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婚約破棄
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「アントワープ!!!僕は君のことを真剣に……愛しているんだ!!!」
王子様からプロポーズされて悪いと思う令嬢なんていません。私は、王子様が本当に私のことを愛しているのだと思いました。だから、その求婚を受け入れることにしたのです。
「ああ、なんて素晴らしいのでしょう!!!!私は王子様から婚約されるなんて!!!」
でも、喜んでいるのは束の間でした。
私と王子様が誓いのキスでもしようと思った矢先のこと、新しい令嬢が、王子様の前を横切ったのでした。
「あちらの方は……ああ、なんて美しい方なんだ!!!!決めたぞ、私はあの方と婚約するんだ!!!!」
何ですって?????そんなバカな!!!!
私は、今起きたことが信じられませんでした。だって、今さっき、私のことを愛しているとおっしゃったのに……どうして、急に変わってしまったのでしょうか????
こんなことがあっていいのでしょうか????よくありませんよね。ですから、私は王子様を糾弾しました。
「王子様!!!!どういうことですか??????」
「どういうことって言われても……さっきは確かに君のことを愛していたんだ。それは事実だ。だがね、新しい令嬢を見つけてしまったら、今はそっちの令嬢のことが気になって仕方がないんだ!!!!」
まあ、呆れてしまいました。私はもはや、王子様を許すことができませんでした。
ですが、私に何かできることなんてありませんでした。ですから、このまま黙っているしかなかった……ああ、令嬢と言うのは、なんとも悲しい宿命を背負って生きていかなくてはならないのですね……。
王子様からプロポーズされて悪いと思う令嬢なんていません。私は、王子様が本当に私のことを愛しているのだと思いました。だから、その求婚を受け入れることにしたのです。
「ああ、なんて素晴らしいのでしょう!!!!私は王子様から婚約されるなんて!!!」
でも、喜んでいるのは束の間でした。
私と王子様が誓いのキスでもしようと思った矢先のこと、新しい令嬢が、王子様の前を横切ったのでした。
「あちらの方は……ああ、なんて美しい方なんだ!!!!決めたぞ、私はあの方と婚約するんだ!!!!」
何ですって?????そんなバカな!!!!
私は、今起きたことが信じられませんでした。だって、今さっき、私のことを愛しているとおっしゃったのに……どうして、急に変わってしまったのでしょうか????
こんなことがあっていいのでしょうか????よくありませんよね。ですから、私は王子様を糾弾しました。
「王子様!!!!どういうことですか??????」
「どういうことって言われても……さっきは確かに君のことを愛していたんだ。それは事実だ。だがね、新しい令嬢を見つけてしまったら、今はそっちの令嬢のことが気になって仕方がないんだ!!!!」
まあ、呆れてしまいました。私はもはや、王子様を許すことができませんでした。
ですが、私に何かできることなんてありませんでした。ですから、このまま黙っているしかなかった……ああ、令嬢と言うのは、なんとも悲しい宿命を背負って生きていかなくてはならないのですね……。
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