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序章
第一話 婚約破棄
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「聖女リオラ・カーライル! おまえが魔物討伐の遠征先で不貞を働いた証拠を僕は掴んでいる! この、蒼い月の女神神殿の恥さらしめ‥‥‥!」
「ふっ、不貞っ? 不貞なんて働いておりません。事実無根です!」
それは――愛する殿下のために身を粉にして働き、魔獣討伐などに赴いては良好な成果を挙げて戻って来たリオラにとって、青天の霹靂とでもいうべき屈辱の言葉だった。
※
今朝。
とどこおっていた政務や報告書などを処理し、事務作業を終えた後には普段通りの生活が待っている。
リオラは今年、十六歳。
うねる黒髪に、銀色にも見える鳶色の瞳、抱けば折れそうに華奢な腰に、少年のような細い体躯。
その全身を包むのはモスグリーンのブレザーに、チェックのプリーツスカート。足元は紺色のソックスと黒のパンプス。
真っ白なブラウスの胸元はブレザーと同色のリボンが彩を添えている。
王国に住まう貴族の子弟子女は、十歳から十八歳まで、国が経営する王立学院へと通う。
領地の経営方法や貴族として必要な所作、備えておくべき常識や外敵――主に魔獣や魔族との戦い方、魔法の扱い方‥‥‥など幅広く教養を身に着けることを義務付けられている。
それは聖女であるリオラも例外ではなく、たまに今回のような魔獣討伐などの遠征に向かうときだけ、特例として休校が認められた。
いま、リオラは神殿を出て学院へと向かう馬車に揺られている。
その顔には不安が現れていた。
「殿下は、お元気かしら。浮気とかしてないといいのだけれど」
「アイズ様の御心はいつだって聖女様のおそばにありますわ」
と、同席する侍女のミーシャがさりげなくフォローを入れてくれる。
アイズ・レグナントはこの王国の第二王子。
彼はリオラの婚約者だった。
「神殿と学院が遠すぎるのよ」
リオラは王都の西の端にある神殿に住んでいる。
そこから学院に向かうには真逆の東区にいかなくてはならない。
王都は東西に広く、あるけば端から端まで半日はかかる距離だ。だから、馬車。あるいは転移魔法や、鉄道での移動が、主な交通手段となる。
しかし、鉄道は主に一般客の乗り合いが多く、聖女が乗車するのは控えるように、国からいわれていた。
神殿横にある駅からもし乗車したら、その列車が向かう路線の両脇で、敬虔な信徒たちは歩みを止め、祈りをささげるからだ。
つまり、通行を妨げてしまうのである。
そのため、リオラはお忍びに近いかたちで、神殿から学院に通学しなくてはならなかった。
「不便なものね」リオラだって一般人みたいに通学をしたい。
「それも聖女様のお勤めですから。従者も付けず御一人で街中を歩く聖女様なんて、想像できません。それは贅沢というものです」
「だって、殿下と一緒に歩いて登下校してみたいわ‥‥‥」
あの子たちのように、とリオラの視線は窓の外へと向けられる。
ようやく王都の中心部を通り過ぎた道脇には、仲良く腕を組んで歩くカップルがいた。
リオラと同じ制服に身を包んだ二人は、とても幸せそうにリオラには見えた。
「卒業すれば、殿下と御結婚が決まっているではないですか」
同席している銀髪の侍女が困ったように微笑んだ。
「ミーシャだって、卒業したら結婚が決まっているじゃない」
「それはリオラ様だって。殿下は二ヶ月ぶりになる婚約者リオラの通学を待ち望んでくれているはずです」
ミーシャはいった。
