殿下、御覚悟はよろしくて?

 婚約者の度重なる浮気にしびれを切らした、大公家公女ノーラ。
 彼女は二人の侍女を連れ、婚約者である王太子アルザスの元へと向かう。
 彼の浮気相手、ミオン嬢との熱愛の証が……その手には握られていた。
 公女ノーラの静かな怒りの刃が振り落とされる。

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