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その50

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「もしもし……皆さんはどこからいらっしゃったの?」

私がこのように質問すると、女の子たちはこぞって、私の元へやってきた。

「お姉様!私たちを救って下さいませ!!!」

お姉様……いい響きだった。救えるものなら、救ってあげたいと思った。

でも、私には彼女たちを救う手段を持ち合わせていなかった。

「どうすればいいのかしら?」

「この世界を全部壊してください!!!」

子供のわりに世界の理を理解していて、私は感心した。

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