学院の正門をくぐり抜けて馬車を降りると、リオラとミーシャはそのまま左手にある学生棟へと向かう。
学院はコの字型をしていて、正面玄関を過ぎるとまず見えてくるのが、巨大なロビーだ。五階ある学舎のなかを吹き抜け状にしていて、螺旋階段が周囲をおおっている。
そこを昇降しないと、各階へは行けない仕組みだった。
本日は午後からの講義だったので、リオラたちは一時間ほど早く到着していた。
ロビーはオープンカフェも併設していて、まだ講義が始まっていない生徒たちが、めいめいに好きな時間を席で過ごしている。
昼休みということもあり、寮生たちはそれぞれの寮に戻って昼食を食べているはずだ。
仲良い生徒たちはそのほとんどが王都の外に領地を持つ貴族の令嬢ばかりだから、昼食時に混雑するカフェには、その顔を見ることができなかった。
逆にまっさきにリオラの目に入ってきたのが、婚約者の姿だ。
彼は忠告をくれたオーキスをはじめとするいつもの取り巻きたちと一緒に、上級貴族しか入れないボックス席に向かっているようだった。
しかし、その中にまったく見覚えのない新顔をリオラは発見した。
小柄な少女は幸せいっぱいのオーラを全身から発して、アイズの左手にしがみついていた。
はちきれんばかりの笑顔とともに、豊満な胸元が存在感を誇示している。
思わず自分のささやかなそれと比較して、苛立ちが募る。
「誰! あの女?」
「さあ‥‥‥?」
それは私のモノよ、と叫びたくなるのを自重し、ミーシャに確認してみたが、学院の生徒に詳しい侍女もまた、見知らぬらしい。
だが、目を瞬かせると「あっ」といって教えてくれた。
「あの御方ですよ、聖女様。エンバス侯爵家のティアナ様!」
「あれが‥‥‥?」
「ちょっ、リオラ様!」
へえ、と漏れ出た声には呆れが混じっていた。
考えるよりも先に足が動いていた。
賑やかに談笑していた一団は、ボックス席の入り口をくぐろうとして、横から足早にやってくる人影に気づく。
それが自分の婚約者だと気づいたアイズは、さりげなくティアナの胸元から手を引いていた。
「殿下、お久しぶりでございます。リオラ、戻りまして挨拶にうかがいました」
「やっ、やあ。早かったね。来週と聞いていた記憶だが」
「ええ。存外、早く終わりまして。魔獣討伐」
リオラは背が高い。百七十ほどある。同年代の女子のなかで、低いほうから順に並べば後ろの方になる。
その彼女がヒールの高いパンプスを履いて上から見下ろすように覗きこんだのだから、頭一つ分は背が低いティアナは「うひっ」と小さな悲鳴をあげ、アイズの後ろに逃げ込んだ。
「そ、そうか。君のことだからもっとゆっくりと辺境の視察をしてくるものだと思っていたよ」
「いえいえ。殿下に早くお会いしたかったの。ところで――そちらは、どなたかしら。あなた?」
リオラはどこまでも自然な仕草でティアナに触れようとした。
「ひいいっ」
悲鳴が殿下の背中あたりから発せられた。
悲鳴の主はふわふわの茶髪を肩辺りで切り揃え、前髪もまた眉ほどで揃っていた。
薄い眉に子猫のような大きな黒目。小柄なのに胸は大きく、お尻は小さくて、手足は細く長い。
見るからに庇護欲をそそられる女性は本当にいるのね、とリオラが思ってしまったほどだ。
その手に捕まるかどうか、という寸前で、アイズの腕が二人の合間に差し込まれる。
「無作法なやり方は好まないな、リオラ」
「あら、無作法だなんて。私はただ婚約者と距離の近い誰かに、もう少し正しい気遣いをして欲しいと思っただけですわ、殿下」
その返事を耳にして、アイズはいかにも不満だというように鼻息を荒くした。
「僕の親しくしている女性だ。君にどうこういわれる覚えはない」
