稿済み

可愛がっていた後輩に惹かれてしまった婚約者から別の縁談を持ちかけられました。

こまの ととと
恋愛
いわゆる令嬢ものの王道!バトルもあります。 子爵令嬢のペルケはある日、日常に多大な変化を迎える。 婚約者の公爵令息に破棄を言い渡され、その相手は可愛がっていた妹分。 しかしそんな彼女を見初める男が一人、救国の魔王とも呼ばれるその男の元へと渡るペルケ。 新たな日常を手に入れた彼女だったが、元婚約者の結婚式に招待を受けていた。 そこで起こる波乱を乗り越え、彼女は幸せを掴めるのか?

溺愛されている妹がお父様の子ではないと密告したら立場が逆転しました。ただお父様の溺愛なんて私には必要ありません。

木山楽斗
恋愛
伯爵令嬢であるレフティアの日常は、父親の再婚によって大きく変わることになった。 妾だった継母やその娘である妹は、レフティアのことを疎んでおり、父親はそんな二人を贔屓していた。故にレフティアは、苦しい生活を送ることになったのである。 しかし彼女は、ある時とある事実を知ることになった。 父親が溺愛している妹が、彼と血が繋がっていなかったのである。 レフティアは、その事実を父親に密告した。すると調査が行われて、それが事実であることが判明したのである。 その結果、父親は継母と妹を排斥して、レフティアに愛情を注ぐようになった。 だが、レフティアにとってそんなものは必要なかった。継母や妹ともに自分を虐げていた父親も、彼女にとっては排除するべき対象だったのである。

処理中です...