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パーティー 本番編

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「キャシー様。恐れながら、それは何かの間違いではないでしょうか?」

少女たちの驚きようを見ていると、どうやら相当低い点数らしい。ということは、32点というのは、相当やばいのか?

「それだと、一生婚約できないんじゃないか?」

「そうすると、かなりの親不孝だな……」

点数によって婚約者が決まるなんて、こんな意味不明のシステムを誰が作ったんだろう?

「えーそれでは、ただ今より婚約披露宴を始めさせていただきます……」

会場が一瞬にして静まり返った。照明が全て落とされて、あたり一面真っ暗になった。

「クロイツ様とエミリー様のご入場です。皆様、盛大な拍手をお送りください」

Spotlightが2人に当てられた。周りに合わせて、私も拍手した。それにしても、クロイツ様と言うのは非常に容姿が整っていた。それに引き換え、エミリー様というのは……。

いや、言わないでおこう。貴族たちの文脈から察するに、がり勉女なんだな、きっと。うんうん、そういうことにしておこう。でも、私は一体誰と婚約できるのかしら?
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