「‥‥‥婚約者の言葉に耳を傾けることもできないと?」
「ああ、そうだな」
「殿下?」
アイズの様子がいつもとちょっと違うことに、戸惑うリオラ。
彼は数秒黙り込むと、自分のうしろにティアナを押し込んで、声を上げた。
「聖女リオラ・カーライル! おまえが魔物討伐の遠征先で不貞を働いた証拠を僕は掴んでいる! この、蒼い月の女神神殿の恥さらしめ‥‥‥!」
「ふっ、不貞っ? 不貞なんて働いておりません。事実無根です!」
国の辺境にある神殿の直轄領に魔獣がでたため、その土地を管轄・管理する責任者として、聖女リオラがみずから討伐に赴き、問題を解決して二ヵ月ぶりに王都へ戻ったのが、三日前のこと。
戻ってみたら身におぼえのない不倫疑惑で、いきなり糾弾された。
糾弾してきたのは、婚約者であるアイズ・レグナントだ。
彼に会いたい一心で、遠征をやり遂げ、王都に戻ってきたのに。
これはあんまりな仕打ちだ、とリオラは今朝まで遠距離恋愛を楽しむ町娘のようにはしゃいでいたことを思い出し、おおきくため息をついた。
この国、レグナント王国の第二王子であるアイズとは、もう六年の仲になる。
リオラが十二歳、アイズは二歳歳上の十四歳の時、二人は婚約した。
簡単な顔合わせと、数度の引き合わせを経ただけの、政治的な婚姻だが、リオアラはアイズのことを将来の夫として認め、信頼している。
政治的な婚約とはいえ、その想いは真剣だったのに‥‥‥。
彼への愛が打ち砕かれたことを受け入れるのは、身が裂かれる思いだった。
母親が第一王妃であるアイズは、次期国王候補として名高い。
そのため、国教であり、王国を守護する結界を管理している神殿と、懇意にしておくのは、とても賢い判断だった。
王太子になり、国王になる時、妻が聖女だったら箔が付く。
夫婦であるだけで、一国の指導者になれるほど、聖女という肩書はこの国では、大きいからだ。
脳裏でこの二ヶ月の間に友人たちが教えてくれた忠告がよみがえり、リオラは後悔をため息として吐いた。
「ふっ、不貞っ? 不貞なんて働いておりません。事実無根です!」
それは――愛する殿下のために身を粉にして働き、魔獣討伐などに赴いては良好な成果を挙げて戻って来たリオラにとって、青天の霹靂とでもいうべき屈辱の言葉だった。
※
今朝。
とどこおっていた政務や報告書などを処理し、事務作業を終えた後には普段通りの生活が待っている。
リオラは今年、十六歳。
うねる黒髪に、銀色にも見える鳶色の瞳、抱けば折れそうに華奢な腰に、少年のような細い体躯。
その全身を包むのはモスグリーンのブレザーに、チェックのプリーツスカート。足元は紺色のソックスと黒のパンプス。
真っ白なブラウスの胸元はブレザーと同色のリボンが彩を添えている。
王国に住まう貴族の子弟子女は、十歳から十八歳まで、国が経営する王立学院へと通う。
領地の経営方法や貴族として必要な所作、備えておくべき常識や外敵――主に魔獣や魔族との戦い方、魔法の扱い方‥‥‥など幅広く教養を身に着けることを義務付けられている。
それは聖女であるリオラも例外ではなく、たまに今回のような魔獣討伐などの遠征に向かうときだけ、特例として休校が認められた。
いま、リオラは神殿を出て学院へと向かう馬車に揺られている。
その顔には不安が現れていた。
「殿下は、お元気かしら。浮気とかしてないといいのだけれど」
「アイズ様の御心はいつだって聖女様のおそばにありますわ」
と、同席する侍女のミーシャがさりげなくフォローを入れてくれる。
アイズ・レグナントはこの王国の第二王子。
彼はリオラの婚約者だった。
「神殿と学院が遠すぎるのよ」
リオラは王都の西の端にある神殿に住んでいる。
