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その43
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「イサク様というのは、相当暴れん坊なようだ。ほら、彼の声が聞こえてこないかね?」
ライド様は耳をすませて、と言った。
「イサク様は私どもの兵士を粉々に粉砕している。彼は内戦を起こそうとしているらしい。まいったね」
「ライド様……一体、なんの話をされているんですか?」
「君のお兄様がいかに勇敢で、そして、いかに危ない橋を渡っているのか、一応知らせておいたほうがいいかと思ってね」
だとしても、ライド様がこれほど冷静でいられることが理解できなかった。
ライド様は耳をすませて、と言った。
「イサク様は私どもの兵士を粉々に粉砕している。彼は内戦を起こそうとしているらしい。まいったね」
「ライド様……一体、なんの話をされているんですか?」
「君のお兄様がいかに勇敢で、そして、いかに危ない橋を渡っているのか、一応知らせておいたほうがいいかと思ってね」
だとしても、ライド様がこれほど冷静でいられることが理解できなかった。
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