そこから学院に向かうには真逆の東区にいかなくてはならない。
王都は東西に広く、あるけば端から端まで半日はかかる距離だ。だから、馬車。あるいは転移魔法や、鉄道での移動が、主な交通手段となる。
しかし、鉄道は主に一般客の乗り合いが多く、聖女が乗車するのは控えるように、国からいわれていた。
神殿横にある駅からもし乗車したら、その列車が向かう路線の両脇で、敬虔な信徒たちは歩みを止め、祈りをささげるからだ。
つまり、通行を妨げてしまうのである。
そのため、リオラはお忍びに近いかたちで、神殿から学院に通学しなくてはならなかった。
「不便なものね」リオラだって一般人みたいに通学をしたい。
「それも聖女様のお勤めですから。従者も付けず御一人で街中を歩く聖女様なんて、想像できません。それは贅沢というものです」
「だって、殿下と一緒に歩いて登下校してみたいわ‥‥‥」
あの子たちのように、とリオラの視線は窓の外へと向けられる。
ようやく王都の中心部を通り過ぎた道脇には、仲良く腕を組んで歩くカップルがいた。
リオラと同じ制服に身を包んだ二人は、とても幸せそうにリオラには見えた。
「卒業すれば、殿下と御結婚が決まっているではないですか」
同席している銀髪の侍女が困ったように微笑んだ。
「ミーシャだって、卒業したら結婚が決まっているじゃない」
「それはリオラ様だって。殿下は二ヶ月ぶりになる婚約者リオラの通学を待ち望んでくれているはずです」
ミーシャはいった。
学院の正門をくぐり抜けて馬車を降りると、リオラとミーシャはそのまま左手にある学生棟へと向かう。
学院はコの字型をしていて、正面玄関を過ぎるとまず見えてくるのが、巨大なロビーだ。五階ある学舎のなかを吹き抜け状にしていて、螺旋階段が周囲をおおっている。
そこを昇降しないと、各階へは行けない仕組みだった。
本日は午後からの講義だったので、リオラたちは一時間ほど早く到着していた。
ロビーはオープンカフェも併設していて、まだ講義が始まっていない生徒たちが、めいめいに好きな時間を席で過ごしている。
昼休みということもあり、寮生たちはそれぞれの寮に戻って昼食を食べているはずだ。
仲良い生徒たちはそのほとんどが王都の外に領地を持つ貴族の令嬢ばかりだから、昼食時に混雑するカフェには、その顔を見ることができなかった。
逆にまっさきにリオラの目に入ってきたのが、婚約者の姿だ。
彼は忠告をくれたオーキスをはじめとするいつもの取り巻きたちと一緒に、上級貴族しか入れないボックス席に向かっているようだった。
しかし、その中にまったく見覚えのない新顔をリオラは発見した。
小柄な少女は幸せいっぱいのオーラを全身から発して、アイズの左手にしがみついていた。
はちきれんばかりの笑顔とともに、豊満な胸元が存在感を誇示している。
思わず自分のささやかなそれと比較して、苛立ちが募る。
「誰! あの女?」
「さあ‥‥‥?」
それは私のモノよ、と叫びたくなるのを自重し、ミーシャに確認してみたが、学院の生徒に詳しい侍女もまた、見知らぬらしい。
だが、目を瞬かせると「あっ」といって教えてくれた。
「あの御方ですよ、聖女様。エンバス侯爵家のティアナ様!」
「あれが‥‥‥?」
「ちょっ、リオラ様!」
へえ、と漏れ出た声には呆れが混じっていた。
考えるよりも先に足が動いていた。
賑やかに談笑していた一団は、ボックス席の入り口をくぐろうとして、横から足早にやってくる人影に気づく。
それが自分の婚約者だと気づいたアイズは、さりげなくティアナの胸元から手を引いていた。
「殿下、お久しぶりでございます。リオラ、戻りまして挨拶にうかがいました」
「やっ、やあ。早かったね。来週と聞いていた記憶だが」
「ええ。存外、早く終わりまして。魔獣討伐」
リオラは背が高い。百七十ほどある。同年代の女子のなかで、低いほうから順に並べば後ろの方になる。
その彼女がヒールの高いパンプスを履いて上から見下ろすように覗きこんだのだから、頭一つ分は背が低いティアナは「うひっ」と小さな悲鳴をあげ、アイズの後ろに逃げ込んだ。
「そ、そうか。君のことだからもっとゆっくりと辺境の視察をしてくるものだと思っていたよ」
「いえいえ。殿下に早くお会いしたかったの。ところで――そちらは、どなたかしら。あなた?」
リオラはどこまでも自然な仕草でティアナに触れようとした。
「ひいいっ」
悲鳴が殿下の背中あたりから発せられた。
悲鳴の主はふわふわの茶髪を肩辺りで切り揃え、前髪もまた眉ほどで揃っていた。
薄い眉に子猫のような大きな黒目。小柄なのに胸は大きく、お尻は小さくて、手足は細く長い。
見るからに庇護欲をそそられる女性は本当にいるのね、とリオラが思ってしまったほどだ。
その手に捕まるかどうか、という寸前で、アイズの腕が二人の合間に差し込まれる。
「無作法なやり方は好まないな、リオラ」
「あら、無作法だなんて。私はただ婚約者と距離の近い誰かに、もう少し正しい気遣いをして欲しいと思っただけですわ、殿下」
その返事を耳にして、アイズはいかにも不満だというように鼻息を荒くした。
「僕の親しくしている女性だ。君にどうこういわれる覚えはない」
「‥‥‥婚約者の言葉に耳を傾けることもできないと?」
「ああ、そうだな」
「殿下?」
アイズの様子がいつもとちょっと違うことに、戸惑うリオラ。
彼は数秒黙り込むと、自分のうしろにティアナを押し込んで、声を上げた。
「聖女リオラ・カーライル! おまえが魔物討伐の遠征先で不貞を働いた証拠を僕は掴んでいる! この、蒼い月の女神神殿の恥さらしめ‥‥‥!」
「ふっ、不貞っ? 不貞なんて働いておりません。事実無根です!」
国の辺境にある神殿の直轄領に魔獣がでたため、その土地を管轄・管理する責任者として、聖女リオラがみずから討伐に赴き、問題を解決して二ヵ月ぶりに王都へ戻ったのが、三日前のこと。
戻ってみたら身におぼえのない不倫疑惑で、いきなり糾弾された。
糾弾してきたのは、婚約者であるアイズ・レグナントだ。
彼に会いたい一心で、遠征をやり遂げ、王都に戻ってきたのに。
これはあんまりな仕打ちだ、とリオラは今朝まで遠距離恋愛を楽しむ町娘のようにはしゃいでいたことを思い出し、おおきくため息をついた。
この国、レグナント王国の第二王子であるアイズとは、もう六年の仲になる。
リオラが十二歳、アイズは二歳歳上の十四歳の時、二人は婚約した。
簡単な顔合わせと、数度の引き合わせを経ただけの、政治的な婚姻だが、リオアラはアイズのことを将来の夫として認め、信頼している。
政治的な婚約とはいえ、その想いは真剣だったのに‥‥‥。
彼への愛が打ち砕かれたことを受け入れるのは、身が裂かれる思いだった。
母親が第一王妃であるアイズは、次期国王候補として名高い。
そのため、国教であり、王国を守護する結界を管理している神殿と、懇意にしておくのは、とても賢い判断だった。
王太子になり、国王になる時、妻が聖女だったら箔が付く。
夫婦であるだけで、一国の指導者になれるほど、聖女という肩書はこの国では、大きいからだ。
脳裏でこの二ヶ月の間に友人たちが教えてくれた忠告がよみがえり、リオラは後悔をため息として吐いた。
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